やはりレベル5は友達が居ない   作:レッドレイン

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どもども!レッドレインです!
いきなり私事で申し訳ありませんがここではダルいのでレインで名乗ります(笑)

さて!感想や評価お気に入りありがとうございます!お気に入りが100人超えるとは思って無かったので凄く嬉しいです…評価くださる方ありがとうございます!
皆さんに気持ちよく読んでもらいつつ描きたい事を書いて行きますのでよろしくお願いします!!

では6話。行ってみよぅー!


真実

 何故だろう。変な胸騒ぎがする。

 

 さっき御坂妹と別れた時も感じた、この妙な感覚。

 

「はぁはぁ」

 

 普段運動しない体力の無いボッチにとって全速力でマラソンとか普通にしんどい…脇腹めっちゃ痛てぇ。

 

「確かここだよな…」

 

 青いスパーク。そして爆発音。

 

 俺はどっかのイマジンウニ頭みたいに鈍感系じゃない。あれは間違い無く電撃姫こと御坂姉だ。あいつがここら辺で能力をぶっぱなしたんだろ。

 

 ただ何故だが変な気持ちになる。ただの喧嘩であれだけの爆発音がなるだろうか…

 

 レベル5と説明はしてないものの俺との勝負というなのイジメを仕掛けた時だってあんな音はしなかった。

 

 つまり今回御坂の相手はレベル5であり、俺より強い相手…。その相手を想像したく無かったがあいつかもしれない。

 

なんとなくそう感じてしまう。

 

「居た!」

 

 膝を着いた御坂を見つけた。良かった無事だな。

 

 下を向いてて表情は分からないが怪我等は無いようだ…

 

「おい御坂。無事か?今回は派手にやったな…ったく誰とけん…は…?」

 

「こんばんは。先ほどのはどうも。とミサカ10032号は丁寧に挨拶します。」

 

 あぁ。そうだ。御坂妹とは今日確かに会った。だが違う。さっきまで会ってた御坂妹ではない。確信出来る。番号が違う?そんな事じゃない。

 

 だって…

 

「お前…どういう事だ…なんだよこれ…」

「どうかされましたか?とミサカ10058号は貴方に質問を投げかけます。」

「何で御坂妹がこんなにたくさん居るんだよ…」

 

 目の前には信じられない光景が広がる。ミサカ妹と全く同じ格好した女の子が何十人と居るのだ。

 

 同じダサいゴーグルを付けて、姉と同じ制服を来た、姉と全く同じ顔の子が何十人も自分の前に立っている。

 

「どうゆう事だよ…何で…」

「見られたからには話すしかありませんね。とミサカ10031号はこの実験について話し始めます。」

 

 

 驚愕の内容だった。

 

 量産能力者計画と呼ばれる計画はレベル5の第3位御坂美琴のDNAマップを使いレベル5を大量に生み出す計画を行っていた。

 

 しかし結果は失敗。クローンの能力は御坂美琴に到底及ばず、良くてレベル3程度。計画は失敗で終わった。

 

 しかし、同時期に一方通行の絶対能力進化(レベル6シフト)計画が立てられており、樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)の演算によって出された計算式は、レベル5の電撃使い 超電磁砲 御坂美琴 を128回一方通行が殺害すればレベル6になると答えが出た。

 

 しかし御坂美琴のみを128回も殺すなど不可能。そこで研究者達が目を着けたのが量産能力者計画のクローン御坂達だ。レベル3程度とはいえ御坂美琴にはある意味違いない。

 

再演算の結果はクローン体の2万回の殺害だった。

 

 利用するしか無いと研究者達は再度クローンの製造を始め一方通行の絶対能力進化計画に段取りを変更した。

 

 そして…

 

 研究者達は…いや一方通行は実験を開始した。

 

 さきほど会っていた9982号は今しがた一方通行に殺害された。

 

 その現場を見た御坂が無謀にも学園都市最強に挑むが呆気なく敗北をし今に至る。

 

 御坂妹が何十人も居たのは実験の後始末や証拠を残さない為とのこと。

 

 そしてこの実験の開始時期と一方通行の様子がおかしくなり始めた頃は一致する。

 

 間違いない。あいつこの実験のせいで今みたいになったんだろうな。

 

外れて欲しかった予感はしっかり当たった。最悪の気分だ…

 

 だが今は…

 

「御坂帰ろう。送るぞ」

 

 返事はしないもののフラフラ立ち上がりゆっくり歩く。

 

「ここに居ろ」

 

 少し歩き公園を見つけたので御坂をベンチに座らせ飲み物を買いに行く。

 

 正直御坂に気を使ってやれる程の余裕は無い。だがこうでもしかいと自分が可笑しくなりそうで、気が狂いそうだ。

 

 殺人や犯罪とは無縁だった。そんな環境下で過ごした事は1度もない。

 

 全くの他人が被害者なら同情程度で済むが。そうではない。

 

 1時間前に遊んでた子が、自分のクラスメイトが関与している。

 

 いやもっと言えば中心人物と言ってもいい。俺の知り合いがこの非人道的実験の渦中のど真ん中にいる。

 

 頭の中でグチャグチャ考えながら御坂に飲み物を渡す。

 

「ほら」

「ねぇ」

「何だよ」

「聞いたんでしょ。実験の事」

「あぁ」

 

 こいつは聞いたうえに一方通行に負けた。たぶん圧倒的な力に…そりゃ絶望的だよな。

 

「どう思った?一方通行はね。楽しそうに実験してたよ?あの子達があんな辛そうな顔してたのに…笑って殺したの」

「なんとなく想像がつくな」

「は?」

「俺は一方通行と同じ学校の同じクラスの人間だ」

「あっ、あんた!!あんたまであの子達は死んで当然とか言うんでしょうね!!」

「落ち着け」

「落ち着いていられるか!早く止めないとあの子達が…あの子達がぁ…」

「わかってる」

 

 泣いてる御坂を宥めながら決意する。

 

あぁ。んな事わかってんだよ。

 

 御坂がどんだけ優しい子なのかも。

 

 御坂妹がどんな奴なのかも。

 

 たぶんだが一方通行の本心も…

 

 御坂も御坂妹も誰も死んじゃいけない。

 

一方通行も誰も殺してはいけない。

 

 

 だからこそ…

 

「御坂。力を貸せ。実験潰すぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




うはぁ。シリアス!(笑)

八幡ってこんな事言いそう(笑)いやたぶん言うって事にしよう!

少しネタバレとして今後は八幡と美琴で実験を潰すように動きます。そして彼女達もついに?あ、彼女達も今後出しますぜ!

ではでは感想や指摘評価よろしくお願いします!

ではまた!アディオス

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