エセ料理人の革命的生活   作:岸若まみず

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今日忙しいので後で推敲します


社長やってる会社でイジめられて追放されたから(されてない)、別会社立ち上げてざまぁする 後編

俺は券売機の横に座り込むヤバい見た目の女の前に、今買ったばかりの半ちゃんチャーシュー麺セットの食券をスッと出してみた。

 

右に振れば右に、左に振れば左に、女の頭は食券に合わせてグルグル動く。

 

 

 

「金ねぇのか」

 

「…………」

 

 

 

女は無言で泣きだしてしまった。

 

真っ昼間の秋葉原だぞ、勘弁してくれよマジで……

 

とりあえず女に食券をくれてやり、俺はもう一度同じものを買い直したのだった。

 

 

 

 

 

「バカじゃないのかお前」

 

「バカじゃないよ。あれで勝ってたら万事問題なかったんだ!よ!なんで負けるかなぁ……ほんとやむ」

 

「そんで学費全部突っ込んで学校クビんなる寸前なら世話ねぇや」

 

「うるさいなー!そういう君はどうなのさ!」

 

「俺?中卒」

 

「中卒に説教されたくないよ!」

 

「中卒にラーメン奢ってもらってるお前もたいがいなもんだろ」

 

「うぅ、しょうがないじゃん……お金ないんだから」

 

 

 

そう言って俺の奢りのラーメンをすする女を改めて見ると、意外とルックスは悪くないんだよな。

 

クソ生意気だけど小顔で、髪はぶっ飛んでるけど爆乳で、頭やばそうだけどスレンダーで足も長い。

 

スカウトするのこいつでいっか。

 

エヴァンゲリオンにも青とかピンクの髪のやついたろ、あれ?いないか?どうも記憶が曖昧だ。

 

主人公もたしかこんな感じのうじうじ君じゃなかったか?

 

病院で見抜きする映画の記憶しかないけど、たぶんこんな感じだろ、まぁ違ってもいいか。

 

 

 

「お前、金稼ぎするか?」

 

「えっ!?何急に」

 

「仕事紹介してやろうかっつってんの?」

 

「ええ……仕事ぉ?仕事は……やむ」

 

「つってもお前これからどうすんだよ」

 

「チヤホヤされたい……」

 

「そういう仕事もあるにはある」

 

「ほんと!?僕をすこってくれるの?」

 

「それはお前次第だろ」

 

「うーん、でも仕事かぁ……」

 

「俺のツテなら面接なしでもいい」

 

「面接なし!?やる!」

 

「そんなに面接嫌なのかよ、あとで履歴書は書けよ」

 

 

 

かくしてなんかヤバそうな女を一本釣りした俺は、そのままタクシーで彼女を会社まで連れ帰ったのだった。

 

 

 

 

 

「こいつ拾ってきた」

 

「トイレの芳香剤みたいな髪色なのでしてー」

 

 

 

女の髪は同性の芳乃ちゃんから見ても変な色らしい、俺の美的感覚がおかしくなったんじゃなくて良かった。

 

 

 

「いきなりちっちゃい女の子にディスられてる……やむ」

 

「この子は人事部長だぞ」

 

「部長!?ボクが身長体重かわいさ以外あらゆる要素で負けてる……やむ」

 

「失礼な人なのでしてー社長ーこの子あんまり喋らせないほうがよいでしょうー」

 

「俺もそう思った」

 

「えっ!?社長!?中卒じゃなかったの?」

 

「別に中卒でも社長になれるだろ」

 

「中卒舐めてるのでしてー?」

 

 

 

ついでにディスられた芳乃ちゃんも不満顔だ。

 

 

 

「とりあえずお前Twitterとかに仕事のこと書くなよ。仕事のことは友達にも言うな。社外秘の余計な事まで言いそうだからな」

 

「スマホ売っちゃったし友達もいない……めっちゃやむ!」

 

 

 

な、なかなかギリギリなやつだな……

 

とりあえずその日は芳乃ちゃん他の社員達にギリギリ女の身の回りの事を含め色々と丸投げして、俺はさっさと家に帰ったのだった。

 

 

 

 

 

『新世紀がここにある!

 

超現実(VR)の世界、ロボットのパイロットは君だ!

 

走る!

 

跳ぶ!

 

殴る!

 

蹴る!

 

ビーム!

 

カッター!

 

ゲッタァァァトマホォォォク!!

 

すべてが君の思いのまま!

 

これが真のeSportsだ!!

 

スーパー!!ロボットォォォォ!!合戦ンンンン!!!』

 

 

 

それから1ヶ月後には、もうお茶の間にCMが流れていた。

 

催眠術ではないが、間違いなく超スピードだ。

 

なにか大きな力が働いている気がするが、単純に俺の金の力のような気もする。

 

ちょっと怖いが、進みが早い分には問題ないだろう。

 

CMの画面では白のプラグスーツを着たギリギリ女こと夢見りあむが、ピンクの髪を振り回してかっこよく殺陣を披露している。

 

この時点では世間の反応は冷ややかで、まーた放蕩社長がなんかやってらぁという感じだった。

 

インターネットの評価も散々だ。

 

 

 

『勘太郎を信じろ』

 

『いや今回こそだめだ』

 

『意味がわからん』

 

『ゲハから逃げ続ける無能』

 

 

 

とか言われてた。

 

正直俺もこの反応はしゃーないというか、さもありなんというか……

 

俺も消費者側ならVRでロボット、しかもeSportsってなんじゃそりゃって思ってただろう。

 

だいたい作ってる側の社長ですらどんなものなのかよく分かってないのに、15秒CMやデモ動画で十全に伝わるわけがない。

 

やはりプレイしてもらうには、ゲーム以外の動機が必要だ。

 

サンサーラの工場動かして、()を用意してて良かったぜ。

 

 

 

 

9月末日、アイドルマスター決勝戦が終わってサギゲームスもようやく落ち着いたって頃。

 

全国30ヶ所のゲームセンターで、我が社のフルトラッキングVRゲーム『スーパーロボット合戦』が稼働を始めたのだった。

 

1週間ほどは鳴かず飛ばずの状態だったが、2週目からは筐体に長蛇の列ができた。

 

なぜかって?

 

そりゃ()が効いてきたんだろうよ。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

 

 

東京 32歳 OL プレイヤーネーム『✟Shin✟』

 

 

 

『ロケットパンチ!』

 

「3時方向からロケパ」

 

『迎撃する』

 

 

 

エヴァンゲリオン零号機、通称エヴァ砂のポジトロンライフルが戦場を焼き、敵のULTをキャンセルした。

 

ポジトロンライフルは弾速が遅いから対人ではあまり役に立たないが、敵の飛び道具には有効なアンチになっている。

 

今回のゲームは陣取り合戦ことドミネーションだ。

 

目標地点にはオールマイティーなゲッター1と移動砲台のガンバスターがいるが、もう1人ぐらいいないともたないだろう。

 

今私が乗っているのは格闘性能の高いジプシーデンジャーだ、盾ぐらいにはなるだろうが蜂の巣にされてすぐ終わるかもしれない。

 

それでは駄目なのだ。

 

高得点を狙わなければならない。

 

 

 

「ジプシー、西から回って裏を取る」

 

『マジン了解』

 

『ゲット2了解』

 

『零号了解』

 

『北西にエヴァ、2人いるぞ』

 

『ブゥレスト!ファイヤー!!』

 

『ナイス叫び』

 

『煽んなボケ!』

 

 

 

ダイナミック陣営は技使うときいちいち叫ばなきゃいけないから大変だ。

 

その分性能がいいから上位勢はみんな叫びまくりだけどな。

 

叫び声の大きさである程度威力も上下するっていう謎の仕様だから、恥ずかしがってると勝てないわけだ。

 

私は恥ずかしいのと殴り合いが好きだから機動性と装甲バランスのいいデル・トロ陣営のジプシーデンジャーばっかり使っている。

 

前線目指してビルの谷間をひた走るジプシー。

 

これは現実でも動いて操作するゲームだから、私もリアルで必死で走っている。

 

走ったり飛んだり殴ったり蹴ったり、このゲームを始めてから8キロも痩せて最近腹筋が割れてきた。

 

家にもサンドバッグを買ってしまった。

 

このゲームのガチ勢は格闘技経験者が多いから、多少でも予習復習しないとタイマンになったら勝てないのだ。

 

タイマンで相手に殴り勝つとほんとに楽しい。

 

こないだもタイマンでマジンガーを封殺して、喜びのあまり相手の死体の上でしゃがみまくって煽ってたら遠くからポジトロンライフルで焼き殺されたもの。

 

今日は勝てても煽りはほどほどにしよう。

 

 

 

シュパパパパパパ!と前方のビルの影から弾丸が飛んできて、私の背後の地面に着弾した。

 

潜んでいたエヴァ初号機に先に見つかってしまったようだ。

 

私は意識してジグザグに動きながら、ジプシーの掌に内蔵されたプラズマキャノンを撃ち返す。

 

このプラズマキャノンは照準器がなくて狙いがつけにくいので、あくまで牽制用だ。

 

実際、相手が隠れているビルにも当たらない。

 

敵は手練のようで、ビルの影から銃と手首だけを出してこっちを銃撃してくる。

 

私はすぐ右側にあったロボと同じ高さぐらいのビルに体当たりをして銃撃を避け、ぶっ壊したビルをかき分けて隣の通りへと脱出する。

 

ビルに突っ込んだ衝撃も、体に装着したハーネスがビリビリ振動して伝えてくれる。

 

触覚フィードバックのあるグローブほどじゃないけど、結構リアルな感触だ。

 

そして抜けた道からまた前線に向かって走る。

 

 

 

「チェーンソード」

 

 

 

叫ばない普通の音声入力でジプシーの右腕に蛇腹剣のチェーンソードが展開し、ちょうどこちらの方に顔を出した敵方のエヴァンゲリオン初号機に先攻で斬りかかることに成功。

 

しかしキィィィィン!という音とともに赤いシールドが浮かび上がり、チェーンソードの不意打ちは防がれてしまった。

 

この、1ゲームに1回だけ敵の攻撃に耐えるシールドがエヴァの強みだ。

 

エヴァンゲリオンはその武装の多さもあって、初心者救済機体と言われていた。

 

シールドで一瞬耐えた間に銃からナイフに持ち替えていた相手が、腕をまっすぐ伸ばしたまま突っ込んできた。

 

接近戦のできない雑魚め!

 

右に体をかわして左腕でエヴァの首に組み付き、左脇腹にチェーンソードが突き刺さる。

 

抜いてもう一発突き刺そうとしたところで邪魔が入った。

 

もう一機エヴァがやってきたのだ。

 

近くで潜んでいたらしい赤い弐号機が薙刀を構えて突っ込んで来たので、左腕で抱えていた初号機を投げつけてやった。

 

 

 

「エルボーロケット!!」

 

 

 

音声入力で、ジプシーデンジャーのULT技である肘からジェット噴射を行っての強力パンチが発動する。

 

飛んできた味方に思わず薙刀を引いた弐号機と、死に体の初号に、まとめてエルボーロケットをくわらわせてやった。

 

壱号機は死亡エフェクトを撒き散らしながら消滅し、弐号機は今のでシールドが砕けた。

 

すかさず左のジャブを入れ、左を引きながら右を出してワンツーだ。

 

これは綺麗に決まり、敵は狼狽えて手を前に出して防御することしかできない。

 

初心者っぽいが容赦はしない。

 

顎のラインがガラ空きだ。

 

踏み込みながら右手でショートアッパーを打ち、掴みかかってくる敵をかわして左手でフックを叩き込む。

 

YouTubeで勉強したかいがあった。

 

超気持ちいい!

 

 

 

「チェーンソード!」

 

 

 

再び右腕に出現したソードで敵の手を切り払い、首元に突き刺してトドメをさした。

 

 

 

「イェェェェェェ!!フゥーッ!!」

 

 

 

思わず奇声を上げて敵の死んだ場所でスクワットをしてしまう。

 

んほおおおお!!この煽りだけはやめらんない!

 

 

 

『ゲッタァァァ!!』

 

 

 

ん?

 

 

 

『ビィィィム!!』

 

 

 

 

ビームを撃たれて死んだ。

 

 

 

とはいえその後も前線押し上げに貢献したおかげで得点は無事報酬ラインを超えたようで、試合後にVRヘッドセットを外すと筐体内部のモニターでは抽選が始まっていた。

 

そう、抽選だ。

 

このバカみたいなゲームが大流行してる理由が、この抽選システムにあった。

 

16 VS 16

 

つまり1ゲーム32名のうち上位の7名と、その他ランダムで1名のみがゲーム外で商品を手にできるという仕組みだ。

 

当たりはカード、そしてハズレは()

 

物理的に飴がコロンと落ちてくるのだ。

 

そしてみんなこの飴に用があった。

 

理由は単純、死ぬほど美味いからだ。

 

このゲームの制作会社の社長である高峯勘太郎は料理人だ。

 

そこらの本出してテレビに出てイキってる木っ端料理人とは違う、料理を使って鬼のように儲けてる最強のビジネスマンでもある人なのだ。

 

金持ちは彼の作る料理にいくらだって金を払うし、庶民だって彼の作ったお菓子やラーメンなんかを在庫の限り必死に奪いあっている。

 

そんな彼の作った飴玉、この価値はとうていゲームの1プレイ分ぐらいの料金で贖えるものじゃない。

 

つまりこのゲームをプレイして上位7位に入れば圧倒的にアド。

 

食べてよし、売ってよし、賄賂にしてよしの実弾が手に入るというわけだ。

 

私は白い包みに入ったそれを手にして、さてどうしてやろうかとほくそ笑むのだった。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

 

 

大阪 21歳 学生 プレイヤーネーム『ガンダム』

 

 

 

「アメある?アメないか?アメ買うよ、売るよ」

 

「アメあるよアメ、うちは騙しなし、稼働日からの実績ありだよ」

 

 

 

最近近所のゲームセンターの裏道がやばい雰囲気だ。

 

なんかゲームの景品の飴が人気らしいんだけど、難しいゲームでなかなか取れる人がいないみたいだ。

 

 

 

「今レートは?」

 

「グラム、イチニーゴー、ハーフもあるし、クラックもあるよ」

 

「ハーフください」

 

「ハイ、イチハチゴーね」

 

 

 

うわっ、買ってる人いる……ほんとに飴か?

 

なんかヤバいもの取り扱ってんじゃないのか?

 

でも普通に二千円出して150円お釣り貰ってるしな……

 

売ってる方は怪しさ爆裂だけど、買いに来てる方は普通にスーツだったり学生服だったりして不思議な感じだなぁ。

 

私も一回、そのゲームってのやってみるか?

 

ちょうどゲーム待ちの列があるし並んでみよう。

 

 

 

「もう一発腹にパーンよ、そしたらそのエバのやつ蹲っちゃってさ、後はグチャグチャになるまでタコ殴りよ。バリアなんか意味ねぇって、エバ乗ってるやつ全員カモよ」

 

「あたしマジ中学でボクササイズやってたから、エバだろうがマジンだろうが余裕で殴り殺せるわ」

 

「あ!?ぅちのマジンに勝てると思ってんの!?」

 

「るせぇな!マッチングしたら即やってやんよ、キーキー叫んでるだけの猿ロボットがよ」

 

 

 

なんかめちゃくちゃ貧弱なオタクとクソデブオタクがヤンキーみたいな喋り方でイキり切った会話してるし……やっぱりヤバいゲームなんじゃ……

 

しかしジャージの奴らばっかりだな。

 

待ちながらスクワットしてる奴もいるし、ほんとにどういう層向けのゲームなんだ?

 

 

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

 

 

福岡 27歳 無職 プレイヤーネーム 『メルカリにて出品してます』

 

 

 

ついにこの日が来てしまった。

 

小銭を稼ぐために始めたゲームで、こんなアメリカのeSportsの大会の舞台に立つ日が来るとは。

 

なんで一般人の私がプロのスポーツ選手やプロの格闘家達に混じって戦わなきゃならないのか……

 

日本人には『転売屋!』とか『負けたら低評価つけるぞ!』とか叩かれまくるし。

 

筋肉モリモリの外人には『メルカリ!いい勝負しようぜ!』ってバンバン背中叩かれるし。

 

ほんとろくな目に合わないよぉ……

 

 

 

『それでは登場していただきましょう!日本から来た、世界最初のスーパーロボット合戦アンバサダー……夢見りあむです!翻訳はもちろん、VR U-SA-のスーパーAI、ウサちゃんだぁー!!』

 

『U-SA-です、コンニチワ』

 

『『『U!S!A!U!S!A!』』』

 

『(みんなー!盛り上がってるー!?ていうかぼくもう登場してるのにみんなウサちゃんの話ばっかりしてる……?やむ)』

 

『彼女は、皆さん盛り上がってオマスカ?と言っています』

 

『『『Yeahhhhh!!!』』』

 

『(良かった!通じてた!よ!えー、今日は幸い好天に恵まれまして、えー、まあー、そうだ!盛り上がっていきましょう!!)』

 

『彼女は、今日はお前らの上司に会って来た、ここにいることをチクっておいたぞ、と言っています』

 

『『『HAHAHA!!!』』』

 

 

 

あのAI適当なこと言ってんなぁ……

 

私がスピードラーニングやってなかったらちゃんと訳してると勘違いしちゃうところだよ。

 

 

 

『(このゲームがこんなに海外でも人気になるなんて思ってなかったけど、素直に嬉しいよ!やっぱりゲームは言葉の壁を超えるんだね!)』

 

『彼女は、どこ行っても豆とステーキしか出てこないんだが、この国は来た人間を絶対に筋肉ムキムキにして帰すつもりなのか?と言っています』

 

『『『HAHAHAHA!!!』』』

 

 

 

あーもうめちゃくちゃだよ……

 

地方大会の商品の高峯勘太郎プロデュースのお菓子詰め合わせに釣られたのが間違いだったな……

 

早く日本に帰りたいよ。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

 

 

VRゲームは、俺の手の平を食いちぎって逃げ出したと言ってもいいだろう。

 

なにがなんだかわからないうちに勝手に流行って勝手に売れて、勝手に全世界に羽ばたいていった。

 

いま何月だと思う?

 

2016年の2月だ。

 

まだ稼働から半年経ってないんだぞ。

 

家庭用じゃない、アーケードゲームだぞ?

 

なんで夏休みの宿題みたいなノリで作られたゲームがこんなことになってんだよ。

 

なんで世界大会が行われて、有名人がいっぱい参加して、それが世界中に放映されてんだよ。

 

超スピードすぎて意味がわからない。

 

なにか色々と運が良すぎて謎の力が働いてる気もするが、見当もつかない。

 

とりあえず福利厚生とボーナス増額。

 

それと初期メンバーの鷹富士茄子と依田芳乃ちゃんにもお菓子の差し入れとかをこまめにやっておこう。

 

それぐらいしかやれることない。

 

正直言ってあまりにも謎に好調すぎて、社長は引きました。

 

 

 

池袋博士とか八神さんたちが色々やりたいって言ってきたけど、全部予算の許す限り勝手にやってくれと自動承認マシーンになった。

 

なんか、自分のチート以上に不思議なものに久々に出会った気分だ。

 

世界はまだまだ広いな。

 

 

 

そうやって一線引いてたら、いつの間にかサギゲームスとサンサーラと提携したゲームの開発が始まっていて……

 

奴らに意地悪な条件をつきつけてざまぁする機会を逃したというのは、また別のお話だ。

 

 

 

 

 

おまけ

 

VR U-SA- 対応ソフトラインナップ

 

2015年

 

スーパーロボット合戦

 

 

 

2016年

 

第二次スーパーロボット合戦

 

VR彼氏

 

熱闘VRプロ野球2016

 

VR彼氏 会社編

 

VR彼氏 ビーチリゾート

 

VR彼女

 

VR彼氏 熱海で抱きしめて

 

VR彼氏 ライン戦線血に染めて

 

VR彼氏 帝國歌劇団

 

コズミックウォーフェア

 

VR彼氏 カレーの国のカレ

 

 

 

2017年

 

VRバトル・ロワイアル

 

コズミックウォーフェア2

 

VR彼氏 東京2020

 

VR彼氏 ときめき学園野球部

 

VRサッカープロリーグ

 

SUMO

 

うーさーの魔法書

 

VR彼氏 プロサッカーマネージャーになろう

 

モンスタークラッシュVR

 

 

 

2018年

 

VR彼氏 カレと学ぶ簿記

 

VR彼氏 カレーの国のカレ Masala Edition

 

VR彼氏 ハッピーニューライフ

 

VR枯れし 盆栽編

 

VR彼氏 バツイチ子持ち編

 

VR枯れし 辞世の句

 

ガンダム 連邦VSジオン

 

VR彼氏 ガンダム編

 

VR彼氏 カレと学ぶ料理




鷹富士茄子と依田芳乃がチート社長とタッグ組んだらやばいって話でした。

久々に社長の話が書けて楽しかったです。

家庭用も考えたけどもう5000文字ぐらい増えそうなのでやめました

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