第3次スーパーロボットα外伝〜仕組まれた滅亡〜   作:リバーサクラモード本格的だよ

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少しずつ投稿してある話しに修正を入れておきます。あとここ数日の間は正月休みで投稿は安定していますが1月中旬はどうなるかわかりません。それではどうぞ、


クーデターの惨劇

ーPD600年ー

ー火星圏ー

ー機動戦艦内部ー

 

エオニア率いるザールの艦隊が起こしたクーデターから紋章機にのり逃げてきたエンジェル隊の三人の少女が追ってきた敵を俺は立ち向かった。

 

パドック『プラリアンソード!』

俺はギガアスターの赤色の頭部から長い剣を取り出し右手に持ちガイゾックの無人ロボットの胸に突き刺した!

 

グワァギャアア!

無人ロボットは苦しみだし、口から吐血をした!それを見た俺は続けざまに胸部に収納してあるレーザーカノンを解放し、ガイゾックの足へと命中させ、側をウロウロしていたデスキュラの小型戦闘機をギガアスターを回転させて、二機撃ち落とした。

 

パドック『ざっと、こんなもんよ!さあてと!次はおめえだよ、木偶の坊ロボットがああ!』

俺は左手でプラリアンソードのボタンを押し刀を短剣にしてベーダー一族の怪物の喉に突き刺し、喉を引き抜きダメージにより動きを止めているそれを左手にパワーを集中させて殴りとばした!

 

ミルフィーユ『す、すごい、私も。』

ミルフィーユはなんとかヴェイガンのモビルスーツのコックピットを外さないように下手なりに狙っていた。

ミルフィーユは射撃がそれほど得意ではなかったが、ミルフィーユが乗るラッキースターは他の紋章機と比べてバランスが良く、偏った性能の無いモビルスーツの相手は良くモビルスーツと比べてそもそもの機動力が高い紋章機相手では乗るパイロットにもよるが大半の場合は紋章機が勝つであろう。

逆に力に偏ったガイゾックなどが相手の場合は確率は低いがもし一撃でも攻撃を受けた場合には機体の損傷が激しくなり最悪撃墜されてしまうためタクトは見た目がモビルスーツよりビスマルクのようなギガアスターとプロパイロットだった兄を信じガイゾックの相手をパドックに任せたのだ。

 

バンバンバン!ミルフィーユの撃った弾はモビルスーツの頭部にあたりモビルスーツは動きを止め、ザールの戦闘艦に回収された。

 

ミルフィーユ『やったぁ!あそこは…コックピットじゃない!』

すると喜んでいたミルフィーユの横を通ったのはランファのカンフーファイターでカブトの乗るザールに向かったミサイルを放つ!

 

ランファ『ちょっと何やってんのよミルフィー!たく、甘いんだから…私は容赦なんてしないわよてぇえい!』

ランファの乗る紋章機カンフーファイターは接近型で一撃一撃の攻撃の威力は抜群だがその分装甲が薄くダメージを受けると危険であるが、そこは持ち前の機動力でだいたいの場合は避けるため問題ではない。

そのデータを見てタクトは動きが鈍いザールを狙うよう指示したため、カブトの戦闘艦は損傷をかなり受け退却を始めていた。

 

ーザール戦闘艦ブリッジー

カブト『や、やばい!逃げろ逃げろ!もう駄目だ!そうだ、デスキュラはどうした残り一機戦闘機があったはずだぞ!それを囮に逃げるんだ!』

ブリッジにいたカブトは部下に向かって命令した。その声を聞き一人が叫んだ。

 

カブト部下『そ、それがその一機は既に紋章機によって撃墜されています。』

その戦闘機は射撃が得意なフォルテの乗る紋章機ハッピートリガーによって撃墜されていた。

動きは遅いが重装甲に大火力のハッピートリガーは一見すると機動力が高い戦闘機の相手は難しそうに考えられるがフォルテの射撃能力は高いため問題なく撃ち落としていたのだった。

 

カブト『な、なんだと!し、仕方ない…クロノ・ドライブを行い逃げるぞ!急げ!』

 

カブト部下『クロノ・ドライブ開始!』

シュウーイン!

 

カブトの戦闘艦はクロノ・ドライブいわゆるワープを行い逃げだしていった。

 

ランファ『こらー待ちなさーい!あーあ逃がしちゃったか〜まあ、しょうがないか。はあ…疲れた…ちょっと司令官!タクト・マイヤーズだったわよね…ともかく回収してくれない。』

 

タクト『あ、ああ…お疲れさん。すまないけど休憩の前にトランスバール星のこととあの敵について教えて欲しいんだが…』

 

フォルテ『了解した。とりあえずまずは回収してからだ。』

 

ミルフィーユ『なるべく手っ取り早く終わらせてくださいね、もうヘトヘトなんですからね。』

 

ジャック『君達が疲れているのもわかるんだけどねこっちにもギャラルホルンとの合流しなければならないんだよ。』

 

パドック『どうだーいタクト!これが終わらせて私の力であるというのだー!はっはっはっはっはっ!』

 

タクト『に、兄さん。さっきいっていたひいひいじいさんのロボットって…あの茂じいさんが作ったの?』

 

パドック『正解、正解!いろいろと頑張ってくれてこんなもの作ってくれたんだよ〜お年玉としてもらったんだよ〜』

 

タクト『あ、あのじいさんならやりそうだな〜とりあえず回収しますから。』4機は回収されて指令室で話を聞くことにした。

 

ー指令室ー

タクト『さあてと、まず君達は白き月にいたエンジェル隊だよね。ここに来たのはクーデターがあったからだろ、クーデターって一体何があったんだ?』

俺は集まった3人に向かって悪いとは思いつつも話を聞くことにした。デリカシーのなさで考えたら俺は最悪だ。

だが俺は軍人だ、やるべきことはしっかりやらなければならない。

 

ミルフィーユ『……』

やはり黙ったままか…じゃあもう少し落ち着いてからにするか。

 

ジャック『頼む話しをしてくれ、でないと俺たちには何をするべきかわからないんだ。辛いのはわかる…それを承知で頼んでいるんだ。』ジャック……話しをしてくれるかな

 

フォルテ『…つい数時間前だ…5年前王族を追放されたエオニアがザールの将軍として大量の戦闘艦を率いてトランスバール星と白き月を襲って来たんだ…私たちは立ち向かった…だけども敵があまりに強すぎた…最初敵は無人艦ばかりで動きも単調でなんとかなると思っていたんだ…だけども敵はザールだけじゃなかったんだ……かつて厄祭戦が起こった時にデンジ星を滅ぼしたベーダー一族が責めてきたんだよ!どうやらザールは様々な勢力を吸収してどんどん力を上げていったみたいなんだ。

さすがに物量戦では明らかにこちらが不利で私たちは逃げ出し白き月にいた『月の巫女達』と『月の聖母シャトヤーン様』はシャトヤーン様一人残して『エルシオール』と呼ばれる戦艦に乗って逃げ出したんだよ、だけど5人のエンジェル隊のうち二人はCGSと呼ばれる集団に捕まり月の巫女達はケサムと呼ばれるものに捕まり、トランスバール星はベーダー一族の手によって汚され、残っていた人達は汚染された環境に蝕まれていくのを私たちは黙って逃げ帰るしか出来なかったんだよ!!』

フォルテは怒りに身を任せ側にあった机を力強く蹴った。

相当悔しかったのだろう…

 

レスター『そうだったのか……タクト、ジャック、これからどうする?ギャラルホルンとの合流はもうすぐのはずだが…』

 

ジャック『とりあえずギャラルホルンと合流するべきだな、俺たちには頼りになる戦力がパドックさんのギガアスターだけなんだからな…こちらには紋章機用の補給物資は存在しないんだからな…』

 

タクト『ギャラルホルンに紋章機用の具体的な補給物資はないが少なくとも気休めの修理と弾薬の補給くらいなら出来るはずだよ。

それに俺たちはギャラルホルンと合流したあとにCGSに行く用事があるからチャンスがあればCGSから君達の仲間を救い出すことが出来るかもしれない。

だからまずはここで身体を休めてほしい。小さな戦艦だけど人間が住む分にはそこまで問題はないからさ。

とりあえずそれぞれの部屋を教えるからついてきてほしい。レスターここで監視を続けてくれ、ジャックは敵の分析を頼むよ、じゃあ行こうか。』

俺はトランスバール星にいる友や家族のことや不安を心の奥底に押し殺し笑顔を見せながら連れていった。

 

タクト『とりあえず桜葉少尉、蘭花少尉、フォルテ中尉、俺のことはタクトでいいからかしこまったことは中々苦手でね。それでいいかい?』

 

フォルテ『それじゃ私もフォルテでいいよ、タクト。』

 

ランファ『私のこともランファでいいわ、よろしくタクト。』

 

ミルフィーユ『はい、私のことはミルフィーでお願いします。よろしくお願いしますねタクトさん、ところで私達の部屋は…』そうやって話しながら歩いていると四人は3つの部屋にたどり着いた。

 

タクト『とりあえず、ここの三つの部屋を使ってくれないかな、まあ多少の不便は我慢してくれないかな?ベットや机に椅子はあるからね。』

 

ランファ『まあこんなもんか…部屋は我慢するけどシャワー室はどこよ?戦闘で汗だくなのよ。』

 

タクト『えーとね…ここから突き当たりを右に曲がるとシャワー室で左を曲がるとお手洗いだから…じゃあギャラルホルンと合流するまでは自由にしててね。それじゃ兄さん行こうか。』

 

パドック『おいおい俺はこの周辺の部屋じゃないのか?』

 

タクト『当たり前だろ!ただトイレとシャワー室を紹介しただけだよ!これ以上奥さん増やす気かよ。たく、パトリック兄さん以外の兄さんの一族は凄すぎるんだよ。』

そうなんと兄さんの家族はひいひいじいさんからとても特殊でひいひいじいさんには8人ひいじいさんには4人じいさんには7人親父には4人パドック兄さんには8人の奥さんがいるのであった。

この一族はイケメンがとても多くモテやすく女好きであるため色々と大変なんだ。

 

パドック『そのおかげで玉の輿とかあったりして結構裕福に暮らせたんだよねー!』

 

フォルテ『なんというか…運がいいというかなんというか…いつかバチが当たるよ。』

 

タクト『ちゃんと当たったよ、データを見てわかったんだけど、連邦軍という軍隊のお偉さんの娘さんを妊娠させて、絶対に成功しないジオン公国という独立国の交渉役を押し付けられた。因果応報というか…』

 

パドック『そのいいかたはないだろ!俺はただ女の子が好きなだけだ!女の子も俺の顔とか性格は好きだろ!だったら有意義に生かさなけきゃあならないんだ!この世にはモテる男とモテない男、モテる女にモテない女そんな四つのタイプが存在している。その中のタイプとして俺はモテるタイプの男だ!そうなったら俺には指名があるんだ!人間の遺伝子を未来に引き継ぐために俺はたくさんの女の一族の未来を繋いでいくために頑張っているんだよ!モテない男の未来をモテる女が救うように様々な女を俺は救っているんだ!』

 

…変わっていない…

はあ…清々しいほどのナルシストだな…

エンジェル隊のみんなドン引きだけど…

そんな兄さんの女好きわかるんだけどねー!

 

ミルフィー『は、はあ…ともかく私達はこれで失礼しますね。』

 

ランファ『ほんじゃね。』

 

フォルテ『ふう、やっと休めるか。』エンジェル隊は部屋に入っていった。

 

タクト『さてと、行きますか兄さんついてきてください。』

 

パドック『わかったよ、行くか。』

タクトはパドックを部屋に連れていった。

 

 

 

 

 

 

 

 




ジャック・シンドー 21歳 中佐
タクト、レスターの士官学校時代からの同級生で友人、科学者としても優秀で体力もあり筋肉質で運動も出来るレスターと二人同時に主席になるほどだが、金属生命体のフェストゥムとの共存を考えるなど変人扱いされている。人事部に配属されたためタクトとレスターの願いを叶えるために二人を辺境惑星の司令官と副司令に任命した。タクトと違い平民のため実力で中佐になった。

原作 ウルトラマンG

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