悪と正義の波紋&幽波紋(スタンド)使い、変化する者の幻想入り 作:(´鋼`)
はい、今は空飛んで『ヘブン・クラウド』へと進んでいます。どうやってか?翼出して飛んでます。関係無いけど『輝彩滑刀の流法』は残してますよ。
「………んぅ?いつつ………」
空を飛んでいると、じいさんに抱えられている勇人が目覚めた。先程の痛みが残っているのか起きた途端に、少しだけ苦しみの声を出す。
俺と咲夜は勇人の所へ行き、話をする。
「起きたか?勇人」
「あ?あ、あぁ。ここは………って祖父ちゃん!?何で!?」
「いやぁ、あの娘たちが勇人の取り合いをしておってな。それじゃと勇人もおちおち寝てられんじゃろ」
「それもそうだ」
「さてっと、そこの爺さんとあの娘たちには話したんだが勇人にも話しておかなきゃならない話があるんだが………聞いてくれるよな?」
一旦勇人は爺さんから離れ、空中に浮かび俺たちに合わせる様に飛ぶ。あっ、翼が当たっちゃった。ごめんね。
「わっぷ!!………んで?話って?」
「ん、おっけ。んじゃあ先ずは………」
俺は空に浮かぶ『ヘブン・クラウド』に指差す。それを追うように勇人もヘブン・クラウドを見る。
「あれか?」
「そう、あれ。あの天空城の事」
「それがどうかしたのか?ヤバそうなのは分かるが」
「………あの城の名前は『ヘブン・クラウド』って言って、本来は『別世界のDIO』と『その仲間』が居た城なんだ」
「!!!?」
「驚くのも無理は無いね。そもそも君たちから見ればDIOは空想上の人物、存在しない人物だ」
「でも、私たちは戦った。あの恐ろしくも妖しい雰囲気を放った………あの怪物とね」
そう言う咲夜の言葉は、何処か震えていた。俺は咲夜を引き寄せ、落ち着かせる。少し震えているその姿は、寒さで震えている猫を想像してしまうが………そんな事を考えている場合じゃないな。
「それでだ、俺だな。………どうやら、俺を狙って来ていたそうだ」
「京谷を!?………でも、何で………?」
「俺が………DIOの生まれ変わりだったからだ」
「んなっ!!?DIO!?」
「あぁ………いや、正確には『DIO』と『ジョナサン・ジョースター』の生まれ変わりなのさ。そして、命を狙われた。でも、俺たちは勝てた………その筈だった」
「そして、あのヘブン・クラウドとやらがこの幻想郷に現れた………そういう事じゃ勇人」
「だからこそ、この件は早く終わらせたいんだ。もしかしたら………だけど、あの城からはオーラを感じられない。ダミーの可能性はあるんだけど」
そのヘブン・クラウドを見ながら、そう呟いた。やはり気になる。あのヘブン・クラウドは、恐らくダミー。ただ、何故ヘブン・クラウドを知っているのか。何故ヘブン・クラウドを出現させていられるのか………それが気が気でならない。
ヘブン・クラウドは本来詳細を知っているのは、俺と咲夜、俺たちの世界の妖夢、霊夢、紫さんに利久、安神ぐらいだ。詳細を知らないを含めると殆ど全員だろう。
となると、俺たちの世界の誰かという事になる。それ以外考えられない。じゃあ一体なんだ?
俺たちの世界の者なのか?能力として【過去の事情を投影する能力】なのか、はたまた【再現する能力】なのか。それとも【全く違う能力】なのか。
そんな考えの中、ヘブン・クラウドに残り320mまで接近していた。
そして、『レーザー』が城から発射された。
「「「ッ!!!?」」」
それを間一髪で避ける。妖夢、早苗、鈴仙を見ると当たってはいなかった様だ。少しだけ安心した。
「咲夜ッ!!」
「………了解」
俺は咲夜を離し、バラバラに散開する。
ふと横を見ると、勇人と爺さんが此方に来ていた
「おい京谷!!何か撃ってきたぞ!?あれもヘブン・クラウドとやらの攻撃なのか!?」
「いや、俺たちの時は攻撃してこなかった。恐らくあれは偽物。誰か………俺たちの世界の能力者が出した物だと推測出来る」
「偽物!?あのデカイ城が!?しかも、能力者!?一体誰が!?」
「そこは分からない。俺たちの知らない能力者なのか、はたまた俺たちの世界の事情を知っている別世界の能力者なのか。兎も角、迎撃しながら侵入するから攻撃の用意をして!!」
「わ、分かった」
俺は勇人たちに言った後、他の3人にも同じ様に説明をし、放たれているレーザーに向けて各々が弾幕を放ち、刀でレーザーを斬り、銃で弾幕を迎撃している。
俺は咲夜と共にスタンドを展開し、迎撃を仕掛ける。
「『変化者《チェンジャー》』!!」
「『J・T・R』!!」
チェンジャーは放たれるレーザーの速度が遅いので、拳で弾き飛ばしながら俺は接近する。
咲夜はスタンドの持つナイフで殺しながら接近している。
他の者もレーザーを消滅させて接近していく。
「こっちに入り口がありました!!皆さん来てください!!」
妖夢からの指示で、俺たちは妖夢の方へと向かい中へと侵入する。
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「皆無事か?」
「な、何とか平気だ………」
「う~む、丁度良い運動になったわい」
「私もそこまで」
「「妖夢(さん)と同じく」」
中へと侵入し、何とか内部を見学出来た。内部を見渡すと内装は違っていた。どちらかと言えば何も無い殺風景では無く、迷路の様になっていた。まるで容易に辿り着けない様に。
兎も角、俺たちはその迷路を進んでいく。どんな罠が待っていたとしても。
はい、皆様どうも。うぷ主の鬼の半妖です。
ついにヘブン・クラウドへと侵入。でも何か変わっている。迷路?何それ?そんな事よりノンアル梅酒飲みたい。
では、次回もお楽しみに