家庭教師ヒットマンREBORN! XI 作:tunamikan
お久しぶりです(;´・ω・)
2話目にしてとんでもない大遅刻をしてしまいました...
リアルもかなり忙しく、執筆してる暇がなかったといったら言い訳になってしまいますが、今後は定期的に更新していきます!
今回はちょっとした行間というやつです。
標的1のおまけ回のようなものと見てくれたらわかりやすいかと...
リボーンが日本に来る経緯とツナの父である家光も登場します!
ボンゴレファミリー‐イタリア総本部‐
「来たか、友よ」
「...話ってのはなんだ?」
「聞かなくてもわかっているはずだ。お前だってこの2年間、無駄にあちこち飛び回っていたわけではないだろう?」
家光との2年ぶりの再会はあっさり、ボンゴレ本部で行われた。
流石元門外顧問のボス、沢田家光だ。
俺の行方なんて知っている人間は限られている。ツナとその守護者達が行方を晦ましてから俺は世界各国を飛び回り情報を集めていたのだが...。
「ツナが見つかったのか?それとも...」
「おそらく後者だ。ツナとその守護者たちの行方は依然わかっていない。ただ、俺は生きている、と思っているが...。今日お前を呼び出したのは他でもない。ボンゴレ
「...」
やはり、その話か。
ボンゴレ10代目であるツナが不在の今、ボンゴレは前代未聞の危機に陥っている。
このことが他のファミリーに知られれば、ボンゴレは敵対ファミリーから集中砲火を受け、壊滅するだろう。
「そうなれば、俺たちじゃない。アイツらの家族や友人も巻き込まれる。ツナだって最初は京子や家宣を巻き込むことを拒んでいた。しかし、今は緊急事態だ。そんなことも言ってられない」
「...だから、俺を呼び出したんだな?」
「そうだ。ツナを立派なボンゴレファミリー10代目ボスに育て上げたお前の力が今必要だ」
渋い顔で俺を見つめ、家光は頭を下げた。
ツナには「アイツらを巻き込みたくない」などと言われていた。誰も巻き込みたくないと言っていたアイツが、自分の息子に賭けた。
それほどまでに、今ツナ達は危機的状況ってわけか...。
「...わかった。引き受ける」
「すまない...」
「...久々の日本、長い旅になりそうだ」
こうして俺は、ツナの息子である沢田家宣を立派なボンゴレ11代目ボス候補にするために、日本へと向かった。
家光の話によると、奴は相当な問題児らしい。
俺は一度もあったことはないが、どうやらツナとは正反対...、ある意味似ているところもあるらしいが、どうなるのか...。
まあ、それは実際会って確かめればいい。
どんな奴だろうが俺が立派なマフィアに育て上げ、ゆくゆくはツナの後継者にふさわしいボスになってもらわなければ...。
「会いたいやつも、たくさんいるしな...」
ともかく、並盛へ急ぐとするか。
家光の情報じゃ、最近日本支部の周りをウロチョロしているネズミがいるって話だ。
どこからかツナ達が不在という情報が洩れている可能性もある。
俺はタクシーを捕まえ、並盛へと向かった。