第3次スーパーロボットα外伝〜仕組まれた滅亡〜   作:リバーサクラモード本格的だよ

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今回、ちょっと忙しく雑気味かもしれません…後に少し修正するかもしれません。


鉄と血と

 

ーPD600年ー

ー火星ー

ーギャラルホルン火星支部ー

ー格納庫ー

ーCGS襲撃の数時間前ー

 

私の名前はアイン・ダルトン…ここ、火星にあるギャラルホルンの一員である。

私は地球に住む士官学校の父がいるが、母は火星出身である。そのために私は数々の人間に親が火星出身であるというだけに迫害にあってきた…

地球には火星出身のものを馬鹿にするという傾向がある…そのせいで私は辛く苦しい経験ばかりしていた…

なぜ自分がこんなにも苦しまなければならないのか?なぜ私に火星出身者の血が流れているだけでこのような仕打ちを受けなければならないのか?

そして私は父からの紹介でギャラルホルンへと入った…だが、そこでも私に対する嫌がらせは凄まじかったか…ここでもか…そんな失望とは裏腹に二人の希望を教えてくれた人がいた…

クランク・ゼント、スタンレー・ハガード

彼らは地球生まれであるかどうかで迫害されるのはおかしい。

”実力によって人は評価されるべきだ。”

そう言ってもらった時、私はうれしかった。

私は孤独に怯えていた…今までほとんど孤独だった…

だが…この二人のおかげで孤独から離れられた。

自分に自信が持てるようになった…

だけど…

 

クランク『どういうことですか!今回の我々の任務はクーデリア・藍那・バーンスタインの奪取が目的であるのにも関わらず、CGS本部の人間全てを壊滅させろというのですか!』クランク二尉は火星支部支局長のコーラル・コンラッドに業を燃やしていた。

 

コーラル『今回の作戦に器官は不満があるのか?簡単な作業だ、ただCGSにいるヴェイガン候補の奴等と宇宙ネズミどもを殲滅するだけだ。奴等はモビルワーカーしか持っていない、モビルスーツを使ってすぐに殲滅させればいいのだ。』

 

クランク『わざわざ殺す必要はありません!単純に奴等に呼びかけるだけでいいのです!我々の力に反抗するような奴等はいないはずです!ヴェイガンならいざ知らず、子どもが沢山いるCGSのメンバーを殺すなど…』

 

コーラル『仕方がない、火星の連中には道理がつうじないのだ。それにもうすぐ監査官殿がトランスバール皇国の使者とともにここに来るのだ。もし、クロノ・ドライブを使われてみろすぐにここまで来てしまうのだ。物事は遡及に片付けねばならんのだ。』クロノ・ドライブ…ああ、よくSF物にあるワープのような瞬間移動のような物か…にしても監査官殿が来るからこのように成果を上げようと必死に…

 

コーラル『ともかく、今回の作戦の指揮はお前の教え子であるオーリス・ステンジャに任せておく、しっかり指示に従うのだ。』

ほらきた、やはりオーリス二尉か…

オーリス二尉はクランク二尉の教え子ではありますが、人を小馬鹿にしたような態度をしています。

少し私がムカッとしていると背後から奇策に話しかけてくれた人がいた。

 

スタンレー『オーリス二尉はコーラル殿と仲が良いからなこういうデカイ軍隊には何かしらの影はある。あまり気にするな……現場で戦うのは俺たちだ…生かすも殺すも俺たちの腕しだいだ。』

スタンレー・ハガード二尉

私より一つ歳上の人で、トランスバール皇国という有名な星の出身でエリートであり、クランク二尉と同じように私の心強い理解者だ。

この人の陽気さと奇策さに私は救われた。

 

コーラル『アインは初陣だ、スタンレー、クランクはサポートを行えよ。』

 

アイン『わかりました。』私はスタンレー二尉の言葉を胸に置き、クランク二尉のことを考えながらCGSに向かった。

 

ー数時間後ー

ーCGS本部ー

グシャッ

 

その音が全てを物語る…スタンレー二尉の友ジャック・シンドーが死んだ…

いや…自分の立場のためにスタンレー二尉を殺したオーリス二尉に殺されたのだ。

クランク二尉の思いは踏みにじられた…

やはり…ギャラルホルンには…正義はないのか!

 

タクト『ジャックー!!く……あのギャラルホルンのモビルスーツの攻撃には気をつけろ…あの奇妙な生物だけを狙え…例え攻撃されても反撃はするな…この命令は絶対だ!!!』向こう側の司令官タクト・マイヤーズが怒鳴った。

さすがというべきか…

普通に考えたらここで怒るのに…

友を殺されたのに感情を押し殺すとは…

 

パドック『……これがこの世界…』

 

ミルフィーユ『タクトさん……』

 

ミント『手柄のために人を殺すとは…』

 

ヴァニラ『また…命が…』

 

ランファ『あんたそれでも友達なの?なんで怒らないのよ!』

 

フォルテ『黙ってな!ランファ!あの姿を見てわかんないのかい!タクトが一番あのモビルスーツのパイロットを殺してやりたいんだよ!それが司令官…それが組織だよ…』

紋章機のパイロット達の声が聞こえてきた…

やはり立場か…手柄か…手柄が全てなのか!

 

ジョウ『よし、マイク!今だっ、あの折紙型の戦艦に飛び移るぞ!』

 

マイク『あ、兄貴〜〜〜ま、まさかビル4階分くらいの高さだぜぇ!』

 

ジョウ『やるしかねぇだろ!CGSにあったモビルスーツやモビルワーカーが全て阿頼耶識が必死な奴しかないじゃなかっただろうが!それならもうあの折紙型戦艦の中で何か探すしかないだろうがぁ!』

 

マイク『わかったよ、せーの!はあっ!』なんと紋章機のアンカーに掴まっていた二人が折紙型の戦艦の上で手を離し上手く着地した。なんて危険な…

 

ジョウ『よし!行くぜマイク!』そして二人の少年は折紙型の戦艦に入っていった。

 

レスター『ん?や、やばいぞ!カンフーファイター!お前のアンカーに掴まっている二人が離れたぞ、奴等あの不思議な戦艦に入っていったぞ…仕方ない。奇妙な生物はどうしている?』

 

ミルフィーユ『は、はい…ギャラルホルンの皆様の攻撃が凄すぎてあの奇妙な生物に近づけませーん。結構な数があの閃光弾のほうに行ったはずなのに〜〜それに銀色の巨人がピンチです!』

我らギャラルホルンは先程別方向に向かった何台かのモビルワーカーを追いかけ、今でもCGSばかり狙っている…奇妙な生物がいるというのに…

 

フォルテ『あれ?CGSの奴等の動きがない…さっきまであんなに応戦していたのに…妙だ。』

?確かにCGSのモビルワーカーたちが撤退している……

何をする気だ。

 

オーリス『はっはっはっ!エンジェル隊は立場上反撃出来やしなかったなぁ…モビルワーカーのみの弱小と攻撃出来ない紋章機では意味ないわぁ!』

 

ガンッ!!

 

ミント『きゃあっ!』オーリス二尉の弾が奇妙な生物を狙っていてノロノロと動いていた紋章機の一体に当たり、紋章機は墜落してしまった!

 

オルガ『あいつ、何やってんだよ、くそぉ!俺が…』CGSで僅かに残っていた紫色の髪をした少年が乗るモビルワーカーが墜落した紋章機の元に向かおうとしたが…別の一台のモビルワーカーが紫色の髪のモビルワーカーを弾き飛ばし、紋章機の前に向かった。

 

ダンジ『オルガさん!俺知ってんだぜ、紋章機のパイロットがいることと…この紋章機はほとんど使えなかったことを…それなのに俺たちのにために来てくれたこの紋章機のパイロットを見捨てられない!俺だってええ!』

 

オルガ『やめろ!俺が行く!』

 

ダンジ『そういうわけにはいきませんよぉ!』

 

モビルワーカーは墜落した紋章機を狙うコーラル二尉の機体の前に立ち塞がった。

 

コーラル『ええい邪魔だぁっ!』

 

ダンジ『うっ…うわあああっ!死ぬっ!』

また一人死んだか…

 

キャアンン!

 

ダンジ『え…』

 

オルガ『死なねぇ…死なせねぇよ…なあ!ミカ!』

なんとCGSから出たモビルスーツがコーラル二尉のコックピットを寸分違わず細長いもので突き刺していた…あれは…あの機体は…

 

三日月『次はどうすればいいオルガ?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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