第3次スーパーロボットα外伝〜仕組まれた滅亡〜   作:リバーサクラモード本格的だよ

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いやぁすみません、今回少なめになります!
しかしまぁ…YouTubeを見ているとなんか虚しいような…私はユーチューバーは仕事の一つとは思えないんですよ。
時代遅れではありますが、楽しみと仕事は両立出来ないですよ。
なんか話しが脱線しました。どうぞ!


番外編8 魔法で出来ること。

 

ー99年世界ー

ーMAHO堂ー

 

私達は京浜児童相談所の人と共にMAHO堂にいた。

なぜなら…

 

城田『あぁ〜〜なんてことだ!鯖島さんなんてことを!』

 

鯖島『うるせぇなぁ!お前がいったんだろうが!こういうのが仕事だって!』

 

この二人はどうも精神が入れ替わっているらしいんだ。

話しを聞いて普通の人なら信じないけど…

私達には一つ心当たりがあった…

 

どれみ・はづき・あいこ(マジカルステージだ!)

 

私達三人の魔力を合わせて出来た魔法マジカルステージ。

それによってどんな効果が得られるのかはわからない。

だから今回はこの二人の人の精神が入れ替わってしまったらしいんだ。

 

ヴァニラ『お茶です。みなさんまずは落ち着かれたらどうでしょうか?』

 

慌てる様子を見たヴァニラさんが気を利かせてお茶を持って来てくれた。

ここにいるのは精神が入れ替わった鯖島さんと城田さん、そしてヴァニラさんにマジョリカ、私、はづきちゃんとあいこちゃん、そしてよしみちゃんだけだよ。

他のタクトさん、レスターさん、ジャックさんは残念ながら姿が見えなかった。

元ブルワーズのメンバーもいなさそうだし…

とりあえず話し合いを始めることにする。

 

あいこ『まずはこれを警察に言うべきかどうかや?』

 

はづき『多分もみ消されるんじゃない。』

 

鯖島『なんだ?あの野郎にそんなことできるのか?』

 

あいこ『それがなんか政治家と連んでいて出来るそうですわ。』

 

城田『だから僕は言ったんですよ!このままだと何されるかわかんないって!』

 

鯖島『じゃあお前この子殴られるのを見て見ぬふりすりゃあいいのか?』

 

涙の跡を目の周りに滲ませ、下を向き身体中を恐怖で震わしているよしみが城田の目に入る。

それを見た城田は少し身を小さくする。

 

よしみ『わ…私は大丈夫ですから…ま…まだ死なないから…まだ生きていられるから…長くて…あ…あと三日…なんとか…そうすれば私も時期がきて…ママや…パパや…妹のところに行けるから…行けるから…いけ…』

 

話の最中、涙を流すよしみをどれみは肩を叩いて涙を流す。

 

どれみ『ごめんね…私は何もしてあげられないよ…ただの同級生だよ…』

 

あいこ『うちも…ごめんな…』

 

はづき『もうね…どうして?ねぇ、どうして?私にも何も出来ないのは…どうしてこんなに苦しいの?』

 

私はこの魔法の力があればなんでも出来ると思っていた。

おそらくはづきちゃんやあいちゃんもそう思っていた。

でも、今回ばかりはどうにもならない。

マジカルステージを使って確かによしみちゃんを助けることは出来た。

しかし、その方法とは他の人によしみちゃんをいじめる奴を殴ってやっつけてもらうことだった。

人任せ…身勝手…わがままが通じない…

それが大人の世界…なのかな…

レスターさん…やっぱり私達は…

いらないよ…私達…闘えもしないし…

常にバック…ソレスタルビーイングみたいに暴力でなんとかするのが一番なのかな…

 

城田『君達が謝る必要はないよ。僕達が悪いだ…権力さえなければ警察も動くのに…もみ消されてしまった事実には人の死がある…

僕はそのことが大嫌いなんです…戦隊災害だからとかそんなことは関係ないです。』

 

鯖島『だったらいい加減!!お前も目ん玉しっかり開けてこのがき見ろ!このあざだらけの体!これがお前の嫌いなことの一つなんだろ!だったらどうする?お前は権力に屈するのか?』

 

城田さんはよしみちゃんを再度見て体に触れる。

 

城田『今までごめんね…もう死ぬ必要はないよ…おじさんが必ず…必ず…必ずなんとかするから、安心して。』

 

よしみ『信じられない…もう!誰も信じられないよ!!!私はもう死ぬんだから…だったらもう死ぬわ!!』

 

城田さんの手を離し、よしみちゃんはそのままMAHO堂から飛び出して行った。

 

どれみ『待って!!よしみちゃん!!きゃあっ!!』

 

よしみちゃんを追いかけようと私も走るが、扉に頭を打ってしまう。

 

どれみ『痛ったあー!ん?』

 

一人頭をぶつけた私が目の前を見るとそこには知らないおじさんが一人立っていた。

 

どれみ『うわああっ!!い、いらっしゃいませ!!すみません、今日はお店やってなくて…』

 

西脇『そうじゃない!おい!城田!!急いで戻れ!!児童相談所がヤクザに!鯖島組ってヤクザに襲われているんだよ!』

 

城田の姿をした鯖島が立ち上がり。西脇の胸ぐらを掴んだ。

 

鯖島『なんだと!!あいつらはそんなことする奴らじゃねぇ!!カタギに手出すわけねぇだろうが!!適当なことぬかすんじゃねぇぞ!!』

 

西脇『ほ、本当だ!!そ、それに…なんかその鯖島組の奴ら…舎弟の一人が捕らわれているらしくて本気になっていやがる!』

 

鯖島『何?舎弟…ヤスか!!誰だ!ヤスを誘拐したのは!!』

 

西脇『お、俺が知るか…それに聞いたぞ…お前のせいだろ!!お前があの施設の職員ボコったのが原因だ!!だからこんなことになったんだ!責任取れ!』

 

鯖島は西脇から手を離してそのまま外へ飛び出して行った。

それを追うように西脇さんが出て行った。

 

城田『ああっ〜施設が〜でも、今の僕のこの姿じゃあ…出来ることはそうだ!!』

 

城田はそのまま走って扉から出て行った。

それを確認したマジョリカとララが出てきた。

 

マジョリカ『お前達…これからどうするんじゃ?もうお前達に出来ることは…』

 

どれみ『あるよ!!』

 

ララ『えっ?何をするの?まさか相談所に行って魔法で争いを止めるわけじゃないんでしょ?』

 

どれみ『違うよ。私はそのヤスって誘拐された人を助ける。そうすれば鮭組が相談所で暴れないし、人助けなら魔法が役に立つよ。』

 

あいこ『どれみちゃんだけやないで、うちらもやるで?な?はづきちゃん?』

 

はづき『うん!』

 

どれみ『よーし!鮭組のヤスって人を助けるぞーー!!』

 

あいこ『どれみちゃん…盛り上がってる所悪いけど…鯖島組な…鮭組やないて。』

 

どれみ『あっ…』

 


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