第3次スーパーロボットα外伝〜仕組まれた滅亡〜   作:リバーサクラモード本格的だよ

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ご長寿クイズが面白すぎてテンション上げてしまい!年末に出しちゃいましたよー!あと評価1と3て……悲しいです!


再開する兄弟

ーPD600年ー

ー火星圏ー

ー機動戦艦内部ー

ー指令室ー

 

タクト『ふわああっ…』

 

眠い…眠いなあ…暇だなあ…

 

この欠伸をして暇そうにしている男の名はタクト・マイヤーズ…若い青年将校で21歳にも関わらず大佐となり、トランスバール皇国からギャラルホルンと火星で合流し、フェストゥム対策会議代表として出航していたのだったが、特に意味のない対策会議に飽き飽きしていたのだった。

 

タクト『なあ〜レスター、ギャラルホルンの奴ら…フェストゥム対策のために俺たちを呼んだとかいってるけど…本来の目的は火星のある企業CGSとかいう警備会社の視察なんだろう?それに、俺とお前とジャックはギャラルホルン行きを蹴った奴らだろ、肩身が狭いというかなんというか…』

俺の仕事は辺境地域にある火星に副司令のレスターとともに人事部代表ギャラルホルンの交渉役として船に乗っているジャック・シンドーを護衛することだ。

この二人はとても優秀で士官学校で首席だった。

友人の俺としては鼻が高いばかりだ。ま、レスターは『司令官なんて仕事は嫌だ』といって司令官を俺に任せてくれるし、ジャックも人事部になったからレスターの気持ちを考えて俺を火星の辺境地域の司令官にレスターを副司令にしてくれた。

科学者のくせして筋肉質っていうよくわかんない体質だし、フェストゥムとかを倒すことをためらっている少し変わったやつなんだ。

 

レスター『うるさい、たく仕事だぞ、仕事!お前がサボるせいで俺やジャックの負担がどれだけあると思ってるんだ!ジャックもやっとさっき休憩に入ったばかりだぞ!』

モニターを欠伸をしながら見ている俺の背後からかつかつ歩いて叫んだ。

 

タクト『はいはい、二人のおかげで司令官の俺は助かっております、ありがとうレスター副官に人事部代表ジャック中佐どの。』

俺は笑顔で背後にいたレスターに頭をペコリを下げて、寝そべった。

 

レスター『調子いいこと言いやがって、ま、俺も司令官なんてごめんだしな。人事部代表のジャックのおかげで俺は副官でいられるし激戦区に送られなくて助かってるからな。つい最近暴れまわっているっていう機械軍団やヴェイガンと戦わなくてすんでるからな、おまけに俺たちが出掛けていたタイミングでザールが責めてきたからな…』

 

タクト『元皇子エオニアがザールの将軍になっていたとはなあ…ま、もしそいつらが襲ってきたとしてもギャラルホルンの皆さんに助けてもらえばいいーし、優秀なエリートさんたちに任せて俺はグータラやらせてもらいますよ。』

 

レスター『はあ…たく、ジャックの研究が成功したら火星の環境は激変して地球よりも過ごしやすい楽園になる可能性もあるのに…その護衛の司令がお前だなんてな…』レスターの奴めまだ言うか…そらそろお眠の時間にしてほしってのにな…さあて…飽きたし本格的に…

 

ブーブーブーブー!

 

緊急のサイレンが鳴り響く!俺はすぐさま昼寝をやめて飛び起き、眠気ざましのコーヒーをゴクリと飲み通信兵に声をかけた。

 

タクト『通信兵!なんだこのサイレンは?』

 

レスター『どうした!状況を確認しろ!何が起きたんだ!ヴェイガンか?謎の機械軍団か!』

レスターも叫びつつも冷静に状況を把握しようとしていた。さすがに俺も軍人だ。ここぞの時はしっかりやる。

 

通信兵『これは…謎の浮遊物が船にぶつかったようです…これは…どうやら冷凍カプセルのようです。』

 

タクト『冷凍カプセル?なんだ、敵かと思ってヒヤヒヤしたよ…とりあえず中に人がいるんだろ?冷凍カプセル回収して、プログラムを解除して、中にいる人と話しをしてみたい。回収できるな?』

 

通信兵『はい!至急そのカプセルを回収されたし。』

 

タクト『さてと、俺は回収カプセルの中にいる人とあってきますわ、あとはレスター任せたぞ、ジャックと交代しながら周りの状況を確認しといてくれ、引き続き警戒を怠らないでくれよ、ヴェイガンの罠やザールかもしれない。周りに他の冷凍カプセルとか何かあったらなんでもいいから調べてくれ!』

俺は後のことをレスターに任せて回収カプセルの元に向かった。

 

ー回収カプセル前ー

……俺は…なんだ…

 

この真っ白な景色はなんだ…

 

暖かい…暖かい…そうか…俺は…シ…

 

タクト『大丈夫ですかー!おーい!』

 

うるさいなあ……なんだあ…男の声…

 

タクト『ねえ、いきテール?』

 

ふざけんなよ…なんで…なんでなんだよ…

 

タクト『ま、まさかぁ…死んで…』タクトは冷凍カプセルに顔を近づける。冷凍カプセルは一人用で、顔の部分のみガラス張りでタクトは顔を見た。すると冷凍カプセルにいた男はカッと目を開き口を開き、叫んだ!!

 

パドック『なんで男の声なんだよー!なんでこの一番大事な人生の終わりどきに男の声であの世行くとかないわー!おい!なんでだ!いってみろ!なんでだ!』

あまりの大声にタクトはたじろいだが、そのままじっと顔は見つめた。

 

タクト『はあ…そんな…ん?あ、あなたまさか名前は…』タクトは何かを感じ冷凍カプセルにいた男に話しかけた。

 

パドック『名前だと!俺か!俺の名前はパドック・コーラサワー!地球連邦軍少佐だ!覚えとけ!』

 

タクト『や、やっぱり…やっぱりパドック兄さんだ!俺だよ、タクト・マイヤーズだよ。久しぶり!』

 

パドック『あ、お前かタクトか!なんだ久しぶりだな〜〜いやあ〜助かったよ、いつぶりか?』

 

タクト『確か〜〜十年ぶりくらいですよ。』

 

パドック『じゅっ!じゅうねん〜〜まさか!俺がお前とあったのはつい5ヶ月まえだぜ!今年は新正暦179年だろ!』

ガン!パドックは起き上がろうとしたが回収カプセルにいたことを忘れて頭をぶつけて痛がる。

 

パドック『いったぁー!』

 

タクト『パ、パドック兄さん…開けてくださいよ…コーヒーでも飲みながら話しでもしましょうよ。レスター!回収カプセルにいたのは俺の知り合いだ。話しをしてくるからそっちは任せた。』

俺はすぐさま指令室にいるレスターに話しをとうしてパドック兄さんに話しかけた。

 

パドック『ああ…わかったよ。』パドックはカプセルを開けて起き上がり、タクトに連れられて俺は司令官部屋に向かった。

 

ー司令官部屋ー

ここは俺の部屋でベットに椅子と机があるだけの質素な部屋でとても人と話すような場所ではないがパドック兄さんとなら大丈夫なひろさだし、まいっか、俺はともかくベットに座りパドック兄さんには椅子に座ってもらった。

 

タクト『さて、まずは何から話しをすればいいですか?パドック兄さん?』

 

パドック『まず…お前が帰った後のことを教えてくれないか。俺はお前が帰ってから5ヶ月ほどしか経っていないんだ。』

 

タクト『はい、まず俺とパドック兄さんがあったのは俺の時間感覚だと10年経っているんです。だけどパドック兄さんの時間感覚だと5ヶ月しかしていなんですよ。これは並行世界だと思うんですよ。』

 

パドック『並行世界?ここの年表記は新正暦じゃないからか。』

 

タクト『ええ、まず俺たちの年表記PDなんですよ、そしてこの世界にはモビルスーツなんてものは厄祭戦という三百年前に起きた戦争に使われていた遺物で今はモビルワーカーやイクサヨロイなんていう機械が主流なんですよ。しかも、パドック兄さんのいる地球の環境は正常なんですが…この世界の地球の環境は最悪なんですよ、今では地球に移住禁止令が出てるぐらいなんですがギャラルホルンなんていう地球に勝手にいすわる奴等もいるし滅茶苦茶なんですよ。』

 

パドック『俺は地球の代表として…ジオン公国というコロニーの一つに交渉役としていったはずなんだけど…ジオンの奴等!いきなり俺が乗った船をザクとかいう機械人形で襲いやがったんだよ!俺は緊急脱出用の冷凍カプセルに乗ったんだけどよお、俺の冷凍睡眠時間の設定が70年になっていたんだよお?』

 

タクト『う、運が悪いというかなんというかなあ……それでなんで並行世界に?』

 

パドック『確かお前が前に俺の世界つまり並行世界に来たときにはお前は確か…デスキュラと呼ばれる奴等の襲撃にあったときだったなあ。』

 

タクト『ええ、あの異星人デスキュラはあの時はなんとか追い払うことには成功してきたんですが…最近東の星にチョッカイ出してるんですよ…ギャラルホルンでもビスマルクチームなんていうのを作っているらしいですよ、それで何か理由とかはわからないの?』

 

パドック『まあ…そうだな…うーんお前のことを考えると俺はジオン公国の襲撃かなあ…』

 

タクト『でも並行世界は無数にあるはずなのに…俺がいた世界に丁度つくなんてな…』

 

パドック『偶然か…いや誰かの罠か…』

 

ブーブーブーブー!

 

またも緊急警報が鳴り響く!

 

俺とパドック兄さんは立ち上がり指令室に走り向かった。

 

ー指令室ー

タクト『おい!レスター!今、どうなっているんだ!』俺はすぐさま副官のレスターに話しかけて状況確認を行った。いつも冷静なレスターも少し顔に焦りの表情が見えて少し驚いていた。

 

レスター『まずいぞタクト!敵だ!それもデスキュラ、伝説のガイゾック、ヴェイガン、ザール、ベーダー一族が現れた!』

はあ!運が悪いとかいうレベルの問題じゃないぞ!なんでそんなにこんな辺境地域にくるんだよ!普通考えたらヴェイガンならわかる。ここは火星だからな…ところがなんだよ!ビアル星とかいうを滅ぼしたガイゾック!ふざけろよ!はぁ…俺もここまでか…最後にパドック兄さんに会わせるなんてな…

俺がこの瞬間に失望しているときに横にいたジャックがモニターを見て指さした。

 

ジャック『おい!あの前方にいるのは紋章機だぞ!』!紋章機!あの白き月の防衛にあたっていたエンジェル隊が乗る機体だぞ!

 

タクト『紋章機だって……いったい…ジャックが言うんだから本当だな…何が起こっているんだ?』

 

 

 

 

 

 

 

 




人物紹介
タクト・マイヤーズ 21歳 階級は大佐
11の時に家族で旅行に行った際デスキュラに襲われ並行世界に偶然飛び、20歳のパドック・コーラサワーと出会い、弟の18歳のパトリック・コーラサワーと出会い4ヶ月過ごし、義兄弟になるまで仲良くなった。
士官学校で副官のレスター・クールダラスと人事部の科学者ジャック・シンドーと出会い、人事部になったジャックに頼みレスターと一緒にしてもらった。サボるのがとても好きだが、チェスなどの頭を使う競技はとても得意。
親の地位がとても高いため若くして大佐になっている

原作 ギャラクシーエンジェルシリーズ

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