更新遅くなりまして申し訳ありません。
ようやく彼女達を出す事が出来ます。楽しみで仕方ないですw
では皆さん是非楽しんでください!どうぞ!
「そこを左よ」
「了解」
無事に研究所に侵入し、データベースまで調子良く進む。逆に怖いくらいに順調だ。
「マップだとそこね」
確かにいかにも大事な物しまってますよ。って感じが凄いな。暗証番号を入力しないと開かない扉。何だろう…ミッション・インポッシブルの主人公になった気分だな」
「あんたみたいなゾンビの目持つ主人公とか嫌よ」
「は? 何だよいきなり」
「声に出てたわよ。エセトムクルーズさん」
うわ。恥ずかしっ。べ、別にトムクルーズに憧れてたとかじゃないんだからね!!
「まぁそんな事より。暗証番号わかるか?」
「今開けるわ。ちょっと待ってて」
そう言った御坂は何やらハッキングを行ってるようだ。数分後扉は開いた。
「じゃあお願い」
「あいよ」
データベースのパソコンにUSBを差し込みデータを引き抜く。それが完了したら数あるパソコンを全て破壊する。
「よし。警備ロボのハッキングよろしく」
「わかったわ。あんたも気を付けさないよね」
「善処する」
よし。やるか。
自分の影から大きい鎌を出現させ自分の周りのパソコンやら研究資料やらを全部切り裂く。爆ぜろ!!…使っちゃった…
切り裂いたとほぼ同時に警報が鳴り響く。よしここにはもう用は無い。行くか。
「御坂。これからそっちに戻る」
「ええ。了解」
さて逃げますか。
「お疲れ様。にしてもあんたの能力本当にチートね」
「お疲れさん。こういう時だけ役に立つんだよな」
「さて。じゃあ次に向かいましょ」
「だな」
その日俺等5件の研究所破壊に成功した。もちろんデータのバックアップデータも全て破壊した。そもそもあのUSBはただ俺等がデータをコピーするだけでは無くウイルスが仕込んである。1度感染したらバックアップデータにまで侵入してデータを完全に破壊するものだ。
にしても、あいつ何でこんなの持ってんだ?
朝方になり解散する事になった。流石に朝から研究所を襲えば目立つ。それはまずいので、また昨日の夜と同じ段取りをする事になった。
さて1度寝たら今度こそエアコン買いに行かないとな。
昼になり御坂妹と出会った家電量販店へ向かう。
何だかブルーになるなここくると。あながちそんな気分になるのも仕方ないのかもしれない。御坂妹と初めて出会い、関わりを持ったその日に彼女は死んだのだ。くだらない実験のせいで。
「はぁ。そんな実験早く止めさせないとな」
「うわ。ビックリした」
「あ、すいま…」
黙って歩いてたのにいきなり立ち止まって呟いてたらそりゃビックリするよな。謝らないとと思った時…あれ?見当たらないぞぉ??
「こっちです」
とフード付きの半袖でを着た少女がこちらを見ていた。
「おっおう。悪かったな。急に立ち止まったりして」
子供相手にも謝れる。俺は大人の見本のような男だな。
「いえ。それは大丈夫なのですが。あなた今失礼な事考えましたね?」
失礼な事? いや特に考えてないな…まさか…目が腐ってるから疑われた…?
「いや何も考えてないぞ?」
「いえいえ。あなたは絶対思いましたね? 子供に謝れる俺超カッコイイと」
なんだと…この子だいぶ鋭い…
「いっ…いや思ってねぇし…」
「嘘をつく人はだいたい目を逸らします。特にあなたは目が超腐ってるので良くわかります」
「待て。話しに脈絡が無さすぎる。だいたい目が腐ってるのは関係ないだろ」
「いえいえ。これが実はあるんですよ。私の上司が超言ってました。目が腐ってる奴やウニ頭、金髪のバカ面の奴には基本関わらない方がいいと」
いや何でそんなピンポイントなの?誰だよ他2人は…
「あっそう…とりあえず悪かったな。じゃあこれで」
「待ってください」
「何だ…」
嫌な予感しかしないんだが…
「私は今超暇です。」
「だから?」
「あなが超ぶつかったせいで私は体中痛いです。責任を取ってください」
またこれですよ。俺に話し掛ける奴って皆どっかしらおかしく無いか? しかもこいつ超超うるせぇし…
「いや俺はこれでもなかなか忙しいんだよ…」
「じゃあ警備員(アンチスキル)に言ってもいいんですか?この人に超襲われかけたと」
「よし。今すぐ遊びに行こう。アイスいるか? 買ってやるぞ」
「はい。超よろしくお願いします!」
ちくしょう…やられた。俺の人生が危ないと思い仕方なく付き合ってやったらこれだよ…アイス買ってやった後飯が食べたいと言い、映画が観たいと言い出し挙句観た映画はB級のいや最早C級に近いつまらない映画を俺の金で観せられ、終わったらハンバーガー屋でジャンクフード買わせられて、更にこうして公園でクレープ買わされるし、エアコン買えなかったし…あれ? デートじゃね? いや相手は子供だぞ…何考えてんだが。ついついお兄ちゃんスキルが発動して好きな事させすぎた…
「いやぁ。超楽しかったです! ありがとうございます。比企谷」
「あぁそう。つか俺お前の名前知らねぇんだけど」
「言ってませんでしたね。改めまして私絹旗最愛と申します! 最悪の最に愛情の愛で最愛です!」
「あいよ。よろしく」
「はい! それにしても比企谷貴方は目が腐ってはいますが超いい人なんですね!」
「褒めてんだが貶してんだが良くわかんねぇよ…ん?」
そんなたわいのない話しをしてると携帯が鳴ってる事に気づく。恐らく御坂だろう。
「悪い電話だ」
「どうぞどうぞお構いなく」
クレープ頬張りながら気を使われてもな…
「あー。もしもし」
「もしもし? 今日なんだけど13学区のホテルに集合ね。1405号室で予約取ってあるから!」
「分かった。時間は昨日と同じか?」
「ええ。お願い」
「了解。それじゃあ後で」
「ええ。じゃあね」
さてと…そろそろ帰って準備しますか。
「悪いな」
「いえいえ。それより比企谷私はそろそろ帰ります。どうやら本日は仕事があるようなので、超上司から呼びされました」
「何だよその超上司って超サイヤ人かなんかかよ」
「まぁ…かめはめ波みたいなの出しますしあながち間違いではありませんよ」
「いやお前の上司怖すぎだろ…」
「では比企谷! またいずれ何処かで会った時は付き合ってください!」
「あぁ。気が向いたらな。気を付けて帰れよ」
「はい! ではでは〜」
あいつあざといな。まぁ2度と会う事も無いだろ。さて帰りますか。
13学区のホテルに着き部屋に入る手続きをする。この手続きする時間は物凄く恥ずかしい。何故なら予約を取ったのは御坂だ。つまり御坂の部屋で俺は一緒に泊まると思われてる。絶対やばい。勘違いされそう…やってる事はなかなか物騒な作戦会議だったりなんだけどな。
「よぉ。待ったか?」
「全然。私さっきまで寝てたし」
「そうか。じゃあそろそろ行くか」
「ええ。そうしましょう」
順調に研究所を潰し回って今日最後の研究所に着く。
「割と大きいわね」
「あぁ。まぁなんとかなるだろ。何かあったら頼むぞ」
「ええ。わかってるわよ」
これで今日は最後だ。ちゃっちゃっと終わらせますかね。なんて事思いながら研究所を探っていると、どこかで物凄い音がする。
「なんだ? おい御坂なんかあったのか?」
「わからない。モニターには何も映ってないわ」
「あらぁ? あんた随分目が腐ってるのね」
奥から女の声が聞こえる。ったく今日で2人目だぞ。目が腐ってるってイジられるの。
「うるせぇよ。つうか誰だよ」
「あらあら。私達に興味があるのかしら?」
「は? 興味なんかねぇよ。あるのは、研究室にあるデータだ」
「データ? ここそんなに大切なデータがあんのかしら?」
「さぁ? まぁどうでもいいってわけよ」
「そうですよ。超さっさと終わらせましょう」
ん?この声…
「えっこいつ凄い目が腐ってるってわけよ」
「本当だ」
「ん? 目が腐ってる? あっ!」
「おっお前…絹旗か…」
「比企ヶ谷…どうして超ここに…」
「何? 絹旗の知り合い?」
「えっ…ええ」
「お前何でここに…」
「まぁ何でもいいけどさ。絹旗仕事だからな? 情とか入れんなよ?」
「…」
「絹旗?」
「滝壺無理ってわけよ。絹旗は優しいからね」
おい何だこれ…何で絹旗がここに…
「お前等一体何者だ」
「逆に聞きたいわね。あんた絹旗の何?」
「今日知り合った関係だ」
「あっそう。まぁ私達には関係無いからさ。仕事だからあんた消すわよ」
「そうそう。絹旗は無理でも私達は殺るってわけよ」
「んで、私達の事だけど冥土の土産に教えてあげるわ。私達はアイテム。学園都市の暗部よ」
暗部だと。
いかがでしたか?いやぁ書いてて楽しいw
絹旗が可哀想ですがそこらへんもしっかり解決します!
それより読んでてストーリーちょっと無やり感が凄いんですが大丈夫ですかね…?
一応予定では一方通行もそろそろ本格始動させます。
では次回お会いしましょう!アディオス!