最近カオスチャイルドにハマりました。
あのカオスさがまたいい。うん。
では、本編へどうぞ。
アーガマとガランシェールが出撃して数分後...
「索敵機が敵を発見...!数は...5!」
「5?多い...方なのかな?」
「多いけど...大したことなさそう!」
「どうして~?」
「駆逐艦が3、軽巡洋艦が2だから...!」
「ふぅん...」
「敵を目視出来るまで移動した後、戦闘開始!」
「りょーかい!」
2人は速度を上げ、単縦陣で進んでいった。
すると、次第に雲行きが怪しくなっていく。
そしてアーガマの額にぽつんと水滴が降ってくる。
「...雨?」
「宇宙とかじゃ雨なんて無かったしね~...どうなんだろう...?」
と、ザァザァと音を立て雨が降り始める。
それと同時に波も高くなり、バランスが崩れる。
「うわっ...!?」
グラリとアーガマの体が揺れる。
それをガランシェールが受け止める。
「大丈夫?」
「うん...」
すると、レーダーが反応する。
急ぎ前を向くと、紅いオーラを放った異形がいた。
その異形の中心に、宿敵が堂々と鎮座していた。
「レウルーラ...!」
「久し...ぶり...か?ガランシェールも...」
「........」
憎しみのこもった目でレウルーラを見る。
だが、レウルーラはなんの反応も返さず、空を見上げる。
「戦いに来た...と言えば良いのか...?」
「1対1で...?」
「そのつもりだ...」
そう言って手を上げる。すると、深海棲艦がレウルーラの横にずれる。
「ガランシェール...デルタプラスを貸すから...ソイツらの撃破をお願い...それと、出来るだけ離れたところで...」
ガランシェールにクロスボウを投げ渡す。
「分かったよ...」
そしてガランシェールが矢を放つ。
放たれた矢はMSへ変化していき、ガランシェールの肩に降りる。
赤いデュアルアイセンサー、灰色を基調にしたカラーリングの機体、『デルタプラス』
Z計画の名残が残っており、Zガンダムと武装が似ている。それと同じように、Zガンダムと同じ動作も可能である。ウェイブライダーに変形可能、大気圏中の飛行も可能。
これは全て、Zガンダムの行ったことである。実際に、リディ・マーセナスはこれをやってみせた。
ガランシェールが離れたのを確認すると、レウルーラに視線を戻す。
「何の会話もいらないよね?」
「あぁ...そうだな...」
――いける?
『イツデモ大丈夫ダヨ。デモ、ピンチジャナクナイ?』
――レウルーラは他の相手とは全然違うから...
『分カッタ。オ好キニドウゾ~』
――じゃあ...リミッター...解除。
瞬間、アーガマの雰囲気がガラリと変わる。
目は赤く光り、先程の深海棲艦と同じ、赤いオーラを放っている。
手に握っていた2連装メガ粒子砲を捨て、肩に代わりの粒子砲を出現させる。
「コッチノ方ガヤリヤスイナァ~...」
「...お前は...誰だ?」
「誰ッテ...アーガマダケド?」
「嘘をつけ...分かっている。貴様はアーガマでは...ない」
「名乗ルホドノ者デモナイヨッ!」
アーガマが急速に近付く。
そのまま蹴りを入れようとしたが、レウルーラはそれを先読みし、受け止めた。
お返しと言わんばかりに盛大な膝蹴りをアーガマにお見舞いする。
「ガァッ...!」
数m吹き飛ばされる。
「クソ...ヤッテクレタネェ...?」
「弱い...弱すぎるぞ...アーガマ」
「コノママデ...勝テルカナァ...?」
「何だと...?」
「アーガマニハ悪イケド...使ワセテモラオウ...」
「...第2リミッター....カイジョ」
――第2リミッターの解除を確認...。フェイズ2へ移行します...――
「グ...ぁ...がァ...!」
――使イコナセル...カナ...?
アーガマが苦しみ始める。
海上に膝を付き、動きを止める。
「ふふ...殺してくれといわんばかりだな...アーガマ」
レウルーラがアーガマにゆっくりと歩み寄る。
アーガマの機関部から伸びている手に気づかずに....
やってしまった....。
この後の展開が目に浮かぶ...。
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