悪と正義の波紋&幽波紋(スタンド)使い、変化する者の幻想入り   作:(´鋼`)

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C(CD)=チェンジャー(クレイジーダイヤモンド)です。


神と人間

『翌日』

神奈子「………んっ、ふにゃぁ……」

 

神奈子は寝ぼけたまま起床する。

 

神奈子「…………ん?」

京谷「ぐぴー。」

神奈子「………んー?」

 

神奈子は何故か傍に座ったまま寝ている京谷に向かう。寝ぼけているのか、顔、頭を触る。

 

神奈子「…………」

京谷「んぅ。フアァァ、よく寝たにょー。」

 

京谷は立ち上がり背骨を伸ばす。

神奈子は漸く視界がハッキリする。

 

神奈子「………あぁ!貴様っ!何故私のところにいるのだ!?」

京谷「あーちょっと待って、朝の訓練しなきゃ。」

神奈子「っ!待て!」

 

京谷は神奈子の発言を無視し外へ出る。

 

京谷「んー。良い朝だねぇ。こんな時は波紋とスタンドの練習がベストだなぁ。」

神奈子「待てと言っているだろ!」

京谷「『変化者《チェンジャー》』」

 

神奈子の発言を無視し続けたのであった。

 

 

 

『十分後』

 

 

 

京谷「ちーかーれーたー。御馳走になろうかな。」

神奈子「聞けぇ!私の話を聞けぇ!」

早苗「あぁ、此処にいた。お二方、朝食ですよー。」

京谷「ほーい。」

神奈子「聞けぇぇぇぇ!」

早苗「神奈子様、何故に『世界一ぃぃぃぃ!』の人を真似してるんですか?」

京谷「最終的にほぼ機械になったよね、あれ。」

 

 

 

 

『食事の時間だ!!』

 

 

 

 

京谷「御馳走さまでした。」

早苗「お粗末さまです。」

神奈子「おい、そこの人間。」

京谷「なに?ちょっとトイレ行きたいから後にするか、早めに話してくれれば助かるんだけど。」

神奈子「……貴様人間なのか?そして、その能力は一体……」

京谷「人間だよ。後、能力なら早苗ちゃんに聞いた方が早いよ。」

神奈子「?………そ、そうか。」

 

京谷はトイレに行く。

その後、早苗が帰ってきたので疑問に思った事をぶつけてみる。

 

神奈子「なぁ早苗。」

早苗「ん?何ですか神奈子様?」

神奈子「あの人間に能力の事を聞いたら早苗に聞けって、どういう意味だ?」

早苗「きょ、京谷さん……はぁ、まあいっか。ちょっと持ってきます。」

神奈子「あ、あぁ。(何をなんだ?)」

 

 

 

『キングクリムゾン!!』

 

 

 

早苗「持ってきましたー。」

 

早苗が持ってきた物、それは、漫画であった。

 

神奈子「(漫画?)」

 

早苗は神奈子に漫画を見せる。

タイトルには、『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダーズ』とあった。

 

神奈子「これ、早苗がよく読んでるやつじゃないか。」

早苗「京谷さんは、このジョジョに出てくるスタンドを使えるんですよ!凄くないですか!?」

神奈子「そ、そうなんだ。(まずい、よく分かんないや。)」

諏訪子「へぇ、そりゃ凄いじゃないか。」

早苗「そうですよね!凄いですよね!」

諏訪子「そうだね。(後で何かお礼しろよ、神奈子。)」

神奈子「うっ……」

京谷「ふひー。スッキリした。後、わざわざ伝えてくれてどうも早苗ちゃん。」

早苗「トイレが終わったら話せば良いものを……なんで私に丸投げするんですか?」

京谷「良いじゃん別に。」

早苗「即答だった……」

諏訪子「それで?京谷君。どうするんだい?」

京谷「そだね。とりま『ハイウェイスター』で人間の匂いが最も多い所に行こうかなと思ってる。」

早苗「おお!『ハイウェイスター』ですか!あの四部の!」

京谷「EXACTLY(その通りです)。それじゃ、ちょっと行ってくるねー。」

早苗「えっ!ちょ!」

京谷「『変化者 ハイウェイスター《チェンジャー ハイウェイスター》』」

 

京谷は虚空に手をかけ、その五秒後速い速度で何処かへ行ってしまう。

 

早苗「ま、待ってくださいよー!」

 

その後続いて早苗が京谷の行く場所に空を飛んで向かう。

 

 

 

『移動中』

感想 やっぱりハイウェイスターは速かった

 

 

 

『数分後』

京谷「こ↑こ↓なんだ。……さしずめ人里って感じかな?」

早苗「や、やっと追い付きましたよ。」

京谷「おー。早苗ちゃん。ってかどったよ?凄い息切れしてるじゃん。」

早苗「京谷さんが速かったから、ぜぇ、全力で飛んでました。」

京谷「あぁ。そーなの。」

早苗「反応薄っ!」

 

京谷は早苗と話していると複数人の視線が京谷に向かう。

 

京谷「……そいやさ。ここの人たちって全員着物なの?着ている服って。」

早苗「え、あ、はい。そうですよ。京谷さんみたいに外から来た方の服装は何か無い限りありませんよ。」

京谷「へー。」

早苗「やっぱり反応薄い。とそんなことより、どうするんですか?これから。」

京谷「………案内人……お願いできるかな?」

早苗「……だろうと思いました。」

 

京谷は早苗の案内で人里を巡る。

 

 

 

『キングクリムゾン!!』

 

 

 

京谷「早苗ちゃん。あの場所は?」

早苗「あそこは碑田家のお屋敷ですよ。」

京谷「ほぇー。」

 

京谷のリアクションは薄いままであった。

とここで早苗がある質問を投げ掛ける。

 

早苗「そういえばですけど京谷さん。」

京谷「ん?」

早苗「確か、貴方のスタンド能力は別のスタンドの固有能力を使えないんでしたよね?」

京谷「そだよ。」

早苗「じゃあなんで使えるんですか?『ザ・ハンド』とか『クリーム』とかの固有能力を?」

 

京谷は溜め息をつき話す。

 

京谷「そうだねぇ。『共鳴』っていうのかな?」

早苗「共鳴……ですか?」

京谷「そうそう、共鳴共鳴。」

早苗「それは一体?」

京谷「んー。例を上げるとすれば紫さんの能力と共鳴して、『ザ・ハンド』とか『クリーム』とかが使えるようになったって言うのかな?」

早苗「………さらりと八雲紫の名を出すんですね。」

京谷「そりゃあ一度戦って、その後時々食事に来るんだもん。ある意味慣れっていうのかな?恐ろしいね。」

早苗「って!戦ったんですか!?あの八雲紫と!」

京谷「そだよ。」

早苗「ちなみに勝敗は!?」

京谷「僕のスタンドが戦闘中に共鳴して、『ザ・ハンド』の能力で一方的にボコって勝利。」

早苗「うっわーエグい。」

 

そんな話をしていると目の前に少年が横切る。

 

京谷「おっとっと。」

早苗「お菓子ですか?」

京谷「あれ、美味しいよね。」

 

とそんな他愛も無い話の後、京谷はあるものを見てしまった!

それは!

 

見慣れたスタンドであったのだ!

 

京谷「!?おいおいおい!」

早苗「?どうしたんですか?」

 

早苗は京谷に尋ねる。しかし!早苗は京谷の返答に驚いてしまう!

 

京谷「クレイジーダイヤモンドが見えた。」

早苗「………ええええええ!?」

京谷「兎に角、追いかける!」

早苗「えっ、ちょ!待ってくださいよー!」

 

京谷はクレイジーダイヤモンドを追いかける。

その後ろに早苗。

そしてその後ろにもう一人。

 

 

 

『キングクリムゾン!!』

 

 

 

?「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。」

 

その少年は走り続けていた。しかし石に躓き転ぶ。

 

?「っ~~!」

 

その少年は膝を抑える。

 

?「はぁ、はぁ、でも、はぁ、ここまで来れば、はぁ、撒けた、はず、はぁ。」

 

その少年は安心しきってその場に座り休む。

 

?「はぁ……うわっ!」

 

しかし少年は隣にいたピンクと水色が貴重となった人の形をした何かを見て驚く。

 

?「………何でついてくるんだよ!アッチ行けよ!」

 

しかし、その人の形をした何かは何処へも行こうとしなかった。

 

?「アッチ行けよ!聞こえないのか!?」

 

その時、突如男の声がする。

 

京谷「オーイ!そこの君ー!」

?「!?」

 

京谷は近づき少年に話しかける。

 

京谷「大丈夫かい?君?」

?「助けて!こいつを追っ払って!」

 

少年は指を指してその人の形をした何かを示す。

京谷はその方向へ向く。

 

京谷「…………」

?「やっぱりあんたにも………」

京谷「どうやら『これ』は君が出現させたのか。」

?「!?あんた!見えるのか?それに、俺が?」

京谷「まぁね。僕も『これ』みたいな奴持ってるし。」

 

京谷は自身のスタンド、チェンジャーを見せる。

 

?「!?うわぁぁぁ!」

 

少年が見たもの!それはチェンジャーの姿!

少年に見えたものは、体は筋肉質で、髪は逆立っており、全体が髪まで黒く、青い目をしていた人型であった!

 

京谷「ごめんごめん。驚かせちゃったね。」

 

京谷の発言の直後、チェンジャーは少年の視界から消える。

 

?「えっ!?どうやって!?」

京谷「簡単さ。『戻れ』って命じれば良いんだ。君も『これ』にやってみて。」

 

少年は頷き戻れと念じる。

すると、先程までいた奴は直ぐに消えた。

 

?「……やった……やっとだ。」

京谷「感傷に浸ってるとこ悪いけど、さっきのは君が無意識に出したものだから、あれは君のものだね。」

?「えっ!?」

京谷「まぁ信じるのに時間は要るだろうね。」

 

そんな事を言っていると早苗が京谷たちの近くへ来る。

 

早苗「京谷さーん!」

京谷「おーう!早苗ちゃーん!こっちこっち!」

?「な、なんで守谷神社の巫女様がここに!?」

京谷「その巫女様も君の能力についても知っている奴だから。」

?「えっ!?えっ!?」

早苗「ふえぇ。いきなり走るからびっくりしましたよ。」

京谷「ごめんごめん。」

早苗「それで!?クレイジーダイヤモンドは何処に!?」

?「へっ?」

京谷「この子のスタンドらしいよ。」

 

そう言い京谷は少年を指す。

 

早苗「………っあぁあぁぁぁあ!」

?「え!?」

京谷「は、発狂しおった。」

早苗「ふう。落ち着いた。」

京谷・?「早っ!落ち着くの早っ!」

早苗「そういえば名前何て言うんですか?」

?「あ、あの、長谷川 利久(はせがわ りきょう)です。」

京谷「僕は五十嵐京谷。君と同じ境遇って奴さ。宜しくね利久君。」

利久「あ、はい。どうも。」

?「………何かあいつを追ってきたら早苗と……外来人か?」

京谷「……………」

 

京谷はおもむろに立ち上がりDIOのジョジョ立ちをする。

 

早苗「………き、京谷さん?」

京谷「貴様!見ているな!」

 

京谷の指さした方向には、白と黒を基調とした服装の少女が見えた!その少女に気づいて早苗は少女に話しかける。

 

早苗「魔理沙さん!?」

魔理沙「何で分かったんだ?外来人?」

京谷「はっ!気配なんぞ、とうの昔に気づいていたわ!間抜けがぁ!」

魔理沙「間抜けは酷いぜ。」

 

そう言い魔理沙は星の弾幕を放つ。

 

京谷「『変化者《チェンジャー》』!!」

 

そして、京谷の前で弾幕は全て消される。

利久以外は京谷の一メートルで消えたように見える。

しかし!利久が見たものは!物凄い速度で連続パンチをするチェンジャーが見えていた!

 

魔理沙「なにっ!?」

京谷「貧弱貧弱ぅ!ちょいとでも俺にかなうと思ったか間抜けがぁ!そんな弾幕!パワーもスピードもなまっちょるぉいぞぉ!」

魔理沙「流石に……キレたぞ!」

 

魔理沙は八角型の物体を取りだし京谷に向ける。

 

魔理沙「マスタースパーク!!」

 

京谷に向けて広範囲レーザーが放たれる!

しかし!京谷は動こうともしなかった!

 

京谷「『変化者 D4C《チェンジャー D4C》!!」

 

京谷は何処からかアメリカ国旗を取りだし、国旗で魔理沙の放ったレーザーを吸収する!

 

魔理沙「そんなのありかよ!あとどっから出てきたよ!」

 

早苗は理解し興奮状態であった。

利久が見たものは、突如あのチェンジャーに二本角が出現していた!

そのスタンドから国旗は取り出されていた!

 

京谷「ドジャァーン!」

 

京谷がその場で一回りした後、国旗から先程のレーザーを放った!

 

魔理沙「うおっ!」

 

レーザーを返され、バランスを崩す魔理沙!

その隙を京谷は見逃さなかった!

 

京谷「『変化者 ザ・ハンド《チェンジャー ザ・ハンド》』!!空間を削る!」

 

その五秒後!魔理沙と京谷の距離が僅か、一メートルとなった!

 

魔理沙「嘘だろ!?」

京谷「『ゴールドエクスペリエンス』!無駄ァ!」

魔理沙「ゴフッ!」

 

京谷は魔理沙に蹴りを入れる。

魔理沙は五メートル程飛ばされる。

京谷は魔理沙に近づく。

 

京谷「『変化者 クレイジーダイヤモンド《チェンジャー クレイジーダイヤモンド》』」

魔理沙「ごほっ!(こいつ!人間の力じゃあない!)」

京谷「さて、質問だ。答えてくれるよな?」

魔理沙「なっ!?」

京谷「何故、利久を追いかけていた?」

魔理沙「なにっ!?」

京谷「図星か。さて、聞かせてもらおうか。」

魔理沙「答える……ぎりは……無いぜ……」

京谷「そうか。なら、仕方ないな。」

魔理沙「まっ!待てよ!」

京谷「ん?」

魔理沙「こんな傷ついてるいたいけな少女を殴るなんて酷いぜ!流石に傷ついてる状態で殴ったら、お前の心も痛むだろ!?」

京谷「………確かに貴様の言う通り、貴様を殴ったとしても俺

にとって後味が悪くなるな。」

魔理沙「だろぉ!」

京谷「しかし、それは傷ついていない状態なら良いんだな?」

魔理沙「え?あ、ああ。」

京谷「………既に貴様を直しておいた。」

魔理沙「え!?」

京谷「動けるだろ?動けるよな?」

魔理沙「なん……で……?」

京谷「そう、

 

 

『一旦貴様を治せば、俺の心も痛まない訳だ。』

 

 

                     」

魔理沙「……………あ。

   

 

       うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!

 

 

                     」

C(CD)「ドラララララララララララララララ!!」

C(CD)「ドッラァ!」

 

魔理沙はボコボコに吹っ飛ばされる!

早苗はまだ興奮状態にあり、利久は何が何だか分からない表情をしていた。

 

京谷は吹っ飛ばされた魔理沙を神社まで運ぶ事にした。




どうも皆様。うぷ主の鬼の半妖です。
仗助の名言を少しだけいじって京谷君風に仕上げてみました。
後、京谷君のスタンド能力ですが、能力者と出会ったりすることでその能力に対応したスタンドの固有能力を得ることができます。
良ければ感想等お願いします。

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