やったぁ!万歳!
そんな現在、ジェネシスでネオ・ジオングを2機開発出来ました。
ユニコーンとバンシィが...ちっちゃく見えてくる。
艦これでも、相変わらず可愛い春雨。
あ、艦これを知らない人の前で「春雨」とか言うと「食材?」って返ってくるので、お気をつけて下さい。
だけど、提督(艦これユーザー※自分の友達)に「春雨」って言うと「いや、五月雨と夕立だろ」って返ってくる。
やりました。
では、本編へどうぞ!
「よし!ご飯食べる準備するよ~」
「準備って言われても...何をするんですか?」
五月雨、夕立、アーガマは提督の執務室で食事をするということで、集まったは良いが、夕立は窓際のソファで寝ている。五月雨はお茶を淹れたり、忙しなく働いている。提督は自分の椅子に座って思い切りくつろいでいる。
「ん~...料理作る~?」
――それもそうですけど...
「どうやって食べるんです?」
「床でかな~?」
「行儀悪いです!」
「う~...だって他食べるところないよ~」
「食堂あるんじゃないんですか?」
「あ...あ~...食堂は遠いから嫌だ!」
「じゃあやっぱりここで食べるんですか?」
「あ、そうだ!夕立、五月雨、アーガ...春雨!廊下出てくれる?」
「何でですか?」
「すぐ終わるから!さぁさぁ!」
提督に背中を押され廊下に出される。
五月雨も廊下に押し出される。
夕立は、
「むぅ...まだ眠いっぽい~...」
「たかが艦娘1人、私が押し出してやる!」
ソファにあるクッションと一緒に放り出された。
執務室の扉を閉めると、中から提督と誰かが話しているのが聞こえてきた。
そして、数分後...
トントン...ベキッ...アー!!コワレター!?ヤリナオセー!...
ガチャっと執務室の扉が開く。
「あの...司令官、中で何か音がしてたんですけど...」
「え?」
「だから、何か音が...」
「え?な に ?」
――司令官の真顔...怖い...
「まぁ良いや。ほら、入って入って~」
執務室に入ると、そこには大きめのテーブルがソファの前に設置されていた。
――いつの間に作ったんだろ...?もしかして、さっきの...?というか...夕立さんがくっついて動けない...
「司令官、お茶淹れますね?」
「あ、五月雨ありがと~」
「ほら、夕立...姉さん、起きてください。準備しますよ?」
「まだ寝るっぽい~...うにゅ...」
「し、司令官...、助けてください...五月雨も...!」
「春雨姉さん、待ってて下さい...!いま助けます!」
と、五月雨が春雨の手を掴んで引っ張る。
「よし!アー...春雨、いま助けるからね!」
と言って、夕立の腰を掴んで後ろに引っ張る。
「痛っ...痛い...ちょっと...痛いです...!」
頭にある声が響く。
――これ以上は保たない!機体が裂けちまう!
――ジンネマン大尉...
「うぬぬぬ~!」
「夕立、離れて~!撫でてあげるから!」
「離れるっぽい!」
パッと夕立が離れる。
その弾みで五月雨が後ろに転び、アーガマが五月雨に覆い被さるように倒れる。
「へっ?」
「ひゃわっ!?」
「あ...」
「ぽい?」
「えっと...その...春雨姉さん...あの...」
五月雨の顔が一気に紅くなる。
提督の顔がこれまでにないほど幸福そうだった。
「あ...えっと、悪気は無くて...その...」
「ア...春雨ぇ...良いよねぇ?私もやって良いよねぇ?」
ジリジリとアーガマと五月雨に近づく提督。
その肩をポンポンと誰かに叩かれる。
「はい!?」
「この宇宙の刻の果てまで、共に行こうか」
「......」
憲兵が立っていた。
ガシッと提督の肩を掴み、執務室の外へ連れ出す。
扉が閉まり、廊下から声が聞こえる。
『奇跡もまた、繰り返す...。やはり貴女にも見えているようだな』
『あ...ああ...!』
~数分後~
「夕立さん、五月雨さん、春雨さん、食事の準備をしましょう」
――司令官...人が変わったみたいに...あの人...ただ者じゃないかも...
「司令官、じゃ、じゃあ私、厨房で料理作ってきますね♪」
「五月雨さん、私も手伝うので、一緒にやりましょう」
「私と春雨はここにいるっぽい~」
「え、でも...手伝わなきゃ...」
「料理は私と五月雨さんでやっておきます。春雨さんは待っていてください」
そう言って提督と五月雨は執務室から出ていき、厨房へと向かった。
夕立は相変わらず窓際のソファで寝ている。
「出撃で疲れちゃったのかな...眠い...すこし...寝よう...」
アーガマは出撃の疲れからきた睡魔に負け、深い眠りに落ちていった。
―――――――――――――
アーガマが目を開けると宇宙が広がっていた。
――あれ...?
自分の真下には、生命の星、地球があった。
そして、声が響く。
『テザー射出!』
バシュッとテザーケーブルが射出される。
――あぁ、思い出した...。ガランシェールを宇宙へ上げる時...だったっけ?
『目標、予定軌道より低下、テザー接続出来ません』
『ぬぅ、何とかならんのか!』
『スラスター部にトラブル発生!』
『クソッ、地球をもう一周する分の燃料は残ってないぞ!』
『ユニコーンで押します!』
『小僧!?何をするつもりだ!』
――ユニコーンでガランシェールを押して...そっか...
『目標、予定軌道に乗りました!』
『よし、テザーを繋げ!』
ガランシェールとネェル・アーガマの間に1機のMSが入る。
ガランシェールの接続部とアーガマから投げ出されているケーブルを掴み、無理やり繋げようとする。
『これ以上は保たない!機体が裂けちまう!』
次の瞬間、ユニコーンが虹色の光をサイコフレームから発した。
その光はアーガマとガランシェールを包み、暖かさをあたえる。
――あったかい...
――そうだね...?
――え...?誰...?
――私だよ!分からない?ガランシェール!
――ガランシェール...?
――そうだよ!...って、もう時間みたい。また会おうね!
――え、なんで...?それに、また...って...
――私もそっちにいるからね!楽しみにしてるよ、アーガマと会うの!
――あ...ま、待って...!
目の前が強い光に包まれた。
そして、アーガマの意識が覚醒する。
―――――――――――――――
「待って...!」
ガバッと体を起こす。
体を見ると、毛布がかけられている。
「あ、春雨姉さん、おはようございます!」
「五月雨...さん...あ、いや...五月雨...」
「魘されてたけど...大丈夫ですか?」
――魘されてた...?あ...ガランシェールの事かな...
「大丈夫...何でもないよ」
「そうですか、良かったです!あ、ご飯出来てますよ!早く食べましょう!」
先程から良い香りがすると思ったら、テーブルの上に沢山の料理が並んでいる。
「うん...!食べよう!」
そう言ってアーガマは布団から出て、テーブルに向かっていく。
――――――――――――
~とある小島~
「アーガマ...早く会えると良いね...!」
緑色の着物を着た少女はニッコリと微笑み、空を見上げる。
その肩にはジオンのMS、ギラ・ズールがビームガトリングガンを構えて立っていた。
「今度は...一緒に...戦えるよね?アーガマ...!」
――絶対に!
一応頑張ったつもりです。はい。
最後の艦娘は分かるかな?(第二回)
緑色、ギラ・ズール、偽装貨物船。ここまで言えばわかると思います。
それと、途中で出てきた憲兵さん。あの方はきっとニュータイプです。
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