第3次スーパーロボットα外伝〜仕組まれた滅亡〜   作:リバーサクラモード本格的だよ

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今、山口のある宿に来てますが、結構いいもんですね。
番長のスロットがあったけどなんかピンクだったなぁ…


忍者伝説の真偽

 

ークロノ世界ー

ー火星ー

ーエルシャンクー

ー格納庫ー

パドック『よーし、入るぞタクト。』

 

俺の名前はパドック・コーラサワー。

元連邦軍の少佐だったが、今は別世界に渡って義弟の部隊にて戦っている。

立場上は民間人の協力となっている。

戦時特別措置のため大丈夫だけど…

それでもなぁ…早く会いたいんだよなぁ…

我が愛しの妻たち!子供達!

俺は元気なんだと伝えたい!

でもなぁ…どうやって並行世界に行こう…

今、この世界ではザールという帝国が宇宙を侵略し続けている。

さすがにこれには放っておけない!

俺はヒーロー物の番組が大好きなんだ!

電人エースにキャプテンウルトラ、突撃ヒューマン!

正義は必ず勝つ…なんて夢神話を信じる気はさらさらないが…

せめて愛する者のために戦う…

差別や支配を打倒する…

それと同時に恋愛も!

そういう思いをやって戦っている!

かっこいいだろう!

 

そんなことを考えながら俺は折紙型の戦艦に入っていった。

格納庫の天井が破れていたためそこから中に入っていった。

すると…

 

パドック『あ、戦いが起こってる!』

そこには黄色のライオンを模した顔のロボットが格納庫で戦っていた。

 

ジョウ『こ、こいつめ!』

取っ組み合いになっていたが、黄色のロボットが赤いロボットを投げ飛ばした。

俺は飛んで来た赤いロボットを避けた。

俺はそのパイロットに通信することにした。

 

パドック『おーい!そこの黄色のロボットに乗っているパイロット聞こえるか!こちらはトランスバール!大丈夫か?』

こちらの通信を受け取りモニターに顔が出た。

どうやらMZ23出身の子どもだな…

資料を見た感じそんな風に見えるな…

 

ジョウ『へっ!余計な心配する必要はねぇぜ!俺はあんなロボットすぐに倒してやるからよ!』

そういったらそいつはすぐさま黄色のロボットを動かしてビームサーベルと呼ばれる剣を腰から抜き取り赤いロボットの胸の部分を突き刺した。

 

ジョウ『おりゃあっ!』

胸に刺した剣を上へと動かして赤いロボットを格納庫から外へ蹴り飛ばした。

蹴り飛ばされたロボットは爆発した。

 

パドック『これで全部か…おい!その黄色のロボットのパイロット!俺の名前はパドック・コーラサワー、トランスバール皇国に協力している民間人だ。お前の所属と名前はなんだ!』

 

一応、俺も昔は軍人だった。

こうやって呼びかける訓練でよくやったよ。

こんなこと言うのはもはや癖とかではなく習慣になっていた。

こういう習慣は中々抜けなくてな…

風呂場に出来たカビのように…

そのせいで俺は結婚と子育てがやめられなかった…

結婚…結婚…だって可愛い女がいっぱいだもーん!

それに子どもも可愛いしー!

ま、弟のパトリックは面食いで俺みたいに重婚はしなさそうだな…

そんな風に俺が昔を懐かしんでいるとパイロットからの通信が来た。

 

ジョウ『お、俺はジョウ・マヤ。この戦艦…確か名前はエルシャンクと言ったな、俺は火星連邦軍に入隊するのが、いやで俺はマイクとレニーという仲間を連れて逃げていたらあんたらの戦闘に巻き込まれてこの戦艦に逃げ込み黄色のロボットに乗り込んで戦った!俺は民間人だ!だからこの船のこともよく知らねぇし、いきなりこの船の奴等に誘拐されちまったしよぉ!それに俺はまだお前らに捕まるわけにはいかないんだよぉ!』

黄色のロボットがビームサーベルを構えて襲い かかってきた!

 

パドック『たく!違うっての!』俺はT字型の槍で黄色のロボットのビームサーベルを弾きそのまま押さえ込んだ。

槍型の武器の扱いにはついては俺はトップクラスだ。

模擬戦でもこの武器を使ったときは絶好調で負け知らずだった。

 

ジョウ『は、放せ!おい!マイク、レニー!お前たちだけでも逃げろ!』

マイク?レニー?

なんだそれ…人の名前か…

もしかして…

 

俺はそのマイクとレニーという人物を格納庫にあるロボットにいると考え側に置いてあった青いロボットを揺らしてみた。

 

マイク『わーっ!』

するとコックピットの中から子どもが一人落ちてきた。

この子どもはさっきの戦闘で蘭花の機体に乗っていた奴だな…

その子どもは必死に逃げ出そうとしたが、出口がなかったため、その場に座り込んでしまった。

 

ジョウ『おいマイク!早く逃げろ!こいつらはトランスバールだ!さもないと火星連邦に引き渡されちまうぞ!』

 

マイク『いやだぜ!俺を見くびるなよ兄貴!』

この子どもがマイクか…

となるとレニーってのは一体…

 

レニー『それは私もよ、マイク。さあ、ほら捕まえなさいよ!覚悟は出来てるわ!』

すると一人の女の子が赤いロボットのコックピットから出てきた。

この子がレニーか…可愛いいなぁ…

いやいやいや、こいつらタクトの宣言を知らないんだな。

俺はコックピットから降りてメガホンを手にとって彼等に言った。

 

パドック『いいかー!俺たちはなー!ギャラルホルンと火星連邦と繋がっているザールに喧嘩を売ったー!ザールを壊滅させると宣言したんだよ!だからお前たちを火星連邦に引き渡す気なんてないんだよー!』

 

ジョウ、マイク、レニー『ザ、ザールに喧嘩を売った!?』

 

マイク『な、何考えてんの!あんたら!これまで火星のヴェイガンがやられてきたのはザールのせいなんだよ!それにもしかしたらデスガリアンだってくるかもしれないしー!』

 

レニー『ってことは…私たちの味方…』

 

ジョウ『ほ〜あんたら意外に見所あるところするじゃないの?んで俺たちをどうするんだい?』

 

パドック『何にもしないし、俺がここに来た理由は君達に用があるんじゃなくてこの船の艦長と会って話しがしたいんだよ。君達は連れてこられたんだろ?これから君達がどうしようが好きにすればいい。ただこれから行くあてはあるのかい?』

 

ジョウ『そ、それは…』

火星連邦から脱走して、火星の大地に三人きり…そういうのは見てられないんだよな。

 

パドック『よかったらこっちの船に来るか?あの船の艦長は俺の弟だ。民間人の救助くらいは簡単なことだ。ま、食いぶちに困らないというのは保証出来るぜ。』

 

レニー『お願いします!』

 

マイク『やったぜ兄貴!俺たちなんとか食いぶちに困らなくてすみそうだぜ!』

 

ジョウ『…そんなこといって俺たちを騙すんじゃねぇだろなぁ。』

おやおや、一人疑っているな。

 

パドック『まあでもさあ、この際甘えちゃいなよ。お前だってどのみちこれから何も出来ない。それに俺たちトランスバール皇国にいるエンジェル隊のことはよく知っているだろう?それを敵に回すのは賢い選択だとはないと思うぜ、まあ信じないなら信じないにしてもとりあえず来て見なよ。…エンジェル隊は美人揃いだぞ…』

 

ジョウ『な、何ー!…ご、ごほん!それでは俺…いや僕は民間人としてトランスバール皇国軍に行きまーす。』

あらあらやっぱり美人が好きなお年頃ね…

まあ俺もこいつくらいの歳にはもう子どもいたしね…

 

レニー『もう!ジョウったら!』

レニーって女の子膨れちゃってるな…

嫉妬かな…

 

マイク『まあまあレニー。』

怒っているレニーをマイクがなだめる。

 

レニー『黙ってなさいよマイク!』

怒ったレニーがマイクの顔めがけて肘打ちエルボーをかました!

 

マイク『いだっ!な、なんで…』

倒れたマイクをレニーが引きずりジョウが黄色のロボットを鼻歌で歌いながらギガアスターの足元に来た。

俺は三人に気をつけながら左手を足元に置いた。

 

パドック『この手に乗り…』

 

バンッ!!

 

ガァン!!!!

 

マイク『な、なんだ!』

 

突如として右腕が爆発した!

なんでだ…何かあったのか!

 

俺はコックピット周りを探ったが特に異変はなかった。

エネルギーの管理も正常だ。

じゃあなんで…

もしかして…

 

パドック『狙撃だ!ここは狙われている!早く左手に乗れ!』

俺はその攻撃が狙撃だとわかった…

さっきの爆発はビームライフルによる負傷だ

とするとこっちをロックオンしている…

ならば逃げるしかない!

俺は三人が左手で包み込み機動艦へと走った!

なるべく左手を動かさないように走るため遅くなるが仕方ない。

 

バンッ!バンッ!

背中に二発入った!

実弾じゃなくビームライフル

 

パドック『ぐわっ!く、凄腕のスナイパーだな…この機体は結構な範囲の敵を感知できるはずなのにモニターに何も映りやしな…ん?なんだモニターに何も反応がない!そんな馬鹿な!ウルトラマングレートならともかく機動艦やフォルテのハッピートリガーの反応もモニターにないだと…通信障害が起こっているのか!しかしこっちをここまで狙うとはザールか…ともかくまずは逃げるか!』

 

ブースターは左手にいる三人に負担がかかりすぎるから使えない…

くっ…

 

俺は背後からのビームにただ逃げるほかなかった。

 

 

?????『おいおいおい、スメラギさん。これじゃあまるで弱いものいじめじゃねぇか。気が乗らねぇなぁ…』

 

スメラギ『しょうがないじゃない…私たちは確かめなきゃならないのよ…”忍者伝説”…それが私たちの吉となるか凶となるか…』

 

 

 

 

 


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