「ニグン殿!遠いところをよくぞ訪ねて下さった。」
「こちらこそ先触れも無しに申し訳ない。」
「私とニグン殿の仲ではないですか。ささ、むさ苦しい屋敷で申し訳ないがどうぞ」
まさかのニグンサン来訪!しかも同行者は3人の美少女!神々しい雰囲気の、神官服らしい衣装を纏った清楚系の巫女さん美少女2人と、確信犯的痴女ルックのナイスバディーのお姉さま…ってクレマンティーヌ姐さんじゃないですか!?この組み合わせは想定の範囲外だった。それにしても法国がいったい何の用で?
ニグンサンの話によれば、法国に俺をスカウトしたいとの事だった。しかし元日本人としてカルト系のキ○ガイ国家は勘弁して貰いたいので、こんなこともあろうかと、あらかじめ用意していた弁明を始めた。「帝国にFAするよ!」「法国君とは友達でいよう」というニュアンスで美辞麗句のハッタリをかましたら、なんとか納得してもらえた。
あと巫女さんから、優秀な人類の血を法国に取り入れたい=「あなたと合体したい」と告白されたので、勿論オッケーです!と答えたら、王都で泊まってる宿屋に招待された。フム、日頃の行いが良いとこのような恩恵に与かる事もあるのか。
夜にそなえてまったりしていたら、また来客があった。王国の兵士らしい。アポも無しに訪ねてくるとは無礼な野郎だ。死ねばいいのに。
「我が主ラナー王女より伝言を与かっております。明日の昼食に戦士長を招待したいとの仰せです。レエブン侯も同席し、『私達の将来についての相談』があるとの事ですので、是非お越しください。」
あー、そうきましたか…まあ執務室での銭闘を見ていた様子から、何かのアクションを起こしてくるとは思っていたけど、向こうも必死だな。うんいいよ、オッケーオッケー、昼飯くらいご一緒しますよ~。
~王都、深夜~
スレイン法国の巫女さんとの、背徳感に満ちた「シスターの懺悔を聞く悪徳神官プレイ」を堪能した俺は、屋敷への帰路についていた。ニグンサン曰く、今後も定期的にお願いしたいとのことだ。スレイン法国リーディングサイアー第一席次ガゼフハメハメハ…いい響きだな!
う~~屋敷屋敷、屋敷に帰ろうとのんびり歩いている俺は、王国戦士長をしているごく一般的な男の子。名前はガゼフ・ストロノーフ。そんなわけで屋敷に帰って来たのだ。ふと見ると屋敷の前で、一人の若い女の子が待ち構えていた。ウホッ!いい痴女…そう思っていると、突然その女はマントのホックをはずし始めたのだ…!
「このクレマンティーヌ様が負けるはずがねぇんだよ!」
「ハンデをやろう。私は決して本気を出さない。」
そういえばクレマンティーヌは、性格破綻者のバトルジャンキーだったな。まだ法国を裏切ってはいないはずだが、興味本位の腕試しといったところだろうか?ばっかだなー。クレマンティーヌごときがウルトラスーパーDXガゼフに勝てるわけないだろ…常識的に考えて。スッといってドピュッ!これで終わりだよ(笑)