強襲揚陸艦ネェル・アーガマ、発進!   作:がさ丸

24 / 42
アニメの見すぎで大変。
最近カオスチャイルドにハマりました。

あのカオスさがまたいい。うん。

では、本編へどうぞ。




アーガマとガランシェールが出撃して数分後...

 

「索敵機が敵を発見...!数は...5!」

 

「5?多い...方なのかな?」

 

「多いけど...大したことなさそう!」

 

「どうして~?」

 

「駆逐艦が3、軽巡洋艦が2だから...!」

 

「ふぅん...」

 

「敵を目視出来るまで移動した後、戦闘開始!」

 

「りょーかい!」

 

2人は速度を上げ、単縦陣で進んでいった。

すると、次第に雲行きが怪しくなっていく。

そしてアーガマの額にぽつんと水滴が降ってくる。

 

「...雨?」

 

「宇宙とかじゃ雨なんて無かったしね~...どうなんだろう...?」

 

と、ザァザァと音を立て雨が降り始める。

それと同時に波も高くなり、バランスが崩れる。

 

「うわっ...!?」

 

グラリとアーガマの体が揺れる。

それをガランシェールが受け止める。

 

「大丈夫?」

 

「うん...」

 

すると、レーダーが反応する。

急ぎ前を向くと、紅いオーラを放った異形がいた。

その異形の中心に、宿敵が堂々と鎮座していた。

 

「レウルーラ...!」

 

「久し...ぶり...か?ガランシェールも...」

 

「........」

 

憎しみのこもった目でレウルーラを見る。

だが、レウルーラはなんの反応も返さず、空を見上げる。

 

「戦いに来た...と言えば良いのか...?」

 

「1対1で...?」

 

「そのつもりだ...」

 

そう言って手を上げる。すると、深海棲艦がレウルーラの横にずれる。

 

「ガランシェール...デルタプラスを貸すから...ソイツらの撃破をお願い...それと、出来るだけ離れたところで...」

 

ガランシェールにクロスボウを投げ渡す。

 

「分かったよ...」

 

そしてガランシェールが矢を放つ。

放たれた矢はMSへ変化していき、ガランシェールの肩に降りる。

 

赤いデュアルアイセンサー、灰色を基調にしたカラーリングの機体、『デルタプラス』

Z計画の名残が残っており、Zガンダムと武装が似ている。それと同じように、Zガンダムと同じ動作も可能である。ウェイブライダーに変形可能、大気圏中の飛行も可能。

これは全て、Zガンダムの行ったことである。実際に、リディ・マーセナスはこれをやってみせた。

 

ガランシェールが離れたのを確認すると、レウルーラに視線を戻す。

 

「何の会話もいらないよね?」

 

「あぁ...そうだな...」

 

――いける?

 

『イツデモ大丈夫ダヨ。デモ、ピンチジャナクナイ?』

 

――レウルーラは他の相手とは全然違うから...

 

『分カッタ。オ好キニドウゾ~』

 

――じゃあ...リミッター...解除。

 

瞬間、アーガマの雰囲気がガラリと変わる。

目は赤く光り、先程の深海棲艦と同じ、赤いオーラを放っている。

手に握っていた2連装メガ粒子砲を捨て、肩に代わりの粒子砲を出現させる。

 

「コッチノ方ガヤリヤスイナァ~...」

 

「...お前は...誰だ?」

 

「誰ッテ...アーガマダケド?」

 

「嘘をつけ...分かっている。貴様はアーガマでは...ない」

 

「名乗ルホドノ者デモナイヨッ!」

 

アーガマが急速に近付く。

そのまま蹴りを入れようとしたが、レウルーラはそれを先読みし、受け止めた。

お返しと言わんばかりに盛大な膝蹴りをアーガマにお見舞いする。

 

「ガァッ...!」

 

数m吹き飛ばされる。

 

「クソ...ヤッテクレタネェ...?」

 

「弱い...弱すぎるぞ...アーガマ」

 

「コノママデ...勝テルカナァ...?」

 

「何だと...?」

 

「アーガマニハ悪イケド...使ワセテモラオウ...」

 

「...第2リミッター....カイジョ」

 

――第2リミッターの解除を確認...。フェイズ2へ移行します...――

 

「グ...ぁ...がァ...!」

 

――使イコナセル...カナ...?

 

アーガマが苦しみ始める。

海上に膝を付き、動きを止める。

 

「ふふ...殺してくれといわんばかりだな...アーガマ」

 

レウルーラがアーガマにゆっくりと歩み寄る。

アーガマの機関部から伸びている手に気づかずに....




やってしまった....。
この後の展開が目に浮かぶ...。

感想と評価、お願いします!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。