第3次スーパーロボットα外伝〜仕組まれた滅亡〜   作:リバーサクラモード本格的だよ

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今回は場面によって勢力が変わるので混乱しがちですので注意してください。どうぞ、


銀色の巨人

 

ーPD600年ー

ー火星ー

ーCGS本部前練習場ー

 

はあ…はあ…ようやくか…

 

俺の名はジョウ・マヤ。MZ23というコロニーから子供の頃親父とともにこの火星についたんだが、火星の環境は最悪で何人もの人間が死んでいる。先祖が唱えたメソポタミアプロジェクトという計画により俺たちは地球に住むことが出来ないのにも関わらず一部の人間は地球に寄生し続けてやがる…元々人類が地球の環境を破壊し、更にクロノ・クエイクなんていう災害によりボロボロになった地球環境を再生するために一度地球から人類を追い出し地球の自己再生能力を促進するため、人類が地球を放棄するメソポタミアプロジェクトを実行した。

それにも関わらず一部の人間は住み着いた…地球にとどまる人類に腹を立てた火星の奴等はヴェイガンを名乗り地球に移住しようと考えた。

だが、地球はギャラルホルンという軍隊とロストテクノロジーの一つのAGEシステムを使ったモビルスーツガンダムを使いヴェイガンを打ち負かし今でも少しづつ戦争を続けてやがる…

まったく、巻き込まれるこっちの身にもなってほしいぜ!こちらとらただでさえ生活が苦しいのにヴェイガンや火星連邦軍の奴等が威張り散らし宇宙ネズミや戦災孤児が増えて大変なんだよ!!

だが一向に生活は良きなりゃあしねぇ!

上の指示に従って兵士や建築作業につきたくねぇ!だから俺は逃げ出した…マイクという火星生まれの金髪のやつとともにな。

そして俺たちは車に乗り火星連邦軍の奴等を振り払いCGSという警備会社の訓練場に辿り着いた…ここなら安全だと身を隠していた。すると!

 

カッ!

 

急に緑の怪しい光が練習場を包み込んだ!俺とマイクは目を伏せる!

 

すると…

 

ウゥゥンウゥゥンウゥゥン

 

な、なんだぁありゃあ…

 

そこには…見たこともない赤い折紙の鶴形の戦艦が落ちてきた!

いったい…

 

マイク『兄貴!何やってんだよ!早くそこから離れなよ!巻き込まれちまう!』俺はマイクに呼ばれて我に返り夢中に見ていた戦艦から離れ岩陰に隠れた。

 

ジョウ『折紙の鶴みたいだなぁ…ん?まだ何か出てくるぞ!』俺はマイクとともに体を更に岩陰に隠した…すると

 

ドン!!

 

怪しい巨体が火星の茶色の大地に降り立つ…それはまったく見たことない生物であった…なんだあれは…手の代わりに触手が8本ほどあり、二足歩行や四足歩行などではなく、大きな平な一つの足で鈍く動いていた。

 

マイク『あれって…ヴェイガンじゃないよね?変わったモビルワーカー?それともイクサヨロイかな?ロストテクノロジーのものだよな!兄貴!』マイク…気持ちはわかるけど違うよなぁ…明らかにどこの勢力のものじゃないぜ!

 

ジョウ『あんなもん!ロストテクノロジーなわけないだろ!あれは多分…ベーダー一族のものと考えるべきだ。ザールという可能性も考えてもいい?だけどあいつ…あの宇宙戦艦に向かっているなあ…一体何の目的があるんだ?あれ、まだ何か出てきやがるぜ!』緑の光は更に一層怪しさを強めた…そしてそこから何か出てきやがった!俺は目を凝らして見た。

 

ダァァッ!

 

赤と銀色の巨人…

あれは…一体なんなんだよ!目が白くて体が赤と銀色のラインの巨人はよ!明らかに兵器じゃない!生物だ!俺は新しい生物を見てしまった!

 

マイク『巨人…』

 

ダギャアン!

 

!弾丸が背後からこっちに向かって放たれた!

俺はすぐさま唖然として巨人を見ていたマイクを突き飛ばし攻撃を避けた。

 

マイク『有難う、助かったよ兄貴。』

 

ジョウ『撃ってきたのは誰だ…ん!あれはおい!モビルワーカー!間違いない!ギャラルホルンのモビルワーカーだ!あのモビルワーカーについている紋章がその証拠だ!くそ!こちらとらただでさえありえないもの見たのにまさか奴等ギャラルホルンまで来るとはな!』

 

マイク『そんなに兄貴を捕らえたいのか!火星連邦軍は!どうする?』俺はCGSに逃げるかあの戦艦に逃げるか迷った…

 

マイク『兄貴!』わかってる…よし、決めた!

 

俺はマイクの手を掴みCGSへと走り向かった。

 

ーCGS本部ー

ー格納庫ー

私はクーデリア・藍那・バーンスタイン。

私は地球に行きヴェイガンとギャラルホルンの無意味な戦争を止めるべく、CGSという警備会社にいる体に阿頼耶識という機械を埋め込まれた少年兵部隊に協力してもらって、地球に向かうはずだった…

でも急に現れた異星人の赤い戦艦に、奇妙な生物、赤と銀色の巨人、そしてギャラルホルン…ギャラルホルンが私の命を狙おうとしているのはわかっていました。

だけど、まさか異星人の部隊に会うとは……

私が不安になっているとビスケットという少年に連れられて格納庫に向かい、そこでガンダムと紋章機を見ました…そしてそこには紋章機に乗る私と歳が変わらない少女が出撃しようとしていました…

 

クーデリア『あの!あなたは…エンジェル隊の方々なんですか?』私は気になり紋章機に近づきパイロットに話しかけました。

 

ミント『ええ、私達はエンジェル隊ですよ、クーデターがありまして、こんなとこに隠れさせていただきました。少し世話になった恩で微力ながらお手伝いさせていただきますわ。』

 

ヴァニラ『エネルギーは残りわずかです。戦えてあと3分ほどです……』

 

クーデリア『まさか!あのギャラルホルンとやり合う気ですか!考えてください!あなた達はクーデターがあったとはいえ聖トランスバール皇国の誇り高きエンジェル隊なんですよ!そのみなさんがギャラルホルンと戦うことは反逆者になるということですよ!あなた達はすぐに逃げるべきです!あの奇妙な生物はさすがにギャラルホルンはほっておきません。奴等の意識があの奇妙な生物と銀色の巨人に向いているうちに早く逃げてください!』関係ない…これ以上巻き込む人は少ないほうがいい!すでにこうして私のせいでCGSが巻き込まれているのに…

 

ミント『それは出来ませんわ…ここでの恩を返すだけですわ!私どもは身売りに売られようとしていました。ですが、私達は売られませんでした。そのお礼を返すという信念がありますので、行きますわよヴァニラさん。』

 

ヴァニラ『了解…』そういって彼女達二人は紋章機に乗り込み戦場へと向かった。私は自分自身の無力を強く感じました…

 

彼女達みたいに

私も紋章機やモビルスーツを操られたら…

阿頼耶識を埋め込みれば…

 

私はただただそこで唖然としているしかいなかった…私のせいで死んでいくのに…

 

ー訓練場ー

ここでは、既に戦闘が始まっていた。俺オルガ・イツカはモビルワーカーに乗る仲間とともに奇妙な生物やギャラルホルンの対応に追われていた。

 

オルガ『おい!まさか…ギャラルホルン以外にも来るとはな!ザールか…ともかく!あの奇妙な生物は銀色の巨人を中心に戦っている!とりあえず今ある戦力ではなるべくギャラルホルンを狙え、あの戦艦の周りの奴等もこっちに来やがるから気をつけろ!おい!ビスケット!本隊はどうした!大人たち一番隊はどこにいった!』俺たちは三番隊でガキどもが中心になっていて…本隊は大人達の1番隊となっている。だが…1番隊の姿が見当たらないこちらとら既にかなりの数がやられて、エースの三日月とアキヒロが足止めをしてギャラルホルンと奇妙な生物を食い止めている。そのうちに俺たちは負傷者の救助や弾薬を補給しながら戦っている…

 

ビスケット『オルガ…最悪なパターンのやつだよ…1番隊の奴等…社長とともに逃げたよ…多分火星連邦軍に逃げる気だよ。火星連邦軍の指揮官ハザード・パシャ、そいつは金と権力が大好きなんだ…だから1番隊の大人達はハザードに金を渡し、クーデリアさんの情報を提供して自分たちの身を守る気だよ。』やっぱりな、そんなことだと思ったよ…だけどなそれはわりにあわないなぁ…

 

オルガ『ビスケット!わかってるよなあ!1番隊の皆さんに頑張ってもらわないとな!』

 

ビスケット『オッケー!』俺はビスケットと指示通りにあることをしてもらった…

 

バシューン!!

 

トド『な、なんだぁ!?これは…』

 

ユージン『お、おい1番隊の連中から信号弾が出たぞ!あれは…』仲間のユージンが疑問に思うのも無理はない…そりゃあそうだよな、なんせこのことはついさっきあの紋章機の青髪のやつから教えてもらったやつだからビスケット以外には話してないからな…ギャラルホルンの奴等はクーデリア嬢さんが狙いだ。

 

オルガ『俺の読みが正しいとなると…あいつらとあの異星人は放っておけないはずだ。さあてと、反撃開始と行こうか!』

 


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