第3次スーパーロボットα外伝〜仕組まれた滅亡〜   作:リバーサクラモード本格的だよ

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中々…上手くいきませんねぇ…
どうぞ


子どもではない子ども

 

ークロノ世界ー

ーPD600年ー

ー火星ー

ー機動艦ー

ーブリッジー

ここでは、俺とレスターとジャックがこれからどうするかを考えていた。

 

レスター『はあっ…にしてもCGSが子どもたちに乗っ取られるとは…』

そう、数十分前CGSの大人たちを”宇宙ネズミ”と呼ばれる少年兵たちが反乱を起こしてCGSは今やキッザニアみたいなもんだな。

 

ジャック『子どもって俺たちが思っているほど弱くはないんだよ。』

そうそう、おっそろしいんだよー…平気で給食でグルメレポートする子もいるし。

 

タクト『まぁね…大人よりもよっぽど頼りになる子どももいるしね…そしてさあ、さっき来た人達はどうしよう?』

さっきブリッジに表れた人達…たくさんいたけどなんとか医務室のベッドに連れていったよ。健康面は医師からなんともないといわれたけど。

 

ジャック『子どもが四人におっさん一人お姉さん一人にタヌキが二人にピンクのウサギか…』

はぁ…溜息ばかり出るよ。

 

タクト『はぁ…早く起きてくれないかなぁ…少年が一人だけさっき起きていたんだけど気絶しちゃったしなぁ…クーデターから逃げて来た人達かなぁ…このピンクのウサギはともかく、タヌキのほうはロボットみたいだけどこれが例のロボット軍団かなぁ…』

例のロボット軍団…最近宇宙でよく見るという噂があって様々な星を襲っていると聞いているんだけど…まさか伝説の超ロボット生命体なのか…ザールの戦力なのか?デスガリアンのブラッドゲームという悪趣味な遊びの一つなのか?それとも何かしらの事件なのか?それすらもよくわかっていないんだ。

 

レスター『ともかく、あの年長者に話しを聞くしかないな。』

唯一いるあのおっさんか…

たくさんきたなかに唯一いた年長者…

話しがわかるのはその人だけだな。

 

ジャック『さすがにそろそろ起きてもらわないとこちらもな。』

 

ピンポーン!

眠っていた人達が起床しました。

マイヤーズ司令支給医務室に。

 

通信が入って来た

どうやらとうとう起きたらしい。

 

タクト『よし!レスター!ここは任せる。ジャック、俺と一緒に来てくれ。』

 

ジャック『わかった。』

俺はジャックを連れて医務室へと向かった。

 

ー医務室ー

リュウタ『んー、ここはベッド、保健室…』

あーあ…まだ寝ぼけているみたいだな。

俺は起きた少年の一人に話しかけた。

 

タクト『やぁ、こんにちは、俺の名前はタクト・マイヤーズってさっきも言ったけど…君の名前は何なの?まずはそれだけでもいいから話しをしてくれないかい?』

とりあえず怪しいけれどこの話しで相手が怪しくないか確かめないとな。

 

リュウタ『お、俺の名前は古代リュウタ。小学五年生です。』

小学生か…まだまだ小さいなあ…

 

ジャック『それで周りにいるのは君の知り合いなのかい?』

 

リュウタ『え、えーと…隣にいる髭もじゃの人が俺の父さんで、その横にいる俺と同じくらいの年は友達で金髪のレックス、ツインテールのマルム、眼鏡ののび太、そして向こうにいる青いのがドラえもん、赤いのが確か…ドラエもんの友達で、そこのお姉ちゃんとピンク色のウサギは知らないけど。』

知らない?

 

ジャック『え、知らないのかい?一緒に来たからてっきり知り合いかと。』

 

リュウタ『そうだ!ここに来たのは変な黒髪の姉ちゃんが何かしたからだ!』

黒髪!

 

タクト『もしかして髪が長くて黒髪で変な盾を左手につけている女の子のことかい?』

 

リュウタ『え!そ、そうだけど…なんでわかったのさ!』

俺はゴーデスを倒した時にもしかしたらと思い頭に浮かんだあの女の子をあげた。

 

タクト『その女の子が原因か…ジャック、お前がいなかった時に俺はその女の子を見たんだゴーデスを見て地球に向かったんだけど…まさかその地球に行ったゴーデスの細胞を追った先に君達がいたのか?いや…ゴーデスの細胞が行ったのはギャラルホルンが支配する地球のはずだ…MZ23の人ではないなよ。じゃあいったい…』

 

リュウタ『まったくわけがわからないよー!』

すごく騒いでいる…

ったくこっちが喚きたいんだけどなぁ…

 

のび太『う、うーん…』

あ、もう一人起きたなぁ…

眼鏡の少年が起きたようだ。

 

のび太『わっ!わわっ!ここは、どこだ!』

やはりビビるかぁ…

その大きな声に驚いたのか次々と起きてくれたようだ。

 

ドラえもん『うーん…えっ!ここはどこー!おい!王ドラ!ここに連れて来たのはお前かカンナさんがやったことだろ!説明を頼むよ!』

青いタヌキロボットが喋り出して横にいた赤い猫のロボットに話しかけた。

 

王ドラ『そ、それは…こ、ここは並行世界だよ。カンナさんが持っている”シフトスライド”を使ってきたんだよ!暁美ほむらの魔法に対抗するために。』

暁美ほむら…やっぱりか、彼女が原因ね…

 

カンナ『そうだぜ!あの魔法がヤバイと感じてシフトスライドを使って並行世界に向かったんだ。その結果ここにきたんだぜ!でも…まさか火星に来ちまうとはなぁ…これの使い方は剛から聞いていたけど…忘れちまったよ。』

 

ドラえもん『と、とりあえずこれまでのことをまとめると僕達は並行世界から来て、間違えてここに来てしまったんです。しかもシフトスライドの使い方を忘れちゃって…帰れないんです。それに暁美ほむらの妨害があるせいで帰れないらしいんです。なんとかこの船にいさせてもらえませんか。』

へ、並行世界だってー!

 

グレート『なるほど、つまりこの世界とは違う世界から来た者達か…ならば助けるべきだ。』

ジャックの声が変わった。

どうやらウルトラマングレートがジャックの代わりに喋っているようだ。

俺も保護には賛成だけど…

 

剣竜『お、おい!この船は確かクーデターから逃げてきたんだろう!せめて子どもたちだけでも安全な場所に!』

やっぱりそういうよな…

一番年上の人物が俺に怒鳴りかけた。

そりゃあ怒るさ…

一応クーデターのことはわかっているしね。

 

タクト『それについてはここでは保護させていただきますのでご安心ください。最高クラスのホテルとはいきませんが、そんなに悪い環境にはしませんので、ですが、戦闘もありますので、緊急警報などが鳴ったら居住区から絶対離れでください。』

 

剣竜『ありがとうございます。私の名前は古代剣竜、たまたまここに来たわけですが、なるべく厄介にならないようにしますのでよろしくお願いします。』

そういって疲れの顔を見せつつ年長者として落ち着いた判断をするとは…さすが親だな。

皆がそれぞれ落ち着いてきた。

じゃあ…

 

タクト『さてと、皆さん。落ち着いたところで少しお話しをしましょう。といってもここで話しをするより食堂で飯でも食べながらここにいる皆さんと俺たちのクルーと一緒に情報を交換し合うことにしましょう。』

 

マルム『ご飯か…お願いします。』

 

のび太『そうだ、僕晩ご飯食べすごしたんだったんだ…』

 

ドラえもん『大丈夫だよ。グルメテーブルかけで食事をだすから。』

 

どうやら子どもたちは話しに乗ってきたようだな…

子ども…そうだ!

 

タクト『ちょっと待っててくださいね。こっちで準備しますので、ジャック、行くぞ。』

俺とジャックは外へと出て行った。

 

タクト『CGSの子どもたちも呼んでみるか、彼らもそんなに敵は増やしたくはないはずだ。ギャラルホルンに喧嘩を売っているようにも見えるしなあ…ジャック、お前がCGSに行ってくれないかな?俺と通信による会談を行いたいから通信コードを教えに行って欲しい。通信だけなら簡単だけど向こうは俺たち大人に対して不信感を持っている。だからお前がちゃんと顔を向けて話しをすれば大丈夫だ。CGSの大人がやられたのは子どもを”子ども”または”宇宙ネズミ”としてでしか見なかったからだ。俺たちは彼らを”人間”として話しをしてみることが大事だと思う。』

 

ジャック『要するに俺に人質になってこいっていうんだろ。』

 

タクト『そりゃあねぇ…武器を持っていかないと相手に信用してもらえないよ。武器なしで大丈夫なのはお前…いや今はお前たちしかいないんだよ。ジャック、グレート。戦場で自分のことを相手に信用してもらうためには無防備である必要があるんだ。それに加えて、相手は子どもだ…”大人を憎み子ども”だ。なお警戒が必要だ…まあ、無防備なのは間違いないんだよね…何せ”武器は持っていない”のだからな。』

 

ジャック『まあ、嘘は言っていないよな。じゃあ行ってくるわ。』

ジャックはそのまま銃を俺に預けて歩いてCGSへと向かった。

 

タクト『ふぅ、それじゃあ俺はもう少しあの人たちの側に…』

 

ギュン!!

 

何かピンク色のものが医務室から俺とすれ違いざまに出てきた。

空を飛び俺の横をすり抜けていった。

 

カンナ『お、おい!あのピンクのウサギは俺たち誰も知らないぜ!もしかしたらやばいやつかもしれない!みんなで探すから警報かけてくれ!』

女の人が起きて部屋で叫んだ。

うーん…やはり胸がいいなぁ……

あのサイズは…いやいやいや!

あのピンクのウサギが逃げたのか!

もしかしたらゴーデス関係か…

ともかく警報を出して探すか。

俺はブリッジに連絡を入れて皆でそのウサギを探すことにした。

 

ー99年世界ー

ーアメリカー

ー石油発掘場ー

同じ頃別世界では、謎のロボット軍団が石油発掘場を襲っていた。

スタースクリーム『さあてと、おいやろうとも!とっととあのエネルギーを奪うぞ!』

いくつかのロボットが石油を紫色のエネルギーにして回収していた。

それを見ていた一人の女性がいた。

 

すみれ『まさかこんなところで変なロボット軍団に出くわすとは思ってもおりませんでしたわ、剛もいなくてあのガシャットのダメージがありますが…やるしかありませんわ。』

一人の女性は袖から小さなロボットを出して光を浴びせてロボットを大きくして乗り込んだ。

 

スカイワープ『な、なんだ!あの変なロボットは?サイバトロンか!?それともバラノイアのものか!?』

呆気に取られたのも無理はない。

 

すみれ『帝国華撃団のトップスター神崎すみれ!参ります!』

たった一人でロボット軍団に立ち向かっていった。

 

さあ、戦いだ!

 

 

 


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