第3次スーパーロボットα外伝〜仕組まれた滅亡〜   作:リバーサクラモード本格的だよ

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大変遅くなりました!
申し訳ありませんでした。
いやぁ色々と大変でして、それでは、コラボ編ラストです!
どうぞ!


コラボ編最終回 その背中に魅せられて…

 

ー99年世界ー

ー廃工場前ー

 

神崎『終わっていたか…』

 

爆発するかに見えたサタンZは既に何者かの手によって解除されており…三人は肩透かしを食らってしまった。

 

玉木『あーあ、折角ここまでやってまさかの爆発しませんでしたとわ…はぁ…』

 

コブランダー『うるせぇよ!でもよぉ…まぁ…それで良かったってことだろ。にしてもあんたはこれからどうするんだ。帰るんだろ?自分がもといた場所によお?』

 

神崎『いや、俺はまだ世界を巡る旅を続けるよ。』

 

玉木『それに意味はあるのですか?わたくしにはよくわかりません。』

 

神崎『…俺もよくはわからないが…ま、そことなくやっていくだけだ。ほらよ。』

 

神崎は上着を脱いで袖ポケットにあったカプセルを5錠玉木に手渡した。

 

玉木『これは?』

 

神崎『このカプセルはただのカプセルじゃない。お前が見たそれぞれの力…それを集めるものだ。』

 

玉木『それぞれの力…ウルトラマンの力ではないのですか!』

 

神崎『確かにそいつにはウルトラの力もあるがちょっと違う。まだ5錠しかないが…そのカプセルは本当に大切な時にしか使えない。お前が持つか始まりの男に渡すか…それじゃあな。』

 

神崎は上着を着ずに玉木とコブランダーの目から消えていった。

 

コブランダー『行ったか…ふぅ…にしてもお前も中々苦労したなあ。』

 

玉木『まぁ…ほとんど私たち何もしなかったのですがね。あなたもいい加減人と仲良くすることも考えたほうがよろしいですわよ。』

 

コブランダー『うるせぇよ!お前ももう少し友達増やせよ。そんな性格だから増えないんだよ。』

 

玉木『そんなこと!!…ないわけではありませんわね…互いに人付き合いが苦手ですわね…』

 

コブランダー『ふんっ!俺も最初は上手くいっていたんだけどよぉ…直さなきゃいけねぇのかな…俺はBロボだけで生きていけるって思っているけどよ…』

 

玉木『わたくしも……じゃあ、わたくしから友達になるのはどうでしょうか?人間全ては無理でもわたくしくらいなら…』

 

コブランダー『………ま、お互い人からあまり好かれない身の上だ、友達くらいならな。ほらよ!』

 

コブランダーは手で握ることのできるグリップを玉木に投げ渡した。

 

コブランダー『そいつが俺の大事なものだ。まあ、とっといてくれや、じゃあな。』

 

コブランダーと玉木は立ち上がり、そのまま自分がいる場所へと戻って行った。

 

玉木(…そういえばどれみさん達…あんな風になっていましたけど…大丈夫でしょうか…)

 

その頃…神崎は児童相談所の横を歩いていた。次の世界に行く前に見ておきたいと思ったからだ。

 

神崎『何かここであったな…だが、問題はなさそうだ。ん?』

 

神崎は児童相談所から出てくる五つの気配を感じ、足を止めた。

 

どれみ『やっとかぁ〜さあて、今日はうちに帰ってね〜よ。何か疲れちゃったよ。』

 

あいこ『あ、そうやどれみちゃん、それどうするんや〜〜』

 

どれみ『ああそっか。もう、どこかにやらないと…もう怒られ疲れたよ。』

 

はづき『私達がそれ持っていてもねぇ〜〜捨ててもねぇ?』

 

どれみ『はぁ…あ!そうだ!!すいませーんそこのお兄さーん!』

 

どれみが神崎に声をかけた。

 

神崎『俺か。』

 

どれみ『すみません、これ捨ててもらってもいいですか、ちょっと…捨てにくいんで。』

 

神崎はどれみから紙を受け取る。

 

神崎『構わない。…そうか、そっちはそっちで大変だったようだな、お疲れ様。』

 

ララ(あれ…あの模様…何処かで…)

 

そういって神崎はどれみたちに背中を向けて歩いていった。

すると、いつの間にか姿を消していた。

パッと消えたように見えたけど、どれみたちは不思議に思わなかった。

最も…ある一人を除いて…

 

どれみ『じゃあねー!あいちゃん、はづきちゃん、マジョリカ!ララ!』

 

そういってマジョリカとララ以外は別れて帰っていった。

自分の家MAHO堂に帰ってきたマジョリカはララに話しをし始めた。

 

マジョリカ『ふう…まさか、あの絵の男に会うとはな…』

 

ララ『絵?この龍の刺青の男の人?そうだったんだ!どうりであの堂々としている姿をしていたと思ったらやっぱり並行世界の人なのね!』

 

マジョリカ『ああ…あの背中…鉄華団の皆も感じたが男の背中だといっとったわい。にしても…今回はあれがなかったからよかったものの…』

 

ララ『あれ?あれって確か…』

 

マジョリカ『そうじゃ、この世界におけるタクトたちとの接触による情報漏れじゃ。前はそれに近いことがあったしな…』

 

ララ『だが、多少のことは知っておくべきであろうがな。あの男の力は魅力的じゃが…あの男は始まりの男とも違う…創る力がある。それを使わせ続けたら…』

 

タクト『この世界が…』

 

オルガ『壊されて…』

 

パドック『人間全てが…』

 

コンボイ『消滅して…』

 

大神『もう復活しない…』

 

神崎『というわけだ…』

 

マジョリカ・ララ『えええええ!!』

 

タクト『まさかよしみちゃんの件を重視しすぎてナックル星人を止められなかったよ。』

 

オルガ『ま、俺たちも大神さんがいなかったらヤバかったぜ。』

 

コンボイ『だが、我々のほうは大変だった。どうしてもあの場合は…この男に…』

 

パドック『にしても、一人でやっちまうとはな。』

 

大神『いや…君以外の二人にも感謝しないとな。』

 

神崎『ああ…それに俺はあの玉木って女に渡したカプセルについても説明しておいた。』

 

ララ『カプセル?』

 

マジョリカ『まさか、クーラーカプセルのことか!』

 

神崎『そうだ。あの玉木って女を試す…あのカプセルがあればなんでも出来る。正し今使えるのはあのカプセル5錠だけだ。カプセルを増やすも減らすもあの女次第だ。』

 

ララ『ようするにチートカプセル!ってことね。』

 

神崎『ただし、さっきも言ったがやはりあの女の態度、行動、言動によるカプセルの増加減少にも気をつけな。あのカプセルを使えば死にかけの人間を治すことも出来る…言いたいことは言ったし、じゃあな。』

 

タクト『俺たちは頼らない…自分たちのやり方で自らの力で戦う。安心しな、マジョリカ。』

 

マジョリカ『そうかい、よかったわ。』

 

ララ『かっこいい…』

 

そのまま神崎は帰っていった。

この後神崎の背中が印象に残ったララがあの飾られている絵の作者だとは…まだ誰も知らなかった…

 


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