第3次スーパーロボットα外伝〜仕組まれた滅亡〜   作:リバーサクラモード本格的だよ

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なんと!海に散りし命から最終回より先にキャラが登場!
海に散りし命はもうすぐ終わりますが、この作品に繋がりますからご安心ください。
それではどうぞ、


変身!空からオレンジ

 

ーα世界ー

ー不思議な森ー

鉱太『な、なんだこの森は…』

俺はダチである祐也にメールで見せたいものがあるから来いと呼び出されて待ち合わせ場所に来たら、ダチの舞がいたけど肝心の祐也はいなかった。それどころかアクト団なんて名乗る三人組ウサラパ、ノラッティー、エドがいて、空間に開いた穴から見える不思議な森に入っていったんだが……

まったく知らない場所だなあ…

 

舞『ちょっとどうしよう!あの三人組の姿が見当たらないし…あれ!出入り口がない!』

後ろを見るとさっきまで開いていたチャックの穴がない!

 

鉱太『まあ…どこかに他の出入り口があるだろう。それに祐也にあのアクト団の奴等より先に会わないと。』

 

舞『うん、わかった。だけど…あの人達本当になんなの!まったく意味わかんない!』

 

鉱太『まあまあ…ともかく、探そうぜ。』

俺と舞は不思議な森を歩き始めた。

にしても不思議な森だなあ…図鑑で見たことない植物ばっかだ。

そんでもって所々になっているこの実はなんだろう…美味そうだなあ…ちょっと食べて……みようかな…

 

ウサラパ『おーい!どこいったー!出てこーい!祐也って奴出てこーい!』

あっ!まだそんなとこにいたのかよ!

 

舞『やっぱりいたんだあ…あれ?あ、こ、鉱太!あっち、あっち!』

舞が急に何かに驚いて指を指している。

そっちに何が…あ!

 

鉱太『あ、あれって!祐也の!』

 

ノラッティー『ほ、ホントざんす!』

やばっ!こいつらの目的はこの黒い奴だったんだ!

 

ウサラパ『いっただきい!』

なんとウサラパが黒い奴に向かって飛び込み奪ってしまった。

 

エド『それってもしかしてベルトみたいに腰に巻くんじゃないですか?』

あ…そうだ!あれは何処と無くベルトに見える!

 

ウサラパ『せーの!』

ウサラパはベルトを腰につけた。

だけど…

 

シーン

 

 

 

ウサラパ『な、何も起きないねぇ…これっていうベルトじゃないのかい?』

ウサラパが黒い奴を腰に巻いたが何も反応はなかった。

使い方が違うのか…

ウサラパたちは右往左往しながら黒い奴を色々しているが特に変わったことにはなってない。

なんだよ、ただの置物かよ。

 

 

ガァン!!

え、ウサラパの手に誰かがこの森になっていた果実を投げつけて黒い奴を落とさせた。

 

ウサラパ『痛っ、誰だい!』

果実を投げつけたほうを見てみるとそこには一人の青い服を着た凛々しい金髪の女性がいた。

 

 

グリシーヌ『貴様ら!!早く逃げろ!』

誰だ…早く逃げろ!

いったいどういう意味だ?

 

ガサッガサッ!

なんだ草むらが靡き草が落ちる

なんだ…なんだ!

 

ウガァッ!!!

急に草むら怪物が叫びながら俺たちの前に現れた!

これから逃げろってか!

俺達はすぐさまその怪物から逃げた!

だけど…

 

エド『うっ!うわあああっ!か、怪物!』

アクト団の太っているエドってやつが逃げおくれていた。

どうやら足をくじいたらしい。

仕方ない!

 

鉱太『おい!大丈夫か!くっ!』

駄目元で俺はすぐにエドのもとへ飛び込んで、ウサラパの手から離れた黒い奴を腰に当てた、すると

 

カシャ

 

黒い奴は黄色ベルトで固定し、腰にしっかりと巻き付いた。どうやらこれはベルトらしい…でもなんでウサラパは使えなかったんだ?

 

ウガァッ!

 

俺は怪物の尖った右腕からの攻撃をエドを庇いつつなんとか交わした!

その咄嗟の最中側になっていた森の実を一つ掴んでいたらしい…

すると…

 

鉱太『あ、あれっ!なんだこれっ!』

なんともぎ取った木の実が変化してロックシードとなった。

す、すげえぜこのベルト!ロックシードが簡単に!

 

ウガァッ!

 

鉱太『うわっと!!』

俺は色々と考えていると怪物から攻撃がきたが、なんとか避けた!

今はここから逃げることを考えないと!

俺はエドを肩に担いで怪物から逃げた!

 

ウガァッ!

 

だが、エドの体重はとても重く上手く走ることが出来ないせいですぐにこけてしまった。

 

鉱太『こ、このままじゃあ!』

やばい…やられちまうんじゃねぇか!

 

エド『ウサラパ様!ティラノを!』

 

ウサラパ『わかったよ!上手く逃げなよ!行ってらっしゃいティラノちゃん!』

 

シャキン!!

 

え、ウサラパの周りが急に赤く光った!

この光はいったい……

俺は眩しすぎる光に耐えきれず目を瞑った。

光が収まり俺はふと前を見た…

そこには!

 

ガァァッ!

 

鉱太『ティ、ティ、ティラノサウルスゥ!!ど、どういう…』

目の前にはティラノサウルスが前にいた怪物に噛みついていた。

驚いて俺が腰を地面につけて、ふと横を見た。

そしたらチャックの穴が開いたようにさっきなかったはずの出入り口が開いていたのだった!

 

グリシーヌ『あそこから出れる!皆のものあの中からこの森を脱出するんだ!このチャックはいつまでも開いているわけではない!急ぐのだ!』

青い服の女の人に導かれたようにその場にいた全員がチャックの穴から出て行った。

 

ノラッティー『本当はティラノなんて出したくなかったけど仕方ないざんす!』

皆が走るなかアクト団三人は走りながら話していた。

 

ウサラパ『しょうがないじゃないかい!襲ってくる敵には戦うしかないじゃないかい!』

 

ノラッティー『ウサラパ様はこの世界のことを知らなさすぎざんすよ!この地球だとこういう戦力になりそうなものを奪いに来るんざんす!』

 

ウサラパ『誰がだい?』

 

ノラッティー『日本が所属している”ユニオン'または中国などの国々が所属しているの ”人革連”、ヨーロッパなどの国々が所属している”AEU”、この三つの三大国家郡のどれかから睨まれるざんす!』

 

ウサラパ『ようするに…私達の世界の昔あった冷戦状態がこの並行世界で起きてるってことかい。』

☆冷戦☆

かつてアメリカとソ連(現ロシア)が互いの力を見せつけあい牽制し、実際に戦火を交えない戦いという。

ウサラパの世界では数十年前にそのような状態になっていた。

詳しくはまた別の機会に。

 

エド『ともかくティラノがいれば怖くなんかないっすよ!やっちゃえーティラノ!』

それでもあんたら逃げてるじゃん…

お!ティラノサウルスが勝ったか?

いや逆だ!

 

ウガァッ!!

 

テ、ティラノサウルスをあの怪物が蹴り飛ばした!

なんと信じられないことにあの怪物はティラノサウルスに食われたと思ったら口の中で暴れて脱出してティラノサウルスを蹴り飛ばした。

 

鉱太『い、いったい…どうすれば…』

俺はありえない状況に脅えていた…

いや、脅えるしかなかった。

怪物はティラノサウルスすらも蹴り飛ばせる力を持っている…

どうすれば……あっ!このベルト!

もしかしたらこのベルトが何か役に…

 

ウガァッ!!

 

しまった!

俺がベルトに夢中になっているすきに怪物が俺の前まで猛ダッシュで現れて、右腕の爪を立てて俺を殴り飛ばした!

 

鉱太『がはっ!』

はぁ…はぁ…やばい…

やられる!!

 

グリシーヌ『はああっ!』

目の前に青い服を着た女の人が斧を振り回して右腕のかぎ爪攻撃を受け止めてくれた。

互いに力が均衡し合っていたが…次第に青い服の女の人が押され始めている。

ティラノサウルスを蹴り飛ばす力もある相手にここまでやるだけでも凄いからなあ…

 

グリシーヌ『くっ…早く逃げろ!ん?貴様その腰に巻いているベルト…それにその手に持っているロックシード…そうか、それが剛の言っていたのはこういうことだったのか!おい!私の名はグリシーヌ・ブルーメール!その手に持っているロックシードのボタンを横にあるものをスライドさせろ!』

え、横にある…あ、これか!

なるようになれだ!

俺は横にある黒いバーを右にスライドさせた。

 

【オレンジ!!】

 

え、このロックシードから音が…

ん?

 

グリシーヌ『上を見ろ!』

う、上?

うわああっ!で、デカイオレンジ!

 

ポンッ!

 

空からオレンジが降ってきた!

あ、頭にオレンジが被さった…

 

グリシーヌ『剛の言った通りならば…それを腰のベルトの凹みに差し込んで、上の銀色の部分を押せ!』

こうか!

俺は言われた通りにオレンジのロックシードをベルトの凹みに入れた銀色の部分を押した。

【オレンジアームズ!花道!オン!ステージ!】

 

鉱太『お、オレンジ!俺っ!』

なんとオレンジが分かれて俺の体に覆い被さった。

 

鉱太『えっ!えっ!ええっ!』

体が全身青色のスーツに包まれて、オレンジが体に鎧として覆い被さった。

変な仮面もある!

どうなってんだよ!

 

エド『お、オレンジが割れちったすー!』

 

ノラッティー『ふ、不思議ざんすー!』

 

ウサラパ『なんであれ、私には使えなかったんだい!』

影からアクト団の声が聞こえる…

あれ、あいつらは小声で話しているはずなのに

なんで声が聞こえるんだ。

 

グリシーヌ『くっ…もはや無理だ!その腰にある剣をとれ、戦えるはずだ!』

こ、腰にある剣!

これだな!

 

グリシーヌさんが斧を離して、横に飛び去って、俺は言われるがままに腰にある剣に手を回して戦いを始めた。

 

 

 

 

 

 

 


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