第3次スーパーロボットα外伝〜仕組まれた滅亡〜 作:リバーサクラモード本格的だよ
これからは二日に一度を目安には行いたいですが、これから数日はとても忙しいのでどうなるかよくわかりません。
ちなみに少しだけ海に散りし命の終了時期が変わるかもしれません。
ーα世界ー
ー沢芽市ー
ーステージ前広場ー
デアッ!!
僕は今…信じられない状況になっている。
今までニュースでしか知らなかったウルトラマンに僕がなっている!
僕がウルトラマンなんだ!
デァッ!
僕は目の前にいた怪獣に向かって蹴りかかった。
まだ身体のバランスが上手くとれないせいか姿勢制御が難しいがなんとか何度も何度も殴りかかった!
グラゥエエェ!
怪獣は少しづつ怯んでいる、これならチャンスだ!
僕は次に蹴りかかるが、逆に怪獣に掴まれてなぎ倒されてしまった。
その隙を怪獣は狙ったかのごとく僕を何度も蹴りつける。
だけど僕はまだまだ上手く立ち上がれずにいた。
(く、よ、避けられない…どうすれば…)
マミ『ティロ、フィナーレ!』
ガァン!グラゥエエェ!
マミ『あらあら怪獣さん、いつまでも私がか弱い女の子だなんて思わないでね、これでも魔女退治による戦闘経験はあるほうだから!』
(怪獣が怯んだ!今だ!)
どうやらマミちゃんが巨大な大砲で撃った弾丸が怪獣に当たり隙を作ったようだ。
僕はすぐさま立ち上がり、態勢を立て直した。
負けらない…
負けらないんだ…
智樹…僕たちはずっとお前の妹に助けてもらっていたんだな…
今まで僕には力がなかった…
だから僕は勉強を頑張った…
でも…でもそれだけじゃ駄目だったんだ!
智樹…お前は頭も良くて力も強かった…
だからお前は俺の目標だった…
でもお前は死んでしまった…
だから僕はマミちゃんを…今まで戦ってきたお前の妹マミちゃんのように僕は戦う!
僕は今!ウルトラマンなんだ!
デァッ!
僕は怪獣の腹に重点的に殴って蹴った!
怪獣はやっきになって僕に光弾を発射してきた!
マミ『我夢さん!はあっ!』
マミちゃんは僕の前に来て光弾をたくさんの銃を出現させて、相殺させた!
そして僕は夢に見たウルトラマンの技を試してみることにするためにマミちゃんに足止めをしてもらい、僕は後ろに下がり頭に力を溜めて赤いエネルギービームを頭部から頭を下げて怪獣に向かって放った!
マミ『はっ!あらあら…凄いエネルギー…これがウルトラマンか…』
僕の赤いエネルギービームの射線上から離れたマミちゃんは静かに語っていた。
ブガァン!!ブガァン!ブガァン!!
怪獣は僕のエネルギービームを受けて大爆発した!勝った!僕は勝った…
キュウべえ『さて、怪獣は倒された…でも今回は違うよ。またよろしく頼むよマミ!』
マミ『ま、今回は私ほとんど役に立てなかったわね…』
キュウべえ『仕方ないよ、まだ新たな敵には慣れていないんだからね。』
(それにまだ君にはビックゴールドを倒す役目を果たして欲しいからね…)
マミ『ふう…とりあえずみんなに状況を教えましょう。』
マミちゃんはゆっくりと地上に降りて変身を解除した、僕は体を少しづつ変化させて人間の姿となってみんなの前にいった。
我夢『おーい、みんなー!大丈夫かい?』
そこにいたのは逃げなかったビートライダーズの4人と沢芽中学校に通う4人の女の子と…謎の白い生物か…
鉱太『な、なあ!やっぱりあの赤いウルトラマンって…我夢さんなのか?』
やっぱりその質問か、まあ側にいたから言ってもいいか。
我夢『ああ、僕がウルトラマンになって戦ったんだよ。』
舞『うっ!うそっ!そ、そんな…ウルトラマンが側に…確かウルトラマンって宇宙人じゃなかったの?』
そう…今まで現れた三人のウルトラマンは宇宙から来たんだけど…
まさか…地球人の僕がウルトラマンになっちゃうとはねえ…
まどか『我夢さんがなったウルトラマンって…私があの機械で見たウルトラマン…』
我夢『あの機械は未来予知が出来るものだったんだよ!』
さやか『あの変な機械で見たものが現実に起きているんだ…でもさあ、あんたが見た夢ってさあこの沢芽市が崩壊した夢でしょう!』
仁美『それに倒れたウルトラマン…そのウルトラマンが我夢さんだとしたら…』
!そうだ!確かに…
光実『…あなたたちの話を聞いているとこれから沢芽市が崩壊するみたいなことですけどあくまで予測じゃないですか。』
確かにそうだよなぁ…
にしてもこの数少ない会話で彼はよく理解したな。
戒斗『ふん、それならそれでいい。力を持たぬ弱者が住む場所など崩壊してしまえばよいのだ!それに貴様やそこの女はその力を持て余すようなやつも死ねばいい。どうせ貴様らは弱者のために力を持て余し死んでいく、それが関の山だ。ともかく、このステージは俺たちチームバロンが使う。どうせ怪獣もいないんだからすぐさま避難は解除させるだろう。』
力か…この力を持て余す…
でも僕はこの力を…
舞『ところで…ウルトラマンはわかったんだけで魔法少女とその白い生物は…』
白い生物…そういえばあの機械で見た夢に…
いたような…
キュウべえ『まあ、ここにいる一人以外には見えてるみたいだから言うよ、僕の名前はキュウべえ…第二次性徴の時期の女の子と契約して魔法少女になってもらい、この世を脅かす様々な怪物と戦ってほしいんだ。』
様々な怪物…まさか…
根源的破滅将来隊!
我夢『僕達アルケミースターズが予測していた脅威…根源的破滅将来隊のことを言っているのかい!』
僕は白い生物に詰め寄ったが彼は頭を横にふった。どうやら違うみたいだ。
キュウべえ『確かに根源的破滅将来隊も敵だよ、でもそれだけじゃないんだ。これから更に敵が現れるんだよ、まるでかつてのバルマー戦役以上の混乱が来るんだよ。だからさあ確か鹿目まどかと美希さやか…君達には才能がある!だから僕と契約して魔法少女になってほしいんだ。』
マミちゃんと同じように魔法少女になれというのか?
なんか嫌な予感がするなあ…
あまりこの生物を信じちゃいけないような。
鉱太『ま、魔法少女に誘っているのか?』
戒斗『どうしたお前ら力を手にいられるのだぞ、ならばその力を手に入れ力で全てを支配してみせろ!』
マミ『待って、あなた何勝手なこと言っているの!それを決めるのはこの子達よ!私は力を欲しがってるかどうかなんて知らないわ!私は選ぶことなんて出来なかったから…』
選ぶ?どういうことなんだ?
光実『選べなかった?魔法少女になるのには何か条件があるんですか?』
キュウべえ『魔法少女と契約するときには僕はその契約した子の願いをなんでも叶えてあげるんだ。僕は願いを叶える条件に魔法少女になってもらうんだ。マミと僕との契約内容は命を助ける。つまり半年前に起きたウルトラマン対異星人、怪獣との戦いに巻き込まれた交通事故から彼女だけが助かったのはそういうわけなんだよ。』
我夢『な、なんだって!!じゃああの事故で唯一マミちゃんが生き残ったのはそういうことだったのか!』
マミ『私は死ぬのが怖かった、だから契約したのよ。だから他の子には選択する権利を与えてあげたいのよ。』
戒斗『ふん!くだらん!俺がもし貴様と同じ立場だったならば迷わず力を選ぶのだがな、それはともかくこのステージは俺たちチームバロンが使うからな。』
そう言うと戒斗という青年は去っていった。
光実『でも、これで様々なことがわかりました。残念ながらステージは奪われてしまいましたけど、大丈夫そうですね。それとこの話はここにいるメンバーだけの秘密にしておきましょう。それじゃあ僕はチームのみんなの安否を確認してきます。』
舞『ミッチ、私もついてく、それじゃあお願いね、鉱太はどうする?』
鉱太『取り敢えず俺はこれからバイト先の恐竜やに行って確認してくるから、じゃあな。』
我夢『ちょっと待って、ついでに僕達も行くよ、少しお腹も空いてきたしね。』
僕達は鉱太君のバイト先の恐竜やに食事に行くことにした。
シド『ウルトラマンか…プロフェッサーの言ったとおりに事が進んでいるなあ、まあいいや次はアクト団か…』