強襲揚陸艦ネェル・アーガマ、発進!   作:がさ丸

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祝(?)第10話!
やったぁ!万歳!

そんな現在、ジェネシスでネオ・ジオングを2機開発出来ました。
ユニコーンとバンシィが...ちっちゃく見えてくる。

艦これでも、相変わらず可愛い春雨。
あ、艦これを知らない人の前で「春雨」とか言うと「食材?」って返ってくるので、お気をつけて下さい。
だけど、提督(艦これユーザー※自分の友達)に「春雨」って言うと「いや、五月雨と夕立だろ」って返ってくる。
やりました。

では、本編へどうぞ!


皆でご飯

「よし!ご飯食べる準備するよ~」

 

「準備って言われても...何をするんですか?」

 

五月雨、夕立、アーガマは提督の執務室で食事をするということで、集まったは良いが、夕立は窓際のソファで寝ている。五月雨はお茶を淹れたり、忙しなく働いている。提督は自分の椅子に座って思い切りくつろいでいる。

 

「ん~...料理作る~?」

 

――それもそうですけど...

 

「どうやって食べるんです?」

 

「床でかな~?」

 

「行儀悪いです!」

 

「う~...だって他食べるところないよ~」

 

「食堂あるんじゃないんですか?」

 

「あ...あ~...食堂は遠いから嫌だ!」

 

「じゃあやっぱりここで食べるんですか?」

 

「あ、そうだ!夕立、五月雨、アーガ...春雨!廊下出てくれる?」

 

「何でですか?」

 

「すぐ終わるから!さぁさぁ!」

 

提督に背中を押され廊下に出される。

五月雨も廊下に押し出される。

夕立は、

 

「むぅ...まだ眠いっぽい~...」

 

「たかが艦娘1人、私が押し出してやる!」

 

ソファにあるクッションと一緒に放り出された。

執務室の扉を閉めると、中から提督と誰かが話しているのが聞こえてきた。

そして、数分後...

 

トントン...ベキッ...アー!!コワレター!?ヤリナオセー!...

 

ガチャっと執務室の扉が開く。

 

「あの...司令官、中で何か音がしてたんですけど...」

 

「え?」

 

「だから、何か音が...」

 

「え?な に ?」

 

――司令官の真顔...怖い...

 

「まぁ良いや。ほら、入って入って~」

 

執務室に入ると、そこには大きめのテーブルがソファの前に設置されていた。

 

――いつの間に作ったんだろ...?もしかして、さっきの...?というか...夕立さんがくっついて動けない...

 

「司令官、お茶淹れますね?」

 

「あ、五月雨ありがと~」

 

「ほら、夕立...姉さん、起きてください。準備しますよ?」

 

「まだ寝るっぽい~...うにゅ...」

 

「し、司令官...、助けてください...五月雨も...!」

 

「春雨姉さん、待ってて下さい...!いま助けます!」

 

と、五月雨が春雨の手を掴んで引っ張る。

 

「よし!アー...春雨、いま助けるからね!」

 

と言って、夕立の腰を掴んで後ろに引っ張る。

 

「痛っ...痛い...ちょっと...痛いです...!」

 

頭にある声が響く。

 

――これ以上は保たない!機体が裂けちまう!

 

――ジンネマン大尉...

 

「うぬぬぬ~!」

 

「夕立、離れて~!撫でてあげるから!」

 

「離れるっぽい!」

 

パッと夕立が離れる。

その弾みで五月雨が後ろに転び、アーガマが五月雨に覆い被さるように倒れる。

 

「へっ?」

 

「ひゃわっ!?」

 

「あ...」

 

「ぽい?」

 

「えっと...その...春雨姉さん...あの...」

 

五月雨の顔が一気に紅くなる。

提督の顔がこれまでにないほど幸福そうだった。

 

「あ...えっと、悪気は無くて...その...」

 

「ア...春雨ぇ...良いよねぇ?私もやって良いよねぇ?」

 

ジリジリとアーガマと五月雨に近づく提督。

その肩をポンポンと誰かに叩かれる。

 

「はい!?」

 

「この宇宙の刻の果てまで、共に行こうか」

 

「......」

 

憲兵が立っていた。

ガシッと提督の肩を掴み、執務室の外へ連れ出す。

扉が閉まり、廊下から声が聞こえる。

 

『奇跡もまた、繰り返す...。やはり貴女にも見えているようだな』

 

『あ...ああ...!』

 

~数分後~

 

「夕立さん、五月雨さん、春雨さん、食事の準備をしましょう」

 

――司令官...人が変わったみたいに...あの人...ただ者じゃないかも...

 

「司令官、じゃ、じゃあ私、厨房で料理作ってきますね♪」

 

「五月雨さん、私も手伝うので、一緒にやりましょう」

 

「私と春雨はここにいるっぽい~」

 

「え、でも...手伝わなきゃ...」

 

「料理は私と五月雨さんでやっておきます。春雨さんは待っていてください」

 

そう言って提督と五月雨は執務室から出ていき、厨房へと向かった。

夕立は相変わらず窓際のソファで寝ている。

 

「出撃で疲れちゃったのかな...眠い...すこし...寝よう...」

 

アーガマは出撃の疲れからきた睡魔に負け、深い眠りに落ちていった。

 

―――――――――――――

 

アーガマが目を開けると宇宙が広がっていた。

 

――あれ...?

 

自分の真下には、生命の星、地球があった。

そして、声が響く。

 

『テザー射出!』

 

バシュッとテザーケーブルが射出される。

 

――あぁ、思い出した...。ガランシェールを宇宙へ上げる時...だったっけ?

 

『目標、予定軌道より低下、テザー接続出来ません』

 

『ぬぅ、何とかならんのか!』

 

『スラスター部にトラブル発生!』

 

『クソッ、地球をもう一周する分の燃料は残ってないぞ!』

 

『ユニコーンで押します!』

 

『小僧!?何をするつもりだ!』

 

――ユニコーンでガランシェールを押して...そっか...

 

『目標、予定軌道に乗りました!』

 

『よし、テザーを繋げ!』

 

ガランシェールとネェル・アーガマの間に1機のMSが入る。

ガランシェールの接続部とアーガマから投げ出されているケーブルを掴み、無理やり繋げようとする。

 

『これ以上は保たない!機体が裂けちまう!』

 

次の瞬間、ユニコーンが虹色の光をサイコフレームから発した。

その光はアーガマとガランシェールを包み、暖かさをあたえる。

 

――あったかい...

 

――そうだね...?

 

――え...?誰...?

 

――私だよ!分からない?ガランシェール!

 

――ガランシェール...?

 

――そうだよ!...って、もう時間みたい。また会おうね!

 

――え、なんで...?それに、また...って...

 

――私もそっちにいるからね!楽しみにしてるよ、アーガマと会うの!

 

――あ...ま、待って...!

 

目の前が強い光に包まれた。

そして、アーガマの意識が覚醒する。

 

―――――――――――――――

 

「待って...!」

 

ガバッと体を起こす。

体を見ると、毛布がかけられている。

 

「あ、春雨姉さん、おはようございます!」

 

「五月雨...さん...あ、いや...五月雨...」

 

「魘されてたけど...大丈夫ですか?」

 

――魘されてた...?あ...ガランシェールの事かな...

 

「大丈夫...何でもないよ」

 

「そうですか、良かったです!あ、ご飯出来てますよ!早く食べましょう!」

 

先程から良い香りがすると思ったら、テーブルの上に沢山の料理が並んでいる。

 

「うん...!食べよう!」

 

そう言ってアーガマは布団から出て、テーブルに向かっていく。

 

――――――――――――

 

~とある小島~

 

「アーガマ...早く会えると良いね...!」

 

緑色の着物を着た少女はニッコリと微笑み、空を見上げる。

その肩にはジオンのMS、ギラ・ズールがビームガトリングガンを構えて立っていた。

 

「今度は...一緒に...戦えるよね?アーガマ...!」

 

――絶対に!




一応頑張ったつもりです。はい。

最後の艦娘は分かるかな?(第二回)

緑色、ギラ・ズール、偽装貨物船。ここまで言えばわかると思います。
それと、途中で出てきた憲兵さん。あの方はきっとニュータイプです。

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