第3次スーパーロボットα外伝〜仕組まれた滅亡〜   作:リバーサクラモード本格的だよ

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レトルトキーマカレーの味は案外微妙ですね…ていうかバイファムが中々見れてません。どうぞ、


開かれた扉

 

ーPD600年ー

ー火星ー

ー折紙型戦艦内部ー

 

ジョウ『何か!何かないのか!』

俺の名前はジョウ・マヤ、火星連邦軍から逃げていた。

俺はCGSという警備会社に逃げ込んだが、いきなり奇妙な生物と銀色の巨人が戦い始め、ギャラルホルンやエンジェル隊まで出て来やがった!

その混戦の中、俺は折紙の鶴形の奇妙な赤い戦艦に入りこんだ。

 

マイク『誰もいないよ!これはどう考えても暴走した無人艦だよ!ザールが使っていた無人艦だよ!だからもうここには大したもんはないぜ、兄貴!』

ザール…あの巨大帝国の船ならなおさら何かあるはずだ!

 

俺はマイクの警告を無視して更に奥へと走り向かった。

 

ジョウ『はあ、はあ…このままここで死ぬのか!ふざけんな!!ザールに怯えながら暮らすのももう我慢ならねぇ!』

ふざけんなぁ!

このまま終わるわけにはいかねぇだろうがぁ!

俺は…俺は…

 

ドンッ!!

 

ジョウ『うわああっ!い、イテテッ…だ、誰だっ!』

俺は誰かとぶつかって倒れた。

起き上がるとそこには不思議な格好をした男一人に女が二人と巨大な直立の犬が立っていた。

 

????『貴様っ!無礼者!』男が訳のわからない言葉で俺に剣を突き立てる。

 

ジョウ『なんだぁテメェ!まさか…お前らザールか!』

俺は向けられた剣を足で蹴り上げ、起き上がった。

 

サタ『君は一体誰だ…私はアニマル星から来た代表のサタだ…私の声は自動翻訳機でわかるだろう?』

直立した犬が俺に話しかけてきた。

周りにいる人間は訳のわからない会話してやがるなあ…

どうやら、俺と話が通じるのはこの犬だけらしい。

 

ドンッ!!

 

サタ『ああっ!』

急に戦艦が揺れた。

どうやら敵の攻撃を食らったみたいだな。

ギャラルホルンか?火星連邦軍か?それともあの奇妙な生物か?

 

サタ『くっ、急がなくては!もうすぐこっちに来るぞ、早くあの扉へロミナ姫!!』

ん?ロミナ姫?あの真ん中にいるべっぴんさんのことか…

 

俺がそのお姫さんを見ているうちにサタ達は隠し扉に入ってしまった。

 

ジョウ『な、なんだよ!!入れてくよおっ!ん?』

 

キシャン!キシャン!キシャン!

 

なんだこの機械音…足音…

 

キシャン!キシャン!キシャン!

 

モビルスーツでもあの奇妙な生物でもない…この音は…

 

ズキャアー!!

 

そこにあったのは赤い鎌を持った小型ロボットがいた!どうやらあれはザールの無人ロボットらしい!

 

ジョウ『やべぇ!!たく、おい!そこにいるんだろ!開けてくれよ!うわあっ!こっちに来やがる!』

俺はすぐさまサタ達が隠し扉に入っていくのを見て扉を強く叩いたが、開けられず。ロボットが迫ってきた!

 

や、やばい…

どうする!どうする!ん!なんだあの黄色のロボットは!

俺が右側を見ると胸のコックピットが光輝くライオンを模したロボットが置いてあった。

 

フカァーン!!

敵のロボットが手に持った鎌を俺に向かって振り下ろした!

 

ジョウ『いちかばちかだやるぞぉ!!』

俺は敵の鎌を間一髪でかわし、黄色のライオンを模した用なロボットの光輝く胸に開いていたコックピットに乗り込んだ。

 

ジョウ『なんでもいいや、見た所こいつには阿頼耶識はないから動かせるはずだ!動け動け動け動けぇ!俺はこんなとこでやられるわけにはいかねぇんだよおおお!』

 

バンッ!!

 

俺は目の前にあるモニターやボタンをめちゃくちゃに触った…するとコックピットが閉まり、横にあるレバーを引いた…すると黄色のロボットは動き立ち上がった。

 

ジョウ『よ、よし動く!こいつは動きやがるぞぉ!!よっしゃあっ!』

俺はレバーを動かし、右手に鎌を持ったロボットの頭を殴り上空へと蹴り上げて、戦艦内部に大きな穴を開けて外に放り出した。

 

キシャン!キシャン!キシャン!

 

そしたら戦艦に開いた穴からあの赤いロボットが出て来きやがった。

 

ジョウ『さあ来いよ!俺は阿頼耶識の手術もしてねぇし、紋章機にも乗れねえが、このままザールなんかに支配されるほど人間出来てないんでなああっ!』

俺はライオン型ロボットの中にあるビームサーベルを引き抜き赤いロボットに向かっていった。

 

ジョウ『おりゃあっ!てえぇい!せいやあつ!』

俺は側にある無人ロボット達に様々な思いを胸にともかく襲って来る奴等を斬った!

 

三日月『ん?あの黄色のはなんだ?あれもモビルスーツ…ヴェイガンの新型かな?赤いロボットと戦ってはいるけど…一応やっとくか。』

え?おい、あれってギャラルホルンのガンダムじゃないのか?お、おい!こっちに来やがる!!

 

三日月『とりあえず…邪魔だから。』

 

ガンッ!

 

ガンダムがハンマー型の武器を持ち俺に襲いかかった。俺はビームサーベルですぐさま防いだが…力は互角のようだ…全然動かせねぇ!

俺たちが互いの力で押し合っているのを見ていたらギャラルホルンが撤退を始めだした。

 

ガエリオ『マグギリス…まさか…ここまでとはな…こんな醜態を晒しながら撤退するのか…』

 

マグギリス『幸いにもトランスバール皇国は今やない…彼らとの交渉は意味をなさない。ザールがトランスバール皇国を襲ったのには理由が二つあるからな…』

 

ガエリオ『理由が二つ…トランスバール皇国の元皇子エオニアが自分の復讐のためにクーデターを起こしたんじゃないのか?』

 

マグギリス『それもある…そしてもう一つ…ロストテクノロジーの集大成”紋章機”が欲しいのだろう。だからあまり関わらないほうが身のためだ。それにしてもまさかクーデターを起こすためにザールにまでつくとは…人の執念とは末恐ろしいものだな。』

何か通信が聞こえるなあ…

ギャラルホルンの奴等か…撤退していったか。

 

タクト『フォルテ、ミルフィーユ、ランファ、ミントの機体の回収を頼むぞ。ヴァニラはすぐにこの戦艦に帰投してくれ、パドック兄さん…その護衛を頼む。』

 

レスター『……タクト…』

 

タクト『ここは戦場だ、別におかしいことではないだろう、今でも人は死に続けているだからそれが俺たちの友達だっただけだ。それにCGSやギャラルホルンにも死者はいるんだ。落ち着くんだ。』

通信は聞こえていた。

そうか…そうだよな、その通りだよ。

なんというか…素晴らしいなあ、だけど俺はまだ死にたくないんでね!

 

ガンッ!

俺はビームサーベルをあえて手放し、右足を相手に食らわせ後ろに引いた。

 

三日月『くっ!まだ慣れてないせいか…反応が悪い…』

 

オルガ『ミカ!もういい、とりあえず引けあとのことは任せるぞ、ユージン!アキヒロ!三日月の後退の援護をしろ!あの奇妙な生物はどうしてる?ビスケット!』

 

ビスケット『どうやら銀の巨人と丁度互角になってるようだよ。今のうちに補給を。』

 

その声が聞こえるとガンダムは撤退していった。

どうやらあの紫色の髪のやつが背中に阿頼耶識でモビルワーカーと繋がって他のモビルワーカーとガンダムを指揮してるみてぇだな…あのガンダムはギャラルホルンのじゃない。ロストテクノロジーのようだな。

 

ユージン『任せときな!行くぜ!アキヒロ!』

 

アキヒロ『あの赤いロボット達と黄色のロボットか!』

どうやら俺を狙っているらしい。

だけど、俺は負けやしない!!

 

向かって来た二機のモビルワーカーが銃弾を撃ってきたが、俺はすぐさま機体で落ちていたビームサーベルを拾い全てを撃ち落とした。

 

ジョウ『今度はこっちの番だぜ!悪く思うなよ!』

俺はビームサーベルを構えてモビルワーカーに向かっていった。

弾丸の雨が近づくたびに激しくなるが、俺は全てを撃ち落とした。

 

ユージン『うわああっ!死ぬ死ぬ死ぬ。』

 

アキヒロ『くそぉぉぉ!』

殺さなきゃ俺は殺される!

仕方ない…勘違いで死ぬのはいやだぜっ!

 

俺はビームサーベルをコックピットに突き刺そうとした。

 

ユージン『わあああっ!』

 

ジーッ……カチッ!

 

ジョウ『ん?あれ、ビームサーベルがない?』

なんと振り下ろしたはずのビームサーベルは手にはなく、モビルワーカーには傷はなかった。

 

アキヒロ『な、何があったんだ…』

 

ユージン『生きてる…生きてる!よっしゃあっ!生きてたああっ!』

俺は急に冷静になり、機体のビームサーベルを仕舞いモビルワーカーから両手を挙げて後退させた。

 

ジョウ『なんとか通信できればいいんだけどなぁ…まあ、逃げるか!』

俺はすぐさまその場から逃げだした。

 

 

???『今回はこれでいいはずね。タクト・マイヤーズがいた……うっ…うっ…』

 

 




オルガ・イツカ
地球と火星との戦いにより両親が死亡し、孤児になるが三日月・オーガスと出会い、苛酷な火星の環境のために人殺しなど様々なことをして阿頼耶識の手術を受けてCGSに入る。大人に失望していて、同じように阿頼耶識の手術を受けた子供のリーダーとなっている。

原作 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ

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