第3次スーパーロボットα外伝〜仕組まれた滅亡〜 作:リバーサクラモード本格的だよ
ーPD600年ー
ー火星ー
ー機動戦艦内部ー
俺、タクト・マイヤーズは火星のことにいるあいつのことを副司令のレスターと人事のジャックと話しをしていた。
タクト『ギャラルホルン火星支部…いるかな?あいつは。』
レスター『あいつ?もしかして?ギャラルホルン火星支部にいったスタンレー・ハガードのことか…確かあいつだけだったな…ギャラルホルン行きを決めたのは。』
スタンレー・ハガード…俺やレスター、ジャックと同じく士官学校での同期で仲は良かったが俺たちと違ってギャラルホルン行きを受け入れて火星支部にいるようだ。
多分あいつのことだ。無駄に正義感が強いから少し心配だなぁ…
ジャック『スタンレーか…』ジャックは少しため息を吐いた。
レスター『そういえばスタンレーと一番仲が良かったのはお前だったよな、ジャック。まさかこんな機会に会うことになるとは。』
スタンレーはまあいい立場を与えられていると聞いていたからなぁ…まあ俺たちの士官学校のルフト先生はスタンレーのギャラルホルン行きを喜んでいるか微妙だったけど。
タクト『まあ、あいつなら大丈夫だろう。モビルスーツすら操縦できるし、お!そろそろ火星のCGSに着くぞ、エンジェル隊のみんな、機体の調子はどうだい?』
俺は格納庫にてギャラルホルンから軽い修理と弾薬の補給を受けた紋章機に乗るエンジェル隊に通信をした。
ミルフィーユ『本調子じゃありませんけど、なんとか大丈夫です。』
ランファ『少し機体に不安はあるけど、モビルワーカーぐらいなら楽勝よ!』
フォルテ『ミルフィーユの機体の必殺技ハイパーカノンはエネルギー不足で使えないし、ランファの機体の必殺技アンカークローは機体の整備が完璧じゃない以上多用出来ない、私の機体の必殺技ストライクバーストは問題なく撃てるが仮の補給である以上…撃てて5.6発ぐらいだよ、ギャラルホルンのモビルスーツとパドックの機体ギガアスターに頼るしかなさそうだよ。』
そうだなぁ…さすがのギャラルホルンもロストテクノロジーに関してはそこまで疎いからなぁ…
タクト『兄さん!作戦の肝は兄さんだ!頼むよ!そのギガアスターについてはまだ兄さんからもらった説明書見終わってないけど…その機体にはまだ武器があるよ…えーと…ひいひいじいちゃん…なんだよこれ…』
俺は分厚い説明書の武器ページの一つを見て愕然とした。
パドック『どうした?何か武器でもあったのか?』
タクト『そうだよ…鋼鉄製卒塔婆なんかがあるんだよ!どんだけ趣味が悪いんだよ!ひいひいじいちゃんのことだと考えれば普通なんだろうけどさぁ。』
ジャック『変わり者であることはお前のひいひいじいさんであると考えればおかしくはない。』
レスター『同感だな。』
たく、さっきまでスタンレーの話しばかりだったのに…パドック兄さんったら…ん、見えてきたぞ!あ、あれは奇妙な生物がいる…
そこにいたのは奇妙な生物、折り紙の鶴のような赤い戦艦、銀色の巨人、ギャラルホルンのモビルワーカーとモビルスーツ、CGSのモビルスーツ、そして二機の紋章機であった。
ミルフィーユ『な、なんですか、あの気持ち悪い生物は!触手がウニョ〜って生えていてあの変なデコボコ頭は?』
ランファ『あんな気色悪いのと戦っている銀色の巨人がいるじゃない?あれも敵なの?』
フォルテ『何はともあれまずはミントとヴァニラを助けるよ。そこにいっぱいいるギャラルホルンのモビルスーツとモビルワーカーにあの赤い戦艦は無視して構わないんだね。』
レスター『ああ…ともかくまずは言われていた脱走者を見つけ出し、CGSにいるだろう紋章機を探しだすのが目的だ。極力戦闘は行わないように、とりあえずあの奇妙な生物と銀色の巨人には…』
ジャック『僕が話しかけてみるよ、何かしておかないと後悔する気がするんだ。』そうだな…
1 行ってこいよ!
2 危険だ!
タクト『行ってこいよ!どうせ俺が危険だ!と答えたとしても無駄なんだからな、気をつけろよ。』
俺の返事を聞いたジャックは備えつけの脱出用機体に乗り込み銀色の巨人に向かっていった。
レスター『よし!俺たちはまず紋章機のパイロットに呼びかける。こちら、トランスバール皇国火星調査隊、エンジェル隊聞こえるか!』レスターはフォルテから教えてもらった回線で戦っていた二人の紋章機のパイロットに話しかけていた。通信機が壊れていなければ通じると思うんだけど…
ヴァニラ『こちらエンジェル隊…ヴァニラ・Hです。』
よし、繋がった!
俺はレスターと代わり呼びかけを行った。
タクト『こちらトランスバール皇国火星調査隊タクト・マイヤーズ大佐、その紋章機に乗り込んでいるのはミント・ブラマンシュにヴァニラ・Hかな?』
ミント『はい、こちらエンジェル隊…あなたはクーデターを避けられたんですわね。ミント・ブラマンシュです。』
ヴァニラ『救援を求めます…こちらの紋章機はエネルギーが最早底をつき、いつ墜落したとしてもおかしくありません。』
見た限りは大丈夫そうには見えるけど若干ふらついているなあ…ん?あれ、なんか二人の機体になんかあるような…あ!
タクト『あ、ああーっ!ちょ、ちょっと通信兵!ミントの機体の左側のブースターの部分とヴァニラの機体の右側の接続部を拡大してみてくれない!』あれは多分…
レスター『どうした?何か気になることでもあったのか?』
タクト『よく見てみろよ…ほら、人がへばりついてやがるぜ。』
ミントとヴァニラの機体には二人の少年が張り付いていた。ミントのほうにいるのは脱走者のジョウ・マヤだな…
もう一人は誰だ?CGSの少年兵か?それともたんなるゴロつきか?どうしようかな…
1 振り落としてやれ!
2 こちらで保護する。
3 ギャラルホルンに任せようかな?
4 ジャック頼んだぞ!
タクト『ジャック頼んだぞ!おい!そこのガキども聞こえているか!こちらから戦闘機を回収に回す。あまりふざけていたら落としちゃうよ?いいかい?』俺は通信兵に頼んでスピーカーを用意してもらい呼びかけた。
ジョウ『バレちまったか…』仕方ないなあ、俺と側にいたマイクは飛んできた戦闘機へと飛び移った。
マイク『ご、ごめんなさい…なんとか見逃してくれないかなあ。』
なんとかジャックの機体の上にちゃんと乗ってくれているな。
ジョウ『無駄だぜ、やめとけよ。どうせ俺たちのことをヴェイガンだと思っている連中だぜ、無駄だ無駄。』
酷いこというなあ…でもなんか悪いことする少年には見えないし…
フォルテ『ん、やばい!ジャックそこから離れな!触手がきてる!』奇妙な生命体が銀色の巨人を倒し、その隙にジャックを狙ってきた!
ジャック『しまった!ランファちゃん!アンカークローを使って受け取れってくれぇ!』
ジャックは戦闘機に乗せていた二人をミルフィーユのほうに飛ばし、ジャックは機体のエンジンを破壊されてしまった。
ランファ『アンカークロー!掴まりなさい!』ジョウとマイクはランファの機体から飛んできたクローを飛ばし、なんとか飛びつき掴まった。だが…
スタンレー『お、おい!あれは、まさかジャックなのか!おい!しっかりしろ!』
通信に割り込んできたのはギャラルホルンのモビルスーツの一つで、スタンレー・ハガードがいた。
ジャックの機体をしっかりと掴んで墜落しかけてゆっくりと降ろしてくれた。
タクト『スタンレーか、助かったよ。だがそちらの命令はいいのか?』
スタンレー『こちらの作戦は…クーデリア・藍那・バーンスタインおよびCGSにいる人間と脱走者ジョウ・マヤの周りの人間を一人残らず殺せと命令が下されている。』
なんだって!そこまで腐っていたのか…
ガエリオ『なんだと!その司令官と話しを繋げ!今すぐだ!監査官のガエリオ・ボードゥインだ!』
この人は信じられそうだ…さすがにギャラルホルンにも腐っている人だけじゃないな、案外悪くないな…
スタンレー『はい、この時期をしたのは…ぐわああっ!』
なんとスタンレーの機体は横にいたギャラルホルンのモビルスーツによってコックピットを撃ち抜かれてしまった。
タクト『!スタンレー!どうした、スタンレー!通信が通じない…』
ガエリオ『な、なんだと……私が出る!』
マグギリス『やめるんだ、ガエリオ。』
ガエリオ『やめるんだだと?貴様恥ずかしくないのか、我がギャラルホルンの配下がヴェイガン以下の破壊活動を行なっているのだぞ!』
マグギリス『だからこそ我々は監査官としてやることはモビルスーツに乗ることではない…申し訳ない。』
マグギリスは通信ごしに俺に頭を下げてくれたがどうにも誠意が感じられなかった。
ジャック『まだ…大丈夫かもしれない。』
ん、ジャックの声が聞こえる…まさか
ジャックは戦闘機から降りてコックピットが潰されたスタンレーのもとに走っていった。
レスター『おい、ジャック…やめろ!もう無理だ!』
ジャック『タクト、レスター…まだ諦めない!』ま、まさか!ジャック…やめろ、ジャック!
ジャック『あ、あああっ!』
グシャッ!
スタンレー・ハガード
タクト、ジャック、レスターと同じく士官学校で仲が良かったが、ギャラルホルン行きを唯一決めた。仲間意識が強く、モビルスーツなどの戦闘もうまいため特に待遇が良かった
原作 ウルトラマンG