第3次スーパーロボットα外伝〜仕組まれた滅亡〜 作:リバーサクラモード本格的だよ
ただの悪役エグゼイド…さよならパラドが裏切ると思ったのにー!しかもワープ阻止とかなぜ先週やらない!
ークロノ世界ー
ー火星ー
ー鉄華団基地ー
ー社長室ー
ここ、元CGS基地.現鉄華団基地では、エルシャンクを置いて基地の着陸場に置いて作戦会議をしていた。
メンバーは俺、イルボラ、オルガ、ユージンの四人で行っている。
前の戦いの後、エルシャンクは動かせなくなった。
それはどうやらマジョリカが急に老けてしまったために魔法力が減ってしまったためである。
誰がやったのか聞いても忘れたといって、俺に向かってヤマギといったり、アキヒロに向かってデラといったりしていて、羅列が回っていないために、一旦鉄華団基地に戻って作戦を立てることにした。
タクト『まず、ブルワーズの子ども達は俺達のことを一応信じてくれているけど、完璧に信じてくれているわけではないよ。でも、俺達は完全に敵対する意思はないことを示すためにも、なるべく話しかけたり、食事をしたりするなど小さな事でもいいから行ってみよう。細かいことだが、やらないよりはマシだ。』
オルガ『ま…そんな風にするやつを疑ったり神経使うことも無くなるか、だが、あのブルワーズのボスブルック・カバヤンをどうするつもりだ?』
タクト『テイワズのタービンスにブルック・カバヤンを売りつける。この男による被害はタービンスだけでいったら甚大なものだったはずだ。俺たちは戦力が足りなさすぎる。個々の力は強いけど、数で押し切られたら色々と問題がある。そこでだ、俺たちは4つのグループに分けて、それぞれスカウトしてくるっていうのはどうだろう?』
イルボラ『スカウトですと!そんな信頼も出来ないやつを易々と仲間に入れるなど!私は反対です!』
オルガ『信頼についても後ろから刺されたら意味がない…だが、戦力が足りないのも確かだ…しかし、タクトさんよぉ、仲間をスカウトするといってもザール星間帝国を相手にするようなやつはそうそういないはずだ。』
タクト『4つのグループに分けるといったのは俺たちの仲間になりそうなやつがいると思ったからいっているんだ。パドック兄さんの世界、どれみちゃんの世界、惑星テラツー、東の星。この4つに仲間になるやつはそれぞれいる!俺はそう思っている。何もしないよりかはマシだと思う。』
ユージン『俺はタクトの意見に賛成だ!ここでうじうじやっていても仕方ないだけだろ!やらなきゃ意味ねぇだろ!』
オルガ『…そうだな…やらないよりかはマシか!俺も乗ったぜ、タクト。』
イルボラ『…仕方ないこれもロミナ姫を助けるためだ…いいだろう。』
タクト『グループ分けはまずパドック兄さんの世界にはミルフィーユ、ランファ、パドック兄さん、三日月、アキヒロ、ビスマルクチーム。東の星へはオルガ、ジョウ、シノ、フォルテ、ジャック、エルシャンクチーム。惑星テラツーへは俺、クーデリア、ミント、ユージン、タカキ、ダンジ、カンナ。どれみちゃんの世界にはどれみちゃん、レスター、セブン21、ライド、チャド、ヴァニラ、ドラえもん、のび太君、王ドラ、ライジンオーチームだ。残りの鉄華団メンバーは4分の1にオルガに分けてもらってそれぞれ向かってもらう。メンバーに変更や問題はあるかい?』
オルガ『いや、特にはないが…鉄華団のメンバーをバラバラにするのは…俺たちは家族みたなもんなんだよ。』
タクト『鉄華団は家族なんだろ?だったらそれぞれが出来ることをしっかりとしないと駄目だ!馴れ合いだけじゃこれから上手くはいかない。だから、分ける!互いに助け合う力を備えるためだ。自分の家族だろ…しっかりと信じろよ。』
オルガ『…そうだな。俺が悪かったな。ともかく、鉄華団のメンバーは分けておく、ユージンお前はここで俺とメンバー分けをする。タクト、イルボラ、おまえらはどうする?』
タクト『俺は食堂で少し軽食をとってくる。』
イルボラ『私は自室で休ませてもらう。それでは…』
俺とイルボラは社長室を出て分かれて、俺はそのまま食堂へと向かった。
ー食堂ー
タクト『さてと…何を食べようかね…とりあえず、今日はロコモコとかいうのを頼んでみるか。』
ここの食堂では食事はドラえもんのグルメテーブルかけで出しているため自分の好きなメニューを好きなだけ食べられる。最もバランス面と上手く考慮しないとアトラちゃんから怒られる。
好き嫌いや食事残しをするエルシャンククルーにすごい怒っていた。
エルシャンククルーもアトラちゃんから言われたら素直に食べてるけどね。
お、ともかくロコモコが来たな。
さてと…いただきます。
俺は出て来たロコモコ丼を食べていると、廊下で歩いているマイクを見た。
とりあえず声をかけるために口に入っていたハンバーグのカケラをお茶で流して、声をかけた。
タクト『おーい、マイク!どうした。こっちに来てご飯でも食べるかい?』
マイク『はあ…』
少し落ち込んだ表情のマイクであった。
俺の前の席に座ったマイクは溜息を吐いて俺に質問してきた。
マイク『タクトさん…俺…何も出来てないですよね…何か…何かしないと!何かやらないと思っても…何も出来ないんです!』
なるほど…自信失なっているのか…
まあ、こんな極限状況になっている以上当然か…民間人であるから仕方ないか。
タクト『みんな不安なのはわかる。俺だって不安あるもん。ま、ともかく…この状況はなんとかしたいと思っているからスカウトをしようと考えているんだよ。』
マイク『そうはいってもですね…』
不安そうな溜息をついたマイクといると…横から男の子が歩いてきた。
鉄華団のダンジだ。
ダンジ『あれ?マイクにタクトさんじゃないすか?どうしたんすか、こんなところで?』
ダンジは注文したカツ丼を持って俺たちのもとに来て座った。
タクト『まあ、俺は飯なんだけど…ちょっとマイクから話しを聞いていたんだよ…戦いに不安があって、自分に何が出来るかに自信がないらしいんだよ。ダンジ、君は不安や自信がないとかはあるかい?』
ダンジ『うーん…どちらかというとあったというほうですね。俺はこれまで死ぬという不安が恐怖をCGS時代に味わっていたから、俺は最後に柔らかいおっぱいに挟まれて死にたかったですけど…今はおっぱいをよく見て触れるように努力したいです!』
マイク『は、はあ?』
タクト『やっぱりエンジェル隊のみんなは巨乳揃いで柔らかそうでしょ!』
俺は一応周りをキョロキョロと見て、エンジェル隊がいないのを確認して、小声でダンジに話しかけた。
ダンジ『でも、フォルテさんのは!あれは硬そうでデカくて化け物じゃないか!』
タクト『それはねぇ…あれは硬そうだよね!それに反してミントのは…』
俺が口でミントのことを話そうとした瞬間…
ガァン!!!!!
後ろから巨大なMS用の槍が飛んで来た。
間一髪俺は避けた。
ミント『あらあら…なにやら楽しそうな会話をしていますわね、偶然そこに槍があったので投げてしまいましたわ…それに小声で話しをしていても私は心が読めますので…おほほほほほ。』
タクト『そ、そーだったね…でもその力羨ましいなあ…』
ミント『えっ…この力が羨ましい…そうおっしゃったのですか?』
ミントが少し驚いて俺のほうを見ていた。
思っていたことをただ話しただけなのに…どうして驚いているんだ。
ダンジ『俺もだぜ、ミントさん!あんたの能力は俺たち宇宙ネズミに比べたら全然良いと思うぜ。そんなこと気にすることないというかいいなあその能力。』
マイク『ま、まあ…あったほうがいいかも。』
ミント『…………………嘘はついてないですねぇ……そ、それでは…』
ミントは不思議そうな顔をして、そのまま歩いていった。
いったいどうしたんだあの表情は…
本当のことをいっただけなのに…
ーミントの部屋ー
ミントは部屋に戻ってベッドで横になり色々と考えていた。
まさか…あんなことを言われるなんて、想像しておりませんでしたわ…
本当に…怖がっていませんでしたわ…
……ザールを倒す……
叶わない夢を見るなんて…
馬鹿なんでしょうか、でもあれじゃあ無理ですわ。
怨霊シラアニ…それがいる以上…ザールはおろかデスガリアンすら倒せませんわ。
私はポケットからある四角い形をした物体を取り出した。
四角い形をした”王者の資格”これをどう使うか…いうべきかどうかは考えてみますわ。
タクトさんが我々にふさわしい人材なのか見極めさせていただきますわ。
カグラ『うわああーーー!』
その心の声の主はα世界にてナデシコの光に包まれていたカグラ・ゲンキであった。
そんなことはわからないミントであったが、心の声を拾うことは出来ていた。
ミント『!声?心の声が聞こえてきましたわ!いったい誰が…連絡する必要がありますわね。』
私は胸についているクロノクリスタルという通信機でブリッジにいるタクトさんに呼びかけましたわ。
ミント『タクトさん、この周辺から知らない人の声が聞こえてきましたわ。一応周辺で変わったことは起きていませんか…』
タクト『そうだなぁ〜ムナのレーダーにも異常は起きてないし…変わったことは…あっ!セブン21がいない!いつもここにいるはずなのに!ムナ!セブン21の反応がどこにあるか探してくれ!』
ムナ『はい!ありました!火星軌道上にてガイゾック及びタービンズ、ギャラルホルン部隊と交戦しています!』
タクト『ここがバレたか…そうじゃなくてもセブン21は助けないといけない!緊急指令!第1戦闘準備!パイロットはすぐさま格納庫に行ってくれ!』
セブン21を助けるべくパイロットが格納庫から次々と向かって行った。
そんな、中シノがヤマギと格納庫で揉めていた。
シノ『おい!ヤマギ!ここのモビルスーツ使ってもいいよな!』
シノが指差していたのはブルワーズから奪ったモビルスーツであった。
ヤマギ『まだ、調整が不安定だ!上手く操縦できるわけ…』
シノ『セブン21に助けられっぱなしだと気がすまねぇんだよ!行くぜ…このモビルスーツの名はこれから流星号だ!ノルバ・シノ!流星号出る!』
そんなシノをヤマギとともにどれみが見ていた。
ヤマギ『あれ、どれみちゃんどうしたのこんなところで、今回は?』
どれみ『また…人を殺すんでしょ。私には…それが怖くて…』
ヤマギ『それしか俺たちには出来ないから…どれみちゃんとは価値観が違うから。』
どれみ『それしか道がないから殺すの…価値観は違うけど同じ…同じ人間じゃないの…』
ヤマギ『タクトさんは…俺たちは人間だと言ってくれた。だけど…俺は…俺たちはまだ”宇宙ネズミ”という存在でしかいられない。この世界に生まれた以上他人の幸せを奪って自分が幸せになればいい。』
どれみ『私は…私は…』
どれみはそのまま走って格納庫から出て行った。
その様子を見ていた雪乃拯は独り言を少し口ずさんだ。
雪乃拯『どれみ嬢ちゃんの世界で生まれていたら…お前達はどうなってたんだろうかな、ま、最もそんなこと考えてもな…』