第3次スーパーロボットα外伝〜仕組まれた滅亡〜 作:リバーサクラモード本格的だよ
ーα世界ー
ー沢芽市ー
ーフルーツパーラー
DJサガラ『ハロー!!沢芽シティッ!みんな元気にしてるか!DJサガラだっ!今回のビートライダーズのインベスゲームは波乱の展開だったなぁ!まさかバロンが勝った途端に怪獣が現れちまったぜぇ!そこから現れたのはなんとぉ!う!ウ!ウルトラマンだぁーつ!そしてよくわからない女の子もいたぜぇー!残念ながら女の子は顔はよくわからなかったが!ウルトラマンの勇姿はバッチリカメラに収められたぜー!謎の戦闘機も気になるが!ウルトラマンやインベスゲームにも注目だー!』
私達はフルーツ店フルーツパーラにて、DJサガラの放送を見ていた。
ウサラパ『へぇ〜インベスゲームにウルトラマンかあ…にしてもドクターが言っていた恐竜なんていないじゃないかい!ったくなんなのよここはー!』
私の名前はウサラパ
泣く子も黙るアクト団の一人。
ドクターソーノイダという博士から恐竜を捕まえるという命令を受けて並行世界にある恐竜島という基地からここに来たのにも関わらず、成果はゼロ!
連絡すると常に怒られるし…
私とノラッティーとエドの三人と恐竜を封印している”恐竜カード”の内の一枚ティラノサウルスがあるんだけど…
もっと恐竜カードがあればなあ…
恐竜カードっていうのは…誰かが作ったらしいけど…今は並行世界中に散らばってしまっちまったし…それも回収しないといけない!
そんな沢山の不安があるのさ!
ノラッティー『ウサラパ様!うるさいざんす!ここでは静かにしてほしいざんす。』こいつはノラッティー私の部下で細身のブ男だよ。たく、何やってんだか。
エド『そうっすよ、アーン。ここのフルーツ美味しいじゃないっすか、とりあえずはこのスイーツ食べ終わってから色々と考えましょうよ。』
こいつはエド、ノラッティーと同じく私の部下で食いしん坊の太身男だよ。呑気にこの店のスイーツを楽しんでいる。
ウサラパ『何いってんだい!泣く子も黙るアクト団が並行世界に来たからといって浮かれてるんじゃないよ!』
エド『そんなこといってもウサラパ様!昨日この沢芽市に怪獣が出たんだからきっと大丈夫ですよ!』
ウサラパ『あほかっ!だいたいドクターもドクターだよ、並行世界から来たギャラルホルンの…カルタ・イシューから追われてるからってねぇ!私達に恐竜捕まえこいってねえ!』
そう…ドクターの研究の結果なぜか三つの並行世界が繋がってしまったのよ!
それで並行世界から来たギャラルホルンの地球外縁軌道統制統合艦隊のカルタ・イシューの部隊に睨まれちまったんだよ!
そこで3つの並行世界中に散らばっちまった恐竜カードを集めてギャラルホルンを壊滅させて、ギャラルホルンのいる並行世界の地球を征服し、そこにドクターは恐竜キングダムを建てて恐竜キングとして君臨する!
そのためにわざわざ並行世界に来たのにー!
エド『最悪、恐竜カードじゃなくてこの世界の怪獣でも取っ捕まえればいいじゃないですか。』
ウサラパ『何冗談いってんだい!そんなこと出来るわきゃないでしょうが!』
ノラッティー『にしても何かをしておかないとドクターに怒られるざんすよ!どうすればあ…おや…あれは何ざんすか…』
ノラッティーは何かを見つけたように店の奥を見ていた。
私とエドも同じように店の奥を見ていると二人の男が会話をしていた。
シド『あんたらチーム鎧武が最近振るわないようだが、こいつを使えば話しは別だ。こいつはとっておきだ、大事に使うんだぞ。』
そういって黒い帽子を被ったセールスマンの男は何かのベルトのようなものを青い服を着た青年に渡した。
あれは…ロックシード…そしてあのベルトのようなものはいったい何だい?
私達が使っているアクトホルダーみたいな大きさだけど…
祐也『これで俺たちは…よっしゃ!』
そういって青い服を着た青年は店から出ていった。
なんか気になりねぇ…
追ってみるっきゃない!
ウサラパ『ノラッティー!エド!あいつを追いかけるよ!店長さ~ん、代金はここに置いとくから。』
そういって私たちはテーブルの上に乗っていたパフェを全て食べて、代金を置いて店から走って出ていった!
ガン!
ウサラパ『いたっ!どきな!』
長い黒髪の少女と入口ですれ違いざまに軽く肩がぶつかったが、私は気にせず青い服の青年を追った。
ほむら『アクト団…まさか!』
黒い髪の女の子は店の奥に走って入っていったのを見えたが、そのまま走っていった。
ー恐竜やー
鉱太『これで上がりますねースケさんを、お疲れさんでしたー。』
俺は今、アルバイトとしてこの恐竜やで働いていて、シフトが終わって帰ろうとしたところだ。
竜ノ介『鉱太君、お疲れ様。いやー助かるよーここはあんまり人いないからさあ、鉱太君と範人君くらいだけだからねえ。』
このお爺さんは杉下竜ノ介、みんなからはスケさんって呼ばれている。
この恐竜やのオーナーとしてカレーを作っている。
この店にはデッカイ恐竜の化石の頭骨が置いてあったり、壁に巨大な恐竜のシルエットがあったり、カレーの器が恐竜の形にしているくらいスケさんは恐竜が大好きなんだ。
そうして俺は半年前からバイトして入り、後輩の城範人が二ヶ月に入って働いている。
結構ここでの仕事は慣れていい感じだし、まあまあ他のバイトとも兼ね合ってて、まあ普通に暮らしていられるかな。
俺は着替えて店から出ていった。
すると携帯を開いて見るとメールが来ていた。
誰からだ…
ん?祐也からメール。
凄いものを手に入れたから…今から写真で送る…なんだこの黒いの…場所は……水道関係の場所だな…
俺はすぐさま写真の場所に向かった。
ー水道前ー
ウサラパ『はぁ…はぁ…い、いったいどこに行ったんだい…』
私達三人はあの黒い髪の少女とぶつかったあと、信号が赤ばかりになってしまい、途中で見失ってしまったが、あの青い服の青年がしていた手袋が落ちていたために、気が付けたけども…いったいどこにいったんだい。
鉱太『ここが祐也の指定した場所だよなあ…あ、舞!それにな、なんだあんたら!』
舞『こ、鉱太!この人たちはいったい?』
二人の若い男女が来たようだねぇ…ん?あの二人はビートライダーズのチーム鎧武にいた二人だね。
ウサラパ『なんだい!まるで人の体をジロジロジロジロと変なものを見るなんてね!』
舞『だって実際そんな変な格好しているし、結構いい歳してるじゃない!地球防衛チームの服だとしてもそこまで変じゃないし…』
確かに並行世界から来た私達とは美的感覚が違うから仕方ないか。
鉱太『っていうか!なんなんだよあんたら三人組は!』
ノラッティー『よくぞ、聞いてくれたざんす!』
エド『俺たちは泣く子も黙る!』
ウサラパ『ウサラパ!』
ノラッティー『ノラッティー!』
エド『エド!』
三人『泣く子も黙る!アクト団!!』
私達はポーズを決めた…
決まった…!
舞『……』
鉱太『……』
な、なんだい?なんか呆気ないというか…二人とも呆れているのかい!
ウサラパ『とにかく!あんた達が来たのは一人の青年に会うために来たのかい!』
舞『え!なんで知ってるの!私は祐也のメールを見て来たんだけど…』
鉱太『えっ!舞もか!俺も祐也からメールが来てここに来たんだけど…』
祐也…そいつがさっきの青い服の青年だね。
エド『どうやらあのフルーツ店で持っていた不思議な黒いものはビートライダーズのインベスゲームで使うものだったんすね!』
鉱太『黒いものって…あの写真にあった!』
やっぱり何か知っているね…
舞『写真のあの黒い奴ってインベスゲームで使う奴だよね…でも祐也はどこに?ん、何あの後ろにある植物!』
後ろにある植物…ん?
思わず私は足元を見た…なんだこの不思議な植物は…この世界特有の植物かい。
そして後ろを振り向くと空に穴が開いていた。チャックのようにも見えるような…
鉱太『な、なんだよ!あのチャック…チャックの先から不思議な森が見えるぞ…』
本当に不思議な森が見えるねえ…
なんか気になって来たじゃないかい!
それにあの祐也とかいう奴もそこにいるかもしれない!
ウサラパ『よーし!この空に開いたチャックの穴から見える不思議な森にいって、祐也とかいう奴の持ってる不思議な黒いやつをぶんどるよ!ついてきな!』
エド、ノラッティー『へ、へい!』
私達三人はチャックの先の不思議な森に向かった!
鉱太『ま、待て!』
舞『待って鉱太!私も行く!』
二人の男女も私達についてくるように森に入っていった。
ーフルーツパーラー
シド『よう、久しぶりだなぁ…いや、初めましてかな、暁美ほむら。』
ほむら『やはり渡してしまったの!』
シド『残念ながら”今回”も駄目だぜ、それにアクト団も来たようだしな。』
ほむら『あなたどこまで私のことを知っているの!』
シド『俺は…いや俺達”ユグドラシル”はなんでも知っているぜ…例えばインキュベーターの目的とかおまえの目的とかかな…もし、俺がおまえのことをおまえの大好きな大好きなまどかちゃんにバラしたらあの子はどうするのかなあ…』
ほむら『っ!やめて!』
シド『だったら取引しようじゃないか…大人の言うことには従っといたほうがいいぜ…お嬢ちゃん、ふっふっ。』
キャラ紹介
DJサガラ α世界
計画都市沢芽市の若者の遊びインベスゲームの結果をネットやTVなどを通じて世界中に配信しているコメンテーター、陽気なリズムとテンションで、いつも彼の配信を楽しみにしている人がとても多い。何かと謎が多い人物