俺のこんな学校生活も悪くない   作:天然水いろはす

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小町登場です


第3話

「たでーまー」

「おかえり、お兄ちゃん。ご飯にする?小町にする?それともコ・マ・チ?」

何故か同じのが2つあったが答えは決まってる

 

「小町に決まってるだろ。今の八幡的にポイント高い」

決まった。真っ先に妹と答えるなんて千葉の兄妹として当たり前だな。

 

「うへぇ…。即答で妹を選ぶ辺り、小町的にポイント低いよ。お兄ちゃん」

解せぬ

 

「そういえば、今日帰ってくるの遅かったけど何かあった?」

「そのことだけど、ご飯の後でいいか?」

「うん、いいけど。ちゃんと聞かせてね」

 

ご飯を食べ終え今日あったことを小町に話した

 

「……ていうことで、奉仕部に入ることになったんだ」

小町は呆れた顔で俺をみてくる

 

「お兄ちゃん。…なんでそんな作文だしたの?」

 

「いや、アレだよアレ…」

 

「はぁ…。どうせ、お兄ちゃんの事だから書くのが面倒なだけなんだとは思うけど。」

流石、小町。俺のことよくわかってる。

 

「でもね、あの人と関わらないお兄ちゃんが部活に入るなんて小町嬉しいよ。…あ、今の小町的にポイント高い」

 

「(最後のがなければな…)だから、これから少し帰りが遅くなるがいいか?」

 

「りょうかいであります」

敬礼ポーズをとる小町。あざと可愛い。

 

 

次の日の昼休み、何故か平塚先生に呼び出されていた

 

「比企谷、これはいったいどういうことかね?」

 

「はぁ、調理実習のレポートですが。付け加えると、ウェディングケーキの作り方ですけど、何か問題でもありあすか?」

 

「君は、私に恨みでもあるのか?」

 

「いえ、まさか。いくら平塚先生が結婚できないからといって、昨日の仕返しがしたいと思っていませんけど。」

 

「比企谷、全部言っているぞ」

額に青筋を浮かべながら言ってくる

「衝撃のファーストブリット!!」

拳が飛んできたので受け止める

「なっ!?」

まぁ驚くだろ、腹に一撃くらっても何ともなっていないのだから

 

「平塚先生、今のは完全に俺が悪いので何もしないで受け止めましたけど、不意をつかない限りダメですよ。あと、重心が乗っていません。」

今後はやめてください、と付け加えておく

 

「…もう、やめておく。それで君は料理はできるのか?」

 

レポートの内容を読んで、平塚先生は意外そうな顔を向ける。それは心外だ。

 

「ええ、料理と掃除は現代で必須スキルでしょう」

 

「なんだ、一人暮らしにでも憧れているのか?」

 

「いえ、専業主夫を目指す以上そこら辺はしっかりしておかないと」

 

平塚先生は目を瞬かせ、まるで言葉を失ったかのように口を丸く開けていた

 

「君は専業主夫になりたいのか?」

 

「それも将来の選択の1つだと」

 

「そんなドロドロと腐った目で将来を語るな。せめて目をキラキラと輝かせろ…」

 

いやいや、俺が目をキラキラとさせてたら通報されちゃうでしょ。あれ、なんか目から汗が……

 

「あれだな、君が料理できるとは意外だったが、次の依頼には好都合だな…」

ん?

 

「依頼?」

 

「ああ、放課後に一人の生徒がやって来るから雪ノ下に伝えておいてくれ。」

 

「はぁ、分かりました」

どんな依頼だろ…

 




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