駒王の町の亡霊姫   作:榛猫(筆休め中)

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今回は台詞のみの会になります。


亡霊姫教師復帰です!

幽々子「そういえば私の事って周りにはどう説明しているの?」

 

 

リアス「あぁ、それなら家の諸事情による休職ということになっているわ」

 

 

朱乃「みんな心配なさってましたわ。幽々子先生が急にいなくなってしまったものですから」

 

 

小猫「でも、先生が戻ってきてくれて嬉しいです」

 

 

祐斗「でも、どうします?このままというわけにもいかないでしょう」

 

 

ゼノヴィア「それなのだが、体育祭のハプニングとして戻らせるというのはどうだろう?」

 

 

アーシア「ゼノヴィアさん!」

 

 

リアス「そうね、それがいいかもしれないわね」

 

 

朱乃「あらあら、うふふ♪学園の皆さんの士気も高まりますわね」

 

 

幽々子「じゃあ準備をしておかなくちゃね~♪

そういえば、イッセーちゃんは大丈夫?」

 

 

小猫「……未完成な覇龍の使用によって生命力が大幅に激減しています。普段通りの生活をする分には問題ないのですが、次にまたあの状態になったら確実に命を落とします」

 

 

『『『…………』』』

 

 

祐斗「でも、あそこで幽々子先生が来てくれて助かりました。僕たちではもう成す術がありませんでしたから」

 

 

アーシア「私があんな目に遭ってしまったからイッセーさんは……」

 

 

リアス「アーシアの所為じゃないわ…。悪いのはあの計画を企てたディオドラや禍の団の奴等なのだから」

 

 

幽々子「言われてみれば私、途中から来たから何であんなことになっていたのか知らないのよね~誰か教えてもらえる?」

 

 

祐斗「あ、はい。じゃあ僕g「私が説明します」小猫ちゃん……」

 

 

朱乃「あらあら」

 

 

小猫「事のあらましは私達が夏休みの冥界合宿から

帰って来たところから始まります。

 

人間界に帰ってきた私達は、帰路につこうとしたときでした。

そこに現れたのがアスタロト家の次期当主であるディオドラ・アスタロトだったんです。」

 

 

幽々子「うんうん、それで?」

 

 

小猫「ディオドラはアーシア先輩に言い寄って挙げ句の果てに求婚を申し込んできたんです。

アーシア先輩はその場はなんとか断って家に帰りました。

ですが、ディオドラは諦めておらず、アーシア先輩に高価なものばかりを送ってくるようになりました」

 

 

幽々子「困った人ね~」

 

 

小猫「はい。その行動に私誰が困り果てていると、今度はディオドラが直々にやって来てリアス部長にアーシアのトレードを申し込んで来ました。

部長は勿論その要求を断りました。

それでも諦めようとしないディオドラにイッセー先輩がすかさず止めにはいるとディオドラは笑顔でイッセー先輩を侮辱したんです。

それを聞いたアーシア先輩も流石に怒りました。

それでもディオドラは笑顔のまま言いました。

『次のレーティングゲームで僕は赤龍帝を倒して見せる』

と……」

 

 

幽々子「高らかな宣戦布告というわけね?」

 

 

小猫「そうです……。

そしてレーティングゲーム当日。

私達がゲーム会場に転移するとそこは禍の団に手を加えられた場所でした。

ディオドラは最初からゲームをする気など無かったんです。」

 

 

幽々子「クズもそこに極まれりね」

 

 

小猫「ディオドラはアーシア先輩を拐うと神殿の中へと消えていきました。

私達を迎え撃つのは禍の団の上級悪魔達…。

私達か強行突破を図ろうとした時オーディン様が現れて私達に道を作っていたくれました。私達はその道を通り神殿に乗り込む為に走りました。」

 

 

幽々子「凄い方もいるのね~」

 

 

小猫「私達が乗り込むとアーシア先輩は泣いていました。神殿に向かう途中に邪魔をしに来たフリードからディオドラの事を聞いていた私達はすぐに察しました。

ディオドラはアーシア先輩に全てを話したのだと…。

イッセー先輩がそれを聞き、ディオドラは笑いながらその通りだと話しました。

それを聞いたイッセー先輩は激怒してディオドラを完膚無きまでに叩きのめしてアーシア先輩を助け出しました。」

 

 

幽々子「あの子も強くなったのね~」

 

 

小猫「アーシア先輩を助け出たイッセー先輩を見て私達が帰ろうとした時でした。アーシア先輩が立っていた所に光の柱が立ち上ったんです。

光が収まるとアーシア先輩は居なくなっていました……。

それをした張本人は禍の団の旧魔王派の一人、シャルバ・ベルゼブブでした。シャルバは私達も殺そうとしていました。ですが、イッセー先輩が発動させた覇龍によってあっさりと倒されました。シャルバを倒したイッセー先輩はそれでも止まりませんでした。そこに現れたヴァーリやイリナさんの協力で戻す方法を試してみましたがイッセー先輩は戻りませんでした。私達が諦めかけたときに現れたのが……」

 

 

幽々子「私だったというわけね?」

 

 

小猫「はい、もしあのまま先生が戻ってきてくれなかったら私達はここにいなかったと思います」

 

 

リアス「えぇ、その通りね。私達だけじゃなく冥界全体もただでは済まなかったでしょう……」

 

 

ゼノヴィア「だから幽々子先生には感謝してるんだ」

 

 

幽々子「私はあなた達に会いたかったから来ただけよ。それに、生徒の危機を救うのも教師の役目だものね」

 

 

朱乃「あらあら、うふふ。言われてしまいましたわね」

 

 

アーシア「でも、本当に良かったです」

 

 

祐斗「部長、幽々子先生を復帰させるのでしたら早めの方がいいのでは?もう体育祭は目前な訳ですし」

 

 

リアス「そうね、それじゃあ早速手続きしておきましょうか」

 

 

幽々子「ごめんなさいね忙しいときなのに……」

 

 

リアス「いいのよ、気にしないで…。あなたは私達の恩師なのだから、それじゃあ皆、アレをやるわよ」

 

 

『『『はい!!』』』

 

 

幽々子「……??」

 

 

『『『おかえりなさい!幽々子先生!!』』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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