第3次スーパーロボットα外伝〜仕組まれた滅亡〜 作:リバーサクラモード本格的だよ
今、個人的にピンチでした。どうぞ、
ーテラツー
ージャポネスー
私達はテラツーにて家康公との対面を果たすはずだった。しかし…邪魔者…レイ・ラングランと名乗るものが巨大ロボに乗って現れた。
あれはいったい…
レイ『はあっ!!』
巨大ロボが梅幸というアンドロイドに持っていたガトリングガンの銃口を向ける。
梅幸『喰らわぬわ!!』
梅幸は持っていた薙刀でガトリングガンの弾を弾き飛ばす。
レイ『流石にやるか…だが、この手数相手に防げるか。』
レイがロボを動かして銃口を上に向けて弾丸を発射する。
レイ『タケダ軍!マリオネットは片付けた。来ても構わん。』
その号令とともに空から大量のロボが降ってくる。あれは…まさか…
クーデリア『イクサヨロイの軍団!そうか、あのガトリングを持ったロボットはヨロイだったのね!』
ヨロイ
厄祭戦にて使われていた戦闘機械の一つを解析して、復活させたものである。
東の星に住むものはこれを発展させ、イクサヨロイという名で戦争を続けている。
西の星の無法者共が集まる地区”エンドレスイリュージョン”には普通のヨロイがとても多く、レイが乗っているのはこちらのほうである。
タクト『アキヒロ!あの数相手にどれくらいいけるか?』
アキヒロ『カンナ姉さんと俺でなんとかあれだけいけるが…あのガトリング持ち相当ヤバイな…特にあの武器の火力はデカそうだ。』
じっくりと敵のヨロイを見てみると茶色のボディにボロボロの黒のマント。
鬼のような角、胸に動力部をつけている。
あのマントは恐らくビーム兵器を遮断するものでしょう。
そして背中に隠しているビームランチャーとハンドグレネード。
あの武器の類いは火力の強力さを補助する危険なものだということは素人の私でもわかるくらいに…
タクト『カンナさん…足止めとしてあのマントのヨロイをなんとかしてくれ…アキヒロ…やれるとこまでやってくれ!タケダ軍をここで食い止める。俺は作戦を立てるために部屋に戻る。すぐに戻る!』
アキヒロ『ああ…でないと…うぐっ!!』
アキヒロさんは頭を抱えて痛みに苦しんでいる。
クーデリア『ああっ…』
私もあのタケダ軍のヨロイを見て頭痛がした。
私には…私には…
私の脳裏にある場面が思い浮かべる。
クーデリア『ああっ…』
焼き崩れ黒焦げになった村。
燃え続ける建物…
逃げ惑う人々…ヨロイから出てくる大量の兵士によって蹂躙される女子供…
下敷きになる女の子…
????『うおおおお!』
!!
誰…この人は…誰!
クーデリア『あれっ?』
気がつくと私は2分ほど眠っていたようだ。
もっとも寝ていたのか気を失ったのかどうか不確かである。
しかもその夢は妙に現実味があり、なおかつアパテーの時と同じものだとも感じられた。
もしこの夢が正夢になるのだとしたら…
クーデリア『みなさん!!あのヨロイを見て思いましたよね。アパテーと同じように謎の光景を。』
ライド『は、はい!そういえば…おれもアパテーの時のように頭の中で村を見たんですよ。』
カンナ『どうやら…そのことが頭の中にこびりついてやがるぜ…へへっ!だったらその鬱陶しいタケダ軍を滅ぼしてやる!そのためにもチェスト!』
カンナの光武はレイの右手に持っていたビームガンを正拳で壊す。
レイ『なっ!どうやらよほど俺の邪魔をしたいらしいなあ。』
カンナ『見たことろあんたにはタケダへの忠義とかはなさそうだなぁ!何が目的だ!』
レイ『…復讐……それが俺の全てだ…』
カンナ『復讐…そんなものに意味は…』
カンナさんは一瞬戸惑ってしまった。
レイ『ふんっ!!』
カンナ『なっ…』
ガァン!!ズギャアアアアアアアアア!
レイはその隙を逃さずヨロイを動かしてカンナさんの光武を突き飛ばした。
レイ『貴様の気持ちも同じだろう。俺にはわかる。愛するものを殺された気持ちや怨み復讐心!それを果たすためならなんでもする執念!!貴様にもわかるはずだ!』
カンナ『全くわからねぇわけじゃねぇよ…』
カンナさんは光武を動かし、起き上がる。
光武もボロボロで限界が近そうだ。
カンナさんがあれほど動揺するなんて…
復讐…確かカンナさんは復讐をしたことがあると聞いていたけど…あまり話しをしたがらなかった。
いつも笑うカンナさんでもその話しだけは暗そうだった。
だからわかるというの?カンナさん!
レイ『そうだろう。』
カンナ『だけどよぉ…』
カンナさんの光武が右手に力をこめる。
カンナ『復讐よりも守りたいんだよ!』
レイのヨロイに殴りかかる。
レイ『何!』
カンナ『桐島流奥義!公相君!!』
レイのヨロイはガトリングでとっさに身を守る。
しかし、時すでに遅くガトリングごとレイのヨロイの右半分を壊した。
レイの反応が早かったのか活動停止にすることは不可能であったが、ヨロイの作戦活動に大分支障が出るレベルにまでは傷をつけれた。
レイ『ば…バカな!!このヴォルケインのボディを破壊しただと…貴様ぁ!!』
カンナ『大分固てぇなぁ…よっぽどそれを作った奴はお前を守りたかったんだな…もう光武は使えねぇし…仕留めらなかったか…そのヨロイからなんか伝わるんだよ…愛が…』
レイ『!』
カンナ『あたいはそういうのよくわかんなかったけど…今はわかるよ…あんたとそのロボットに託された愛を…』
カンナは完全に機能停止した光武から出ようとせずにレイの止めを待っていた。
レイは持っていた巨大レーザーランチャーに手をかけようとしたが、そのままマントをかけて去っていった。
レイ『…お前の勝ちだ…』
レイのヨロイは去っていった。
しかし…
アキヒロ『くっ!やはりこの数相手はキツイか!』
アキヒロさんが既に戦闘を始めていた。
皆が夢中になってヨロイ対光武を見ていたため気づけなかった。
どうやら苦戦しているように見える。
タクトさんも戻ってきていない…
私に何か出来ることは…
ー戦闘機ー
ーミントの部屋ー
この戦闘機の中はドラえもんの道具により快適空間を作ることに成功してやっとこさ個人の部屋がさっき完成したが、その部屋にタクトは入っていった。
ミント『あら司令官さん?どうされました?』
タクト『ミント…俺は知っているぞ…君のトリックマスターは使えるということを…』
ミント『おかしなことを言いますわね…私にはそんな技術は…それに専門家でもないあなたにはわからないでしょう。』
タクト『俺も直感で思っただけだったが、実際にジャックのデータを調べて見たんだよ。そうしたらわかったんだよ。君の機体には予備のナノマシンにより内部構造の修理が完了したと…だからミント、ここで戦ってくれ。』
ミント『………お断りしますわ。』