第3次スーパーロボットα外伝〜仕組まれた滅亡〜 作:リバーサクラモード本格的だよ
更新遅れてしまい、誠に申し訳ありませでした。
実は私インフルエンザによって具合が悪くなり、家を出ることはおろか本棚から本を出すことすら不可能な状態になっていました。
個人的に自分のことを差別的に扱われ、ストレスが溜まっていたために免疫力が低下して病気が悪化し、頭痛に見舞われるなど大変でした。
今でも鼻や喉が酷い状態でマスクをしないと他人に迷惑をかけてしまう状態です。
そのため、完成が遅れてしまいました、番外編のラストです。
それでは、どうぞ!!
ー廃工場ー
はあ…はあ…
城田『ここか、はぁ〜っ。』
廃工場にて囚われていたヤスは鎖に繋がれ…傷だらけであった。
ヤクザ1『おい!お前わかってんだろうなぁ。こいつをどうするかぐらいなあ。』
ヤス『あ、兄貴!俺に構わずやっつけてください!』
ヤクザ2『うるせえんだよ!!ぶっ殺されてぇねのか!』
城田『あ〜どうすれば!!こ、こうなったら…』
僕は頭を下げた。
それで済むならそれがいい…でも、彼らは笑うだけであった。
ヤクザ『うわっはっはっ!!!それで許すと思うのか?お前の部下はお前が頭を下げたくらいで解放するわけないだろう!』
ヤクザの一人がナイフを頭にめがけて振り下ろす!!
ガァン!!!
しかし、ヤスにナイフが刺さらなかった。
どれみ『ふーっ…間に合ったよ…』
工場の上からどれみが呪文を唱えてヤスの周りをガードしていた。
あいこ『危ないなぁ〜どれみちゃん。だけど、次はうちや!』
ヤス『!!うおおおおおおお!』
突如、ヤスの体が盛り上がり敵の手錠を力で破壊した!!
ヤクザ『な、なんだと!!』
ヤス『よっしゃあ!!!兄貴見てくれよ!この力…不思議な力が湧いてきたあああ!!おおおおお!!』
ヤクザ『てめえ!』
ヤス『ふん!』
ヤスが側にいた二人のヤクザをなぐりとばす!!
城田『えええ!ちょ、もうもういいでしょ!』
ヤス『あ、兄貴。わかりました…にしてもこの体一体…』
城田『大丈夫?痛くない?』
はづき『あ、えい!』
はづきは急いでヤスの体を戻した。
どれみ『ふぅ〜あとは、あの施設の子どもたちを救うだけだね!さあて!行こっ!ん?』
どれみはそのまま飛び立とうとした時にあるものが目を奪った。
何かの宝石に見えたどれみはすぐさまそれを拾った。
どれみ『こ、これって…まさかのダイヤ!よおし、どこかに…そうだ!えーい!』
どれみは見習いタップを取り出した不思議な扉の中にその宝石をそのまま投げて扉を閉めた。
ドッカーーーン!!!
その扉の奥では爆発が起きた。
宝石が爆発したのだ!いや、これは宝石ではなくサタンZと呼ばれるナックル星人ファカが仕掛けた爆弾である。
そのことを知らないどれみが乱暴にそれを投げ込んだことにより、サタンZは爆発!!
その扉の中では大爆発が起きたが、そのようなことは誰も気づかない。
ある集団を除いたら…
玉木『あれ?神崎さん。どうしました?そんな風に足を止めてる暇なんて。』
神崎『もう爆弾がこの世界にはない…解除されたみたいだな。』
コブランダー『そうかよ、って?ええええええええええ!』
玉木『私達が走った意味は!探した意味は!』
神崎『いい…体力作りだと思ってくれ。』
コブランダー『はい、そうですねですまされるかああああ!』
爆弾を探していた集団は呆れて山へと向かっていった。
だが、その頃…施設では…
ー児童養護施設ー
職員『おい!そこに並べ!お前たち!』
あの施設の職員は、荷物を整理する前に子どもたちを集めていた。
田土間『お前たちはもう売ることになったからとりあえずみんな死にな。』
子ども『…』
皆、最早感情はなかった。
ただ、死ぬだけなんて簡単だと思っているからだ。
どうせ体に欠損や精神に不安定感があるから皆もう生きることに悔いはないのだろう。
だが…
レスター『そうはさせるか!!』
ナイフを持っていた田土間をレスターが玄関をぶち壊して蹴り飛ばした。
子ども『え?』
レスター『よう、立ち上がれよ。俺も本気で今回ばかりは切れたよ。』
田土間『うるさい!!!き、貴様はなんだ…貴様には関係ないだろ!貴様は不審者にしかならない!!』
関『あたしのボディガードだ!安心できる男だよ!!』
田土間の側にて怒鳴る人物がいた。
どれみの担任の関だ。
田土間『き、貴様は…おい!女教師!!この不審者はお前の連れか!!こんなことしてただで済むと思っているのか!!』
関『じゃかあしい!!私はもう嫌なんだよ…たとえ誰でもあろうと子どもを傷つける奴等を野放しにするようなことはね!あんたみたいなのに屈するか!!』
田土間『こ!こうなったら一条さん!!お願いします!!一条さん!!』
叫んでも叫んでも一条は来ない。
田土間『な、なんで…なんで!』
レスター『来るわけないだろう。な、タクトそっちはどうだ?』
レスターはタクトに通信を送る。
タクト『ああ、大神さんに話しはつけたおいた。一条は逮捕したよ、そしてあんたもな!田土間!!力には力だ!』
田土間『な、大神一郎だと…そんな権力を…』
タクト『残念だったな!お前みたいなのがいることを考えている大神さんはこういう罠に敏感なんだよ!!』
権力を持っていた一条の知り合いをタクトは大神一郎に頼ることにより、逮捕することが出来たのであった。
大神一郎は京極圭吾の事件以来、現場の影響を最小限にすることを考えて、自分に出来ることをしてきたのであった。
それにより、今回のようなことが出来たのだ。
田土間『待て!ガキどものことを考えるなら一番いいのは殺すことだ!!てめえらにはわからねぇだろうがな!こいつらは生きる意味がない。クズだ!邪魔だ!欠損者や精神不安定者は所詮人間の出来損ないだ!私がどれだけこいつらのために殺してきたか…わかるだろ!』
レスター『それはお前がそう思っているだけた!!いいか、確かに不自由しているのは認めよう!!だが、それでも生きてるものもいる。その不条理で差別され、皆と同じことが出来ないものもいるが、一人で生きていられるんだ!』
レスターはトドメに田土間の腹に重い拳を当てた。
レスター『この一撃は…重い拳ではない…想いの拳だ…』
そういってレスターは田土間を地面に倒した。
関『今回はありがとうございました。あなた達になんとお礼を申したら…』
レスター『この件はあなただけではどうしようもなかった。あなたを攻めていない…あなたがよしみを救ったら他の生徒に危機が迫っていたから…だが、これからは相談してほしい。俺たちに出来ることならなんでもする。』
関『ありがとうございます。ところで騒動の発端の一条には息子がいたはずだ…それは…』
レスター『ええ、やっつけておきましたよ。ある人がね…』
そのある人物とは…
鯖島『はあはあ…あいつだけならなんとかなったぜ。』
体が入れ替わったヤクザの鯖島であった。
一条の再婚相手の連れ子にはその施設に入ってもおかしくない瞬という男の子がいた。
その子を鯖島が救ったのだ。
鯖島『大丈夫か、坊主。』
瞬『いやだ!!返して!!ママのところに返してよ!』
連れ子であるからこそ瞬は母を愛した。
だが、瞬の義理の父親は瞬を虐待し、それを施設は一条のことがあることから放置していた。
しかし、彼は鯖島はそれを無視し、大神のことを知らずに瞬を助けたのだ。
彼は瞬のことを知らない。
だが、どれみたちを見て…彼なりに努力したのであった。
鯖島『お前の母親は!離れねぇとわかんねぇんだよ!!』
鯖島は叫んだ!
大声で瞬を怒鳴る。
しかし、彼の心に怒りはない。
だが、瞬は泣く!
受け入れられない現実に泣くことしか出来なかった。
遅れてきたゆき先生はその光景をただ見ていた。
ゆき『鯖島さん……』
ゆき先生は彼らに駆け寄った。
自分が出来ることは少ないと思ったが何もしない。
その頃、どれみたち、タクト、レスター、関たちは合流をはたした。
よしみ『本当に終わったの…』
どれみ『うん、一条のこともコンボイたちが探ってくれてるんだ。だからね、一緒に学校行こ?思い出作ろ?みんな待ってるよ。』
よしみ『でも、私の体は…ボロボロ…』
タクト『そうだった。ヴァニラ、直して。』
よしみの体へと駆け寄ったヴァニラが傷を治した。
彼女のナノマシンによってよしみの体は元に戻った。
この世界の最高の才能を持つ者が治せないものであったとしても彼女のナノマシンはこの世界の医療をはるかに超えていたためこの世界で使うことに抵抗があった。
しかし、彼女のようなもののためと使用した。
よしみ『え、本当に治してくれたんだ…でも、私は…』
問題は心の傷だ。
この傷ばかりはどうしようもない。
よしみちゃんの傷…
関『よしみ…ごめんな。』
関先生はよしみちゃんを抱きしめた。
それはまるで本当の親子のように力強く彼女達は抱きしめ合った。
これが関先生の精一杯の愛情表現なのであろう。
よしみ『なんで…なんでこんなことしてくれるの…』
タクト『先生なりの愛情表現さ…俺もしたいほど君の事を大事にしたいけど…俺だとセクハラだしね…それに、君の事を考える人がいることを知ってほしい。例え、世界に誰も自分を許してくれないと感じても俺たちくらいは信じてほしい。最後の最後の藁で俺たちはありたいんだ。』
よしみ『愛情…掴んでもいいの…私なんかが…いいの…』
どれみ『よしみちゃん…これからもよろしくね。』
あいこ『うちらもな!出来る限り助けるでえ!』
はづき『気を使わないでね。』
よしみ『ありがとう…もう死にたいなんて思わない。思うわけないよ…みんなと会えないなんて思わないから…やっと…いや…ずっといた自分を好きになれる…友達や愛する人を感じる自分を好きになれる…』
よしみは涙目で皆を見渡して必死に声を荒げる。
子どもらしく…女の子らしくなった。
レスター『お前達…吹っ切れたか…』
レスターはそのまま扉を開けてMAHO堂を出るとそこにはある二人の男の背中があった。
レスター(虐待…その言葉が無くなることはないという残酷な事実は残るが…それを変えれる人間は存在している。そう、魔法が叶えたあの二人のように…)
レスターは城田と鯖島を見て笑顔を見せた。
レスター『魔法の奇跡か…』
タクト『いやあ、やっと特別編が終わったよ。それにしても作者は今日、ブイレックスロボを中古で買って電池入れたけど全く反応しなかったんだって、まあ、そんなことより…今後はペースを早めるためにちょつとストーリーが巻きぎみになり、参戦作品も少し増やします。わからない単語等あったらぜひ、質問ください。今後ともこの小説をよろしくお願いします。さて、俺は今からゲームだ。』
レスター『仕事してからにしろ!』