やはりレベル5は友達が居ない   作:レッドレイン

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皆さん…大変申し訳ありません!!本当に忙しく全然手を着けられずにいました…

今後少しずつ執筆しながら投稿しますので、週一ぐらいのペースで投稿できるようにします。申し訳ありません( ノД`)

では、短いですがどうぞご覧ください(´∇`)


解放

 

 美琴「あれはどう言う事かしら?」

 八幡「いや…あれがあれで…」

 

 はい。ただ今御坂様大変御立腹でございます。まぁそりゃそうだよな。救援呼んどいて、戦闘終わってるし敵っぽい連中と喋ってるし目的のデータ破壊終わってるし…俺なら帰るレベル。ただここ病室なんで放電しないでね…

 

 美琴「まぁいいわ。で? 彼女達は何?」

 八幡「何か…暗部? とかって奴ら」

 美琴「つまり学園都市の闇…こいつらも実験に関与してるんじゃ…」

 八幡「いや暗部は辞めるって言ってたし、たぶん実験とは直接かかわり合いは無いと思うぞ?」

 美琴「じゃあ何で実験データを守ってたのよ」

 八幡「よし。絹旗説明してやれ」

 絹旗「何で上からなんですか…まぁいいです。私達アイテムは命令されてここに来ました。命令内容は研究所を破壊する奴を殺せと」

 美琴「つまりあの実験とは無関係って事か。ならその命令した奴は関係者なんじゃない?」

 八幡「いや違うな」

 美琴「は? 何でよ」

 八幡「もしそいつが関係者ならアイテム以外の連中にも俺等を殺すよう言うはずだ。だが今回アイテム以外は誰も居なかった。なら絹旗達に命令をした奴は、アイテムの仕事を管理する奴と見て間違いないだろ」

 美琴「つまり、依頼を受けてそれを彼女等に言っただけ?」

 八幡「まず間違い無いだろうな。つまりその管理者に依頼した奴が実験関係者だな。なぁ絹旗」

 絹旗「はい。なんでしょうか?」

 八幡「もし可能ならその依頼主を探れたりしないか?」

 絹旗「超厳しいかもしれません。今回は匿名で、情報が一切無いと言ってました」

 

 だめか。もしかしたら実験の発案者を聞き出せると思ったんだがな。

 

 八幡「分かった。ならまだ研究所潰しは続行だな」

 美琴「そうね…とりあえず今日は帰るわね。そろそろ朝になるし」

 八幡「あぁ。また夕方に連絡くれ」

 美琴「分かったわ。あんたちゃんと養生しなさいね。じゃあね!」

 八幡「わかってる。ありがとうよ」

 絹旗「超騒々しいんですね。超電磁砲って」

 八幡「何であいつが超電磁砲って知ってんの?」

 絹旗「知らないわけないでしょ。彼女はレベル5の中で一番有名なんですよ? 麦野が自分より序列上で超嫉妬してました!」

 

 へぇ。あいつそんな有名なのか…あのビーム女より科学的に価値があんだな。まぁ電気だしな…ん?序列?え?序列!!?大事な事だから2回言いましたよ?

 

 八幡「待て待て。え? あのビーム女レベル5なの?」

 絹旗「はい。言ってませんでしたっけ? だから超不思議なんですよ。どうして比企谷が勝てたのかよくわかりません」

 

 あいつレベル5だったのか…どうりで強いわけだよ。ふぅ生きて良かった。

 

 八幡「まぁ奇跡だよな。俺戦闘経験ほとんど無いのに。レベル5って戦闘経験無くても割となんとかなるのな」

 絹旗「待ってください。超待ってください。比企谷ってレベル5なんてですか?」

 八幡「言って無かったか? 俺最近レベル5になったんだよ。序列は一応6位」

 絹旗「え…それなのに戦闘経験0なんですか…?」

 八「まぁな。中学生の頃に急に使えるようになって、制御の仕方を学ぶ為に学園都市に来た感じだしな。それまで喧嘩なんてした事無かったし、痛いの嫌だし」

 絹旗「それで麦野に勝てるあなたはいったい何なんですか…化物か何かですか?」

 八幡「いや、お前めっちゃ失礼だな…」

 

 俺だってビックリしてんだからな。まぁ奇跡以外なんにも無いだろうな。ただ…あの瞬間頭が真っ白になったのはいったいなんだったんだろうな。

 

 絹旗「すいません。超驚いているので…」

 八幡 「まぁいいけどよ…とりあえず俺はそろそろ寝るぞ」

 絹旗 「わかりました。私は麦野の病室に居ますので何かあったらまた来ますね! それと一応依頼主については麦野達に言って調べてみます」

 八幡「そうか。ただあのビーム女が手伝ってくれるか?」

 絹旗「麦野はああ見えて凄く優しいんで超大丈夫です!」

 八幡「じゃあ頼めるか?」

 絹旗「分かりました! ではおやすみなさい」

 八幡「あぁ。おやすみ」

 絹旗「あ! あの…比企谷…」

 八幡「ん? なんだ?」

 絹旗「…」

 

 何だ?急に…まさか!!

 

 八幡「おい絹旗お前まさかどっか怪我してたんじゃないのか!?」

 絹旗「ち、違います! いえ…そのありがとうございます。私達はまだこんな歳なのに人を何人か殺しました。ただそれは基本麦野が全部背負ってくれてました。私達に罪悪感を感じさせないために」

 

 正直驚いているのが本音だ。人を道具のように思ってるような奴がそんな事をするとは思えないからだ。

 

 絹旗「ただあの時は比企谷の件でイライラしてたのもあったり、私が迷ってたからって言うのもあるのかもしれません。麦野は裏切りは絶対許しませんから。ただこうして私達アイテムは比企谷のせいで解体させられました。だから麦野や私達はようやく光の道を歩めます…ありがとうございます比企谷…本当に超ありがとうございます…」

 

 そうか…こいつらは好きで暗部の人間になったわけじゃない。麦野にしても絹旗達にしても。ようやく人として、いや1人の女の子として真っ当な道を歩ける。それが心の底から嬉しいのだろう。絹旗は泣きながら何度もお礼を言ってきた。その姿は最愛の妹とイメージが被る。だからかお兄ちゃんスキルが発動してしまいつい泣き止ませる為に抱きしめてしまった。あぁ…これマジで恥ずかしい…

 

 八幡「まぁ…泣くな。これからはもう一般人としてお前等アイテムは生きて行くんだからよ。ちゃんと学校にも行けよ?」

 

 絹旗は泣きながら頷いていた。これで良かった。こいつらに殺しなんてさせてはならない。手を汚すのは俺みたいな奴等で充分だ。

 

 絹旗「…あ、あの比企谷もう大丈夫です…//」

 八幡「そうか。じゃあまたな」

 絹旗「はい!また!」

 

 部屋を出て行った瞬間枕に顔を沈めながら1人で小さく叫んだ。めっちゃ恥ずかしかったと…。絹旗最後は笑ってたしきっとこれからは、楽しい生活を始めるんだろうな。俺はそれが嬉しかった。

 

 八幡「寝よう…」

 

 柄にも無い事を行い、柄にも無い事を言って、柄にも無い事を考えてる自分がめっちゃ恥ずかしい…そんな事を考えているとすぐに睡魔が襲い眠りについた。

 

 

「…が…や」

 

 ん? 何だ? 小町か? まだお兄ちゃん眠いんだよ…

 

「ひ…や…超…さい」

 

 ったく…これはお仕置きだな。

 

 八幡「お兄ちゃんもう少し寝たいから5分寝かせて」

 

 そう言いながら横にいるであろう小町を抱き枕代わりにする。

 

「…//」

「おい」

 

 ん? 今度は母さんか? 珍しいな…意識が覚醒し始め、目を開くと。顔が真っ赤になる絹旗とそれをイライラしながら見てる麦野さんの顔が見えました。

 

 

はい…人生終わりました…

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか!

今回は麦野を救済回にしました。さすがに前回がアンチ過ぎたので…
別に麦野嫌いじゃないですよ?むしろ割とお姉さん系大好きですので割と好みではあります(笑)
それと今後台本形式にします。たぶんこっちのが読みやすいと思いますし、何より僕が書きやすいw

それにしても八幡…お前羨ましいな…

ではまたお会いしましょう!アディオス!!

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