黒澤家の事件から3日……俺は今普通の学校生活を送っていた……だけどそんな平穏はあっという間に過ぎていった……なぜなら……
『ねえ悠之君、今日の放課後時間ある?』
そう、俺の隣にいつもニコニコしながら座っているこの女……名前はなんて言ったけ……まあ、別にいいや…興味の無い人の名前をいちいち覚えてはいる必要は無い……こんな性格だから、東京でもあまり友人も作れなかったのだろう…流石に自覚症状はある……
「悪いけど今日は外せない用事があるんだ、また今度な」
俺は、なんも予定もない用事を理由に学校を出た……
俺がバス停に向かうと、何やら見覚えのある子がバス停で待っていた……
「千歌ぁ!?なんでここに?」
「いやぁ~間違えて反対方向のバスに乗っちゃって……」
千歌が照れくさそうに笑う……何か裏がありそうだな。
「でも、すぐに帰りのバスに乗って行けばよかったのに…なんで俺のことを待ってたんだ?」
「あはは…今日は定期を忘れちゃって……」
あぁ…もう千歌の苦笑いしているのを見て、大体理解出来た……
「帰りのバス代が無くなっちゃったから俺に頼りに来たと……」
「えへへ……おねがぁい♡」
「全く……仕方ねえな…。」
俺は千歌の頭を撫で、一緒にバスが来るのを待った……
『(あの子…もしかして悠之君の事を……)』
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「(今……もの凄い殺気を感じた気がするけど…気のせいかな?)」
「……悠之君?」
「悠之君ってば!」
「な、何?」
千歌がブレザーの袖を掴んだのでようやく気づいた……
「なんか、顔が少し怖かったよ?」
「え、マジで?」
「急に高校に来ちゃったから……迷惑だった…?」シュン
千歌が上目遣いをしながら、目をウルウルさせている…その姿が余りにも可愛いすぎて俺の理性を狂わせる……
「…そんな事ないよ、むしろ奥さんが迎えに来てくれたみたいで嬉しいよ。」
「お、奥さん!?」
千歌が顔を赤くさせて、手を顔に当てている…恥ずかしい時はいつもこのポーズをとるからすぐにわかる。
それにしても…あの物凄い殺気は一体なんだったんだろう…
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翌日 PM12:40
俺はいつも通り自分の席で、弁当を食べる……前までは1人で食べてる事が多かった、だけど……
『悠之君、隣いいかな?』
隣もなにも、そこは君の席じゃないのかな?と思いながら、俺は何も気にせずに弁当を食べる……そろそろ俺もイライラしてきた…この時間が早く終わればいいのに……と、そんな事を思い続けた…。
『今日の放課後…話したいことがあるの。』
「……分かった。」
流石に同じ手は通じないと思い、俺は素直に返事をする……だけどこれはチャンスかもしれない……この人に俺の思いを全てぶつければ少しは距離を遠ざけることができるかもしれない……。
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放課後…
教室から他の人がいなくなったので、俺と彼女の2人きりになった…
「で、話って?」
『…手短に話します。』
彼女は顔を赤くさせながら、話を始める……もういいから早くしてくれ…。
『一目会った時から好きでした!』
「………」
『だから、私と付き合ってくれませんか!?』
あぁ…めんどくせ、こういう展開…別に好きでもない女に告白されるという…余りにも時間の無駄だ……
「俺は…最初から……」
『……!』
「君の事なんか、何にも興味なかった。」
『……!?』
俺は、はっきりと今までこらえていた分を話す。
「何かとアプローチをかけてくるけど、俺は君に全く興味無いんで。もう、これ以上関わらないでくれないか?」
「………」
彼女は固まったままだが、俺は無視してそのまま教室を出た。
『(最初から…興味がなかった…!?うそよ!…だって新学期の最初に私の隣を選んだのに……なんで!?なんでよ!)』
『はあ…はあ…』
『(やっぱり…バス停で悠之君と一緒にいたあの女…何かが怪しいわ……。)』
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「え~今日も曜ちゃんは水泳の練習~?」
「ごめんね、千歌ちゃん…今日も先に帰っててね?」
「むぅ…仕方ないな~」
1人で帰るのは少し寂しいけど、曜ちゃんは練習なんだし仕方ないか~今日は悠之君と同じバスかな?
私はバスに乗り、辺りを見渡したけど……悠之君の姿はどこにもいなかった…。
はぁ…今日は1人か…なんか寂しいな~。
すると、バスが急に動き始めた……
「うわっ!」
吊り革に捕まるのを忘れていた私は、思い切りバランスを崩して1人の女性にぶつかってしまった……
「ご、ごめんなさい……大丈夫ですか?」
『………』
私は慌てて誤ったけれど、その女性は私の事を睨みつけてそっぽ向いてしまった…。
『(悠之君がいつも乗っているバスに何かヒントがあるのではないかと思ったけど……まさかあの子が乗っているなんてね……それにあの制服……多分中学生ね。)』
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「ただいま~」
「おかえり千歌。」
私が家に帰ると悠之君が迎えに来てくれた。
「今度は、俺が迎えに来たよ~なんてね。」
「えへ…悠之君可愛い~」
千歌が靴を脱いで玄関を上がろうとした時……
「千歌ぁ~帰ってきて悪いんだけど、ちょっと夕飯の買出しにスーパーへ行ってくれない?」
「えぇ~!今帰ってきたばかりなのに……」
すると千歌が俺の事をジーッと見つめる……まったく…仕方ないな千歌は。
「分かったよ、俺も行くよ。それに夜道で女の子1人じゃ危ないからな。」
そして、俺達はもう1度外に出る……
「じゃあ、いってきまーす!」
千歌とスーパーに向かっている時に、強風が吹き…俺達の体を冷やしていく……。
「しまったな…今日はマフラーをしていなかったな…。」
「そういえば私も~」
風が吹くたびに、千歌が俺に体を寄せてくる……
「ねえ…寒いからくっついてもいい?」
「あぁ、いいよ。」
千歌が俺の腕を組みながら歩く……そして、千歌のふくよかな胸が俺の腕に当たるので……すごくドキドキする…。
あの子の旅館の横に高海って書いてあった……悠之君の苗字と違うから…兄弟ではないのね……ってことはやっぱり……
ふふ…面白いオモチャになりそうね……。
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俺が、あの女に告白されてから1週間が経過した…
~バスの中
「ねえ、悠之君…」
「なんだ?」
千歌がちょっと不安そうな表情をしている……
「私…最近誰かに見られてる気がするの…。」
「……!?」 「……!?」
曜と果南が大げさに反応する。
「誰に!?」 「心当たりはあるの!?」
「お前ら落ち着け……」
千歌の表情を見ると少し涙目になっている……そんなにしつこいストーカーでもいるのか?
「曜ちゃんは部活とかで一緒に帰れない時に、よく怖い視線を感じるんだ……私の足音に合わせて歩いている感じもするし……」
今にでも千歌は泣きそうだ……ここまで千歌を傷つける奴は絶対に許せんな……
「どうする?帰りは俺が浦女まで迎えに行こうか?」
「うーん…でも、悠之くんに迷惑かもしれないから大丈夫!曜ちゃん達と一緒に帰るよ!」
「そっか、何かあったらすぐに教えてくれよ。」
「全く~朝からこのバカップルは~」
「イチャイチャしちゃって~」
果南と曜がいじってくるけど、今回は少し何かが引っかかるからな…ちょっとは警戒しておいた方がいいかもしれないからな。
俺はみんなと別れ、自分の教室に入ったが…いつも隣にいる彼女はどこにもいなかった……
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「どう…?校門には誰かいる…?」
「ううん…今は居ないね…千歌ちゃん、今のうちに帰ろっか。」
「そうだね——」
私と千歌ちゃんがバス停に向かって歩いていると、1台の車が猛スピードで走り、私達の前に止まった。
「あ、あぶな~なんだろうね?あの車…」
「さ、さあ……」
車の中からたくさんの男の人が降りてきて、私達を包囲した……。
「ちょっちょっと!いきなりなんなんですか!通してください!」
私は周りを見渡したけど、運悪く人は誰一人居ない…。
その男達はみんなガタイがよくて、まさにチンピラのような格好をしていた……私なんかじゃ到底相手にならないだろう…。
「間違いないな、この子だ。」
男の1人が、千歌の腕を物凄い力で掴む。
「いたっ!は、離してください!!」
「や、やめて!千歌ちゃんから離れて!」
千歌はそのまま車に放り込まれ扉を閉められた。そして、曜は後頭部を殴られその場に倒れ込む……
「うそ…でしょ…。」
~~~~~
「う……ん?ここは?なんだか薄汚いし……空気も悪い…」
『やっとお目覚めかしら?お嬢さん?』
「………!?」
私は辺りを見渡すと、自分がどんなに危険な状況になっているか…すぐに理解することが出来た……。
「ここはど…こ…!?なんで…私はこんなところに…?」
私は恐怖が心の底から込み上がり、逃げようと立ち上がろうとした時……
ギシッ
自分が椅子に座らされ、縄に縛り付けにされていたことにようやく気づいた……。
『ようやく自分の立場が理解出来たようね。』
「誰…?私…貴女のことなんて・・・」
その人の目を見ると、異常な殺気を感じた……
『あなたさえいなければ……彼は私の事を見てくれていたかもしれないのに……!!』
何も抵抗のできない千歌に、その女は思い切りビンタする
「いっ……」
私は声が出なかった……名前も知らないこの女性に何らかの恨みを持たれて…顔を叩かれて…ただひたすらに恐怖だけを感じた……そして…涙がボロボロと流れてきた…
『何泣いてるのよ…私の方が泣きたい気持ちでいっぱいなのに!!!』
バシッ!
必死に逃げようとしても、固く結ばれた縄が私の動きを完全に制御している…。
『あの人は!私の事を全く見てくれていなかった!!振り向いてすらくれなかったのよ!!』
バシッ!
「いた…いよ…もうこんなことやめてよ…!!」
『わからないの…?私の受けた痛みはこんなんじゃ済まないわよ…!!』
バシッ!
「最低だよ…」
『あぁ!?』
「こんな暴力だけで、心を晴らそうとするなんて…!」
『うるさい…お前に何がわかる!!』
「そんな表現しかできないのに…悠之くんのことが好きだなんて言わないで!!」
「だまれ…だまれ…だまれえええ!!!!」
バシッ!バシッ!
~~~~~
うすれた意識の中、私はなんとか起き上がった……誰も私の助けにこないってことは、まだあまり時間は経っていないということ…。
とりあえず私はスマホの電源を入れて、急いで悠之君に電話をかける。
「もしもし?悠之君!?」
「曜?どうした?」
「千歌ちゃんが…千歌ちゃんが…よく分からない人達に……」
「落ち着け曜…まさか、連れ去られた…とかじゃないだろうな?」
「私が知らない人達に気絶させられたうちに…千歌ちゃんがどこにも居なくて……」
「……曜、警察には連絡したのか?」
「い、いや…まだだけど…」
悠之君はそのまま電話を切ってしまった……
「なんだか…嫌な予感がする。」
「はぁ…はぁ…」
『ふ、ふふ…いい気分だわ…憎しみを持った人をここまで痛めつけられるなんて…これほどにまで気分のいいものはないわ……。』
少しずつ視界が見えなくなってくる……もう何発受けたのだろう……既に数え切れない程受けている……もうどうにでもなってしまいそうなくらいだ…。
『そろそろ…頃合ね。』
一味の女が仲間を一斉に集める。
『…パーティをはじまりよ。』
男達は歓声をあげ…私の縄をほどいた…
私はすぐに逃げようと走ったが、彼らの足は早く…あっという間に捕まってしまった…。
「痛っ…離して…よ!!!」
「お、結構暴れるな…無駄な事だと思うけどね!!!」
『貴方に教えてあげるわ…輪姦の恐ろしさをね。』
仰向けにさせられ、3人がかりで全身を固定させられる…。
私…何をされるの…?りんかん…ってなに?
『あんなに殴られてたのに、可愛い顔は全く崩れてないな…これは楽しみがいがありそうだ。』
『まあ…俺達全員が満足出来るか分からないけどな。』
『は?なんでだよ?』
『だってこんな小さな女の子だぜ?身体がぶっ壊れちまうかもよ?』
『だけどよ…めちゃくちゃな身体にされて、悔しがる彼氏の顔を見るのが楽しみだとは思わねえか?』
『おぉ~それもいいな~』
私…どうなっちゃうの…?
誰も助けが来てくれない……
『おいおい、早く全部脱がしちまえよ。』
『わかってねえな…少しずつ脱がしながら楽しむもんだろ?』
『それもそうだな…。』
服の上から胸を触られても…何も思わなくなってきた…
別に好きでもない人に体を触られても…
何も気持ちよくもないし…嬉しくもない…
これは…悪い夢なのかな…?夢なら早く覚めてよ…。
『そういや…彼氏とはキスはしたのかな?』
「うるさい…!!あんたなんかに関係ないでしょ!!!」
『ほう…そうか…。』
無理やり体を引き寄せられ、無理やり口付けされる…。
この瞬間に思った…何も思わないわけがない…体をこんなに簡単に汚されていって…何も思わないわけがないよ。
「んー!んー!」
『ぷはっ…いいねぇ…柔らかくて甘い味がするぜ…!!』
「……っ!」キッ
『そんな怖い顔すんなよ~じゃあ次は俺の番かな…』
男が私の制服を脱がし、下着姿にさせられる……
「いや…触らないで…」
『どこまで耐えられるかな…?楽しみで仕方がねえよ!!!』
「悠之…くん…」
『おやおや?彼氏が助けにでも来てくれる夢を見ているのかな?』
『こんな所まで来るとは思えないけどな~!』
男達が笑い転げる…。
ほんとに…来ないのかな?
曜ちゃん…果南ちゃん…悠之くん…。
『おい?なんか音が聞こえないか…?』
『は?なんの音だよ?』
『なんと言うか…足音?』
『は!?こんな所まで来るわけが……』
みんなが一斉に音の聞こえる方を見つめる…そこには、悠之くんの姿が見えた…。
「悠之君…なの?」
なんだかいつもの悠之くんの雰囲気とは全然違って見える…物凄い狂気に満ちているみたい…。
「千歌…じっとしてるんだぞ。」
「うん…。」
「絶対に助けるから。」
悠之君の一言に、さっきまでの心の鎖のようなものが、一気に開放された気分になれた…。
『なんだてめぇ!この女の彼氏か!?』
『なぜここが分かった!?』
質問はひとつずつにしやがれ…クズどもが…。
「ここの近くに千歌のバックにつけているストラップが落ちていた…どうやら、てめえらは抵抗している千歌を…無理やりここまで連れてこさせた…。まあ、こんなにバカ騒ぎしてりゃあ…音にもすぐ気づくしな…。」
『ふ、ふん…それがなんだと言うんだ?見てみろ、お前の彼女を…この無残な姿をよ…』
「悠之くん…。」
無理やり下着姿にさせられたのか…少し紐が伸びているように見える…何よりも、顔にたくさんアザができている…
男が7人…女が1人…
そうかあの女…やっぱり……
「お前の顔は…もう見たくもないと思っていたが…全部お前の仕業か」
『あなたは私の事が好きだと思っていた……けれど…あなたは私には興味を示さなかった……でも、絶対に愛させてみせる…それが私の望みだった。』
「自分の欲望の為だけに…か…それで千歌を……。」
『そうよ…!』
「てめぇ……」
最初に出会った時から、少し疑問があった…この女には何か闇がある…ずっとそう思ってた。
「全員…ただで帰れると思うなよ…。」
俺が女に近づこうとすると、他の男達が邪魔をする
『リーダーを相手する前に、俺達と相手してもらうぞ…まあ、てめえみたいなガキは俺1人で十分だがな!』
それに便乗して、周りの男達が笑い転げる……
「……」
『ほらぁ、何か言ってみやがれよ?あぁ!?』
『おらァ!』
チンピラの拳が俺の頬に直撃するが……
「悠之くん!!」
『へ…!ざまあみやがれ!』
ガシッ
俺はチンピラの手首をグッと握りしめ、血液の流れを止める。
『が…!て、てめえ!離しやがれ!!』
「いちいちうるせえんだよ…その汚ねえ口を閉じろ」
俺はそのまま手を離し、顔にストレートをぶちかます。
バゴッ!
『がっ…!』
チンピラは激しく吹き飛び、顔を抑えてる…これは相手に恐怖を与えた証拠だ。
「おい…」
『ひ、ひい!?』
「…誰が寝ていいって言った?」
ドゴッ!
俺はチンピラの胸ぐらをつかみ、顔にもう1発ストレートを放つ。チンピラはグッタリと伸びてしまったが……さらにそこから顎に蹴りを入れる
『が…あぁ…』
「これ以上、起き上がる真似をしたら…」
「…殺すからな。」
『お、おい…やべえぞ…あいつ…喧嘩で一番強いあいつをコテンパンにしやがった……』
『な、なにビビってんだ!相手はたったの1人だぞ!!』
『お、おう!』
『かかれ!』
全員、一斉に俺に攻め始める。
『うらぁ!!!!』
「……」
俺は、相手の攻撃を避けながら1発ずつ拳を放つ
『あが…』
『うぅ…』
『なんでだ…?思い切り顔面に殴ってるのに…全く怯まねぇ…』
「…束でかかってもそんなもんか?」
こんな奴ら…俺が東京で喧嘩してた奴らよりずっと弱い…話にならんな。
「最後は…お前一人だ…。」
『そんな…こんなはずじゃ……』
「心の底からてめえもぶっ飛ばしたいが…女には手は出したくねぇ…それに、もうすぐ警察が来る…ちょうど良いし、全員分の治療をさせてやるんだな。」
『くっ…』
「お前達に最後に一つだけ教えてやる……」
「お前達が千歌に与えた傷は…こんなものじゃ済まされねえんだよ!…!!」
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「千歌、大丈夫だったか?」
「グスッ…うぅ…怖かった…悠之君…いつまでも来てくれなくて…私…殺されちゃうのかと思った…。」
制服を着させて、リボンを結び直す。そして、そのまま千歌の体を抱きしめる
「もっと…早く来て欲しかったよ…」
「ごめん……怖かったろう?」
俺も千歌が無事だった安心感で涙止まらなくなった……
「グスッ…じゃあさ……。」
「うん?」
千歌が涙を袖で拭き……
「私と……付き合ってくれる?」
「…もう悠之君とただの幼馴染なんて嫌なの…だから…」
ギュッ…と悠之君は私の身体を優しく抱きしめてくれた…
「俺も…千歌と同じ気持ちだ……俺も…もうただの幼馴染は嫌だ…。」
「…ホント?」
「ずっと…千歌のことを守るから…。」
千歌が俺の唇にキスをする…。
「悠之君…大好き…。」
「俺も…大好きだよ。」
「ねぇ悠之くん…」
「ん?」
「そのバイクどしたの?」
「あ~理事長から無理やり貸してもらった。」
「ふふっなぁにそれ♪」
シリアス系は多分もうおしまいかな?
次回からきっと普通の日常に戻ります。
~追記~
(2018/05/05 )
文章の訂正、補正を行いました。