悪と正義の波紋&幽波紋(スタンド)使い、変化する者の幻想入り   作:(´鋼`)

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影響とは

『前回の出来事から二日後』

現在、京谷たち一行は『レオノーラ』と呼ばれる小さな場所に居る。ここで1日休み、スピードワゴン財団が手配した者に案内させるというのだ。

つまり、今は自由時間。そんな中、珍しく京谷は一人で歩いていた。

 

京谷「………まだ完成しないか。」

DIO「(当たり前だ。そんな物を簡単に扱える訳無かろうに。)」

京谷「(自分自身でやった場合さ。スタンドでなら出来るけど。)」

ジョナサン「(『回転のエネルギー』か。上手く使えると良いね。)」

京谷「(ありがとさん、JOJO。)」

 

そんな中、京谷は電気屋の前で困っている少女を発見した。京谷は、その少女の元まで歩み寄る。

 

京谷「ねぇ、お嬢ちゃん。どうしたの?何で泣いてるの?」

少女「お母さんとヒグッはぐれちゃったのヒグッ。」

京谷「お母さんね。ちょっと待ってて。『隠者の紫《ハーミットパープル》』」

 

京谷は右腕にハーミットパープルを出現させ、少女の頭にスタンドを触れさせる。

 

京谷「……………成る程、こんな人か。」

 

京谷は次に、硬質ガラスで保護されているテレビにスタンドを触れさせる。いわば念聴だ。

それぞれテレビば画面が切り替わる。

 

テレビ「はは…お…や…は二十…五…メー…トルの…ざっ…かやに…い…る。」

京谷「よし、分かった。お嬢ちゃん泣かないで。お母さんの居る場所分かったから。」

お嬢ちゃん「………本当?」

京谷「あぁ、勿論だとも。」

 

京谷と少女は少し歩いた先の雑貨屋に到着する。そこで少女の母親を見つけると、少女は母親に向かって走り抱き合った。

その後、京谷はお礼を待たずにスタスタとその場を後にする。

 

 

 

 

 

 

 

『キングクリムゾン!!』

 

 

 

 

 

 

 

少し離れた路地裏。そこで京谷はため息をつく。

 

京谷「ふぅ………疲れた。」

ジョナサン「(いや、何で?子どもを助けたのは良いことだよ。)」

京谷「………それもそうなんだけどねぇ。」

 

京谷が考えに耽っていると、誰かが京谷に近付く。

京谷も気配に気付き、その人物と対面する。

姿はローブを全身に纏っているので見えない。

 

 

 

 

 

 

 

 

   「貴様が新たなスタンド使いか?」

 

 

 

 

 

 

 

京谷「………それで?俺をどうしたいんだ?」

「…………願いを叶える為、貴様を潰す!!」

 

その人物は京谷に接近する。

 

京谷「『変化者《チェンジャー》』!!」

チェンジャー「無駄ァ!!」

 

チェンジャーでおもいっきり殴る。これで相手は一溜まりも無い…………筈だった。

 

「………残念だが、私には効かない。貴様のスタンドの攻撃なんぞ。」

京谷「!?まだ喋っていられるだと!?」

「フンッ!!」

 

その人物の蹴りはチェンジャーに衝突する。

そこで京谷は感じ取っていた!!この力、人間の持つ物じゃあない!!と。

そう、その人物は生身の体でスタンドに攻撃していたのだ!!

 

京谷「て、てめぇ。一体。」

「名乗ったとして何になると言うのだ?」

京谷「………そうかい。」

 

京谷は負けじと本気を出す。つまり『殺気』を出す。普通では耐えられない程の量。だが、その人物は立っていた。

 

京谷「………驚いた。まさか、まだ立てていられるなんてなぁ。」

「何のことか分からないが。」

京谷「……あぁ、そうかい!!『変化者 世界《チェンジャー ザ・ワールド》』!!」

 

チェンジャーをザ・ワールドに変化させる。

 

京谷「時よ止まれ!!」

 

周囲の色が失われる。………だが、

 

「………何をした?」

京谷「なぬっ!?ば、バカな!!時が止まっているのに、動けているだとぉ!?」

「時………時止めか………面白い。」

京谷「チッ!!」

C(TW)「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」

 

スタンドのラッシュ。だが、やはり立っていた。

 

京谷「チッ!!」

「それだけか?………ならば、こちらから行かせてもらおうか!!」

京谷「クソッタレ!!」

 

京谷は脚を『星の白金』に変化させ、空へと離脱する。

 

京谷「時は動き出す。」

 

周囲の色が戻される。やはり、まだ追ってくる。

 

京谷「(今、戦ってる相手は時止めも効かない。尚且つ…)」

 

京谷は後ろを見る。同じ様に飛んで付いてきているのだ。

 

京谷「(まさしく強敵!!この京谷が敵わないとは!!)」

 

京谷は思案する。

 

京谷「(恐らく、原因は『あのローブ』の可能性が高い。そして、スタンド使いなのにビジョンらしきものが見えなかった。ということはだ、あのローブが『スタンドビジョン』と考えるべきだ。……問題は能力の方だ。時を止めたにも関わらず動いているし、ラッシュを仕掛けても平然としている。……一体、どうすれば……)」

 

だが、京谷は迷いを捨て………

 

京谷「『チェンジャー オーバーヘブン』!!」

 

すかさず進化させる。京谷の目が金に染まり、額に星形の模様が発現する。スタンドは腕と脚が白くなった。

 

「!?」

京谷「ったく!!こんな所で使わされるとはな!!」

 

チェンジャーが、その人物に向けておもいっきり殴る!!

 

C・O「無ッ駄ァ!!」

「はんっ、効かんな。」

京谷「『真実よ!!我が意のままに!!』」

 

京谷の発言。それと同時に、ローブが消えた!!

 

「!?何ッ!?」

京谷「間抜けが、知るが良い。我が真実の力を!!」

 

瞬間!!チェンジャーはラッシュをぶちかます!!

 

C・O「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」

 

その人物は、もろに攻撃を受けた。それ即ち、ダメージが入るということ!!

 

 

 

 

    「ぐっガアアアアァァァァ!!」

 

 

 

その人物は約40メートルまで吹っ飛ばされ、気絶する。

京谷は、その人物に接近する。

 

京谷「………手強かった……オーバーヘブンを使わなかったら殺られてたな。………恐ろしいスタンド使いだな。」

 

京谷はオーバーヘブンを解除し、その人物を承太郎たちの居るホテルまで連れて帰ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『キングクリムゾン!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

現在、京谷は承太郎の部屋に居る。ちょっとした事情聴取に似ている。………唯、その人物『男』は口を割らなかった。

 

京谷「………アンタ、何でそこまで口を割らない?ちと異常じゃあないか?」

男「………………」

承太郎「………確かに、な。」

 

異様なまでに口を割らない男。だが、戦った最中に言っていた言葉も気になる。

 

京谷「『願いを叶える』……ってのは、一体どういうことだ?アンタ。何の願いを叶えようとしてたんだ?」

男「…………………」

承太郎「………まだ口を割らないか。………さて、どうするか。」

京谷「(……承太郎さんには悪いけど、部屋を出ていってもらういますか。)すいません、承太郎さん。出来ればなんですが……部屋を一時的に退出してもらっても構いませんか?」

承太郎「……何か方法があるのか?京谷君。」

京谷「えぇ。一つだけ。」

承太郎「…………分かった。終わったら呼んでくれ。」

 

承太郎は部屋を退出する。残されたのは京谷と男のみ。

 

京谷「…………さて、久々かな?これを使うのは。」

 

 

 

 

 

 

京谷は………全てを変えた。雰囲気も威圧感も。

その男に向けて雰囲気を放つ。

 

男「!?」

京谷「………君に……質問したい……良いかな?」

男「…………………」コクッ

 

今度は男は頷いた。

 

京谷「…………君の名は?」

男「…………『シャーベット・マルズ』」

京谷「シャーベット………か。では、シャーベット。質問を続けよう。」

男「………はっ。」

 

男は態度を急変させる。

 

京谷「シャーベットよ。貴様の願いとは……一体何だ?」

シャーベット「………いえ、もう叶いました。」

京谷「………ほぉ。それで?」

シャーベット「………と、申されますと?」

京谷「願いの内容のことだ。貴様の願いが気になるのでな。」

シャーベット「…………『仕えること』です。」

京谷「…………つまり、貴様はこれから私に忠誠を誓い仕えると言うのか?この私に。」

シャーベット「はい。」

 

その後、話を続けた。そこで敵スタンド使いの情報等を仕入れた。承太郎や康一、咲夜、早苗、徐倫には驚かれたようだが。その中でブロウは……

 

 

ブロウ「(流石ご主人!!敵だろうと懐柔し、さらに仲間に加えいれるとわ!!そこに痺れる憧れるぅぅぅぅ!!)」

 

 

京谷に対し心から尊敬していた。

 

 

 

 

 

 

 

 




どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
はい、皆様お久しぶりでございます。更新が遅かった?すいません許してください何でも(ry
実を言ってしまうと別の小説を書いてました。後はテスト期間に入ってしまったので更新が遅れました。すいません。

では、次回もお楽しみに。

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