第3次スーパーロボットα外伝〜仕組まれた滅亡〜 作:リバーサクラモード本格的だよ
ー99年世界ー
ー裏山ー
ー機動艦内部ー
ーブリッジー
ギャラルホルンの三機のモビルスーツ対ウルトラマングレートの戦いの最中ギャラルホルンのモビルスーツを上空からのウルトラマンザージスの光線が破壊し、残り一機となっていた。
俺たちは土に埋めていた機動艦を動かし透明マントで姿を隠しつつ、空からウルトラマンたちの様子を見ていた。
ブリッジには俺、イルボラ、マナ、ユージンがいた。
ザージス『返せ…返せ…』
地上に降り立ったウルトラマンザージスは怒りに体を震わせてギャラルホルンの残った一機を見つめていた。
だが、少し様子が変に見えた。
タクト『?返せ?おい、グレート!そいつはお前の同族じゃないにしても話しぐらいは聞けるだろ?とりあえず聞いて見てくれないか?』
怒りの表情が見えるな。
あまり刺激的な言葉をせずに…
まだ避難出来ていない人もいる。
人命最優先だ…
グレート『わかった。君?確か名前は…ウルトラマンザージスだったよね?私の名前はウルトラマングレート。君の目的はなんなんだ?これ以上の殺人は無意味だ。我々に話しを聞かせてくれないかい?』
ザージス『なんだあんた、ウルトラマンか?だったら俺の邪魔をするんじゃない。こいつからは聞きたいことがある。さあ、話しをしてもらおうかギャラルホルン!』
コーラル機はザージスがグレートと話しをしている間にザージスの背後に回った。
そしてアックスを取り出して背中を刺そうと振り下ろした!
コーラル『私はこんなとこで負けるわけにはいかないのだ!ウルトラマンなんかに負けるわけにはいかないのだ!』
ザージスは後ろを振り向き斧を掴んだ。
力の差が歴然で全くコーラルは斧を動かせなかった。
ザージス『…お前には話してもらうことがいっぱいあるから殺さないだけだ…さあ、話せ…別に俺はお前をここで殺せるんだ…』
コーラル『キュ、キュアダイヤモンドなら…宇宙海賊ブルワーズに売り飛ばした!もうあいつの利用価値はなかったが…程よい金銭にはなってくれたよ…今頃はどこかの星で売られているだろうがな、だっ、だから私の命は…』
ザージス『そうか、ならお前にもう用はないな。』
ザージスは斧を握りつぶし足を振り上げてコーラルのコックピットを潰した。
グレート『な、なんてことを…いくらなんでも命を奪うのは…それにこの街の被害は…』
ザージスの赤い光線によりモビルスーツの周りのビルなどはボロボロになっていて、モビルスーツによる破壊の被害も多そうだ。
人は大丈夫そうだな…まだパニックがあるが
避難については裏山でなんとかなっている。
さて…
このビルは復元光線で直せばいいけど…
このモビルスーツは俺たちで処分すべきだな…
ともかくこのウルトラマンから話しを聞かないと…
でも怒っているなあ…
ザージス『あんたには関係ないだろ?だったら黙ってろよ、俺のやり方に口出しするな。宇宙海賊か…どうしてやろうか…』
ザージスが考えながらいると…
ウィーン…
ガァンガァン!!
ガァンガァンガァンガァン!!
ガァンガァンガァンガァンガァンガァンガァンガァンガァンガァンガァンガァン!!
突如土が揺れだした…
いや、学校が揺れているのか…
これはいったい…
俺はモニターでそこら中を見た。
すると、学校が動いていた。
タクト『な、なんだ!が、学校が動いているぞ!こ、これは』
俺はモニターを拡大し学校を見ていた。
すると、学校は変形していき…中から三体のロボットが出てきた!
ユージン『お、おい!あれがトランスフォーマーなのかよ…』
小学校の中から三体のロボットが出てきた。
人型、四股のライオン型、鷹型のロボットがそれぞれ小学校から出てきた。
これがトランスフォーマー…でもなんか違うような…
どう見てもガンダムではないしな…
モビルスーツにしてはサイズが小さすぎる…
モビルワーカーにしてもサイズがデカすぎる…
この世界の兵器か…
トランスフォーマーであるか…
そのどちらかだろうけど…
なんで学校からロボットが…
偽装か…
俺が考えていると
疲れた息継ぎの声と足音が聞こえてきた。
ドアが開いた。
聞き慣れた男の声が聞こえた。
レスター『おい…ハァハァ…た、タクト…』
レスターか…走り疲れたというよりかは何か体調が優れてはいなそうなのだが…
何があったかは…だいたい想像がつく…
御愁傷様でした…
レスター『おっ…おい…戦闘は…』
さすが仕事人間レスター!
任務第一か…
でも…健康管理はしっかりしないとな。
タクト『終わった…けど、今は現れたウルトラマンザージスとの話し合いの途中なんだ。まだ避難は解除しないほうが良いな…さすがにグレートと同じ姿だとしてもこのウルトラマンからは怒りや憎しみが感じられる…これはいったい…ともかくお前は休め、司令官としての命令だ。』
レスター『そ、そうか…わかった。だが一つ言っておくもしもの時にはどれみの魔法で紋章機一体を動かせれるらしい…制限時間付きだがな…』
へぇ〜
魔法って便利だな…
にしても今回の戦闘はグレートだけで良かったよ。
あんな街中じゃあロボットは動かせない…
動かすにしてもサイズならばあの学校にあるロボットくらいかな…
といっても動いてないから気にすることはないかな!
ウィーン!!
ガシャ!
ゴゴゴゴゴ!
聞き覚えのない機械音と地震が発生した。
これってまさか…
マナ『マイヤーズ司令!学校にある三機のロボットが動き始めました。』
三機のロボットは動き始めて、街中に現れた。
ぎこちない動きをしている。
だが俺の心の中は乱れていた。
やっぱり!!
ふざけんなよー!
動くのかよー!
ま、待てよ!まさか、あのロボット…
いやあのウルトラマンザージス…
見たことないロボットを見たら…
どうなるんだ…
ザージス『なんだその機体?まさか…ブルワーズか!』
ザージスがライオン型のロボットに襲いかかる!
グレート『やめろ!』
グレートはライオン型のロボットを庇ってザージスのパンチをまともに食らってしまいダメージを受けてしまった。
それどころか制限時間がきてしまい。
姿がジャックになってしまった。
どうする?街中でビスマルクやギガアスターを出すわけにもいかないし…
エルシャンクのロボットは動くかどうか微妙だ…
となると…仕方ないか…
タクト『ユージン!お前から三日月に指示を出してくれ…バルバトスを出す!』
イルボラ『我々のロボットを使わないのですか!』
タクト『ジョウは完璧にはロボットを扱えていない…そんな状態ではウルトラマンの相手は無理に近い。だから機動力があって小型のバルバトスを出すのが一番いいんだ。』
ユージン『わかった。』
さて、吉と出るか凶と出るか…
運試しだな…