妹にポケモングッズプレゼントされて舞い上がってます笑
今回の変更点は僅かなので、飛ばすのも自由です、すみません
というか、スイレンが文字で表現しにくすぎる!
森の中に響く鼻歌に、いくつかの笑い声。今回、サトシ達は森へとキャンプにやってきていた。久しぶりのこの感じに、サトシはウキウキ気分、朝からずっとご機嫌だ。
手慣れた様子でテントを組み立てるサトシと、完成図を見ながら指示を出すマーマネ。ガールズが料理の準備をし、カキは火の用意をする。
カキ達にとっても、保護者がいない中でのキャンプは初めてのこと、ワクワクが止まらないようで、みんなテンションが高めだ。
「よしっ、完成!」
『お見事ロト!』
「さっすがサトシ。手慣れてる〜」
「へへっ、まぁな。テントもいろんなのを使ったことあるし、最初の頃はテントもなくて、そのまま寝袋でってのもあったなぁ」
「えぇ!?よくそれで寝れたね」
「でも、星を眺めながら寝るっていうのも、結構好きだったかな。カキ、そっちはどうだ?」
「ああ、こっちもオッケーだ」
「あと少しでカレーもできるから、ちょっと待っててね」
盛り上がるサトシ達。ポケモン達も自然の中ではしゃぐ中、一人だけなぜか俯いている。この森に来てから、やけに静かなスイレン。いや、いつも他と比べると喋らない方ではあるが、今は特にそうだ。
「スイレン、どうかしたの?」
「ねぇみんな、知ってる?」
「何を?」
そっと顔を上げるスイレン。下から懐中電灯で顔を照らし、見えた表情に、サトシ達は思わず後ずさる。
「この森の、怖〜いお話」
いや、怖いのはお前だろ……的なツッコミをすんでのところで飲み込むサトシ達。ゴクリと喉を鳴らし、スイレンに続きを促す。
「この森に来た人はみんな、何故か気づけば寝てしまうの。そして目覚めると……」
「「「「「め、目覚めると?」」」」」
「〜〜〜〜〜〜〜!?」
突然声にならない悲鳴をあげるスイレンに、サトシ達は声をあげて驚き、飛び上がる。迫真の演技をするスイレンの表情も合わさって、もう完全にホラー映画のワンシーンだ。
「って、痩せちゃうの。ガリガリのガッリガリに」
「も、もー、スイレンってば」
「た、ただの噂だろ?」
どうやらスイレンには語り手としての才能があるようだ。その証拠にマオとリーリエ、マーマネは怯えた表情をしている。カキとサトシも、笑顔ではあるが、引き攣っていることからみて、驚かされたのは間違いない。
その時、彼らの後ろの茂みから、何かが動く音が聞こえた。まさか、噂の?慌てて飛び退くサトシ達。カキにしがみつくマーマネ。サトシにしがみつくガールズ……
明らかにバランスが悪いが、そんなことは気にしていられず、身構えるサトシ達。茂みから姿を現したのは……
「アン!」
「な、なんだイワンコかぁ」
「びっくりしちゃいました」
胸をなでおろすサトシ達。丁度カレーが完成したところだったため、彼らは昼食をとることにした。
少し離れた場所から、彼らを見ている影には気づかずに……
「それにしても、結構な量作ったな」
「あの、ちゃんと考えて人数分のお米を炊こうと思ったのですが……多くやり過ぎてしまって」
「サトシを基準に炊いちゃったみたい。だから、夜もカレーだね」
「ああ、成る程」
「でも、ちゃんとキャンプの本は読んで来ましたので!」
「?もしかしてリーリエ、キャンプ初めてなのか?」
「あの荷物見ればわからなかったの?初心者感すごく出てるでしょ」
「多かったでしょうか?」
「何が入ってるんだ?」
「着替えと、タオルと、パジャマと、ゴールドスプレーと、きずぐすり。あと、予備の着替えと、予備のタオルと、予備のパジャマと、予備のゴールドスプレーと、予備のきずぐすり。それから予備の予備の……」
用意周到なのはいいが、流石に多すぎである。何をそこまで持っていくのか、出発前から疑問に思っていたサトシだったが、これで謎は解けた。
「まぁ、とりあえず!昼食取ったら、目一杯遊ぼう!」
「「「「「おー!」」」」」
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昼食を食べ、元気一杯のサトシ一行。各々が森の中、川辺などで、思い思いの時間を過ごしている。サトシはというと、
「今日こそ負けないからな」
「コウッ!」
「よーい、スタート!」
走り出すサトシとゲッコウガ。カロス地方でも度々特訓として行っていたこのレース。天然の障害物をかわしながら、競争する二人。流石と言わざるを得ないスピードで走るゲッコウガ。しかしそれとほぼ同速で走っているサトシはもう人間的にどうなのだろうか。なんてことを思いながら審判を務めるカキ。
二人が徐々に近づいてくる。かなりのデットヒートレースを繰り広げながら、サトシとゲッコウガはラストスパートをかける。最終的に、カキの前を先に通過したのは……
「勝者、ゲッコウガ!」
「コウッガ」
「はぁはぁはぁ、まぁた負けたぁ〜」
大きく肩で息をしながら座り込むサトシ。疲労困ぱいといった表情を見せているが、呼吸を整えると、すぐさま笑顔になる。
「やっぱり、まだまだお前には勝てないかぁ。けど、次は負けないからな」
「コウ」
「ゲッコウガにあれだけ追い縋れるんだから、もう十分とんでも無いと思うけどな」
カキの手を借りて立ち上がるサトシ。そろそろ集合時間になる。一旦キャンプに戻ることにした二人だったが、着いてみると、まだ誰もいない。
「あれ?みんな、まだ戻ってないのか?」
「みたいだな」
「俺ちょっとその辺見てくる。カキはここで誰か来るかもしれないから、待っててくれ」
「わかった」
ゲッコウガを連れ、サトシはみんなを探しに森へと向かった。
それを見送るカキの背後で何かの気配がした。慌てて振り返るカキは………………
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「コウッ?コウガ!」
「誰かいたのか!?って、ピカチュウ、モクロー!」
森の中へとクラスメートたちを探しに来たサトシとゲッコウガ。最初に見つかったのは、地面に倒れているピカチュウとモクローだった。慌てて駆け寄るサトシ。体を軽く揺すりながら声をかけるサトシ。
「ピカチュウ!モクロー!大丈夫か!?……って、ん?」
耳を近づけるサトシ。よくよく聞いてみると、二体からは規則正しい呼吸音が聞こえる。つまり、これは……
「……寝てるだけ?」
その通りだったようで、すぐに二体は目を覚ました。その時に二体揃ってお腹がなる。余程遊んで疲れたのだろうか。取り敢えず一安心するサトシ。と、またゲッコウガの声がする。また別の誰かを見つけたらしい。
「マーマネ!?」
「あれ……サトシ?僕は……?」
駆けつけてみると、今度はマーマネが持参した椅子からずり落ちた状態で眠っていた。目を覚ましたマーマネもまた腹を鳴らす。本を読んでいただけで、こんなにすぐお腹が空くものだろうか?疑問符を浮かべるサトシ。何かがおかしい……そう気付き始めていた。
ガサリ、と茂みが動く。サトシたちがそちらへ視線を向ける。何かが動いているのが見えた、そう思ったら…………
目を覚ますと、既に夕方みたいだ。ピカチュウとモクローが心配そうに顔を覗き込んでいる。でも、自分の知ってる二体とは明らかに姿が違った。いや、ピカチュウはともかく、あのモクローが、こんなにガリガリなはずがない。
「ピカチュウ……モクロー……あれ?」
なんだか声がおかしい。よく見ると自分の体もかなり痩せている。かなりのカロリーを何者かに持っていかれたようだ。立ち上がろうとしても、体に力が入らない。
「なんだ、これ?」
辺りを見渡すと、マーマネらしき人を助けているゲッコウガが見える。らしき、というのも仕方がない。あのマーマネが、サトシと同じ、いやそれ以上にガリガリになっているのだから。ゲッコウガはもともと痩せていたからか、あまり大きな変化がないが、動きの鈍いところからして、恐らく彼もエネルギーを奪われたのだろう。
「サ、サトシ」
「大丈夫か、マーマネ?」
「お、お腹、空いたぁ」
お腹を鳴らすマーマネ。いや、マーマネだけではなく、サトシ自身のお腹もなった。取り敢えずキャンプへ戻るべく、サトシとゲッコウガはマーマネを支え、キャンプへと向かった。
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キャンプに戻ると、みんな揃っているようだ。そう、みんな、揃って……
「サトシ、マーマネ!二人もですか!?」
何故か無事なリーリエを除いて、他のみんな、ポケモンたちもガリガリだった。ロトムは見た目こそ変わっていないが、エネルギー量がかなり減っているらしい。一体何が起きたのか……
「取り敢えず……リーリエ、ごめん。カレー準備してくれる?」
「あ、はい!」
エネルギー不足で動くことすら困難なため、唯一無事なリーリエに完全に任せきりになってしまうが、状況が状況だけに、リーリエも特に文句はなく、手早く準備をしてくれている。
暫くして準備ができたカレーやポケモンフーズを出されたサトシたちは、ものすごい勢いで食べ始めた。いつもは行儀のいいアママイコやシロン、ゲッコウガまでもが、顔にフーズを付ける勢いで食べている。
「あの、お代わりありますけど……」
「「「「「おかわり!」」」」」
「は、はい!」
驚いているリーリエだったが、完全に配膳係になっている。漸く満腹になるサトシたち。しかし、まだカレーがあることから考えると、果たしてリーリエはどういう基準でサトシを見ていたのかが気になってくる。
「取り敢えず、状況を整理しない?」
「そうだな。何かしら対策を考えとかないと、色々と面倒かもしれないな」
火を囲み、話し合うサトシたち。どうやらみんな、気づいたら眠っていて、気づいたらお腹が空いていたらしい。唯一の例外はリーリエだが、彼女は眠らされるところまでは同じのようだ。
『ボクの予想では、犯人はリーリエロト!』
「ええっ!?わたくしですか!?」
『そもそも、一人だけお腹が空かないことからして怪しいロト』
「リーリエが犯人なわけないでしょ」
『確かめないとわからないロト!』
「まぁまぁ、マオもロトムも落ち着けって。ロトム、俺もマオに賛成。リーリエに俺たちを眠らせることも、お腹を空かせることも、できないと思う」
『で、でも、それじゃあ一体誰が犯人ロト!?』
「本当だったんだ……」
ああでもない、こうでもないとサトシたちが話し合う中、一人黙り込んでいたスイレンがポツリと呟く。何やら嫌な予感がするサトシたちだったが、取り敢えず続きを促して見る。
「な、何が?」
「あの噂……」
「噂って、まさか……」
「そう。この森に伝わる、怖〜い噂」
スイレンのホラー顔パートスリーである。身構えてはいたものの、既に暗くなっていることもあり、昼間よりも断然迫力がある。嫌な汗が背中を流れる。
「た、ただの噂だろ?」
「でも、みんな寝てたし、お腹だって」
「いっぱい遊んだから疲れたんだよ。今日はもう遅いし、そろそろ「ネマシュ?」そうそう、寝ま、シュ?」
文の途中で止まるカキ。突然聞こえた声に、思わずサトシたちの動きも止まる。何やら可愛らしい声がカキの隣から出たような……
みんなの視線がそちらに向いたと思ったら、だんだんと意識が遠のいていく。なんだか小さなきのこと、光る何かが見えたような気が……
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突然顔に水をかけられ、サトシは目を覚ます。目の前にはゲッコウガ。どうやらみずしゅりけんを弾けさせたようだ。
「サンキュー、ゲッコウガ……みんなは?」
辺りを見渡すサトシ。みんな眠ってしまっているようだ。目をこすりながら起き上がるクラスメートたち。と、リーリエ以外のお腹がなる。
「また寝てた……」
「それに、また腹が」
「どうなってるの?」
「コウッ、コウガ!」
みんなが首をかしげる中、ゲッコウガが一箇所を指差す。そこにいたのは、小さな体に大きな目を持つ、きのこにも見えるポケモンだった。
「ネマシュ?」
「このポケモンは?」
『ボクにお任せロト!ネマシュ、はっこうポケモン。くさ・フェアリータイプ。頭から胞子を出し相手を眠らせ、根っこからエネルギーを吸い取る』
「エネルギーを?ってことは、このポケモンが?」
『ネマシュの光る胞子、そしてボクたちのエネルギー消耗。間違いないロト!』
「それなら、わたくしだけお腹が空いていないのも納得できます。わたくし、野生のポケモン避けに、ゴールドスプレーを使ってますから」
状況から見ても、犯人はネマシュで間違いはなさそうだ。だが、何故こんなにエネルギーを集めているのだろうか。
「どうする?」
「いや、どうするったってなぁ」
「俺に任せて。考えがあるから」
「えっ、ちょっと、サトシ!?」
ネマシュに近づくサトシ。怯えているのか、体を震わせるネマシュだったが、威嚇するようにサトシを見る。そんなネマシュに、サトシは優しく笑いかけ、手を差し出した。
「怖がらなくてもいいよ。おいで」
一瞬躊躇った後、ネマシュはサトシの腕を伝い、頭の上に登った。そのまま立ち上がるサトシ。その手にはいつの間に用意したのか、カレーが握られている。
「サ、サトシ?」
「何する気だ?」
「よしっ、いつでもいいぞ」
頭の上からエネルギーを吸収するネマシュ。少しずつサトシがやつれていく。が、すぐ様手に持ったカレーをかき込むサトシ。目の前の光景の意図がわからず、目が点になるマオたち。
「えーと……」
「何してるんだろう」
「あっ、わかった!サトシはネマシュにエネルギーを吸収された時に、カレーを食べることで、そのエネルギーを補充してるんだ!」
普通はそんなすぐにエネルギー変換はされないはずなのだが、サトシを見る限り、無事にその方法は成功しているように見える。目一杯吸収しようとするネマシュに、負けじとカレーを何杯もおかわりするサトシ。激しい攻防は続き、ついにはカレーが全て無くなっていた。
「やるなぁ、ネマシュ」
「ネ、マシュ」
並んで寝転ぶサトシとネマシュ。どちらも満腹になったようで、結果、勝負は引き分け……なのだろうか。しかしその両者とも、とても満足そうな顔をしている。サトシがそっと手を伸ばすと、ネマシュはその根を伸ばし、サトシの指に触れる。顔を見合わせて笑い合う両者は、もうすっかり仲良くなっていた。
「こんな触れ合い方があるのですね」
「いや、まぁ確かに仲良くなってるけど」
「こんな方法、あいつしか思いつかないだろ」
立ち上がるサトシ。その腕に乗り、楽しそうにはしゃいでいるネマシュ。サトシの腕を登り、肩までくると、サトシの頬に頬ずりする。くすぐったそうにサトシは笑った。
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彼らがサトシに懐くネマシュを見ていると、森の方が明るく輝き始めた。まさか人魂!?一瞬身構えるサトシたちだが、よく見て見ると、違ったのだ。
そこにいたのはたくさんのネマシュたちだった。みんなで列になり、どこかへ向かっているようだ。サトシの腕に乗っていたネマシュもそれに気づき、慌てて後を追いかけた。
「どこに向かってるんだろう?」
「さぁ?でも、なんだかワクワクするぜ!」
サトシを先頭に、彼らはネマシュの群れを追って、森の奥へと進む。するとそこには、大きな木、その枝や幹に乗るたくさんのネマシュたちの姿があった。体を発酵させるネマシュたちは、まるで自然のデコレーション、大きな木を明るく照らし、彩っていた。
「綺麗……」
「こんなにたくさんのネマシュが……」
「見てください!」
一体、また一体と、ネマシュの体に変化が起こり始めた。体が大きくなり、手のようなものが形成されていく。
『マシェード、ネマシュの進化形。ネマシュと同じように、根からエネルギーを吸い取る。気に入った相手には、エネルギーを分け与えることもできる』
マシェードへと進化したネマシュたち。その輝きはさらに強くなり、それに呼応するかのように、木にも変化が起こり始める。枝にはどんどん葉が生い茂り、綺麗な花が咲いていく。
『これも、マシェードの力ロト?』
「そっか。この木は、きっとネマシュたちのお気に入りの場所なんだ」
「だからエネルギーが必要だったんだね」
その美しい光景に心奪われるサトシたち。キャンプファイヤーや、焼きマシュマロ、キャンプの醍醐味と呼ばれるイベントこそできなかったけど、今この光景を、みんなで見ることができた。それはきっと、一生の思い出として残る、そんな気がした。
「あら?」
「もしかして、さっきのネマシュ?」
彼らの前に、一体のマシェードが歩み寄ってきた。サトシがかがみこんで手を差し出すと、そっとその指先に触れてきた。間違いなく、さっきのネマシュが進化した姿だ。
「良かったな、木が元気になって。それから、ありがとな、こんな綺麗な光景を見せてくれて。絶対忘れないから」
「マシュ、マシェ〜ド」
指先を触れ合わせたまま、笑顔を交わす二人。と、マシェードの頭のかさが輝き、胞子を発した。突然のことに驚いたものの、すぐさま彼等は夢の世界に誘われた。サトシは、眠りにつく直前に、マシェードがお辞儀をしているのが見えた……
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気がつけば、既に日が昇っていた。昨日のことが嘘だったのかと思うくらいに、辺りは静かだった。周りを見ると、みんなも目を覚まし始めているところのようだった。マシェードの姿はどこにもなく、本当にみんなで夢でも見ていたんじゃないか、そう思った時、マーマネが異変に気付いた。
「あれ?僕お腹空いてない!」
「私も」
「いや、むしろこれは、」
「うん。お腹いっぱい!」
『あれ!?エネルギーが満タンに回復してるロト!』
お腹に手を置いたサトシは、最後に自分が見たマシェードの姿を思い出す。ひょっとしてあれは、感謝を示していたのだろうか。だとすれば、この満腹感は……
「マシェードだ。きっとあいつのおかげだよ」
「マシェードの恩返し……かな?」
顔を見合わせ、笑うサトシたち。なんとも不思議で、なんとも暖かいこの経験は、彼等にとって、大切な思い出となった。
グ〜
と、誰かのお腹が鳴った。みんながキョトンとする中で、慌ててお腹を抑えたのはリーリエだった。どうやらゴールドスプレーの影響で、マシェードも彼女にはエネルギーを分け与えられなかったみたいだ。顔を赤くするリーリエ、それを見て笑顔を浮かべるサトシたち。
「じゃあ、今度はリーリエのご飯を用意するか。昨日はお世話になったし」
「賛成!リーリエ、ちょっと待っててね」
「それじゃあ、キャンプに戻るぞ」
その後、残りのキャンプの時間も充実していたサトシたち。みんなには旅をしている時の感覚が、少しは伝わったみたいだ。旅をして、初めて野宿したときを思い出すサトシ。やはり旅は未知で溢れているのだ。
アローラ地方の他の島たち、それらを巡る時を楽しみにしながら、サトシは仲間たちとともに、今を楽しむのだった。
次回、リーリエ超ヒロイン回ですね
最近のリーリエ、マジでヒロインプッシュされまくりですなぁ
流石ゲーム公式ヒロイン