おかしいところが多々あると思いますが、暖かい目でご覧ください。
※独自設定があります。五月雨の口調も怪しい。
始まる前に1つ。
今回のお話では五月雨と例の大佐に似た口調の方(フロンタ...ゲフンゲフン大佐)が出てきます。
――あれ...わたし...?
『目が覚めたか』
――はいっ!...って、提督じゃ...ない?
『提督?私はそこまで偉くはないさ。階級は大佐だ』
五月雨の目の前に立つ人物。
赤を基調とした衣服をまとっている、顔には仮面を着けていて素顔はわからない。
だが、服の袖が目立つのだけが気になってしまう五月雨であった。
『この服が気になるか?それとも、この仮面か?』
――あ、いえっ!素敵な服だとおもいます!
『そうか、ありがとう。さて、本題に入らせてもらう。君は、五月雨だったか...。謝らなければいけないことがある。すまなかった。私の機体で...あのようなことをしてしまった無礼を許して欲しい』
――あ、あのようなこと?
『簡単に言えば、洗脳』
――せ、洗脳?
『私の機体はジャック機能が備わっている。だが、今回はサイコミュ・ジャックではなかった。サイコシャードを展開してしまった。ユニコーンがいなければ君は、消えていた』
――さいこみゅじゃっく?ユニコーン...?さいこ...しゃーど?
『今は分からなくて良い。いずれ、分かる時が来るはずだ』
――う...はい...。
『そしてもう1つ、君はユニコーンが救ってくれた。私と同じように。だが、君の意識はあの器に存在していない。あの肉体は...ただの脱け殻。君自信ではない』
――器...?肉体...?
『難しいか...簡単に教えられれば良いが、性分でな。難しい話しか出来ないんだ』
――え~っと...わたしの肉体には、わたしがいないって事ですか?
『そう思ってくれて良い。そこで...だ。君は...このまま戻りたいか。それとも、強くなって戻りたいか。どちらだ』
――強くなるか...このままか...?
『そうだ。君の考え次第で、なんとでもなる。だから、ゆっくり考えて欲しい』
――(提督には...今までの姿で会いたい...でも、強くもなりたい...)
『.......』
――記憶ってどうなるんですか...?
『記憶は消えないさ。容姿と武装が変わるだけだ。さぁ、どうする?』
――つよく...なりたい...です!
『承知した。その願い、しかと受け取った。では、君に...託す』
『私が実際に見たわけではないが...ネームシップである艦は何度も見てきた』
『準ホワイトベース級強襲揚陸艦 サラブレッド。この力を託そう』
――ホワイトベース級...?
『私と因縁浅からぬ艦だ。ホワイトベース...。宇宙世紀79年...一年戦争。話を...聞くか?』
――気になるので...!
『そうか...。なら、話そう』
U.C.0079、スペースノイドの独立をを求める集団がいた。後のジオンである。その独立を認めない者たちもいた。
サイド3がジオン公国を名乗り、有視界接近戦闘機動兵器、通称MSをはじめて開発した。それまでの、海での海戦。そこで使用されていた艦載機に代わって、MSが運用され始めた。
宇宙での艦隊戦。一年戦争開戦初頭、ジオン公国は地球連邦に戦力で勝っていた。MSの大量生産、質と数で勝つジオン軍。それに対して連邦軍もMSの開発に着手した。そして、連邦がはじめて開発したMS、「ガンダム」ジオンが地球連邦反抗の象徴としたMSでもある。ジオンからは、「白い悪魔」と呼ばれていた。
ただのMSに変わり無かったが、圧倒的な戦闘力を誇っていた。
それまで攻勢状態にあったジオン軍は、たった1機のMSによって、どんどん劣性に追い込まれていった。
マシンの性能なのか、それとも、パイロットの腕なのか。それは分からない。
誰にも、分からない。
そして、U.C.0079、12月31日。
ジオン公国と地球連邦政府の間に停戦協定が結ばれた。
一年戦争の終結。
だが、この戦争で世界の人口の半分を死に至らしめた。
『あれほどの戦争があったにも関わらず、人類は変わらなかった』
『宇宙世紀93年...あの光を見たときだ』
――光って...虹色のあの光ですか...?
『君も見たはずだ。ここに来る前に』
『しかし、あの可能性が示されても...』
――変わらなかったんですか...?
『あぁ...そうだ。それから3年後、宇宙世紀96年...』
『ラプラスの箱を巡る戦いだ...』
――ラプラスの箱?
『おっと、良いところで時間のようだ』
――時間って...?
『目覚めの時間だ。さぁ、目を開けると良い』
『君が望めば...また会える』
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五月雨が目を開ける。
そこは自分の見慣れた、ドックの天井だった。
毎度雑な終わり方ですみません。
こうするしかなかったんだ。いや違うな...道は他に幾つもあった...それなのに...!
ということで、五月雨提督の方々、すみませんでした。
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