悪と正義の波紋&幽波紋(スタンド)使い、変化する者の幻想入り   作:(´鋼`)

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親と子も似る

『翌日』

~徐倫&早苗side~

 

早苗「それでですよ!!神奈子様と諏訪子様ときたら!!」

徐倫「まぁまぁまぁまぁ。そんなにカッカしない。」

早苗「はあぁぁぁ。………帰ったら絶対にスタンドで殴ってやる。」

徐倫「一応、神様なのよね?その……二柱だったけ?罰が当たっても知らないわよ。」

 

現在、早苗と徐倫は観光の途中であった。まぁ所謂買い物だ。服の買い物だ。

そんな中、早苗は愚痴を溢していた。徐倫も苦笑いの状態になっている。

 

早苗「これでも私は現人神です!!一応、神様なんです!!」

徐倫「(見た目がただの女子校生にしか見えないから信じがたいけど……本当の事なのよねぇ。)」

 

しかし早苗は何を思ったかパティクルを取り出す。

 

早苗「あ、もうこんな時間でしたか。」

徐倫「えっ?あ、本当ね!!じゃあ行きましょうか。」

早苗「はい!!」

 

徐倫と早苗は買い物を済ませ、ある場所に行く。

実はというと、徐倫が「ダイビングしない?」等と言ってきたのが始まりだ。勿論、早苗は海を楽しみたいので承諾した。

早苗と徐倫は一度ホテルに戻り部屋に荷物を置いた後、徐倫と目的の場所まで行くのであった。

 

 

 

 

 

 

『スティッキーフィンガーズ!!』

 

 

 

 

 

~承太郎&京谷&ブロウside~

所変わってポートリンカーン地元カフェ。

 

ブロウ「旨イ旨イ。」

京谷「本当、美味しいですね。」

承太郎「だな。」

 

現在、京谷と承太郎とブロウはカフェで休んでいた。周囲の視線は全てブロウに向けられている。喋っていることもあり、何人かは写真を撮っている。

 

京谷「そういえば承太郎さん?部屋で襲われた時、何で連絡くれなかったんですか?」

承太郎「相手が『電気で動く物を操作する』スタンドだったからな。もしかすれば通信を遮断させられて感電させられる所だったから持っていなかったんだ。すまない。」

京谷「あ、いえ。そういうことなら構いませんが。あまり無茶はしないでくださいよ。」

承太郎「善処するよ。」

ブロウ「ゴ主人、コノ肉旨イデスナ!!」

京谷「これ、鶏肉だよ?」

ブロウ「イヤ、ブロウハ鶏ダロウト食ベルンデスガ?」

京谷「それもそっか。烏って雑食だったもんね。」

承太郎「(さらりと流していたが、京谷君のことを『ご主人』と呼んでいたな。そして、敬語を使っている………珍しいな本当。)」

 

食べ終わるとブロウは京谷の膝に乗り、ぐっすりと寝てしまう。京谷は起こさない様にゆっくり持ち上げ、承太郎と共にカフェを後にする。

因みに撮られた写真はSNS関係には全てアップされていた。まぁただ人間の言葉を喋る烏が居るというだけなので、様々な噂が飛び交う程度に治まっているが。

 

 

 

 

 

 

 

『スティッキーフィンガーズ!!』

 

 

 

 

 

 

 

~徐倫&早苗side~

 

徐倫「よし、これでOKよ。」

早苗「お、重いです。」

 

現在、早苗と徐倫はボートに乗っていた。因みに徐倫はボートライセンスとスキューバライセンスを持っている為、ボートを操作出来る上にレクチャー程度は出来る。

 

徐倫「大丈夫だって。水の中に入れば問題無いし。」

早苗「そ、そうなのは分かっているんですが………わわっと!!」

 

早苗は酸素ボンベを背負っている為少し体勢が崩れるが、なんとか持ちこたえる。

 

徐倫「それじゃあ、さっき教えた通りに入るわよ。」

早苗「は、はい。」

 

徐倫と早苗はシュノーケルと呼吸器を着け、ボートの縁に座り背中からダイブする。

早苗が見た景色は、綺麗な景色。水の中特有の優雅さ。

早苗はスタンドを出す。

 

早苗(ス)「綺麗ですねぇ。見とれちゃいます。」

 

徐倫もスタンドを出す。

 

徐倫(ス)「ふふっ♪そうねぇ。」

 

そう、スタンドでの会話だ。水の中では言葉が伝わらないのでハンドシグナルも良かったが、こちらの方が断然良かったらしい。

 

徐倫(ス)「それじゃあ、先ずは探検ね。」

早苗(ス)「はーい。」

 

徐倫と早苗は水の中を泳ぐ。

 

 

 

 

『キングクリムゾン!!』

 

 

 

 

ある程度移動すると、徐倫があるものを早苗に手渡す。

 

早苗(ス)「徐倫さん、これは?」

徐倫(ス)「魚の餌よ。それを軽く握ったまま待ってみて。」

早苗(ス)「は、はい。」

 

早苗は言う通りのことをする。すると、魚が早苗の手に集まってくる。

 

早苗(ス)「わわっ!!くすぐったい。」

徐倫(ス)「大抵そんなものよ。私も初めての時はくすぐったかったわ。」

早苗(ス)「先に言ってくださいよぉ。」

徐倫(ス)「あははっ♪ゴメンゴメン♪」

 

その後、ボートに戻り陸を目指すのであった。

 

 

 

 

 

『キングクリムゾン!!』

 

 

 

 

 

その途中にて

ある一隻のボートが徐倫たちの乗っているボートに接近する。

 

男「よぉ、ねぇちゃんたち!!こんなとこで何してんだ?」

 

男が馴れ馴れしく話しかけてくる。またもやナンパだ。

 

徐倫「………またナンパぁ?」

早苗「何故こうも会いやすいのか?」

男「なぁ、あんたら名前何て言うんだ?」

 

男が尋ねる。

 

徐倫「答える意味が無いわよ。」

男「あぁ、そうかい。んじゃ、俺からだな。俺は『ルーオン』っていうんだ。」

早苗「(聞いてませんよ。)」

ルーオン「まぁまぁ、仲良くしようぜ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       『空条徐倫』

 

 

 

 

 

 

 

徐倫「!?」

ルーオン「ははっ!!驚いたな!!まぁ、普通だよなぁ。誰だか知らない奴が自分の名前を知ってるんだからなぁ。」

徐倫「まさか………新手のスタンド使い。」

ルーオン「ん、まぁそんなとこだな。」

早苗「(こ、この人も敵なんですか!?)」

 

そんな話の中、ボートが揺れた!!

 

早苗・徐倫「!?」

ルーオン「あぁ、気を付けた方が良いぜ。なんせ……」

 

すると!!ボートの下から、何かが飛び出してきた!!

 

早苗「うぇっ!?」

徐倫「ま、まさか!?スタンド!?」

ルーオン「正解。因みに俺のスタンド名は『オーシャン・ブルー』。言っておくが遠距離でもパワーは弱体化しないぜ。」

徐倫「(まさかの遠距離パワー型!?)」

 

そのスタンド、『オーシャン・ブルー』は指先に水を集めていた!!

 

早苗「何か……来る!!」

 

早苗はいち早く逃げる。

すると、スタンドの指先から高水圧で水が発射される!!

まるで、それは弾丸の様に!!

先程まで早苗が居た場所には、穴が空いていた!!

 

早苗「み、水を……撃った!?」

徐倫「へぇ、アンタのスタンド能力って水を使うのね。」

ルーオン「まぁ、そんなとこだな。だが、逃がしはしないぜ!!」

 

またもやスタンドは指先に水を集めていた!!

 

早苗「今度は、そういきませんよ!!」

 

早苗もスタンドを出し、防御の体勢を取る!!

 

ルーオン「何だぁ!?その構えは!!そんな防御の構えを取った所で、どっかに風穴が空くのは見えてるんだぜぇ!?」

徐倫「(よし!!ナイスよ、早苗ちゃん!!)」

ルーオン「発射アァ!!」

 

スタンドは水の弾丸を発射した!!対して早苗のスタンドは防御の構えを取ったままであった!!

そして、その水の弾丸は早苗のスタンドに………当たらなかった!!

 

ルーオン「何ぃ!?」

早苗「この攻撃、お返しします!!」

 

早苗は逆に!!攻撃を跳ね返した!!それにより、スタンドの腹部が貫かれた!!つまり!!

 

ルーオン「グガッ!?」

 

ルーオンにも腹部に穴が空いた!!

 

早苗「よしっ!!」

ルーオン「く、くそがぁ……」

徐倫「余所見はご法度よ。」

ルーオン「!?」

 

ルーオンが声のした方向へ向く!!そこには、徐倫がスタンドを出しながら急接近していた!!

 

SF「オラァ!!」

ルーオン「ぐぉ!!」

 

徐倫は『ストーン・フリー』でルーオンの顔面を殴り、ルーオンの後ろのボートの縁に立つ。

 

ルーオン「な、何故だ。何故、俺の攻撃が……」

徐倫「ま、分からないわよねぇ。なんせ、急に来たんだもの。敵でも分からないものよねぇ。」

早苗「甘く見てもらっては困りますがね!!私のスタンド能力『威力を反射する能力』で貴方の攻撃の威力を跳ね返しました!!」

徐倫「そこで、早苗ちゃんに隙を取られている内に私はアンタのボートに糸を絡み付かせておいたのよ。」

ルーオン「っくっ!!こ、こんな女どもに……負けるのか……」

 

ルーオンは確かにそう言った。しかし!!その表情は笑っていた!!

 

徐倫「………アンタ、何が可笑しいの?」

ルーオン「だが、分かった事が一つあった。それは………」

 

突如、徐倫の背後にルーオンのスタンドが!!

 

早苗「徐倫さん!!」

ルーオン「死ねぇ!!」

 

しかし、徐倫は………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    同じ様に表情が笑っていた!!

 

 

 

 

ルーオン「!?」

徐倫「気付いていないようねっ!!」

 

徐倫は左手にある糸を引いた!!すると、ルーオンの周囲に糸が!!

 

ルーオン「な、何ィ!?」

徐倫「私が移動する時に、アンタのボートに糸をくっ付けておいたのよ!!気付かなかった!?」

 

その糸は、ルーオンの身体に纏わり付いた!!

それにより、一瞬だけスタンドの動きが鈍くなる!!

 

徐倫「『ストーン・フリー』!!」

 

徐倫のスタンドは腕の一部を糸にすることで、距離を伸ばし殴り付ける!!

 

SF「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」

ルーオン「ぶぎゃるあぁ!!」

 

殴り付けられたルーオンは水の上にプカプカと浮いていた。

その後、陸に戻り承太郎と京谷とブロウに会いホテルに戻るのであった。

 

 

 

 

残り日数 18日

残り人数 6人

 

 

 

 

 

 

 




どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
今回は7thスタンドの『オーシャン・ブルー』を登場させてみました。因みに、このスタンドの能力は『体液にパワーを与える』ものとなっています。それによって弾丸の様に飛ばしたり出来るということです。

では、次回もお楽しみに。

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