強襲揚陸艦ネェル・アーガマ、発進!   作:がさ丸

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本日2話目です。

会話文がメインになると思います。

視点はガランシェールです


休日-2-

アーガマの脇腹をつついてから数時間....

 

「ガランシェール~♪」

 

「立場が逆転しちゃったよ!?」

 

――こっちのアーガマの方が良いかもしれない~...

 

「もう一回つついてみようかな...」

 

軽くアーガマの脇腹をつつく。

 

「ひぁっ!?」

 

「お~い、アーガマ~?」

 

「なに...?」

 

――おぉ、凄い...こっちが表で、あれが裏?

 

「ねぇ、アーガマ、今までのこと覚えてる?」

 

「え?えっと...ガランシェールの1日抱き枕...だっけ?」

 

「それ以外は~?」

 

「覚えてないよ?」

 

――やっぱりか...多重人格みたいな感じなのかな?

 

「ていっ」

 

「ひゃん!?」

 

――反応を見るのも面白いかも...

 

「ん~♪」

 

アーガマが抱きついてくる。

 

――このまま提督の所まで行ってみよ

 

――――――――――――――――――

 

「提督~」

 

「ん、なに?」

 

「アーガマがね...?」

 

「アーガマがどうかした?」

 

「司令官~♪」

 

ガランシェールの後ろから現れて提督に抱きつき、胸に顔を埋める。

 

「おわ、どうしたの、アーガマ?」

 

「なんでもないです~♪」

 

「酔っぱらってる?」

 

「いや、脇腹つついたらこんな風になっちゃって...」

 

「脇腹?」

 

提督もアーガマの脇腹をつついてみる。

「ひゃん!?」と声を上げ、大人しくなる。

パッと提督から離れ、部屋の隅へ行き、体育座りで俯く。

 

「どうした~?」

 

「なんでもないですよ...はい...大丈夫です」

 

「アーガマ...?」

 

「オットー艦長...もう無理です...」

 

「あれ...これ大丈夫?」

 

「艦長の名前呟いて...うん、危ない気がする」

 

と、アーガマに近寄ろうとした瞬間に、警報がなる。

3人は黙り、放送に耳を傾ける。

 

『鎮守府沖に深海棲艦が出現!出撃可能な艦娘は至急迎撃に向かってください!』

 

「アーガマ、聞いたね?」

 

「はい...!」

 

「提督、私も行くよ!」

 

「ガランシェール...でも武器は...?」

 

「この子達がいるから大丈夫!」

 

そう言って右手を開くと、緑色の紙が2枚現れ、それがジオンのMS、『ギラ・ズール』へ変化する。

 

「これで何とかなるの?」

 

「スキウレとビーム・ガトリングガンがあるから大丈夫でしょ!」

 

「心もとないけど...まぁ、アーガマもついてるし大丈夫かな。よし!じゃあ、出撃ドックから出撃してね!」

 

「了解(りょーかい)!」

 

――――――――――――――――――

 

~出撃ドック~

 

「ねぇ、ガランシェール...」

 

「ん~?」

 

「.......やっぱり何でもない」

 

「え~!気になる!」

 

「鎮守府沖の敵を倒したら教えて上げる!」

 

「今教えて~!!」

 

「いや!さて、強襲揚陸艦ネェル・アーガマ、出撃します!」

 

「待って~!ガランシェール、出るよ!」

 

二人は鎮守府沖に向かった。

沖に向かう途中、鎮守府では新たな放送が入っていた。

 

『敵の深海棲艦は全て深紅のオーラを纏っています!迎撃に向かった艦娘は十分に注意してください!』

 

アーガマとガランシェールは現場について、驚愕することとなる....。




ついにほのぼのも終わってしまった。あーあ。

次回から戦闘回です。よろしくお願いします。(SCP-040-JP風)

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