やはりレベル5は友達が居ない   作:レッドレイン

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どもども!レインです!

皆さま前話では大変申し訳ありません。ご指摘してくださった方々ありがとうございます!


さてそろそろ年末に近づいて来ましたね。忙しくなってきてしまい、更新速度がかなり遅くなってしまうかもしれません…その時は申し訳ありません…

ただしっかり最後まで書いて行きますのでよろしくお願いします!

ではでは第7話どうぞ!


行動開始

「潰すってどうやって!? 相手はあの一方通行よ!? レベル5の私で勝てないのにあんたが勝てるわけないじゃない!」

 

 まぁそれが普通だよな。俺レベル5って言ってないし。

 

「いや。一方通行とは出来れば戦いたくない」

「は?」

 

 ですよね。いやふざけてるわけじゃないからね?

 

「実験自体出来なくすればいい。例えば研究所が破壊されたりして実験自体の継続を困難にすれば一方通行とは戦わず、実験を終了に追い込める。」

「じゃあ研究所を潰すって事?」

「あぁ」

 

 たぶんこの作戦以外に計画を止める事は無理だ。仮にこの方法が失敗したら後は玉砕覚悟で一方通行と戦って止めるしか無いがそれはほぼ不可能に近い。上手く行ってくれないと、最悪俺と御坂は死ぬ…

 

「ならそれは私1人でやる」

「は? 何でだよ」

「あんたには関係の無い話だからよ。これは私の問題。私一人でカタをつける」

 

 またそれか…

 

『テメェには関係のねェ話しだ』

 

 ったく。イラつく話だ。

 

「あぁ。俺には関係無いな。だがお前の意見は聞かない」

「はぁ? なんでよ! これは私のせいなの! 私がDNAマップを渡したりしなかったらこんなことには…」

「だろうな」

「だったら…!」

「だからなんだ? お前がどう言おうと関係ねぇんだよ。決めたからな」

「何を言って…」

「お前も御坂妹も必ず守るってな」

「!!」

「だから一人で無茶すんな。俺等で助けるぞ。お前の妹」

「…う…ん…」

 

 うわぁ…やっちまった…めっちゃ恥ずかしいし、傍から見ると女の子泣かしてる人じゃん…よかった朝方で…

 

「まぁなんだ…泣くなよ…」

「なっ、泣いてないわよ!!」

 

 あー。はいはい。恥ずかしいよね。顔真っ赤だもんな。

 

「あっそ。まぁとりあえず…その…今日の昼空いてるか?」

 

 うっわ! めっちゃ恥ずかしい。。予定聞いた事あんま無いからすげぇ恥ずかしい…

 

「えっ…? ええ…」

「いや…今後の打ち合わせとかしたくてな」

「あっ! そっそう言う事ね! え…ええ大丈夫よ!」

 

 あ。これ絶対『は? 何こいつ? かっこつたセリフ並べたうえに昼の予定聞いてんの? 何? 惚れたとか勘違いしたの? いやいや…ないだろ。これだからDTは…気分悪っ!』

 

 てきな事絶対思ってたよ…はぁ…辛っ…

 

「じゃどとりあえず一旦帰ろう。12時にセブンスミストでどうだ」

「ええ。大丈夫よ」

「んじゃ後でな」

「ええ。遅刻するんじゃないわよ!」

「ああ」

 

 まぁ、取り敢えずは元気になって何よりだ。さて…流石に一度帰るか…ん? あ! エアコン買うの忘れた…

 

 

 

 

 やばい…かなりまずい。何がって? 寝坊した。現在昼の1時を過ぎております…

 

『遅刻するんじゃないわよ!』

 

 やべぇ。殺される…

 

 準備しダッシュでセブンスミスト入り口に行くと。居ました居ましたよ…大層ご立腹の様子で待っておられました。

 

「遅い…!」

 

 ひぇえ…怖いよぉ…あいつ今なら一方通行に勝てるんじゃねぇの?

 

「あ…あのぉ…」

「あら…随分と遅い到着ね」

「はい…すいません…言い訳の仕様もございません…」

「全く何で私が2時間も待たなきゃいけないのよ…」

 

 えっ? 2時間? こいつ11時から居るの?

 

「お前11時から居たのか。本当に悪かったな。飯でも奢るぞ」

「なっ! 別にたまたまなんだからね!」

 

 えっ何でツンデレ? あっデレてないからツン? いつもじゃん…

 

「おっおう。とりあえずどこか喫茶店でも入るか」

「そうね。あまりふざけてる時間とか無いし」

 

 そうだ。俺達はあの非人道的な実験を止めるために集まってるんだもんな。遅刻なんてしてんじゃねぇよ俺!

 

 

 気合いを入れ直したところで俺たちは御坂の行きつけである第7学区のファミレスに入った。

 

「あのよう」

「何かしら? 私アイスティーね。あんたは?」

「マックスコーヒー」

「あるわけないでしょ…。コーヒーでお願いします」

「かしこまりました」

 

 店員が居なくなった所で再確認しようか。

 

「なぁ。今後の方針を決めるために集まったんじゃねぇの?」

「ええそうよ」

「ならファミレスはねぇだろ…」

 

 俺達は今後犯罪を犯す。そりゃそうだ。いくら危ない実験をやってるから止める。と言う大義名分があっても、施設やらデータやらをぶっ壊すつもりでいるのだから。それなのに…

 

「お前もうちょい場所考えろよ。いくら何でもここは…」

 

 そもそもぼっちの俺からした女の子と2人でファミレスとか難易度高すぎ…

 

「大丈夫。むしろうるさい所の方が声とか考えなくていいしね!」

 

 何効果音に『キラッ!』とか出そうなウインクしてんだよ。可愛すぎて告白して振られちゃうだろうが。振られるのかよ…

 

「あぁそう…まぁいい。とりあえず戦力の確認だが、話してなかったから話すが俺は一応レベル5だ」

「は? 誰が?」

「だから俺が」

「はぁぁぁぁ!!!??」

「おい!声デケェよ」

 

 ビックリしたぁ…俺がレベル5なのそんなに意外ですかね…いや客観的にみて意外だな。

 

「嘘でしょ…序列は!?」

「本当だよ。第6位。つってもなったのは半年ぐらい前だけど」

「居たんだ幻の第6位…誰も知らないレベル5…」

 

 何その幻の6人目みたいなの。ミスディレクションとかできねぇから。あっ似たような事出来る能力だからあながち間違いでもねぇや!

 

「まぁなったばっかだし、原石だからどうやら研究結果とかも発表無いしな」

「じゃあ、あんたの能力だけど改めて何なの? 影とかって言ってたけど」

「能力名は影使い(シャドウマスター)。名前の通り、影を使う能力だ。基本は色んな影を使って攻撃をしたりする。例えばお前を前回転ばせた時や、不良達の身体を縛り上げたのはお前達の影を使った。他にも街灯がある場所で影があればその影を使って色々出来る。もちろんいくつか制約はあるが、さして問題でも無い」

「あっ、あんた無茶苦茶ね…」

「防御方面では物理攻撃が基本無効だ。それはお前の能力も例外じゃない。ただこれは俺が自分の影を纏えたらの話だ。例えば光が一切無く影が存在しないとか俺が空中に居たりして影が無い場合や俺の影が俺以外に踏まれたりすると影を纏えない。雷や炎。殴ったり蹴ったりなども無効化出来るが、俺が強風とかに飛ばされたりすると纏えないため能力が使えない」

「あんたいくら何でもチートよ…そんなのどうやっても勝てないじゃない…一方通行だって…」

「いや一方通行にはたぶん効かない。あいつは俺の能力をある程度は知ってるからな」

「何で知ってるのよ…あっ!」

「あぁ。俺はあいつとはクラスメイトでな。あいつが実験を開始するまでは割と会話してたんだ」

「そう…」

 

 ダメだな。一方通行の話は禁句だな。

 

「まぁいい。話を戻すぞ。俺が自分自身で一番厄介だと思う能力は認識操作だ」

「どういう事?」

「俺が誰かに追いかけられてる状態で自分の影の一部を纏って自分の影に隠れる。代わりに自分の偽物を相手の影で作る。相手には俺が走ってようにしか見えないが俺自身はそこには居ないって事だ」

「じゃああんたが度々急に居なくなるのって…」

「ああ。自分の影纏って自分の影に隠れてた。他にも自分の影を使って俺という認識を一時的に意識ずらせたりも出来るが、一対一だとあまり意味が無い。例外はあるが基本俺自身を集中して認識されると能力に意味をなさない。そのために、相手の影を使って俺と相手以外のもう一人を認識させて、能力発動。みたいなことは出来る」

「あんためちゃめちゃ強いのね…いや多分だけど話を聞く限り一方通行と同等レベルなんじゃないの?」

「どうだろうな…そもそも戦いって物をするような環境に居なかったから実際本当の戦いで使えるかどうか微妙な所だな」

「ただ話しを聞くとかなり使えるわね」

「ああ。俺が先に研究所に潜りこんだりできるからな。1人分なら影と同化して相手の認識を外らせる事も出来るしな。長くはもたねけど」

「充分よ。まず私が研究所のデータベースにハッキングしてデータのコピーを取るわ」

「頼む。ついでに見取り図なんかも取っといてくれ。お前は携帯で指示を出して欲しい。研究所は俺一人で行く」

「待って! 私も…」

「分かってる。ただなんかあった時にバックアップしてくれる奴が必要だろ。それに俺の能力はある意味こういう時に力を発揮すんだからよ」

 

 あっ。やっべ…ついお兄ちゃんスキル発動して頭撫でちった…こっ殺される…

 

「うっ…うん…」

 

 あれ? 予想外だな…あれか? キモすぎて言葉も無いってか。どうしよう泣ける。

 

「お姉様…?」

「ん?」

「あ?」

 

 お姉様と呼ぶ奴に心当たりがるが声が全然違うな…

 

「黒子!?」

「お姉様。その類人猿は誰ですの?」

「あれぇ? 御坂さんデートですかぁ??」

「佐天さん! いきなり失礼ですよ!」

 

 いきなり3人の女の子が御坂に話かける。うわぁリア充だぁ…気まづい…

 

「いやこれは…そうあれよ! 友達よ友達!」

 

 えっ俺等友達だったの?どうしよう…感激する…お父さん、お母さん、そして愛する妹よ…お兄ちゃん友達出来たよ!いや出来て無いです。嘘です。すいません。

 

「友達なのにどうしてお姉様の頭を気安く触ってるんですの?」

 

 やっべ。忘れてた。ってかこいつ怖いな!

 

「ははぁん…御坂さん今日デートだから今日来れなかったんですね??」

「まぁ! お姉様そんな奴とデェートとは!! なりません! 黒子は認めません!!」

 

 なんだよデェートって…意味わかんねぇよ…

 

「ちっ違うから! これは全然そんなんじゃないから!」

「御坂さん可愛い♡!」

「佐天さん!」

「佐天さん。趣味が悪いですよ…御坂さんすいません。お邪魔してしまって」

「初春! これはすぐ邪魔するべきですわ!!!」

 

 

 この初春って子なんで頭に花束乗ってんの?生えてんの?それ。

 

「ほら! あんた行くわよ!」

「は? どこへ?」

「いいから! じゃ。皆またね!」

「あっ! お姉様まだ話しは終わってませんわよ!お姉さまぁ!!!!」

 

 あのツインテールうっさ…まだぎゃあぎゃあ言ってるよ…こいつの妹かなんかなのか?随分似てないな。

 

「はぁ。ここまで来れば大丈夫ね…」

「なぁ。あいつらいいのか?」

「いいのよ。この件にあの子達は絶対巻き込めない」

「そうだな。よし。とりあえず方針は決まったないつ実行するか」

「今日がいいわ。出来るだけ早く実験を止めたい」

「だな。よし。じゃあ夜に落ち合おう。場所はどうする?」

「まず学園都市のコンピューターベースにハッキングしてみるわ。場所がわかったら連絡するから連絡先教えて」

「わかった」

 

 凄いぞ…家族以外の連絡先を、しかも女の子の連絡先をいゲットしたぜ!つっても目的が違うんだけどな…

 

「じゃあまた夜連絡するわ」

「ああ。よろしく頼む」

 

 

 

 そして実行する夜になった。御坂から10学区のホテルに来て欲しいと言われた時は少しドキドキもしたが、別に着替えた御坂が座ってただけだった。

 

「お前私服持ってるんだな」

「買ったのよさっき。さすがに制服じゃまずいでしょ。それよりいくつかあるけどどうするの?」

「しらみ潰しで行くしかないな。1日4箇所ぐらい行けば3日ぐらで終わるだろ」

「そうね。行きましょうか。着いてきて」

「あぁ」

 

 

 

 

 

 ここがその研究所か…思ってた通り…白いな。本当なんで研究所の建物って白いんだろうな。

 

「あそこよ」

「みたいだな。よし。俺が先行する。道案内とバックアップ頼むぞ」

「了解」

 

 

 行くぜ。ミッション開始だ。恥ずかしいから二度と言わね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




遅くなってしまい申し訳ありません。ついつい書く事が多くて大変でした…

いやぁ。早く黒子達と八幡を絡ませたい。

さてどうでしか?八幡の能力は。ちょっとハンデあげないとこいつに誰も対抗できなくなっちゃうので多少強引に誓約等つけておきました。それにシリアスと日常を半々にしてみましたが良かったでしょうか…ちょっとシリアス難しい…

次回彼女等がついに超参戦するかもしれません。パーリィパーリィ!!ふぅう!!

すいません。ふざけました。

では是非感想や評価お願いします!
では次回またお会いしましょう!アディオス!!

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