ボクの決意ができるまで   作:alnas

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どうもみなさんalnasです。
あけましておめでとうございます!
今年もぼちぼち更新してくので、各作品よろしくです。
では、どうぞ。


するべきこと

 今日がボクの戦いだす日だと、なんとなく悟っていた。

 警報を聞いたときから、一度も思考は止まらない。ただ最善に、最大の効率を引き出すために。自分の関係するだろうこの最悪を回避するために。

 管制室のモニターに、二人の少女の姿が浮かぶ。

「ああ、やっと繋がった! もしもし、こちらカルデア管制室だ、聞こえるかい!?」

 叫ぶように反応を求めると、一人の少女が答える。

『こちらAチームメンバー、マシュ・キリエライトです。現在、特異点Fにシフト完了しました。同伴者は立香一名。心身ともに問題ありません』

 ボクの同僚にして、多くのことを話してきた少女。

『レイシフト適応、マスター適応、ともに良好。立香を正式な調査員として登録してください』

 そうか、彼女は無事に……いや、これは個人的な話だね。貴重な時間を感慨にふけって無駄にしてはいけない。話はまたできるじゃないか。まずは、状況確認と説明が先だ。

 立香ちゃんには特に必要かな。

「にしても……やっぱり立香ちゃんもレイシフトに巻き込まれたのか……」

 地下に向かう途中に何事かと思えば、レイシフト開始なんて流れたから、まさかとは思っていたけど。

「でも、コフィンなしでよく意味消失に耐えてくれた。それは素直に嬉しい」

 ボクにとっては、放っておけない子たちだからね。ああ、もちろんこれは口に出したりしないよ。年頃の女の子たちに言うと気持ち悪がられるって言われたばかりだからね!

「それよりもだ。マシュ、キミが無事なのも嬉しいんだけど、その格好はどういうことなんだい!? ハレンチすぎる! ボクはそんな子に育てた覚えはないぞ!?」

『……これは変身したのです。カルデアの制服では先輩を守れなかったので』

 変身、だと……?

「あはは、マシュ、なにを言っているんだい? 変身? 頭でも強く打ったのか? それとも、やっぱりさっきので……」

『――Dr.ロマン。ちょっと黙って。私の状態をチェックしてください。それで状況は理解していただけると思います』

 うん、わかってはいたけど、黙ってと言われるとぐっさり刺さるな。なまじ付き合いの長いだけに余計に痛い。

 とりあえずはチェックからだね。

「キミの身体状況は――お……おお、おおおぉぉおおお!?」

 身体能力、魔力回路、すべてが向上している!? この短期間で? いや、そもそも魔力回路は……まさか……。

「これは人間というより――」

『はい、サーヴァントそのものです』

 ボクが言葉にする前に、マシュ本人が答えた。そのまま、起きたことを話し出す。

『経緯は覚えていませんが、私はサーヴァントと融合したことで一命を取り留めたようです。今回、特異点Fの調査・解決のため、カルデアでは事前にサーヴァントが用意されていました」

 なるほど、だいたいのことは読めた。

 爆破によってマスターを失ったサーヴァント。その一人がマシュに協力してくれたわけか。

「英霊と人間の融合……デミ・サーヴァント。カルデア六つ目の実験……そうか。ようやく成功したのか。では、キミの中に英霊の意識が?」

『いえ、彼は私に戦闘能力を託して消滅しました。最後まで真名を告げずに。ですので、私は自分がどの英霊なのか、自分が手にしたこの武器がどのような宝具なのか、現時点ではまるでわかりません』

「……そうなのか。だがまあ、不幸中の幸いだ。召喚したサーヴァントが協力的とは限らないからね。けど、マシュがサーヴァントになったのなら話は早い。全面的に信頼できる」

 土壇場で裏切ることもないだろう。

 過酷な運命を背負わせることにはなるが、それはそれだ。メンタルのケアくらいならいくらでも請け負おう。本当なら、ボクもそっちに行ければいいんだけど……。

「いまのボクが同行したところで無意味か」

 周りでは、生き残ったわずかな人員が、いまも作業を続けている。ここを放棄してはいけない。繋ぎ止めなくては。ボクができるのは、待つことだけだ。

「立香ちゃん。そちらに無事シフトできたのはキミだけだ。そしてすまない。なにも事情を説明しないままこんなことになってしまった」

 本来なら、多くの説明を受けていただろう。

 こんな危険な状況に放り込まれることもなかっただろう。

「わからないことだらけだと思うが、どうか安心してほしい。キミには既に強力な武器がある。マシュという、人類最強の武器がね」

 だから、せめて明るく努めよう。

 彼女たちの不安が和らぐように。ボクの不安を、悟らせないように。

『……最強というのはどうかと。たぶん、言い過ぎです。後で責められるのは私です』

 くっ、思ったより難しいかもしれないな。でもやらないと!

「まあまあ。サーヴァントはそういうものなんだよって立香ちゃんに理解してもらえればいいんだよ」

 まだ理解できていないのか、わけわからない、という顔をしている立香ちゃん。

 さて、ひとまず、立香ちゃんにマスターとサーヴァントの説明からしていこうかな。

 そういうのは、たぶんボクの仕事だろうから。

『ドクター、通信が乱れています。通信途絶まで、あと十秒』

 おっと、時間を使いすぎたかな。

 ある程度の説明すら終えてないんだけど、マシュからそう促された。

「予備電源に替えたばかりでシバの出力が安定していないのか。仕方ない、説明は後ほど。二人とも、そこから2キロほど移動した先に霊脈の強いポイントがある。なんとかそこまで辿り着いてくれ。そうすればこちらからの通信も安定する。いいかな、くれぐれも無茶な行動は控えるように。こっちもできるかぎり早く電力を――」

 あ、切れた……。

 だいじょうぶかな? ま、まあ仮にもサーヴァントとしての戦力もあるわけだし、ある程度ならどうにかしてしまうんだろうけど。ああ、それでも心配なものは心配だ!

「でもこっちからできることはまだないしなぁ。せめて機器の修理でもしておくか」

 現状、生き残っているスタッフのメンタルケアは必要ないし、そもそも、機器の修理と安定を優先しなければこの先が不安で仕方ないのも事実だ。

「まったく、なにをうろうろしているんだい、ロマニ。そうしているだけ時間の無駄だよ」

 やるべきことすらやれずにいると、呆れたように声がかかる。

「ほら、しっかりしなさい。というより前を見たまえ」

「うげ……」

「大層つまらない反応をありがとう、ロマニ。でもその反応は今後禁止だ。いいね?」

 一方的なことを言い出す女性――いや、ここは彼と呼ぶべきだろう。

 そして反応に関しては許してほしい。ボクは彼の相手が得意ではないのだから。もちろん、嫌っているわけじゃないんだけど……。

「キミが出てくるなんて珍しいね。ちょうどいいから、こっちも手伝ってもらえると助かるんだけど」

「私は私で準備があるからねぇ。やることも多いんだよ? こっちまで来たのは偶然さ。もっとも、偶然来てみれば情けない男がいたものだ」

 それはボクのことかな? などと訊くまでもない。

 確かに、客観的、俯瞰的に見れば、ボクは情けなく、無力な男なのだろう。無論、知っているとも。

「それは悪かったね」

 皮肉でもなく、事実としてあることは受け入れなくてはならない。

「やれやれ。ロマニのその在り方もどうかと思うよ? それとね、心配するのもいいが、彼女たちはそう弱くない」

「どうしてそう言いきれるんだい?」

「まったく……もっと人のことを見ることをお勧めするよ。彼女たちの目をね、チラッと見えたんだけど。あれは強い目だね。現状の理解をしてなくても、どうにかしようと動けるタイプの目だ。キミとは違うけど、彼女たちも止まらないだろうね」

「だからかい?」

「だからさ。わかったら、自分のするべきことを思い出したまえ。そのために、キミは足掻いてもがいて、いまも走り続けているんだろう?」

 こちらの返事も聞かずに、彼はこの場から去っていく。

 言いたいことだけ言い残し、やはりこちらに手は貸さず。見えないところで準備はしていてくれるだろうが、今回は準備の方が大切らしい。

「やるべきこと、か……」

 正直、これまではなにをするべきかなんてまるでわからなかった。

 必要になる可能性のある事柄にはすべて触れてきた。時間の許す限り、すべてを学んできた。人として、一からだ。

「機器の修理、扱い。周りのみんなへの指示……マスターである立香ちゃん、サーヴァントになりたてのマシュのメンタルケア、付近の状況の整理及び説明――」

 息をひとつ吐き出し、心を落ち着ける。昔ではあり得ない行動。いまだからこそできること。

「――よし」

 顔を上げ、辺りを眺めれば、指示を待つ、いまも出した指示通り必死になり作業するみんなの姿が目に映る。

 だいじょうぶ。

 もう一度、自分に言い聞かせる。

 だいじょうぶ。ここにはまだ、みんながいる。現場には、信頼できる同僚が、抱える恐怖すら押し殺してマスターを守っているはずだ。少女たちが頑張っているのを、大人のボクが見ているだけなんて許されない。

 後ろには、イカれているけど頼もしい彼も控えていてくれるはずだ。そのうち、おかしなものでも発明して持って来るのだろう。その相手は、ボクとマシュ、立香ちゃんでなんとかしなければ。

「だから、戻ってきてくれよ」

 培ってきた知識だって、きっとどこかで役に立つはずだ。人との距離感は、まあ……立香ちゃんたちにどうにかしてもらおう。なにごとも適材適所だ。

「みんな、聞いてくれ。これよりボクたちは、残ったマスターである立香、そのサーヴァントたるマシュを最大限バックアップする。これより、しばらくの間はボクがみんなに指示を出し続ける。どうか、彼女たちの力になってくれ」

 いまだ敵の姿は見えないが、それでも――いや、だからこそボクは止まらない。

 やるべきことがわかったいまなら、これまで以上に頑張れる気がするから。

 

 

 

 

 

 不思議だ。

 無事に立香ちゃんとマシュとの通信が開始されてからしばらく経ったが、彼女たちを見ていると、そう思ってしまう。

 この不条理に、悪意に、どうして前を向いて立ち向かえるのだろう。

 震えているのは、モニター越しでもわかる。

 逃げ出したい、わけがわからない。

 純粋な恐怖も、痛みだって味わったはずだ。

「どうして、キミたちは折れないんだい?」

 非日常とは縁遠い、多くを知らない、ただの少女たち。正直に言ってしまえば、二人が逃げ出そうと、諦めようと、ボクたちは誰一人、彼女たちを責められない。

 誰も、文句は言えないんだ。

 一般人だったはずだ。

 戦闘は苦手だったはずだ。

 なのに、彼女たちはいまも前を向き、その瞳は、わずかな希望を探している。

「なぜ……」

 わかっている。

 立香ちゃんとマシュが頑張ってくれなければ、この先がないことは、重々承知している。だからこそ、二人のバックアップを最大限すると決めたのではないか。

 でも、理解できない。

「困難だと知っていて、危険だとわかっていて、なんで歩みが鈍らないんだ?」

 それはボクにはないものだ。

 感じられないものだ。勝てると判断できなければ。危険を回避できると確証を得られなければ。

 すべての不安を拭わないと進めないボクには、決して真似できない。

「キミたちの目には、なにが見えているんだい?」

 初めて、他人の見る世界が気になった。

 これまでは、そんなことを考える余裕がなかったのもあるが――もちろんいまもないけどね!――それ以上に、他人と関わること自体が怖いというのもあった。

 それが、この緊急事態のときに気になる日が来ようとは。

 恵まれているのかいないのか、判断に困るところだね。立香ちゃんとの出会いも、マシュと過ごすことになった日々も。

 すべてを見通すことはできないから、きっと偶然なんだろうけど、彼女たちと事前に知り合えていたことは、ボクにとって幸運だった。

「なにせ、キミは少し楽しそうだからね」

 途中で再会できた所長――オルガと立香ちゃんを守りながら進むデミ・サーヴァントとなった彼女は、緊張状態にありながら、地獄のような光景を目にしながら、僅かばかりの好奇心が見え隠れしている。

「だからマシュ。無事帰ってきて、その冒険をボクに聞かせて欲しい」

 なにを話してくれるのだろう。

 なにも知らなかった、まるで赤子のような彼女は、マスターと冒険をすることでなにを学ぶのだろうか。

 悪意の中。殺意の中。地獄の中。

 人がいるべきでない環境を通してなお、彼女はなんらかを探してくるだろう。見つけてくるのだろう。

「まるで直感スキルでも持ってるみたいだな……」

 ありえない。

 この身はサーヴァントではなく、人間だ。それも、なんの取り柄もない。であるのなら、スキルなぞ使えるものか。これは人らしい関係の築き方の末に得た、人を知る、知っているという事実に基づいた感覚だ。

「Dr.ロマン! 呑気にお茶なんて飲んでないで!」

「失礼な! 飲んでいるのはコーヒーだ! しかも甘いぞ!」

「どちらでもいいです! さっさと作業に戻ってください! いつまでモニターを見てるつもりですか!」

「モニターを見てるのは仕事なんだけど!?」

 手を止めていたのは認めよう。甘ったるいコーヒーを飲んでいたのも認める。でも、今回はサボっていたわけじゃないんだ!

 なんて声を大にして言ったところで、冷ややかな目で見られるんだろうなぁ……。

 所長にも出会い頭に文句言われたし。

 ずいぶんな役じゃないか、ボク。

「これでも精一杯頑張ってるんだけど、みんなボクには厳しいよね」

 出会って間もない立香ちゃんですらきついこと言ってくるからなぁ。年頃の女の子が三人も揃うとついていけない部分が出てくるから恐ろしい。

 にしても、ここまで休まず動いているのが常だとしても、気を張り巡らせての長時間活動は久々だな。

 それこそ、ボクが私として彼と駆け回った頃ですらなかったことだ。

「筋肉痛の心配はないけど、無理してないと気絶しそうだな……なにかいい効率を考えないと。最悪、立香ちゃんたちのナビもシフト制にした方がいいかもしれない。彼女とマシュなら、残っている誰が相手だろうと、変わらず話せるだろうし」

 シフト制になれば、スタッフ一人一人の負担は増えるが、休める時間も大きく変わる。

 いずれは精神的余裕を作り、最善の環境を形作るだろう。

「というわけで、どうですかね所長」

 思いついたことをそのまま話してみると、

『却下よ。この緊急事態に休憩? こっちはいつ襲われるかわかったものじゃないのに!? あなただけサボろうとしても、そうはいかないわ! だいたい――』

 文句の嵐だった。途中から聞いてなかったけど、一通りバカにされ、貶された気がする。

 場の空気を明るくする軽い冗談じゃないですか。

 ここにレフがいてくれれば、ボクも少しは気楽になれたんだが……彼がいないのは――いいや、生存が絶望的なのはよくわかっている。だからこそ、こうして似合わないと思いつつも指揮まで取っているんだ。

 現在生き残っているカルデアの正規スタッフは20名足らず。ボクより上の階級の千生存者はゼロ。

 レフ……キミは管制室でレイシフトの指揮をとっていたね。あの爆発の中ではとても……オルガの機転により、他のマスター適正者は冷凍保存されたまま生かされている。もっとも、状況的には死んでいるも同然だが。

 っと、話がズレそうだ。

 しっかりサポートしてないと、また怒られちゃうね。

「――なに? みんな、聞こえてる!? すぐにそこから逃げるんだ!」

 戦闘後、三人で話し込んでいたが、口を挟まずにはいられなかった。

「まだ反応が残っている! しかも、これは――」

『な――まさか、あれって!?」

 画面の端で、影が揺らめく。

「間違いない。そこにいるのはサーヴァントだ! 戦うな立香ちゃん、マシュ! キミたちがサーヴァントと戦うのはまだ早い!」

『そんなこと言っても逃げられないわよ! マシュ、戦いなさい! 同じサーヴァントよ、なんとかなるでしょう!?』

 バカな! 同じ? そんなはずがない!

 それはボクが一番よく知っているはずだ。なまじ力を授かったばかりのただの少女と、真になるまで上り詰めた存在が同じはずがない!

「マシュ、戦うな!」

『……いいえ、ドクター。私は……最善を尽くします!』

「なっ――…………わかった。立香ちゃん、どうかマシュを支えてあげてくれ。いま彼女に戦う力を、勇気を与えられるのはキミだけなんだ」

『はい!』

 そうだった。

 彼女たちは止まらない。

 強大だとか、経験だとか、関係なしに進むんだった。

 なにが一番よく知っているだ。

「真の英雄なら、この程度の無理は通してこそ。だったね」

 でも、だとしたらやはり、運命は残酷だ。

 彼女はなにも知らない少女だった。無垢で、無知で。ボクでない私が見たのなら、羨ましく思っただろうと考えるほどに、彼女は普通だったんだ。

「なんの因果で、こうなっちゃったのかな」

 けれども、前は向いていよう。

 立香ちゃんが、マシュが示してくれる道を、ボクなりに追っていこう。

 震える少女の背中が。頼りなく揺れるマスターが。

 ボクの知っている限り、その主従の姿は正しくないけれど。英雄も、マスターも半人前がいいところだけれど。

 あの日のボクらとは似ても似つかないとしても。

「救ってくれ。なにもかも、完全に。それでキミたちは英雄だ」

 誰に望まれなくても。

 キミたちが思っていなくても。

 モニターの向こうで続く戦闘は、かろうじてだが、マシュが敵サーヴァントを押し返している。

 必死になり、退けようと。いいや、勝ち抜こうともがいている。

「ボクはキミたちにすべてを賭けた。前を向くと決めた」

 これまでのすべては、このときのためにあったのだと自覚した。無理は通そう。無茶もしよう。この身で出来ることは、補えることは可能にしよう。

 だからどうか、手伝いをさせてくれ。

 煩わしくても。

 うざったくても。

 心配性で、楽観的だとしても。

「ボクの知識が、技術が、少しでも役に立つのなら。立香、マシュ。ボクが――である限り、ボクはキミたちを支援する」

 たとえ、その結末がどこへ向かおうとも。

 モニターには、辛くも勝利を収めたマシュが、マスター立香と並び立っていた。

 




そういえば、年末にマーリンお兄さんが我がカルデアに来てくれました。と思いきや、三蔵ちゃんやニトクリスまで来たので、心臓も頁も歯車も足りなくなりました。おのれ……もう一度狩らせてくれ!
という話は置いておいて、年末特番、やはり声があるといいですね。ロマンを、もっとロマンの出番を!
感想ももらえると嬉しいです。
では、また次回。

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