第3次スーパーロボットα外伝〜仕組まれた滅亡〜 作:リバーサクラモード本格的だよ
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ー火星圏ー
ーテイワズ航路ー
ーエルシャンクー
ーブリッジー
俺たちはブリッジにて一部のメンバーを集めて緊急会議を開いた。
ここにはオルガ、ユージン、イルボラ、ドラえもん、俺タクト、レスター、ジャック、セブン21、進児、零君で行なっていた。
イルボラがモニターに作戦図を展開し、説明を開始した。
イルボラ『今回の作戦はテイワズのタービンズの船に現れるブルワーズにいる敵の大将首ブルック・カバヤン、クダル・カデルこの二人がターゲットだ。』
タクト『恐らくクダル・カデルがモビルスーツに乗ってやってくる。それが隊長機だ、それをやれば後は有象無象、ブルワーズの船も一つだけだ、弾薬やエネルギーが少ない以上無駄なことはしないでね。多分、阿頼耶識型のモビルスーツが攻めてきても必要最低限の動きのみね。』
ユージン『そんなこと言ってもよお、こっちの戦力で使えるのがミカにパドック、ビスマルクチーム、ジョウ、ジャックだけなんだろ。それにセブン21を入れたとしても…ビスマルクチームのビスマルクのエネルギーで紋章機使えねぇのか?』
シャフ『残念ながらビスマルクはルネサンスによって見つけられたものではなく、あくまでギャラルホルンによって作られた最新式ロボットだ。厄祭戦時代の超技術再生計画『ルネサンス』のものじゃないのです。』
ユージン『ん?あんた誰だったっけ?』
そこには見慣れない男女がいた。
そういえば初めてみる顔だな。
シャフ『ああ申し訳ありません。私この船に勤める姫様の護衛シャフ、そしてこちらにいる男の方がガミランです。』
ガミラン『ここはエルシャンクである以上我々もブリッジにいる。』
レスター『まあ、そうだろうな、ともかく相手はブルワーズだけだ。単純に問題はなさそうだ。ブルワーズだけならばこの程度の戦力ならばな、だが…一つ注意しなければならないことがある。』
零『りつ姉…それにギャラルホルンのデータで見たセイバードールズ…』
進児『どうせそんなことだろうと思ったよ。キュアダイヤモンドが脅されているとはいえ襲ってくるだろうな、そしてセイバードールズ…』
ジャック『男のみの惑星テラツーの戦闘女性型アンドロイド三体集団'セイバードールズ'.…それが怪しい動きを見せているんだ。ゼハート・ガレットの冷凍睡眠についても怪しい所が沢山あるんだ。』
オルガ『罠の可能性は高いがやるしかない。俺たちだってこのまま補給なしじゃあきついからな。』
ドラえもん『僕のひみつ道具だと装甲は直せてもエネルギー関係は…』
オルガ『内部のエネルギー関係か…だが、噂にある”呪われた秘宝”さえあればなんとかなったかもしれねぇが今はブルワーズとの戦いに集中だ。解散。』
そう言うと俺たちは会議を解散し、それぞれの持ち場に戻った。
とはいってとほとんど残るメンバーばかりなのでジャック、零、セブン21、ドラえもん、進児は格納庫に戻り戦闘態勢を取っていた。
しかし、零君は何やら辛そうに扉を開けて歩いていた。
ドラえもんのひみつ道具を使えばなんとかなるが…それではなぁ…そうだ!あの二人に任せるか!
零『…俺は戦えるのか…りつ姉…』
寂しそうな一言を残した零は格納庫に向かうとそこには二人の人物がいた。
二人は落ち込んでいる零に話しかけた。
ランファ『へぇ〜暗そうな顔して、折角可愛い顔してるのに、それでりつ姉ってのはあなたのお姉さんなんでしょ?だったら絶対に助けなきゃね。』
零『あ、ああ…しかし…俺がりつ姉を…りつあを相手に戦えるのか…』
昭弘『…俺もな…俺の弟もなあのブルワーズの奴隷として働いているんだ…だからこそ俺が戦う!』
零『えっ!あ、あんたも出るのか?しかしモビルスーツなんてここには…』
昭弘『お前が倒した三つの機体をバラして一つにして使えるようになったから俺が乗る。そしてCGSに現れたグレイズを回収してシノが乗る。数が足りないからな、他の皆には後で伝えておく、本当なら間に合わなかったがドラえもんのひみつ道具でなんとか間に合った。』
零『た、戦うのか!戦えるのか!』
昭弘『マイヤーズさんに頼んだんだ…一機も倒さないようにしてくれって…そうしたらマイヤーズさん周りを納得させるためにエネルギーの節約と言って了承してくれた。だけどもあいつらは生きるために襲ってくる。それを俺は助けたい。弟なら俺のことを頼るはずだ!そのために俺が戦うんだ!』
零『…俺にそんなことが出来るのか…』
ランファ『あんた男でしょ、ビシッとしなさい!それにね、やらなかったから駄目だったなんて…一生引きずる傷になるわよ!私がそうだったから…もし何か私がしていたらって思うとね…こんな私が行っても意味ないのにね。』
零『そうだな!俺も戦う、りつ姉を救うために…やらないよりはやるんだ!』
ランファ『もしもの時は私が出るから、どれみの魔法で紋章機を使わせてもらうの、ま、最も作戦内容からして私かミントが出るから、頑張ってきなさい。』
ミルフィーユ、フォルテの紋章機の必殺技は大量破壊兵器のため、もし使ってしまったら全ての敵を倒してしまう。
ヴァニラの紋章機の必殺技は紋章機の修理のために使うためヴァニラの機体のみではあまり意味がないのだ。
そこで必殺技がコントロール兵器であるランファかミントの紋章機が選ばれたのであった。
最もこの作戦における最終手段であり、魔法が使えるといってもど素人のどれみの魔法に頼るというのは不確定要素が多いので本当に危険なのだ。
零『そうならねぇから安心しなよ。敵のボスを倒すだけだ!』
ブーブーブーブー!
緊急警報機が赤く光り、警報音が船内に鳴り響いている!
来た!ついにブルワーズとの対決だ!
殺さずに倒すんだ。殺すのはボスだけだ!
それ以外は必要ない!
だけど…なんだろうな…嫌な予感がするのは気のせいだろうか…
ともかく今は戦う!
ガミラン『宇宙海賊ブルワーズの機体発見!至急格納庫にいる部隊は発進しろ!』
俺はプライズレイスというジャックでいうベータプラズマのようなウルトラマンへの変身アイテムを手高く上げて光となりウルトラマンザージスとなってブルワーズの機体に向かって行った。
ーブルワーズ船内ー
ー小部屋ー
???『さてと、来たわね。ウルトラマンザージス…敵はあなたのよく知っている存在よ…ね?菱川六花。』
部屋の内部にてそれぞれ青色、赤色、黄色の髪をした女性が縛りあげられていた菱川六花に話しかけていた。
六花『ありえない!あなた達が行なおうとしていることは絶対に叶わないわ!』
?????『そんなことはない!貴様はレイブラットがそう簡単にやられていたと思っていたのか?レイブラットの怨念はそう簡単に消えるものではない。僅かに残った残留思念がお前達の世界から私達の世界が繋がったのさ!』
六花『ま、まさか!レイブラットを使って…』
????『ご想像通りならば80点といったところだ。レイブラットの怨念はあるものに取り付いた。それはゴーデス細胞…火星にてウルトラマングレートという別のウルトラマンが倒した敵の細胞の一つと同化した!それを私達は回収した!そして全ての生命体に取り付くことが出来るゴーデス細胞とお前達の世界で見つけたジコチュー幹部、”ルスト”と”ゴーマ”の死魂を合成させ!キングジコチューいやゴーデスジコチューを作り上げるのが私達の目的!その成功にはキングジコチューのような器が必要だ。』
六花『私にそれになれと、ありえない!あなた達に協力する気はないわ!』
???『最初はそれでも良いと思っていたわ…でもねぇ、それじゃあキングジコチューの間違いをするだけ…そこでねあなたに頼もうと思うのよ…もう出てきたらどう?さっきからコソコソと、鬱陶しいから。』
ガタン!!バーン!
壁に穴が開き中から人が出てきた!
ガロ『はぁ…バレちまったか…よくわかったねぇ。』
????『いつの間に!ルクス!こいつはいつからいたんだ!』
ルクス『落ち着きなさいパンター、その方はガロ、まぁ…ウルトラマンザージスを一番よく知る人物にして私達と同じように人間の姿をしているけど人間ではない存在…”妖獣”まあ私達アンドロイドのセイバードールズよりも化物というべきだわね。』
セイバードールズとはガルトラントの支配者ファウスト総統閣下に使える三体の女性型アンドロイドである。
ガロ『よく知ってるなあ…だけど私はあんたらみたいなガラクタ人形にやられたりはしないんでね!』
鋭い爪を持つガロがセイバードールズに襲いかかる!
パンター『ティーゲル、ルクス!こいつをゴーデスジコチューの器にするんだろ!取り押さえる!』
パンターが構える!
だがルクスは六花の髪の毛を掴み上げた。
ティーゲルは刃を六花の首筋に軽く当てた。
ルクス『焦んないでよパンター、こっちにはこういう餌があるんだから。』
ガロ『なっ、私にそんなものは!』
ティーゲル『強がりは無意味だ。貴様にとってはどうでもいいだろうがザージスにとってはどうだろうかな?』
刃を少しづつ食い込ませる。
六花の首筋から血がたらりと落ちていく…
六花『気にしないで早く…こいつらを!』
ガロ『…わかった…』
ガロは手を上げてセイバードールズたちに降伏した。