そろそろまともな小説書けるようになりたい…頑張ろ…
短いですが第4話どうぞ!
「ようやく見つけたわよ!!」
「何だ昨日の電撃姫か…」
「電撃姫って何よ」
「昨日お前がいきなり放電したうえにスパークしてきただろ。あだ名だよ」
テンション低い時にこいつ何で絡んでくんだよ…あ、元々こんな感じだったな…
「あんたテンション低いわね。目も死んだ魚みたいだし…大丈夫?」
こいつ…ほぼ初対面かつ昨日助けた恩も忘れていきなりディスってきやがったよ。何?最近の子供はいちいち人をディスらないと死ぬの?
「テンションは元来こんな感じなんだよ。目はほっとけ」
「あっそ。そんな事より私と勝負しなさい!!」
「は?」
え、何?勝負って…この子頭にババロアか何か詰まってんの?バカなの??
「は?じゃないわよ。いいから勝負しなさい。あんたの能力見せて貰うわよ!!」
うわぁ…この子バカだ…ちょっともう本当に関わらないで欲しい。
「いや…あのすいません忙しいんで…」
「嘘をつきなさい!あんたこの土手で寝っ転がってたじゃない!」
「お、おい」
電撃姫のスパーク攻撃!ひぇぇん…もう色んな人に攻撃されすぎ…今日は厄日だよ…
「さぁ!勝負よ!!」
「どんだけバトル好きなんだよ…生憎俺はバトルモノは嫌いなんだよ」
「誰が漫画やアニメの話ししたのよ。いいから勝負なさい!!」
これあれだな…やらないと帰らして貰えないかもしれん…あんまり人に、ましてや女の子に能力使いたくないんだよな…昔のトラウマが…
よし全力で手加減しよう!!
「じゃあわかった。相手になるよ…」
「よし!じゃあ行くわよ!!」
うっわ…イキイキしてるよこの子…
電撃姫は放電しながら昨日のように雷をこちらに飛ばしてくる。それを上手く避けながら遠すぎず近すぎずの距離を保つ。こちらから攻撃をするつもりは一切無い。
しかしお気に召さないのか雷を撃ち込む数が少しずつ増える。これ…全部避けないと普通に死ぬな…
「ちょっと!真面目にやんなさいよ!!」
どうやら電撃姫は攻撃しない俺のやり方に酷くご立腹のご様子…嫌になるなぁ…
「真面目に避けてるだろ」
「あんたも攻撃しろって言ってんのよ!」
「攻撃って…お前な…基本紳士である俺が女の子に、ましてや子供相手に手を挙げるわけないだろ…」
「だ…が」
ん?あれ?この感じ…昨日の…
「誰が子供だぁ!!」
あちゃー。この子に子供ってタブーなのね…言葉のチョイス失敗したぁ…
電撃姫はキレながら黒い砂嵐のようなものから黒い刀を取り出す。あれ…電撃と砂って事は砂鉄かな?磁力でまとめてる感じね。
いやいやいくら俺が弱いからって砂鉄なんかじゃ死なな…
そう思っていると彼女の刀が草を切り裂いていく。
あれ?あれ殺傷ランクめっちゃ高くね?彼女の周りの草刈られたよ?あ、当たったら普通に死ぬ…
「ま、待て!それは反則だろ!」
「勝負に反則なんて無いのよ!勝てばいいのよ勝てば!」
どこのジャギ様だよ…この子なら世紀末でも生きていけそうだな。
なんて事を考えていると電撃姫は砂鉄の刀を持ちながら突っ込んでくる。
仕方ないよな…。流石に能力使わないと危ないし…
彼女が近くに来た所で彼女の影から影のような手が砂鉄の刀を持った右腕と両足を掴む。
「なっ!?」
さて。問題です。子供でもわかる単純な問題。
走ってる所に両足を急に掴まれたらどうなる?
はい。正解。転けますね。
しかも右腕も動けなくしてます。
とゆう事は顔から行きますよね…ヤベェ手を動けなくするのは失敗だったかな…
「なぁ。大丈夫か?」
コケてたからピクリともしない彼女を心配して近づく。転ばせたの俺だけど…
「悪い。手を動けなくさせたのはミスった」
電撃姫は少しずつ立ち上がり顔に土を付けながら顔を真っ赤にして下を向いてる。
あぁ…恥ずかしいよね。コケるってなかなか人に見られたくない…よくわかるよ…
「…せ」
「え?なんだって?」
別に俺は金髪の某主人公のように難聴系主人公では無い。何か言ってるのだが本当に聞こえないのだ。
「…さ…せ」
「??」
恥ずかしくて声出せないのかな?まぁ恥ずかしい時ってあんまり声だした…
「死にさらせぇ!!!!」
「うお!!」
電撃姫の怒号により周囲へ雷が分散する。
「はぁはぁ」
マジビビった。死ぬかと思った…
「わっ、悪かったよ。悪気は無いんだよ」
「あったら最低よ!!」
顔真っ赤にしながら電撃姫はキレております。
ていうかそもそも勝負吹っ掛けて来たのそっちだろ…
「悪かったよ」
「そもそもあんた一体何をしたのよ!」
「いや転ばせようとしただけだって!恥ずかしい思いさせようとか全く考えてないからね?」
実際あんなに恥ずかしがって怒るのは予想外だったし…
「そうゆう事じゃない!1歩も動いてないのにどうやって転ばせたのよ!」
あぁ、そっちね。能力的なあれね。説明すんのかったるいなぁ…
「まぁあれだよ。俺影を操る能力持ってるからそれでだよ」
「影?」
あれ?そんな不思議そうな顔してどうしたの?
「影だ」
「嘘着くんじゃ無いわよ!そんなの聞いた事無いわよ」
え?影使う能力者居ないの?学園都市。
あ、そっかそっか!俺原石だから居なくて当然か!全く八幡のうっかりさん!…キツいな…
「いや本当だ。」
「ありえないわ!」
「ありえない?何で?」
「何で影が人の足を持てるのよ。だいたい演算はどうやってるのよ!」
「演算?」
「は?」
「え?」
あっれぇ?何か間違った事言った?今
「あんた演算無しでどうやって能力使ってんのよ」
「いや…なんとなく…?こう雰囲気的に?」
「は?」
「え?」
あれ?さっきもこの流れじゃなかった?デジャヴ?
「てきとうな事言って誤魔化せるわけないでしょ!あんた何者よ!!」
「比企谷八幡です」
「聞いて無いわよ!!!」
「じゃあどうすればいいんだよ…」
もうこの子情緒不安定なんじゃないの…?勘弁してくれ。いい加減逃げよう…
「だからあんたの能力を…」
「まぁいいや。帰るわ。ちゃんと勝負したし満足だろ?そろそろ子供は帰りなさい。門限が…」
あ…やっちった…
「誰が子供だぁ!このゾンビ野郎!!」
あぁ…めんどくさい!逃げろ!
「逃げんな!待てゴラァ!!」
めっちゃ追いかけてくる…誰か助けてくれぇ…
ん〜ありそう(笑)
的な感じで書きました!
感想や指摘よろしくお願いしますm(_ _)m
ではではよろしくどーぞ!