悪と正義の波紋&幽波紋(スタンド)使い、変化する者の幻想入り   作:(´鋼`)

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増幅装置

現在、京谷は月読見と共に地上へと降りている最中である。

だが地上に降り立つまで時間があるので、一人と一柱は世間話をしていた。

基本的には、月読見の愚痴を京谷が聞いている形になっているが。

 

月読見「それでだよ!?あのバカ姉貴また仕事でやらかしてさぁ!!こっちは後始末で大変なのに!!」

京谷「あー、確かに面倒くさいな。ちゃんとしてない姉や弟が居て大変だねぇ。月君。」

月読見「そうでしょ!?ちょっとは思いつきで行動しないでほしいよ!!」

京谷「けどさ、姉や弟が居るって僕は羨ましいな。僕、独りっ子だし。兄弟姉妹っていう感覚を味わったこと無いし。」

月読見「実際、迷惑かけてるのが姉貴やバカな弟が中心だよ!?あーあ!独りが良かったなー!!」

京谷「いや、それじゃあ太陽とか暴風とかの存在が。」

月読見「いや、どうせ僕ら想像上の産物だし。別に居なくても太陽存在するし、暴風とか起こるし。」

京谷「神の意味ェ。」

 

そんな話の中、地上が見えてくる。

だが、よく見ると……

 

京谷「……ん?ここ『永遠亭』じゃん。」

月読見「面倒な話をしなくても良いし。」

京谷「そこか。」

月読見「そだよ。」

 

京谷と月読見は降り立つ。

降り立った後、月読見が永遠亭の扉を叩く。

 

鈴仙「はーい、今行きまーす。」

京谷「あ、鈴仙の声だ。」

月読見「あー、鈴仙か。」

京谷「鈴仙と何かあった?月君。」

月読見「ちょこっとね。」

 

扉が開けられる。

 

鈴仙「どちら様で…………」

京谷「やっほー、久々。」

月読見「やっほー。」

鈴仙「……………………」

 

鈴仙は扉を閉めようとする。

 

月読見「今すぐ開けなさい。鈴仙。これ命令ね。」

鈴仙「はいィイイイイイイイイイ!!」

 

勢いよく扉を開ける。

 

鈴仙「はぁ、はぁ、はぁ。」

京谷「…………何だったんだ?今の。」

月読見「それより、僕も久々に八意に会いたくなってきたや。鈴仙、今は八意は居るかい?」

鈴仙「はい!!今現在、薬の作成中でございます!!」

 

鈴仙は敬礼の構えをとったまま、月読見の質問に答える。

 

輝夜「鈴仙ー、うるさいわよー!!」

鈴仙「ひ、姫様ぁ!!今ここに来られては!!」

輝夜「何よ。私が来ちゃ………」

 

輝夜は扉の向こう側に居た月読見を見た。

 

月読見「やっほー、輝夜。相変わらずかな?」

輝夜「…………………」

 

そして、輝夜は!

 

輝夜「

 

 

 

 

 

 

 『えあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ!?』

 

 

 

 

 

 

京谷「(あっ、そういや輝夜って『かぐや姫』本人か。一応、月君とは面識……いや色々とあるのか。だったら鈴仙も月の奴だったのかな?)」

輝夜「なっ、なななな何で!?何で何で何で!?」

永琳「どうしましたか?姫さm……………」

京谷「(おっとカオス&ヤバい予感。俺、逃げよっかな?)」

 

京谷は脚を『C-MOON』に変化させ少しだけ浮き、ゆっくりと上に上がろうとしていた。

それは無意味に終わったが。

 

永琳「京谷ぁああああ!!」

京谷「ふほおぉ!!」

 

永琳は京谷の腹に激突。そのまま京谷は某ヘタレ王子が岩盤行きになるように飛ばされていった。

月読見は、その光景に唖然としていた。

 

月読見「……エェェェェェェ。」

鈴仙「(な、なななな何故に月読見様がここに!?ってか師匠は月読見様に目もくれず京谷さんに突っ込んでいったし!!)」

 

 

 

 

 

 

収集がつかないので『キングクリムゾン!!』

 

 

 

 

 

京谷「あー酷い目にあった。」

月読見「それはそれは。大変だね。」

輝夜・鈴仙「………………………………」

 

輝夜と鈴仙は、自身の目の前の光景に唖然としていた。

それもそうだ。神である月読見と人間である京谷が隣どうしで座っているからだ。しかも、あぐらで。畳に直接。

因みに永琳はと言うと……

 

永琳「えへへぇ♪」

京谷「(スッゲー重い。二つの意味で。)」

 

京谷の背中に身を預けていた。

 

月読見「しっかし変わったねぇ、永琳。まさか京君に心許すなんて。」

鈴仙・輝夜「(!?今なんと!?)」

京谷「いやさ月君。話聞く限り永琳、部下なんでしょ?お願いだから権限とかで外してくんない?」

月読見「京君が困る所見るのメッチャおもしろいwww」

鈴仙・輝夜「(まさかの君付け!?)」

京谷「………月君、ここで賭けのやつ使わせてもらうよ。」

月読見「うぇ?」

鈴仙・輝夜「(何!?賭けって何!?)」

 

京谷はスタンドを出す。

 

京谷「今すぐ永琳に僕から離れる様に命令して。さもなきゃ、おもいっきりスタンドのデコピンを食らう事になるよ?」

月読見「えっ?それだけ?だったら『やっぱ殴ろうかな?』今すぐやらせて頂きます。」

鈴仙・輝夜「(呆気なく手玉に取ったぁ!?)」

 

月読見は永琳に京谷の背中から離れる様、命令した。

永琳は嫌々ながら離れていったそうな。

ただし、まだ京谷の隣にいる。

 

京谷「あー疲れたー。」

月読見「いやいや、それにしても永琳がか。全く年月が経つと、人ってこうも変わるのか。」

京谷「月君は数時間程度で変わったのに何言ってんの?」

月読見「久々に楽しかったから良いじゃん。」

 

そして、輝夜と鈴仙はこう思った。

 

鈴仙・輝夜「

 

 

 

 

 

 

        『(何これ?)』

 

 

 

 

 

 

 

月読見「あっ、そういや思い出した。輝夜、月から何か色々と持ってっちゃったんだよね。」

輝夜・鈴仙「(何故その話になった!?)」

京谷「ほへー、マジで?」

月読見「マジだよー。京君の興味ある物とか、あるんじゃない?」

京谷「ほー、そこまで言うか。なら輝夜、見せてもらっても良いか?その物品とやら。」

輝夜「ふぇ!?え、えぇ構わないけど。」

月読見「おーし、行こー!!」

鈴仙「(絶対に断れる訳無い!!例え姫様でも絶対に無理!!)」

 

 

 

 

 

 

 

『二人と一柱移動中』

 

 

 

 

 

 

京谷「うひゃー!!これは凄い!!」

 

京谷たちは、ある部屋に来ていた。

永遠亭の地下なのだが、そこには多くの物があった。

京谷に関しては見たこと無い物ばかりなので、興奮冷めやらぬ状態にあった。

 

月読見「京君スッゴい嬉しそうだなぁ。」

輝夜「あ、あの月読見様?」

月読見「ん?何?」

輝夜「どうやって知り合ったんですか?あの京谷と。」

月読見「あぁ、結構あれなんだよね。」

輝夜「あれ、とは?」

 

月読見は、ここに来るまでの経緯を話す。

その内容に輝夜は開いた口が塞がらなかった。

 

京谷「ふんふふんふふーん♪」

 

京谷は色々と見ていた。

そんな中、ある一つの箱に触れる。

 

京谷「ん?何だろ?これ。」

 

京谷は箱を手に取り、中を開けてみる。

そこには小さな赤い宝石が。その宝石の周りには装飾が。

 

京谷「……ちょっとやってみようかな?」

 

京谷は、その宝石を手に取る。

 

京谷「月君ー!ちょっとー!」

 

京谷は月読見に向かって叫ぶ。

 

月読見「何ー!?」

京谷「ちょっとそこ動かないでー!」

月読見「分かったー!」

 

京谷は宝石を左手で持ち、月読見に向ける。

京谷は指先に波紋を集中させた。そして、

 

京谷「『波紋疾走《オーバードライブ》』!!」

 

京谷の指先が宝石に触れた。

すると波紋が宝石を通過し、増幅させた状態で放たれた!

月読見は一瞬動きが鈍り、そして……

 

月読見「ぎぃやああああああ!!」

 

月読見に命中。その光線は収まり京谷は実感した。

 

京谷「『スーパーエイジャ』ktkr!!」

輝夜「げっ!!何で京谷が!?」

月読見「あーキツかった。」

輝夜「(ぴんぴんしてた!!ぼろぼろだけど、ぴんぴんしてた!!)」

月読見「何か見つかったー?」

京谷「おう!!お陰で良いもんが見つかったぜ!!輝夜ー!これ俺にくれないか!?」

輝夜「……わ、分かった。あげるわ。(てか、月読見様がメッチャこっち見てる!!あれに対抗しようとするバカが何処に……あ、居たわね。京谷が。)」

月読見「良いってさー!京君ー!」

京谷「おー!!ありがとなー!!輝夜ー!!」

 

その後、その地下から出て月読見は月に帰り京谷は鈴仙の案内で竹林を抜けるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
京谷君がスーパーエイジャを手に入れた!!
って、もう要らないでしょ京谷君には。
おっと、一つ伝えることがありました。

実はですね、ちょっとしたアンケートを採りたいんですよ。
その詳細は活動報告の所で伝えますので何卒宜しくお願いします。

では、次回もお楽しみに。

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