悪と正義の波紋&幽波紋(スタンド)使い、変化する者の幻想入り   作:(´鋼`)

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悪vs戦闘狂

『翌日』

京谷「っあー、朝日が眩しい。」

咲夜「そうねぇ。」

プッチ「あー、目が痛い。」

 

京谷たちは地底から離れ、地上へと戻ってきた。

 

京谷「さーて、次は何処を潰しにgfngfn観光しに行こっか?」

プッチ「そうだなぁ……おすすめの場所を聞かなければな。」

京谷「咲夜、何処かあるかな?おすすめの場所。」

咲夜「んー…………空から見て探しましょっか。」

京谷「そうしますか。『C-MOON』」

 

京谷たちは空まで浮かび、周囲を見渡す。

そこで、京谷の目にある場所が映った。

 

京谷「ん?咲夜。」

咲夜「何?」

京谷「あの場所だけ明るいね。何で?」

咲夜「あー、あそこね。あの場所は『太陽の畑』といって、一年中向日葵が咲いてるのよ。」

プッチ「一年中か、やはり何でもありだな。」

咲夜「でも、そこはおすすめしないわ。」

京谷「何で?」

咲夜「花妖怪の『風見 幽香(かざみ ゆうか)』が居るのよ。あの場所には私たちもあまり近づきたく無いわ。」

京谷「………イコール強いってか。おー怖い。」

プッチ「心にも無い事を言ってるな。」

京谷「いや、だってさ。事実、危害を与えなきゃウロチョロしても良いんでしょ?それに、僕が負けるとでも?」

プッチ「思っていない。」

京谷「即答だったよ………。」

咲夜「……えぇと、つまり、行く事に決めてるのね?」

京谷「行こーよ、父さん、咲夜。」

プッチ「まあ私も全てを見て回りたいからな。」

京谷「それじゃ、出発!!」

咲夜「結局こうなったわね。」

 

そのまま京谷たちは『太陽の畑』を目指す。

移動では、京谷は咲夜と手を繋ぎながら飛んでいた。

プッチは優しい目で、その光景を見ていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

『キングクリムゾン!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

京谷たちは『太陽の畑』の真下まで到着していた。

京谷たちは、一本道になっている場所に降り立つ。

 

プッチ「ここが『太陽の畑』か。凄いな。信じられないな。」

京谷「普通は夏の花だもんね。驚いてるのは俺も一緒だけどさ。」

咲夜「少し見てから別の場所に行きましょうか。」

京谷「そうしますかね。」

プッチ「では、見ていくか。」

 

京谷たちは、一本道を歩く。

 

 

 

 

 

 

『キングクリムゾン!!』

 

 

 

 

 

 

京谷「…………いや、長くね?」

プッチ「至るところに向日葵、向日葵。流石に飽きてしまうな。」

咲夜「花妖怪の前では絶対に言わない方が良いわよ。勿論、京谷も。」

京谷「何で?」

咲夜「色々と面倒な事が起こるのよ。」

?「へぇ、色々って何かしら?」

 

京谷とプッチは、声のした方向へと視線を向ける。

緑髪で、日傘をさしている人物が確認できた。

 

京谷「あー、宴会の時に居たねぇ。確か。」

?「あら、覚えてくれたの?嬉しいわね。」

プッチ「あれが風見幽香か。」

咲夜「そうよ。八雲紫と並ぶ程の力の持ち主で、妖怪の賢者の一角よ。」

京谷「はー、紫さんと似たような肩書きの持ち主と。」

幽香「あの胡散臭い奴と一緒にされたくないわよ。」

京谷「まぁ、紫さんって何考えてるか分かんないしね。でも一応、俺を助けてくれた恩……妖怪?になるのかな?」

幽香「そういえば…人間の子を頼まれたから見守ってるって昔言ってたわね。もしかして、貴方の事かしら?」

京谷「そうなんじゃない?てか、そうとしか言えない。」

幽香「そう。……それより。」

京谷「???」

幽香「宴会の時の力、見せてもらったわよ。」

京谷「あー、酔いざましの事ね。」

幽香「私はね、強い奴を見ると興奮してしまうのよ。」

 

その言葉を聞いた途端、プッチと咲夜はそそくさとその場から離れる。

 

京谷「んで?」

幽香「あら、ここまで言って気づかないのかしら?」

京谷「言いたくないだけ。」

幽香「あらそう。まぁ良いわ。それで、私が言いたい事は。」

京谷「『世界《ザ・ワールド》』!!」

 

周囲の色が失われる。

 

京谷「嫌な予感がするからさっさと潰しておく。『変化者《チェンジャー》』!!」

 

京谷は接近する!

 

チェンジャー「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄 無駄ァ!!」

京谷「時は動き出す。」

 

周囲の色が戻される。

 

幽香「!?」

 

幽香の体は吹っ飛ばされる。しかし、

 

幽香「ふっ!!」

京谷「うそーん!?」

 

幽香は日傘を畳み、地面に突き刺して威力を殺したのだ!

 

幽香「ふぅ、中々やるわね。しかも不意討ちを。」

京谷「結構マジで行ってたのに。ちょっとショック。」

幽香「じゃあ、今度はこちらの番ね。」

 

幽香は日傘を京谷に向けた!

 

京谷「???」

幽香「マスタースパーク」

京谷「!?」

 

突如発射された光線に京谷は驚いた!

そして、京谷はその光線に直撃した。

辺りからは煙が立ち込める。

 

幽香「意外と呆気無かったわね。つまらなかったわ。」

 

幽香は戦闘態勢を解こうとした。だが!

 

幽香「!?」

京谷「ふんっ!!」

 

突如!後ろからの京谷の脚の攻撃が、幽香に襲い掛かる!

咄嗟だったが、幽香は傘で防御をした!

 

京谷「えー、これもかよ。」

幽香「どうやって脱出出来たのか知りたいわね。」

京谷「言わないよ。ネタバレはつまらないでしょ?」

幽香「それもそうだったわね。」

 

京谷と幽香はお互い、近付き難いオーラを醸し出している。

先に動いたのは、京谷!

 

京谷「『変化者 エコーズAct2《チェンジャー エコーズAct2》』!!」

 

京谷のスタンドは変化した。しかし、幽香には見えていない。

 

京谷「頼むぜっ!!」

 

幽香から見れば、京谷は何と話しているか分からないおかしな人間に見える。しかし、その考えは次に受けた攻撃で改めた。

 

幽香「!?」

 

何と!幽香の腹部が、斬れたのだ!

 

幽香「何ッ!?」

京谷「やっぱ応用性が高いな。Act2は。」

 

京谷のスタンドはしっぽが生えており、そのしっぽから何かしらの固形物が投げ出された。そして、それは幽香の服に『ザクッ』という文字が貼られていたのだ。

 

幽香「何をしたの?」

京谷「あんたには見えないと思うけど、『音で攻撃した』。」

幽香「はっ?」

京谷「正確に言えば『擬音を貼り付けて、その擬音の通りにした』んだよ。『ザクッ』っていう音であんたの腹部を斬った。」

幽香「……そんな能力なのね。」

京谷「今はね。」

 

幽香は立ち上がる。

 

京谷「さて、こちらも続けて行きますか。『銀の戦車《シルバーチャリオッツ》』!!」

 

右腕を変化させ、幽香に仕掛ける。

 

京谷「ホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラホラァ!!」

 

京谷は右手に持っているレイピアで幽香を追い詰める。

対し幽香は防御をとったままであった。

 

京谷「どうしたどうしたァ!?攻撃の手が止まってるぞ!!」

幽香「五月蝿いわね。そして甘い。」

 

突如、京谷の背中に鋭い痛みが走る!

 

京谷「ヌグッ!?」

幽香「ふっ!!」

京谷「チィッ!!」

 

幽香の拳が、京谷の顔面目掛けて放たれる。

しかし、変化させた右肩で防御する。

一旦、京谷は距離を取り離れる。

 

京谷「(さっきのは一体何だ?何処から来た?)」

 

考えていると花びらが京谷の上から降ってくる。

 

京谷「ん?」

 

京谷は上を見た。

そこには、大輪の花があった。

 

京谷「……なるほど、そういう事ね。」

 

花は京谷に襲い掛かる!

 

京谷「『変化者 魔術師の赤《チェンジャー マジシャンズレッド》』!!」

 

スタンドを変化させ、花を燃やす京谷。

 

幽香「!?消えた!?」

京谷「クロスファイヤーハリケーン!!」

 

京谷は十字架の形をした炎を幽香に放つ!

 

幽香「!?こ、この熱は!?」

京谷「(そのまま当たってくれよー。)」

 

十字架の炎は幽香に直撃した!

 

京谷「あー、これで終わ……」

 

これで終わり。そう言おうとした瞬間、暴風が発生した。

 

京谷「にょげ!?」

 

その暴風によって視界を遮られる。

そして、前方から幽香が攻撃を仕掛ける。

 

幽香「マスタースパーク」

京谷「!?」

 

京谷に向かって光線が放たれる。しかし、京谷は暴風によって身動きが取れない状況であった!

 

京谷「ガアアアアアア!!」

 

京谷に光線は直撃した。その場から煙が立ち込める。

 

幽香「………意外と呆気無いわね。でも、少しは楽しめたわ。」

 

その場の煙が晴れる。

京谷は膝をつきながらも、まだ生きていた。

 

京谷「カハッ!!ゲホッ!!ゴホッ!!マジかー。」

幽香「……驚いたわね。あれに耐えるなんて。」

 

京谷は踏ん張って立ち上がりながら、懐からあるものを取り出す。

 

京谷「ふひー、こっちも奥の手使わなきゃいけない状況になってんのかな?」

幽香「……奥の手?」

京谷「こういうことさ。」

 

京谷は自身のスタンドに弓矢を持たせ、スタンドの心臓部位に刺した!

 

幽香「………何をするつもりかしら?」

京谷「ッアアアアアァ!!」

 

京谷は光に包まれた!

 

幽香「ッ!!」

 

次第に光は収まり、京谷の姿が見える。

その姿は、髪が金色の姿。

 

幽香「髪色が変わった?」

京谷「それだけじゃあ無いんだよね!『チェンジャー・レクイエム』!!」

 

京谷はスタンドを出す。

 

幽香「(そういえば必ずアイツは距離を詰めなきゃ攻撃しなかったわね。だったら!)」

 

幽香は日傘を構える。が、

 

京谷「俺が近づかなきゃ安心だと思ってた?」

幽香「!?」

 

なんと!幽香の体に痛みが走る!

 

幽香「(さ、さっきとは比べ物にならない力!しかも、あんなに離れているのに、あんなに距離があるのに何故攻撃できた!?)」

京谷「考えてるね。じゃあ、教えてあげる。俺のチェンジャー・レクイエムは……射程距離が最大150メートルまであるのさ!しかも、パワー、スピード、精密性、持続力が全てA!つまり、パワーもスピードも規格外!射程距離もA!完全な規格外のスタンドなのさ!」

幽香「な、なるほど。だから離れていられるのね。つ、強い。」

京谷「その代わり一旦戻せば元のチェンジャーに戻るし、成長性はEとかなり低い。ある意味使いづらいスタンドなのさ。っと、もうここまでにしておくか。」

 

京谷は左手を幽香に向ける。

 

京谷「対象の全ての行動を停止させる!!」

 

瞬間、幽香は全く動けなかった!

 

幽香「……………」

C・R「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」

京谷「制限時間だ。全ては動き出す。」

幽香「!?ガハッ!!」

 

幽香は訳が分からずにいた。何故自分が吹っ飛ばされたのか、何故自分は考えなかったのかと。

そのまま、気絶。京谷は気絶した幽香に近付く。

同時に、髪色が黒に戻る。

 

京谷「『クレイジーダイヤモンド』」

 

みるみる内に幽香の傷が治り、服が元に戻る。

 

京谷「ッアー。だるい。」

咲夜「京谷ー、お疲れー。」

プッチ「いやー凄いな。まさかの20メートル。通常有り得ないのに。」

京谷「二人共、何処で見てたの?」

咲夜「上空で。」

京谷「………父さんには後で頼みたい事がある。そんでもって、咲夜は全部終わったらお仕置き。」

咲夜「き、京谷?怒ってる?」

京谷「さーて、どうでしょうかねぇ?」

プッチ「(ある意味不気味だな。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




どうも、うぷ主の鬼の半妖です。
さて、ここで京谷君が出したレクイエムの詳細について。

チェンジャー・レクイエム
破壊力A スピードA 射程距離A 持続力A 精密性A
成長性E
【対象の全ての行動を五秒間停止させる能力】

チェンジャーが黄金の弓矢を刺す事で進化するスタンド。
通常よりも破壊力、持続力が上昇。さらに射程距離が最大150メートルと遠距離にも行ける規格外スタンド。
ただし成長性が低く、一度戻すと通常に戻るので、ある意味使いづらいスタンド。

以上です。

では、次回もお楽しみに。

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