遅れましたああぁぁぁぁぁぁ!
「で?話を聞こうか?」
私とベルは二人揃って正座をさせられている。正直足がしびれています。はい。
「ボクが家で一人寂しく心配してる時に君達二人はダンジョンでナニをしてたのかなぁ?」
ヘスティア様、ベルにそんな勇気があるとでも?まあ、でも確かに怪我をせずに帰ってくるかと心配してたところ頬を赤く染めている男女が入ってきたらナニかあったのかと思ってしまうのもあるのかもしれない。
でもまあベルは許さない。恥ずかしかったんだぞ。
「いえ、ちょっとベルに人には言えない恥ずかしいことされただけですから。」
「ちょっ、サクヤ!?」
ふん。ベルにも罰を受けてもらう。
私の言葉を聞いてヘスティア様はさらに鬼の形相になる。
「ベルく~ん?どぉいうことだぁい?」
「「ひぃっ!?」」
ヘスティア様、怖い、怖いですよ。確かに私の言い方が悪かったですけど、まあ嘘は言ってないだけなんだけど。確かにあの事は私史上最大の黒歴史だ。だから人には言えない。恥ずかしい。ほら、間違ってない。因みに嘘ではないためヘスティア様も気付いてないのだろう。勘違いはしているだろうが。
「ボクとベルくんの仲だろう?教えてくれよぉ。」
「えっ、えっとその。」
「どぉしたんだぁい。やましいことがなければ言えるよねぇ。」
…なんか、見てて面白いな。私も少し混ざろう。ウサギは孤独で死ぬのだ。いや、私はウサギじゃなかった。
「ベル…。私にあんなことしたのに…。すっごく怖かったんだよ?やめてって言ってもやめてくれなかったし、それに、あ、あんなに強引に…。」
「………………ベルくん?(ニッコォ…)
「ひっ!?さっ、サクヤ!?なに言ってるの!?」
「(ヤバイ。楽しい。)ベル?もう忘れたの?あんなに体を密着させて、ひっ、人前なのに気にせずそのまま続けて、すっごく恥ずかしかったんだよ?」
「さっ、サクヤァァァァァァーーー!?」
「ベルくーーーーーーーーん!?」
ああ、本当にこの人たちは面白い。出来るならこれからもずっと一緒に、
「サクヤくん!詳しく教えてもらおうか!」
「神様っ!?誤解ですからーーー!?」
本当に一緒に生きていきたい。
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私は後悔している。あの子が傷ついているのに。それがわかってたのに、救えなかった。
日に日に増えてく体の痣、ひどくなっていく、生きることを諦めたような死んだ目、それがあの子の特徴だった。
あの子と出会ったのは小学生の頃、偶々同じクラスになった時だった。その頃からすでに何か諦めたかのような雰囲気を纏っていたし、目も沈んでいた。それをみてあの子から離れていくクラスの皆、前の年に同じクラスだったらしい人達のまるでゴミを見るような目、1ヶ月もたてばあの子に話しかける人はいなくなった。
あの子は昼休みに必ず教室から出ていく。当時の私はあの子の行動が気になって追跡した。
あの子が向かっていたのは体育館裏だった。どうしてこんなところに、と思いながらあとを追ってみると、私の目に映ったのはまるでボールの様に蹴り飛ばされているあの子の姿だった。
まあぶっちゃけ最後のは11111992288889です。なにいってるかわからないって?
かんばって解読してください