駒王の町の亡霊姫   作:榛猫(筆休め中)

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はぁい♪前回までのあらすじよ~


おっぱいドラゴンの握手会イベントの為に冥界へとやって来たグレモリー眷属と私……。

そこで、大勢の人達と触れあいおっぱいドラゴンの人気をしるのでした。


姫・教え子鍛えます!

sideギャスパー

 

 

こ、こんにちは…僕、ギャスパー・ヴラディと言いますぅ…。

 

今、僕達は冥界にあるトレーニングフィールドにいるんです。

 

今は僕の他にイッセー先輩、祐斗先輩、それと幽々子先生がいます……。

 

どうして幽々子先生が僕達といるかと言うと、僕が修行に付き合って欲しいってお願いしたんです!

 

だって幽々子母さんは強いし優しいし…それになんだか…暖かいんです……。

 

でも、そのこと(コーチ)をお願いしたら小猫ちゃんが凄い顔で睨んできて怖かったですぅ……。

 

それで皆さん、今何をしているのかというと、幽々子先生相手に模擬戦をしてます。

 

僕は審判…というより、制限時間を知らせる役目で見学中なんです。

 

先輩達の戦いには僕はまだまだ付いていけそうにありません……。

 

あ…イッセー先輩が動き出しました!

 

イッセー先輩が禁手(バランス・ブレイカー)の鎧姿で背中の魔力噴出口から火を噴かしてひらりひらりと舞うように動く幽々子先生へと距離を積めていきます!

 

 

『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!!』

 

倍加して瞬間的なダッシュで瞬時に幽々子先生に肉薄するイッセー先輩。

 

 

「オラァッ」

 

その勢いのまま拳を振り抜きます!

 

早い!あのスピードなら幽々子先生も!

 

けど……。

 

 

「惜しい惜しい♪ほら、こっちよ~イッセーちゃん♪」

 

ひらりと蝶のようにイッセー先輩のパンチを躱わした幽々子先生が楽しげに話します。

 

そんな…あのスピードでも捉えきれないなんて……。

 

次は祐斗先輩が同じく幽々子先生に距離を積めて聖魔剣を振るいます!

 

 

「はあぁぁぁぁああっ!」

 

しかし、幽々子先生は慌てた様子もなく……。

 

 

【ガキィンッ!】

 

何処から出したのであろう刀で聖魔剣を受け止めていました!

 

 

【キィンッ キィンッ キィンッ!】

 

そのまま剣を打ち合う二人。

 

片や高速で動きながら的確に隙を狙う。

 

片やその場から一歩も動かず、踊るように剣撃を防ぐ。

 

凄いです!高速で動き回る祐斗先輩の攻撃を的確に防いでます!

 

どんな風に鍛えたらあそこまでいけるんだろう……。

 

しばらくそうして打ち合った後、祐斗先輩が距離を取りました。

 

その直後にイッセー先輩が背中のブーストを大きく噴かして幽々子先生の懐に入り込んで拳を振りかぶります。

 

あれだけ肉薄していれば!

 

けれど…

 

 

【ズルッ】

 

パンチをしようとしていたイッセー先輩が膝から崩れ落ちます!

 

どうしてイッセー先輩が!?いったい何が…!?

 

そこでタイムアップのベルが鳴り響きます。

 

 

「そ、そこまでですぅ!制限時間がきましたぁ!ス、ストップですよぉぉ!」

 

僕は三人に知らせるためベルを片手に跳び跳ねて終了の合図をするのでした。

 

 

sideout

 

_________________

 

 

 

 

 

side幽々子

 

 

「はーい、ギャーちゃんこれを止めてみて~」

 

 

「は、はいぃ…」

 

模擬戦後、二人の特訓を終えた私はギャーちゃんのコーチをしていましたの。

 

え?二人はどうしたって?二人なら各自で自主訓練をしていますわ。

 

ギャーちゃんはさっきまで相手してあげられなかったからそのお詫びもかねて、人魂に空中で飛び回ってもらってそれを止める練習をしているんです。

 

それにしても、二人とも強くなっていてビックリしちゃったわ~

 

ちょっと前まで弾幕相手に満身創痍になってたのに、スペルカードをものともせずに突っ込んでくるんだもの……。

 

あまり威力のないものを持ってきたのは失敗でしたわね……。

 

祐斗ちゃんも以前よりもスピードが上がっていて見ていて飽きない戦い方だったわね~……。

 

イッセーちゃんは、もう少しテクニックを覚えるべきかもしれないわねぇ……。

 

ちょっと力押しが過ぎる傾向にあるわね……。

 

ギャーちゃんは…今後次第かしらね~

 

これからのこの子達の成長が楽しみだわ~♪

 

妖夢と星蘭は大丈夫かしら…?


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