強襲揚陸艦ネェル・アーガマ、発進!   作:がさ丸

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もうこのまま平和な時が続けばいいのに。
このまま百合百合する展開も良いかもしれない(錯乱)

時間は前回の入渠終わった後です。はい。
最近MSイグルーにハマってしまった。一番好きな回はヅダの回です。
「ヅダはゴーストファイターなどではない!」ってセリフが好き。
あれは自爆じゃないんだ。そう。自爆じゃない。オーバーヒート的なやつなんだ。


相部屋

~執務室~

 

「司令官、蒼龍さんはまだ目を覚まさないんですか?」

 

「ん~...。目は覚めなてないよ、まだね~...」

 

――医務室に見に行ったけど...蒼龍さんは、あの空母から出てきた艦娘だった...不思議なこともあるんだ...

 

『深海棲艦ガ艦娘ニナルネ~...全クモッテ分カラナイ』

 

――貴女にも分からないことあるんですね...

 

『ナニモ、深海棲艦ノ全テヲ知ッテル訳ジャナイシ』

 

――そうですか。

 

「アーガマ~、疲れた~!寝よ~」

 

ガランシェールがアーガマにすりよってくる。

ペットの様な、妹の様な...あんまり良く分からない。

 

「ガランシェール、寝るって言っても...別々の部屋じゃないの?」

 

「あ、それなんだけどさ、アーガマとガランシェールって相部屋でも良くない?」

 

「お、提督、分かってるね!」

 

「でしょ?」

 

ふふん♪と胸をはる提督。

まるで子供の様だ。

 

「ほら、同じ世界から来てるんだから、一緒の方が良いでしょ?」

 

「それが良い!それでいこう!良いでしょ、ね、アーガマ♪」

 

「でも...ガランシェールの寝る場所が...」

 

「アーガマと一緒に!同じベッドで!」

 

――襲われる未来しか見えないけど...

 

「入らないかもしれないし...」

 

「気合いと根性、ジオン魂でなんとかなる!さぁ、行くよ~!」

 

ガシッとアーガマの腕を掴み、ずるずると引きずり、アーガマの自室へ向かう。

 

「し...司令官、助けて下さい...っ!」

 

「明日は出撃の予定は無いからゆっくりしててね~」

 

――スルーされた...!?

 

『信頼サレテルノ?』

 

――た...多分...

 

――――――――――――――――――

~アーガマ自室~

 

アーガマとガランシェールがベッドに腰かけている。

他愛ない話をし、アーガマが睡魔襲われたところで、ベッドに移動したのだ。

アーガマはガランシェールより幼く、就寝時間も普通の子供と近い時間になる。

 

「アーガマ、眠い?寝る?」

 

「ん...だいじょぶ...」

 

ガランシェールデータベース

――[アーガマは眠くなると凄く子供っぽくなる]――

――100%――登録完了――

 

「ほら、寝なきゃ明日起きられないよ?」

 

「んぅ...明日はガランシェールと一緒にいる...」

 

ぎゅっとガランシェールの服の裾を掴む。

ガランシェールの母性本能が刺激される。

 

(なんなの、この可愛い生物は!?)

 

「ん~...明日一緒にいるの?」

 

「うん...」

 

「ほうほう...本人の承諾はとったから明日はずっと一緒にいられる~♪」

 

「......?」

 

「ほら、寝るよ?」

 

コクリとアーガマが頷く。

ガランシェールがアーガマの頭を撫でながらベッドに横になる。

 

「そうだ、アーガマ...お姉ちゃんって呼んでみて~?」

 

「...?ガランシェール...お姉ちゃん...?」

 

「~~~~~っ!」

 

アーガマを思い切り抱き締める。

そして少し匂いを嗅ぎ、頭を撫でてから布団を被る。

 

「さて...明日は何にもないからゆっくりできるね...!それじゃ、おやすみ...♪」

 

「ん...おやすみ...」

 

アーガマとガランシェールはお互いに向き合いながら眠りに落ちていった。




深夜テンションまっしぐら。

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