第3次スーパーロボットα外伝〜仕組まれた滅亡〜   作:リバーサクラモード本格的だよ

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さあて〜〜今日は疲れたー!毎日毎日環境が変わると疲れますよね。スパクロのイベント…まあまあ頑張れてるのにユニコーン覚醒が出ない!残り三体で最大なのに〜〜出ない!どうぞ、


たった一つの色

 

ー火星圏ー

ー周辺中域ー

ーエルシャンクー

ー司令官室ー

 

タクトが少し脅しめな表情でマジョリカに魔法を使わせエルシャンクは動いた。

時間の都合上ウルトラセブン21と合流するのは宇宙空間にすることにした。

だが…船の中には一部不満を持っているものもいた。

 

イルボラ『マイヤーズどの!やはり私には納得出来ません!あのようなものをこのエルシャンクに入れるなどとは!』

 

俺の部屋にてイルボラが俺を睨みつけながら机をバンバンと叩いている。

あーあ…レスターよりタチ悪いよぉ…

折角あいつにロリ少女のお守りを任せたのに〜〜

まあ、確かにこんな意見を言う奴はいてもおかしくないんだけどね。

 

タクト『どうせコーラルかなんかのガンダムAGEの情報からガンダムを敵と認識したんだろう。それにあの零君は姉を奪われて感情的になっていた。そして我々にも丁度いいじゃないか、どのみち宇宙海賊ブルワーズに会う必要があったんだしな。』

 

イルボラ『確かに全く納得していない訳ではありません…しかし!子供を船に入れるなどとは!』

 

三体のロボットから5年3組の三人の生徒、日向仁、月城飛鳥、星山吼児が出てきたのでとりあえず格納庫で休んでもらっている。

また子供かぁ…

それにのび太君たちが面白がって乗っていたんだよ…

 

タクト『のび太君たちだろう…だって5年3組のみんながまさかロボットを持っているとは思わなかったし…エルドランっていうのも謎なんだよね…それを理解するために仕方ないだろう。リュウタ君たちは置いてきたんだから。』

 

イルボラ『…わかりました!それでは。』

機嫌を悪くしながらイルボラは俺の部屋から出ていった。

 

あーあ、あの調子だと機嫌悪そうだな。

レスターよりも頑固やなぁ…

優柔不断に行動しないとねぇ…

 

コンコン!

 

誰かが扉を叩いた。

誰だ?

 

タクト『どうぞー、開いてるから入ってきていいよー。』

 

ガチャッ

 

昭弘『失礼する。』

 

少し深刻そうな表情の昭弘がドアを開けて俺の部屋に入ってきた。

なんだ?

昭弘?どうして俺の部屋に?

 

タクト『まあ、そこの椅子に座ってくれ。』

 

昭弘は俺と向き合った場所の椅子に腰掛けた。

 

タクト『んで?俺に何の用事?』

 

昭弘『実はな…コーラル・コンラッドの機体の残骸から宇宙海賊ブルワーズの情報を見つけたんだ…そして…そのブルワーズの中に弟がいたんだ。』

 

タクト『えっ!』

 

昭弘『無理な頼みだとは思うが…ブルワーズの使うモビルスーツのパイロットを殺さずに済む方法はないか…』

 

タクト『もちろんだよ、そもそも賞金首でもあるブルック・カバヤン、クダル・カデルこの二人によるものだ。この二人さえ叩けば残りは阿頼耶識手術を受けた子供達のみだ。だからモビルスーツの指揮官機、これを一点集中だ。』

 

宇宙海賊ブルワーズ

その勢力はテイワズという複合大企業の一つタービンズの輸送便を襲うほどの戦力だ。

そんなに多くはないだろう。

だけど…本当にブルワーズなのかなぁ…

人身売買があるならブルワーズに間違いないんだけど…

輸送便を襲うのだったら宇宙海賊ビシディアンもいるしなぁ…

ま、一つかけてみるか。

 

昭弘『すまない…恩に着る。』

昭弘は深々と頭を下げてそのまま部屋から出ていった。

さあーてと!

 

俺は小学校から見つかった三体のロボットを確認するために部屋から出ていった。

 

ー格納庫ー

俺は格納庫につくと例の三体のロボットが置いてある周りで零君と仁君が何か言い合いをしている声が聞こえてきた。

 

零『だいたいなぁ!お前があんな場所でロボットなんて動かすからだろ!』

 

仁『初めてだったんだから仕方ねぇじゃんか!それにお前はなんだ!ウルトラマンのくせして俺たちの街を壊しやがって弁償しろい!そんなこともわかんねぇのかこの男女!』

 

零『なんだとっ!男女だと!』

 

飛鳥『や、やめろよ。』

 

零君が胸倉を掴みかかる。

け、喧嘩かぁ…

まぁ…この年頃だし喧嘩くらいは普通かな。

でも…いちおう止めるか。

俺はダッシュで二人のもとに向かった。

他の二人が押さえ付けている。

一触即発の状況だな…

 

タクト『ちょっと!ちょっと!何やってんの!駄目じゃないか喧嘩しちゃあ!』

 

仁『黙っていくれよタクトさん!俺はこいつのせいで死にかけたんだ!許すわけにはいかねぇんだよ!』

 

飛鳥『仁!お前の気持ちはわかるがそいつを殴るよりもタクトさんに直接言ったほうがいい。タクトさん!僕たちは初めての戦闘だったんです!それで一回のミスで零のやつに当てただけで殺されかけたんですよ!謝るのが筋だと思います。』

 

零『攻撃されたら攻撃仕返す!やられたらやり返す!そういうもんだ!』

 

吼児『そ、そんな暴力的な…』

 

零『俺は姉ちゃんを助けるまでは何がなんでもやられるわけにはいかない!それがわかるか!』

 

仁『悪い事をしたら謝る!そんなのもわかんねぇのか!学校の先生や父ちゃん母ちゃんから子供の頃教わらなかったのかよ!』

 

仁君がそう叫んだ瞬間

零君が涙を流しだした。

そして腕を掴んでいた飛鳥を頭突きで怯ませ右拳を握りしめ仁君の左頬を殴り飛ばした!

 

零『…お前には!お前みたいに知らない奴が…俺は…俺はな!』

 

仁君を突き飛ばし、マウントを取って殴りだした。

 

さすがにまずいと思った俺は零君の首筋をとって市場のマグロのように俺の部屋へとひきづっていった。

 

零『は、はなせ!はなせ!』

 

泣きながら暴れる子は落ち着かせないといけないな。

 

タクト『ちょっと来てもらうよ、仁君、怪我はヴァニラに直してもらって、そんじゃ。』

 

俺は自分の部屋へと零君をひきづっていった。

 

ータクトの部屋ー

俺は彼のカウンセリングをするためにここに来たがまぁ…本当はヴァニラみたいなちゃんとしたカウンセラーに頼むのがいいんだけど…

エンジェル隊自体…休みがあったとはいえリラックスはあまり出来ていないんだろうな。

ランファみたいな心の闇を持つやつもいるしね…

 

零『なんだよ!俺に何の話しがあるんだ!どうせこの船から降りろっていうんだろ!』

 

感情が高ぶってるなぁ…そうだ!

あれが確かあったよなぁ…

俺は机の下からオセロ盤を取り出した。

 

タクト『とりあえずさあ落ち着くためにまずオセロでもやりながら話しをしようよ。』

 

零『い、いったい何の目的だ!』

 

タクト『どうせ普通に話しをしようとしても途中でさっきみたいにヒートアップしたら大変だろ。だからさあまずは互いのためにゲームしながらのほうが話しやすいだろ。こっちから話しかけると尋問みたいで君もいい気はしないだろ?んじゃま君は白ね、真ん中に二枚白を置いて、俺は黒を二枚置くから。』

 

零『あっ、ああっ。』

 

俺たちはオセロを始めた。

8枚を置いた頃から俺は話しかけた。

 

タクト『とりあえず君の名前は菱川零だろ。りつ姉といっているのが君のお姉さんだね。そして君はその人物を助けるためにこの世界にやってきた…だよね?ところで俺はまだプリキュアについて知らないんだけど…それっていったいなんだい?』

 

零『俺もよくはわかっていないんだけど、プリキュアというのは不思議な力を持った女戦士達という定義で考えてくれたらほうがいい。あまりにプリキュアというのは多いからな。』

 

タクト『その女戦士達の一人が君のお姉さんなんだろ?でも不思議な力を持っているならば俺たちと通信とか出来ないかい?』

 

零『多分無理だろう、この世界にまだ慣れていないから上手く力が使えないからどうしてもな、大変なのは身売りに売られてしまうことなんだ。これがそのりつ姉の写真だ。』

 

零はキュアダイヤモンド姿の写真をタクトに渡した。

 

タクト『ふーん…まだ若いねぇ…戦士というよりかはコンパニオンのチャンネーに見えるんだろうなぁ…これなら身売りで高く売れるんだろうな。』

 

零『そ、そんな!』

 

タクト『悪いけどそうなるんだよね〜〜男の人の中にはこういうのが大好きでしょうがない人がいるんだよ。だけど、そろそろ。』

 

キュイーン!

 

不思議な音と光がエルシャンクの俺の部屋に入ってきた。

光は徐々に消え人の姿へと変わっていった。

 

セブン21『あなたがタクト・マイヤーズですか。私の名前はウルトラセブン21はセブン上司からの命令で来ました。』

 

なんと光の正体は人間サイズになったウルトラマンの一人だった。

俺はびっくりし過ぎて有利に進めていたオセロ盤をひっくり返して落としてしまった。

 

タクト『すみませんね、合流地点を変更してしまいまして、それでわかったんですかブルワーズの航路は?』

 

セブン21『ええ、わかりましたよ。ここからこのペースで進んで大体20分後にブルワーズと接触です。ビシディアンではなくブルワーズだというのは確信が持てました。』

 

タクト『よし、ブリッジで緊急会議を開きます。セブン21さん、零君も一緒にだ。もう落ち着いただろ?』

 

零『えっ、ま、まぁ…さっきよりかは落ち着けたような…』

 

タクト『それに君の勝ちだしね、行こうか。』

そう言ってタクトは部屋から出て言った。

 

零『勝ち…あっ!』

ふと下を見たら落ちたオセロが全て白になっていた。

 


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