第3次スーパーロボットα外伝〜仕組まれた滅亡〜   作:リバーサクラモード本格的だよ

6 / 87
よくあるお約束の選択風に()で選択肢らしくしてみました。どうぞ、


人による見解

ーPD600年ー

ー火星圏ー

ー機動戦艦内部ー

ーゲストルームー

俺、タクト・マイヤーズはザールから逃げて来たエンジェル隊、コールドスリープから目覚めた俺の義兄弟のパドック・コーラサワー親友のレスター、ジャックを連れてギャラルホルンの監査艦隊と合流し、俺はレスター、ジャックとともにゲストルームにてギャラルホルン側の責任者マクギリス・ファリド、ガエリオ・ボードウィンと出会った。さすがに俺は少し緊張していたが、ジャックがいるので心臓がバクバク動くほど緊張はしてはいなかった。

 

マクギリス『ギャラルホルン代表、マクギリス・ファリド特務三佐です。』

 

ガエリオ『同じくギャラルホルン代表、ガエリオ・ボードウィン特務三佐です。』

 

タクト『トランスバール皇国代表、機動戦艦艦長タクト・マイヤーズ大佐です。』

 

レスター『同じくトランスバール皇国代表、機動戦艦副艦長レスター・クールダラス中佐です。』

 

ジャック『同じくトランスバール皇国代表、交渉役のジャック・シンドー中佐です。今回の交渉のテーマは対フェストゥムのことだとは一応聞いております。』早速、ジャックが核心を突くことを話した。さすがに交渉はジャックの仕事だけど少し手伝おうかと思ったけど…

この二人はどうも食えないなあ…

特にこのマクギリスって人はあまり気に入らないなあ…なんか裏がありそうだ…

腹に何かを抱えていそうな…

 

マクギリス『確かにそう伝えました…そのためにまずはCGSに行かなければなりません。』ほらきた、何をする気だ?

 

レスター『CGS…クリッセガードシステムという警備会社になんのようがあるというんですか。今、我々の状況はわかっていると思っていますよね。我々には貸せるような戦力は残っておりません。そのためにもまずは我々とともにいる紋章機の整備と補給をわずかでもいいので行ってほしい。』このままじゃ、ろくに戦闘が出来るのはパドック兄さんだけだしね…

 

ガエリオ『クーデターから逃げて来たエンジェル隊がそちらにいるのか?ぜひ一目見ておきたかったんだが、仕方ないな。ともかく応急の修理と弾薬は提供出来るが、そのかわり私どもの任務を手伝ってほしいのです。』任務か…

 

タクト『その任務にCGSが関係しているのですね。』

 

マクギリス『ええ…恥ずかしい話なのですが我々ギャラルホルンの火星支部の連中と火星連邦軍の間で少々イザコザがあるようなのですが…』そりゃあ巨大な組織である以上仕方がないか…

 

ジャック『火星連邦軍…まだそんなものがあったんですか?』ほとんど知らなかったなあ…ろくすっぽ機能してなさそうだけどね。

 

ガエリオ『ヴェイガンなんていう組織をのさばらせてある以上やっていることといえばMZ23から来た移民を受け入れ、建設業務に従事させることぐらいですがね。その火星連邦軍から脱走者が出たんです、その脱走者がそのCGSに向かったそうなんです、その少年が確立は低いかもしれませんが、地球のスパイの可能性すら…』

 

タクト『脱走者ですか……名前は?』

 

マクギリス『ジョウ・マヤ…16歳の男性です。適性試験を拒み現在逃走中です。』16…ガキか?

 

レスター『たった一人の脱走者に我々が行くのは…』

 

マクギリス『不満かね、まあ表向きはそうだが裏では違う目的がある。』

 

ジャック『違う目的…』

 

タクト『もしかして…

 

(火星連邦軍の視察ですか?)

(そのジョウって子が有名人だから?)

この二つのどちらかのはずだが…そうだな。

 

火星連邦軍の視察ですか?』俺は二つ考えた案のうちこっちを選択した。

 

ガエリオ『へぇーよくわかりましたな、タクト・マイヤーズどの、その通り我々はこれ以上ヴェイガンの地球侵攻を妨げたい。そのためにもまずはヴェイガンの徳になりそうなことは少しでも消しておきたい。その脱走者がもしハッキングをしていたら…フェストゥムに同化されたら…そうやって臆病に考え…誰かが裏切っているかもしれない…そうやってやらなければ平和は勝ち取れないのです。』

 

ジャック『……私個人の考え方なのですが…犠牲が今、必要な社会がヴェイガンを生んでいるとしか思えないんです。』

 

マクギリス『あなたは変わったことを考えておりますね。そうですね…確かに火星の環境は非常に劣悪です。今はベーダー一族のせいでトランスバール星の方が環境は悪くなっています。ですが我々は苦しんでいない…我々は誰かが苦しんでいるのを知らずに暮らしている人を守る…多少の犠牲もやむを終えないと考えられている世界は…誰かが…自分以外の誰かが貧乏くじを引いてくれている世界に感謝しなければなりません。ただしその貧乏くじが自分に回ってきた途端に態度を変えるそんな奴等が集まったのがヴェイガンです。犠牲のない世界を作れば確かにヴェイガンはなくなるでしょう……でも、それに代わって何らかの組織が表れる。君達は自分達が今支配する側だからそんなことを言っていられるんだ。君達は食べられたことがないから豚や牛、魚の気持ちがわからない。君達は指が動かなくなったことがないから指が動かなくなった人を可哀想と思う…それと同じように哀れみを与えてる側にはどんなに言い訳したとしても何かしら原因はある。あるだろ?よく考えてみてくれ。』

…恥ずかしながら完全に負けた…

そりゃあねぇ…恵まれてない人のためにお金をあげたことはあるけど…

それは金銭面に余裕があるときだけだし…

豚や牛や魚を殺さなければならないのは…

人間であるから…

それを知らない人間は幸運なのか…

はたまた不幸なのか……

それは人による価値観で…

人による見解で変わるから…この人はそう考えているんだな…

でも俺は…

(あなたの意見に賛成です。)

(それも一つの考え方ですね。)

(ジャックの意見に賛成です。)

 

タクト『それも一つの考え方ですね。ですが俺は違う…俺もジャックもレスターもあなた達も100%考えが同じではない。それによって人に嫌われて…人から蔑まれてしまう………それで異論を唱えるのをやめて仲間を求めるのが人間の弱さだ。だけど、中にはそれでも反抗するものがいる…例えどうあっても自分の異論を唱え続ける。その脱走者にも何かしらの事情があるのでしょう。だから俺はそれを知りたい。協力しましょう。ジャック、それでいいか?』

 

ジャック『ああ。』少し不満がありそうにはありそうだけどジャックはなんとか理解してくれたか…あとで愚痴くらいには付き合ってやるか。

 

ガエリオ『そう言ってくれて嬉しい限りですね。では、早速ビスマルクチームも呼んでおきます。彼らとならザールが来ても戦力が落ちている我らでも大丈夫だと思います。』

 

レスター『ビスマルクチーム…噂の部隊か…頼もしい奴等だといいんだが…』

 

ガエリオ『そこはご安心を我らギャラルホルンの独立部隊であり、反抗的ではありますが、必要最低限の仕事はしてくれますので。』

 

タクト『そうですか…』反抗的…不安だなぁ

 

ピピッ

 

ん?この通信は一体…俺とレスターとジャックの通信機から音が出ているな。出てみるか。

 

タクト『こちらタクト・マイヤーズ、どうした何があった?』

 

フォルテ『こちらフォルテ、まずいよそのCGSのほうに三つの質量が感じられてるよ、三つとも違うけど…データがない。辛うじて一つにはクロノ・ドライブ反応に近いものが出て来たよ。そして…私達の仲間の紋章機の反応もある…』

 

マクギリス『こちらでも丁度報告が入った。どうやら我々の火星支部にいる連中が…CGSを勝手に襲撃しているらしい。おそらく三つの質量の一つは我々の部隊だろう…地球にとって不都合なクーデリア・藍那・バーンスタインを殺すために…そして都合悪く謎の二つの正体不明の敵と鉢合わせているらしい。』

 

ミルフィーユ『タクトさん!お願いします!私達の仲間を助けてください。』仕方ない…仲間の命には変えられない。

 

タクト『失礼だとは思いますが、我々はクロノ・ドライブでCGSに向かいます。』

 

マクギリス『いえ、我々も向かいます…火星支部の勝手は我々監査官が管理しなければなりません。お手間はかけません、我々について来てくたさい。』

やっぱりこの男怪しいなあ…

 

レスター『わかりました。よろしくお願いします。』そのまま俺たちはそれぞれ船に乗りCGSに向かった。

 

ー並行世界ー

ー沢芽市ー

 

 

バァン!!

 

 

トラックに青年がぶつかった音だ…

そして俺は特に'ある場所'を狙った…

 

 

 

…痛い……痛い…僕は…

 

どうやら俺は成功したみたいだな…

 

 

運転手『やりましたよ、やりましたよ!事故の後処理とかよろしくお願いしますよ。』俺は運転手…ある男から頼まれてある青年を引いた。金があれば俺はなんでもする。素晴らしい生き方だと思っている。

 

??『後処理とかは心配することはない…君の講座には50年遊べる金額を振り込んでといたから。それじゃあ。』

 

??『これで私の計画も盤石だ…これで三人目…はっはっはっはっ!あとはワルプルギスの夜を待つだけだ…実に興味深い。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




レスター・クールダラス 21歳 階級中佐

タクト、ジャックの友人で、同じ士官学校の仲。ジャックとは首席を争うほど優秀で、教師からも将来を有望されている。だが本人は司令官などは興味がなく、『担がれるより担ぐほうが楽』と考えていて指揮と精神力は自分よりタクトのほうが勝っていると考えている。タクトとジャックに信頼を寄せている。女好きなタクトとは逆に女性関係などにはさっぱり興味がない。タクトと違い貴族ではなく平民の生まれのためジャックと同じように中佐には努力してなった。

原作 ギャラクシーエンジェルシリーズ

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。