最近暑かったり寒かったり…体調崩しそうで怖いです…
それでは続きをどうぞ!
二学期が始まり1週間余り…もう夏休みボケも治ってきて、いつもの毎日に戻ってきた…。
だが、一番夏休みボケが治ってないのが一人いる…
「千歌~もう7時だぞ~バスが来るぞ?」
「むにゃ…まだ7時じゃん…」
「全く…遅れても知らねえぞ?」
「すやぁ…」
さて…どうするか…普通にゆさゆさして起こすのもいいが、少しいじってみるのも面白いかもしれないな…
「…早く起きないと。」
「Zzz…」
「…襲っちゃうぞ。」ボソッ
「……」ピクッ
…よし、少し反応したな。
「でも、無防備な状態で襲うのも少し可愛そうだしな~…でも、それはそれで面白そうだし…」
「……」ドキドキ
顔が赤くなってる、やっぱり狸寝入りの証拠だ…
「じゃあ…そろそろ…」
「……///」
俺は千歌の唇に指をあてる…
「千歌お前もう起きてるだろ?」
「…!?」
ガバッ…
千歌が布団から起き上がる。
「…どうして?」
「そりゃあ、顔が赤かったし…」
「そうじゃなくて!」
「な、なんだよ?」
「その…えと…なんで襲ってくれなかったの?」
千歌がほっぺを膨らませる…
「いや、朝からは流石に疲れるし…」
「むーっ!」
「悪かった、悪かったって…」
「もう知らないもん!」
やっべぇ…朝から機嫌を悪くさせてしまった…。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
~教室~
「それで悠之君は元気無いの?」クスッ
「いや…いつも朝は元気無いけど…おふざけが過ぎたかな…ってな。」
教室で梨子と会話を続ける…
「じゃあ、悠之君に良いことを教えてあげよう。」
「…なんだよ?くだらない事じゃないよな?」
「違いますー!」
「じゃあ、なんだよ?」
「それだけ焦らしておいて、実行しなかったら誰だって怒るわよ、私だって嫌だし。」
「あ、そうなんだ…てか、誰かと経験あるの?」
「え!?いや、それは…///」
ほう…この反応絶対何かあるな。
「ま、まあ…女の子はそんな感じなのよ。」
「へぇ~まあ、よく分かったよ…エッチスケッチ桜内さん。」
「もうー!バカー!///」
♢
昼休みのチャイムが鳴り、俺達はいつも通り屋上で飯にする事にした。
「ねえ、悠之君。」
「なんだよ?」
「あんな子…この学校にいたっけ?」
梨子の目線の先には、金髪の女の子が女子トイレに向かってるのが見えた…。
俺達の視線に気がついたのか、その子は俺達ににこやかな笑顔を見せた…。
「さあ…初めて見るな。」
俺達は構わずに、屋上へ向かった…。
「九月なのに、全然涼しくならないな…」
「まあ、まだ上旬だしね…仕方の無いこと…なのかな?」
幸い、屋上には日陰になる場所はあるが、今日は風が全く吹いていないので、じわりと暑さが染み渡っていく…
「本当に暑いなぁ…ふぅ…。」プチプチ…
「な…!?お前…何して…///」
梨子が制服のリボンを解き、ブラウスの第一ボタンと第二ボタンを外す…
「何って…暑いからボタンを開けただけなんだけど…」バサバサ…
ブラウスをバサバサと動かして、風を送っているのか…無自覚なのかわざとなのか、どっちにせよ動きがとてもいやらしく見える…
「そんなことより、さっきの女の子は誰だったんだろうね?」
「さあな…この学校は色々と謎だからよく分かんないな…あの変態理事長とか。」
「あぁ…確かに。」
それにしても暑すぎるな…さっき買ったばっかの飲み物が一瞬で無くなってしまった…
「悪い、また飲み物買ってくる。」
「あ、じゃあ私は…」
「買ってもらいたいならお前もこい。」
「ふふっ…分かりました~」
「…ったく」
ガチャ…
「ん?」
俺達が屋上から出ようとした時、さっきの金髪の女の子が屋上に入ってきた…
「Wow!もう先客が来ていたデースかー!?」
「…!?」
なんだ?この子…
「あ、そうだ…そこのBoy!」
俺の方にビシッと指を指してきた…初対面でなんで奴だ。
「あ、はい…なんすか?」
「私の分のコーンポタージュも買ってきてちょうだ~い☆」
「…自分で買いに行け。」
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…なんかもう1人、おまけが付いてきた…
「はぁ…なんで俺がこんな目に。」
結局俺が三人分の飲み物を買うことになってしまった…
「センキューBoy~!やっぱり持つべき物は友よね~!」
「まだ、初対面なんですがね…」
「ま、まあ…悠之君も元気出して?」
梨子がそっと、俺にサンドイッチをくれた…
「さ、さんきゅー…梨子。」
暑い時は普通食欲が湧かないのだが、今回ばかりは何故か空腹に襲われる…おそらく、イライラでやけ食いしたくなっているのだろう…
「んで…ずっと俺らの傍にいるけど、なんか用でもあるの?」
「そうそう、ちょっとこれを見て欲しくて会いに来たのー!」
金髪の女の子がポッケからスマホを取り出す。
「一体何を…ってこれ…!?」
「そう、今年の文化祭の映像でーす!」
「あ、これ前に悠之君が歌ってた…」
「な、なんでYouTubeにアップされてるんだ!?」
映像を見る限り、歌ってるのは間違いなく俺だ…一体誰が撮ったのだろう…
「そう、私はあなたに会いたくて日本に帰ってきたのデース!
あなたの歌声を聞いた途端、直ぐに会いたくて!!」
「わ、分かったから少し落ち着いてくれ…君、帰国女なの?」
妙に落ち着きが無いなこの子は…
「だから、今日の帰りに一緒にカラオケ行きましょ?」
「いや、何でそうなる?」
「歌声が聞きたいってさっき言ったばっかデース!」
はぁ…なんかこの子といると凄く疲れるな…ここは振り切っておくのが無難か…
「今日は、暑いから直ぐに家に帰りたいんだが…」
「もーそんな事言わないのーカラオケの中は涼しいんだから~」
「いや、でもな…」
あの時は思い切り歌えたけど、ホントは人前で歌うのが苦手だって言えない…
「悠之君、行ってあげれば?」
「いや、ホントは俺…」
「往生際が悪いな~」ダキッ
「……!?」
なんだ…この子!?
いきなり抱きついてきた……めっちゃいい匂いすんだけど。
「ねえ~行こうよ~」ウワメヅカイ
…コイツ、絶対俺の苦手なタイプだ…。
「分かった…」
断れるわけがねえわ…これ。
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「いやぁ~たくさん歌った~やっぱり日本のカラオケが一番楽しいわ~♡」
「は、はぁ…それはよかったね…。」
「やっぱり、悠之君は歌上手いね~」
付いてきてくれた梨子も褒めてくれたが…今はそんなに嬉しい気分じゃない…
「うん…そいつあどうも。」
今日はもう、1日色々ありすぎてめっちゃ疲れた…早く家に帰りたい…
「あ、そうそう名前!」
「ん?」
「あなたの名前!なんて言うの?」
「俺は…悠之。てか、普通自分から名乗るだろ…」
「ソーリ~私は小原鞠莉!よろしくね☆」
鞠莉…か、
「ちなみに、私は隣のクラスだから、直ぐ悠之に会いに行けるからね♪」
うっわぁ…要らない情報を…。
♢
いつもより帰りが遅くなってしまった…早くしないと千歌に怒られる…
「ただいま~」
「おかえり~もうご飯出来てるよ~…ってなんかお疲れだね?」
「あぁ…色々あってな…。」
~千歌の部屋~
「あはは…そんなことあったんだ~」
「もう疲れた…千歌、癒して…」
「え、えぇ~?そ、そんなこと急に言われても…」
あれ?何かいつもと立場が変わってる気が…
「じゃ、じゃあ…」
私は悠之君の頭をゆっくりと撫でる…
「その…それだけじゃ足りない…」
「も、もぅ…今日の悠之君は甘えん坊さんだなぁ~」
今度はもっと抱き寄せながら撫でてあげる…
「さんきゅ…千歌。」
「じゃあそろそろご飯に…」
「このまま続けて。」
「えぇ~///」
私はそのまま、10分ぐらい撫で続けた…
♢
「悠之君…そろそろ…ってあれ?」
「すぅ…すぅ…」
幸せそうな顔をして寝ているなぁ…そんなに疲れちゃったのかなぁ…
「もぅ…悠之君ったら…。」
私は、悠之君をベットで寝かせてあげる…
「甘えん坊の悠之君も可愛い…」プニプニ
悠之君の頬をつつく…
「夜ご飯…一緒に寝てからでもいいかも」
私は悠之君を抱いて、一緒に眠りについた…
これで、Aqoarsキャラ全員揃いました~!
この作品構成だと…
中学三年生…善子 ルビィ 花丸
高校一年… 千歌 曜
高校2年… 果南 ダイヤ
高校3年…梨子 鞠莉
原作とかなり変えて作ってます。