第3次スーパーロボットα外伝〜仕組まれた滅亡〜   作:リバーサクラモード本格的だよ

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今回からはαナンバーズがいなくなった世界になります。
並行世界のパドックのいた世界です。
どうぞ、


三つに分かれた世界
夢の中で会った、ようなウルトラマン…


はあ…はあ…はあ…

 

私は走っていた……

どこともわからない場所から…

必死に…何かを求めて走っていた…

周りには黒と白の景色しかなくて…

でも私はそれでも階段を降りた…

するとそこには…

 

はっ!

 

誰かが戦っている…

黒髪の女の子が戦っている…

あれって…学校で見た…

 

?????『彼女では無理だ……勝てない』

 

そ、そこにいるのは誰!

人間じゃない…白い生き物……

なんなの…

 

?????『ウルトラマンはもういない…見てごらんよ…君が踏んでいるのは土じゃないよ…』

 

え…私が踏んでいたのは土じゃない…

巨人…紅い巨人の胸の青色の水晶を踏んでいたんだ…

…ウルトラマン……

ニュースで見たウルトラマンに似ている…

少し違うけど…

 

?????『さぁ…彼女を助けたいだろう。君ならば出来る!僕と契約して魔法少女になってよ。』

 

私が彼女を…あの子を助ける…

助ける…

魔法少女に…なら…私は…私は!

 

ほむら『そいつの言うことに耳を貸したらだめーえぇっ!!』

 

ー大学研究室ー

 

まどか『うわあああああっ!…はあっ…はあっ…』

え…ここは大学の研究室…私今までどうしていたの。

 

我夢『ま、まどかちゃん!だ、大丈夫!怪我とかない。記憶はしっかりしてる?』

あ、そうだ…私は同じ中学校の先輩の巴マミさんの紹介で会った高山我夢さんたちの研究室で量子物理学の研究のお手伝いをしていたんだった。

それでこの不思議な個室トイレのような狭い空間で変なコードがついたヘルメットを被って入っていたんだ。

私はヘルメットを外して我夢さんに渡してその個室から出て言った。

 

さやか『ちょっとまどか本当に大丈夫?ずーっとウルトラマン、ウルトラマンって言ってたけどそんなにまどか、ウルトラマン好きだったっけ。』

同じクラスで友達のさやかちゃんが心配そうに私に声をかけてくれた。

 

まどか『違うよさやかちゃん…この機械をつけたらウルトラマンが見えたんだよ。でも今まで見たことあるウルトラマンじゃなかっまんだよね…胸に青い水晶はあるけど…地球に来た三人のウルトラマンとは違うような気がする…我夢さんがこの機械をつけた時もそうじゃありませんでした。』

ここの研究室には我夢さん、サトウさん、マコトさん、ナカジさんがいた。

そして、先輩のマミさんのお兄さんもこの研究室で頑張ってたそうだけど…交通事故にあって死んでしまったらしい。

 

サトウ『そうそう我夢もさ、ウルトラマン…ウルトラマンって彼氏を待つ彼女みたいだったよね〜我夢が作ったその機械さあ、ウルトラマン投影装置かなんかなの?ダメダメ、そういうのはユグドラシルのインベスゲームだけで充分だよ。この機械の結果が我夢とまどかちゃんの結果が同じになるとはね〜』

ユグドラシル…私達が住んでいる沢芽市にある大企業で、沢芽市の発展に大いに貢献して、今では様々なものがユグドラシル一色になっている。

確か…異星人の機械技術を取り入れて、発展していったらしい。

 

マミ『ウルトラマン……もしかしてまた怪獣が現れるとかはないんですか。』

二年前αナンバーズというロボット軍団が宇宙怪獣討伐に旅立ってから地球の怪獣が日本を中心に現れ始めてから様々なウルトラマンが地球に来たの。

 

我夢『否定出来ないね…これまでに何度も現れているからねーそれに西日本からの情報がほとんどないのも不安なんだよ。』

西日本からまったく情報が入ってこない。

確かにそんなことはつい最近禁止されちゃったなあ…

どうしてかはわからないけど…

 

☆付け加えておくと西日本は既にザールの手によってほぼ侵略が完了しているため、この事実を知るものはほとんどいなく、旅行も禁止となっている。☆

 

マコト『とりあえず休もうぜ、じゃあさあ…恐竜やってとこに行ってみないか?あそこのカレー美味いんだよ。』

 

仁美『恐竜や…確か…鉱太さんがバイトしているところでしたわよね。』

鉱太…ああ葛葉鉱太さんのことか、数週間前事故にあった私のクラスメート上条恭介という男の子を助けてくれた人だ。

 

マコト『鉱太ってあのビートライダーズのチーム鎧武のメンバーの一人だよな。』

ビートライダーズ…この街にいる若者達が作っているダンスチームで、いくつものグループが競い合いながらダンスをしている。

しかし、ステージは僅かしかないので、ビートライダーズの皆さんはユグドラシルが作ったロックシードと呼ばれる錠前のような形のおもちゃで怪物を呼び出して怪物同士を戦わせて勝者にステージが与えられている。

その中の一つチーム鎧武のダンスは私が大好きなんだ。

 

まどか『チーム鎧武のダンス最高ですよね!私いつも見ていますよ!!』

私はこのビートライダーズのダンスが大好きでいつもネットで見ている。

クラスでも大好評なの、みんないつもその話題で盛り上がっているの。

 

我夢『僕もチーム鎧武のダンスが好きだなあ……あ、いやそろそろ行こうか、研究に手伝ってくれたから僕が奢るよ。』

我夢さんを中心に私達は恐竜やと呼ばれるカレー屋さんに向かうことにした。

しばらく談笑しながら話しているとチーム鎧武とチームバロンの二つのダンスチームがインベスゲームと呼ばれる戦いをしていた。

 

戒斗『弱者が粋がるんじゃあない…ここをどけ。』

あれはチームバロンのリーダーの駆紋戒斗さんだ…ビートライダーズのランキングでいつも首位を独占しているチームバロン、学校でも一番人気なんだ。

 

舞『ふざけないでここは私達のステージよ、邪魔だからどこか行きなさいよ!』

チーム鎧武の一人の女の人が現れた。

駆紋さんと女の人はロックシードを握りボタンを押してインベスという小さな化け物を召喚して、戦わせていた。

 

舞『頑張れ、頑張れ!』

チーム鎧武の方が優勢だ…これならチーム鎧武の踊りが見れる!

周りが興奮している…頑張れ!

 

カシャッ!!

 

舞『キャアッ!』

突然、女の人がロックシードを落としてしまった。

ロックシードは常に手で握っていなければならないのに…離してしまったら暴走しちゃう…

 

ウギヤマァ!!

 

インベスがコントロールを失い私達客席に向かって襲って来た!

 

まどか『きゃあっ!』

そんな…いやだよ!

 

カシャッ!!

 

え…

 

???『……』

 

あれって…転校生の暁美ほむらちゃん!!

目の前で私を庇ったのは今日転校生してきた暁美ほむらという女の子だった。

さっきの機械の中で見た夢にも出た…

 

ウギヤマァ!!

 

だけどインベスを暴走して私に向かってきた。やっぱりもうだめ!

 

ブゥゥゥゥン!!

 

ウギヤマァ!!!

 

インベスがこっちに来たバイクに轢かれて消滅した。

 

鉱太『大丈夫かぁ、危ないなあ…気をつけて。』

あ、鉱太さんだ。

どうやらバイクで配達の仕事をしていたらしい。

 

戒斗『ともかくここは俺たちが使う、貴様らはとっとと出て行くがいい。この勝負は貴様らの負けだ。』

偉そうに駆紋さんが言う…仕方なくチーム鎧武はステージから去っていった。

あーあ、見たかったなあ…ダンス…

 

たったったっ…

 

 

まどか『ま、待ってほむらちゃん…助けてくれてありがとう。ところでどうしてここにいたの?ほむらちゃんもビートライダーズのダンス好きなんだ。』

 

ほむら『違うわよ…ここにもうすぐ災いが起こるからみんなに忠告しに来たの…もし、ここにいたらあなたは大いなる後悔をする……もし今の幸せを大事にしたいならここから離れなさい…ここから遠くに。』

 

大いなる後悔…どういうこと…

 

トォン!!

 

な、何この音?

空から…聞こえる…

あ!な、何あれ?

 

我夢『…氷の結晶……氷の結晶が空に現れた…あれは一体…』

 

私はわけがわからなかった…

なんであんなものが…

氷の結晶が空に…

これが大いなる後悔…

これがそうなの…ほむらちゃん…

 

マミ『…始まるのね…闘いが…』

 

え…闘い…

 

キュウべえ『そうだね、始まるよ。第二の敵根源的破滅将来隊との闘いが。』

 

え、マミさんの横にいるの白い生物…

夢に見た…

 

キュウべえ(ん…やはり僕の姿が見えるか……感謝するよ…”始まりの女”)

 

 

 


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