第3次スーパーロボットα外伝〜仕組まれた滅亡〜   作:リバーサクラモード本格的だよ

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いやぁ〜〜バスの中で騒いでいたら注意されてしまった。
しかし、注意した相手が騒ぎ始めた場合…
どうするべきかと悩んだ今日…


ライジンオー宇宙に見参!

 

ー火星圏ー

ーエルシャンク内部ー

ーブリッジー

 

ここでは目の前で起きている戦闘を回避すべく三日月のもとにむかうべく船を動かしていた。

ザージスの相手をグレート、セブン21に任しているのは、彼らの戦闘には殺戮の必要性がなく手を抜くためには集中が分散してはいけないのでエルシャンクは離れていた。

そして、ブリッジでは話し合いが続いていた。

 

タクト『三日月はどこだ、たしか小惑星にいるはずなんだが…』

 

ユージン『あいつのことだからあそこにいる奴等全員蹴散らしているかもしれないぜ、オルガが潰せといったら徹底的に潰すやつだからな。』

 

進児『タクトさん、俺たちはビスマルクにて待機しておくがそれでも構わないか。』

 

タクト『ああ、なるべくそのほうがいい、小惑星についたらすぐに戦闘だ。何事もなければいいんだが…』

 

ああ〜〜ああ〜〜

 

聞いたことのない歌声が船内を響かせる。

この声は知らない

 

シャフ『え、誰かここで歌を歌っているんですか?歌声が聞こえてきているんですが…』

 

ガミラン『誰だっ!こんな時に歌なんか歌っているやつは!』

 

あら〜〜はじめましてのかたが〜〜たくさ〜〜んいるわね〜〜ど〜〜も〜〜

 

さらに声が聞こえてきた。

不審に思った俺はマジョリカとどれみを呼んだ。

 

マジョリカ『なんじゃ?タクト・マイヤーズ?今、わしは魔力を使ってこの船を動かすのに忙しいじゃぞ!』

 

あら〜〜いたのね〜〜マジョリ〜カ〜〜

 

マジョリカは歌声を聴くと蒼ざめて部屋から出ようとしたが俺はなんとか止めた。

 

タクト『この声の主を知っているんだろう?誰の声なんだ?』

 

マジョリカ『ふーわかったわい、どうせお前らに紹介しないといかんのじゃからな。出てこい!デラ!』

 

マジョリカが大声を出して叫ぶとエルシャンクに置いてあった机の下から真っ黒な服をした女性が出てきた。

 

デラ『アーアーアーやっと〜〜で〜〜て〜〜こられた〜〜マジョリ〜〜カ〜〜あなたが〜〜いないと〜〜怖くて〜〜出てこ〜〜られ〜〜なかったわ〜〜』

 

ガミラン『き、貴様!どうやって入ってきた!ま、まさか!貴様は…』

 

ガミランは腰をついてデラを指差し、震えた声で話していたが俺は焦ってガミランの口を塞いだ。

 

タクト『ダメダメ!この人の正体をバラしたらマジョリカみたいになるから”あのふた文字”はいっちゃだめ!』

 

そういうと驚いていた皆も慌てて口を閉じていた。

最もどれみちゃんは魔女といっても大丈夫なのに…

 

デラ『ふー危なかったわ。ありがとね、私の名前はデラ、私にむかって”魔女”なんて絶対に言わないでね。ところでマジョリカ。あなたそろそろ集金の日よ。それにあの四人の転送代金もいただくわよ。となると…』

 

転送?四人の転送?

皆がデラに視線を向けるなかデラは黙々と電卓を叩いていた。

 

シャフ『集金?それに四人の転送代金とはなんですか?』

 

電卓を叩いていたデラにシャフが真っ先に話しかけた。

四人の転送という言葉に対して誰もが疑っていたからだ。

 

デラ『あら知らないの?ベベルから頼まれたんだけどねぇ、プリキュアを4人こっちに連れてこいと頼まれたのよ。もっとも代金はマジョリカに払ってもらえっていわれたんだけどね。さあ、払って。』

 

電卓に表示された数字を見てマジョリカが血相を変えていたが、俺はそのマジョリカをどけてデラに詰め寄った。

 

タクト『!プリキュア4人…どういうことだ!どこにプリキュアを送ったんだ!それに確か零君から聞いたらプリキュアは4人…キュアダイヤモンドを除いたら数が合わない。』

 

デラ『あら!そっかぁーこの世界じゃ知らないわよね。実はねトランプ王国にいるキュアエースってのも連れてきたのよ。だからトランプ王国にわざわざいった追加料金も貰うわよ。さあ、払って払って!』

 

電卓をマジョリカに押し付ける。

 

マジョリカ『ああーっ!ったく何やっとるんじゃ!わかったわい、こっちの部屋で話し合いをしよう。デラついてこい。入ってくるなよ全員!』

 

ガミラン『おい!マジョリカ!くっ…仕方ないか…』

 

ララ『ごめんなさいね。少し我慢しといてねぇ〜』

 

イルボラ『状況から鑑みると仕方ないかもしれない。だが、プリキュア4人が来たとなると…どこにいったか…』

 

ユージン『もしかしたらミカがいるところにプリキュアたちがいってるんじゃねぇか。』

 

タクト『十中八九そうだろうねぇ。おっ、そろそろ三日月の反応も現れるんじゃないの?マナ、モニターから目を離すなよ。』

 

マナがジッとモニターを見ると右側に反応があった。

 

マナ『三日月の反応を発見!他に質量のある存在が7!それぞれぶつかり合っているようです!』

 

オルガ『何?まさかミカのやつをプリキュアが襲ってんのか。』

 

ユージン『マジかよ!いや…モビルスーツを見た時点で俺たちをギャラルホルンとかと勘違いしているんじゃねぇか?』

 

イルボラ『その可能性は高いでしょう。』

 

どれみ『そんなぁ…三日月さんとプリキュアが戦ってるなんて〜〜はぁ…どっちが勘違いしているんだろう。』

 

タクト『…互いに可能性があるね…はぁ…とりあえずそこに向かおう。スピード上げられるか?』

 

マナ『はいっ!マジョリカさんが魔法で操っているのはエネルギー関係だけなので問題ありません。ところで…格納庫で何かエネルギーが出ているのですが…』

 

どれみ『何何何?格納庫!私行ってくる。』

 

そういってどれみは格納庫に向かった。

 

ー格納庫ー

 

私が格納庫につくとそこには仁先輩たちがロボットの前で話し合いをしていた。

 

どれみ『どうかしたんですか?』

 

仁『ああ、実はこの三体のロボットに何か仕掛けとかあるんじゃないかって…思ってな。』

 

どれみ『仕掛けですか…うーーーん。そうだ!もしかしたらスーパー戦隊のロボットたちみたいな合体するんじゃないんですか!』

 

飛鳥『案外利にかなってるかもしれない。でも、そういう操作をするようなボタンやレバーがないような…』

 

どれみ『でも、ウルトラマンガイアだと小さな電池みたいなものを使って変身していたから…そういうのありませんか?』

 

私はこう見えて特撮やヒーロー物はよく見るんだよ。

スーパー戦隊っていう私達を助ける現実のヒーローやウルトラマンといった架空のヒーローの戦いをよく見ているんだ!

妹のぽっぷには馬鹿にされてるんだけどね。

 

吼児『ねぇ、もしかしたらこのバッジかなぁ?』

 

飛鳥『そうだ!それだよ吼児!それなら貰ってるじゃないか俺たち!』

 

三人はズボンのポケットからバッジを取り出した。

 

どれみ『よーし、このバッジを上に掲げ…いやでもロボットと関係あるかな…』

 

仁『いや、すごい発見だぜどれみ!もしかしたらそれぞれのロボットに何かこういうの入れる穴とかあるかもしんねぇぞ!飛鳥、吼児探すぞ。』

 

三人はそれぞれのロボットに乗り込んだ、コックピットの中では色々な場所を調べてみると…

 

仁『よっしゃ、見つけたぜ!この穴にバッジを入れてみるぞ!飛鳥、吼児!』

 

飛鳥『ああ!』 吼児『うん!』

 

ドドドドドドドド!!

三体のロボットが絡まっていた機械を外して動きだした…

 

どれみ『や、やばっ!タクトさんに伝えてこないと!』

 

ウイーン

 

格納庫がエネルギーに反応して勝手に開いた。

これにはマジョリカが関わっているみたいたけど…ともかく逃げないと!

 

どれみはそのまま扉を開けて、司令室に向かおうとしたがその前に三体のロボットが宇宙に出ていってしまった。

間一髪なんとか扉に入り格納庫から出ていたどれみは無事だった。

 

どれみ『あっぶなぁ〜にしてもこれからどうなるんだろうあのロボット…本当に合体するのかなぁ?見てみよっかなぁ…まだテキオー灯の効果で宇宙に行っても大丈夫みたいだし。』

 

どれみは魔女の姿になり、外に出てみた。

すると…そこには三体のロボットが並んでい、それぞれ変形し出していた。

 

どれみ『うっそー!マジにスーパー戦隊みたいじゃん!あれだと…多分…ジェットイカロスみたいだ!』

 

私はこう見えてもよくスーパー戦隊について図鑑で確認してるし、大体の戦いはわかるんだ!ただ…去年起こった妖怪騒動についてはまだ資料不足でよくわかんないんだ。

5年前にも妖怪騒動は起きたけどあれはどうやら正確には泥人形だって噂があるし…まあ、ともかくなにより…

 

かっこいいー!

 

お!お!ライオン型ロボットが足になって!

人型ロボットが胴体になって!

鳥型ロボットが腕になる!

 

そこから合体したー!

 

仁『ラーイージンーオー!よっしゃ!俺たちは零を止める!失礼なことを言ったから責任とらないとな。』

 

そのままライジンオーはザージスのもとに向かった。

どれみはポカンとライジンオーを見ていた。

しかし、ハッとしてそのまま船に戻った。

 

どれみ『戦争かぁ〜なんか…ピンとこないな、怖いよ…』

 





マジョリカの部屋

ここでは、デラとマジョリカが話し合っていた。


デラ『さあ、マジョリカ、お金払って。』

デラは魔女を相手に生活雑貨を売る魔女の販売業者である。
マジョリカはデラにいくらか借金があり頭があがらないのだ。

マジョリカ『待て!わしが払うのはよく考えるとおかしいわい!そもそも零が来たからわしらは迷惑をかけているんじゃわい!だったら零の責任者が払うのが筋じゃあっ!』

デラ『マジョリカ、それを理由に払わないなんてずるいわよ。さあ、払って払って!』

マジョリカ『くぅぅ〜そうじゃ!わしからではなく、セバスチャンから貰えばよいではないか!四葉財閥の財力はわしよりも凄い!請求書を送りつけたらすぐに払ってくれるわい!』

デラ『あ、そっか。確かプリキュアの一人の四葉ありす(キュアロゼッタ)のお金持ちのことよね。それなら大丈夫そうよね。』

マジョリカ『請求書にプリキュア暴走代としとけい、キュアダイヤモンドが暴れて街を破壊した代金としとけばよかろう、この機会に古くなった商売道具とかを買い換えるぞ〜それに上乗せしとけい!このことは誰にも秘密じゃぞ。バレても迷惑をかけたのは向こうといえるし、タクトが来てもエルシャンクを動かすのをやめるといえばよい!』

デラ『了解〜〜それじゃあ、これあげるわ。』

デラはマジョリカにある絵を渡した。

マジョリカ『何じゃこの絵は?』

デラ『サービスよ、サービス!とりあえずこの絵の代金も請求しとくからね、バイバイ〜』

そのままデラは消えていった。

マジョリカ『とりあえずここに飾っとくか。』

マジョリカは絵をそのまま壁に掛けておいた。

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