ペルソナ4ザ・ゴールデン〜Bright Blue〜 作:(o▽n)文也P
陽介「マジかよ!コイツ強えーよ⁉︎」
千枝「転ばせるしかないよ!でも隙がない⁉︎」
雪子「どうしよう」
文香「…遅れてごめんなさい!…バイクを取りに時間が掛かってしまいました」
陽介「文香、ナイスタイミング!」
千枝「なんとかあいつを転ばせて!」
文香「わかりました…(キュピーン!)電人アカーネ!GOです!」
ギュイーン
雪子「バ、バイクがロボットに!」
文香「…アカーネ!速射破壊銃です!」
アカーネ「ボンバー‼︎」
シャドウ(あ、アカン無理やこれ…)
ぼかーん‼︎
文香以外(えー…)
すみませんでした本編スタートです。
4/15-午後-
私含め生徒は体育館に集合をかけられました。一体どうしたのでしょう。
文香「今日雪子さん…来ていませんね」
千枝「うーん雪子、午後から来るって言ってたのに…何だろ?急に全校集会なんて。」
千枝さんと話しながら横を向くと、花村さんが暗い顔をして下を向いています。
文香「花村さん…どうしました?」
陽介「ん?いや、別に…」
そう私に答えました…やはり変です。すると校長先生がやって来ました。
校長「今日は皆さんに…悲しいお知らせがあります。」
文香「…悲しいお知らせ?」
千枝「なんだろ…?」
校長「3年3組の小西早紀さんが…“亡くなりました”。」
文香、千枝「⁉︎」
今校長先生はなんと言いました⁉︎小西さんが…亡くなった⁉︎
陽介「……。」
花村さんの様子を見ると目をしわ寄せて唇を噛み締めてます。暗かった原因はこれだったのですか。私達は校長先生の話を最後まで聞きました。
小西さんは朝早く遺体で見つかったようです。
千枝「遺体で発見なんて…そんな…」
文香「ひ、酷すぎると思います…」
集合が終わり私達は教室に戻ろうとしました。生徒たちは今回の事件の事で騒ついていました。笑っている人もいますね。
文香「死人が出たというのに…」
千枝「ったく、好き勝手言ってるよ」
すると花村さんが後ろからやって来ました。
陽介「なあ…お前ら、昨日のあのテレビ見たか?」
千枝「あのさ、花村までこんな時に何言ってんの⁉︎」
文香「千枝さん…花村さんの話を聞いてあげましょう」
千枝「…わかった」
陽介「悪いな鷺沢。俺…どうしても気になって見たんだよ。映ってたの…あれ小西先輩だと思う。」
千枝「!」
文香「やはりそうでしたか…」
千枝「ふみふみ、わかってたの?」
千枝さんが聞いて来ました。
文香「テレビを見ていて姿がなんとなくそっくりだったのでもしかしたらと思って…」
陽介「見間違いなんかじゃない…先輩なんか…苦しそうにもがいているみたいに見えた…それで…そのまま画面から消えちまった。」
花村さんは苦しそうに私達に伝えました。
千枝「なによそれ…」
陽介「先輩の遺体…最初に死んだ山野アナと似たような状態だったって話だろ?覚えてるか?山野アナが運命の相手だ!とか騒いでいた奴いたよな?俺思ったんだ。もしかするとさ…」
文香「山野さんが死ぬ前に…マヨナカテレビに映っていたと言いたいのですね…」
私は二人にそう答えました。
千枝「どういう事?それって…まさか!」
文香「はい…あのテレビに映った人は…死んでしまうかもしれないと花村さんは言いたいのですか?」
陽介「そこまでは言い切らないけどさ…ただ偶然にしちゃなんていうか、ひっかかるっていうか…」
文香、千枝「……」
陽介「向こうで会ったクマが言ってたろ?危ないとか霧が晴れる前に帰れとか…」
千枝「そういえば、確か誰かが人を放り込むとか言ってたよね?」
千枝さんは花村さんにそう言いました。
陽介「ああ。それにポスター貼ってあったあの部屋…事件となんか関係がある感じだったろ。これって…なんかこう、繋がってないか?」
花村さんは今までのことを振り返り私達に伝えました。
陽介「なぁ…鷺沢。俺の言ってる事…どう思う?」
文香「私達は…テレビの中に入れました。それにあの世界はいすぎると危ない感じがしました。私は…花村さんの言う通りだと思います」
陽介「…お前もそう思うか。」
花村さんはホッとした様子でした。
千枝「花村、あんたまさか…」
陽介「あぁ、俺もう一度行こうと思う。…確かめたいんだ。」
花村さんは真面目な表情でそう私達に伝えました。
千枝「よしなよ!事件の事は警察に任せて…」
陽介「警察とかアテにしてていいのかよ⁉︎山野アナの事件だって進展なそうじゃんか!」
文香「でも…」
陽介「全部俺の見当違いならそれでいい…ただ先輩がなんで死ななきゃなんなかったか、自分でちゃんと知っときたいんだ…」
文香「花村さん…」
千枝「花村…」
私達は花村さんの言葉に返す言葉が見つかりませんでした。
陽介「悪ぃ…けど頼むよ。準備してジュネスで待ってるからさ…」
そう言って花村さんは言ってしまいました。
千枝「気持ちは分かんなくもないけど…あんなとこまた入ったら、無事に出られる保証ないじゃん…どうする?」
千枝さんは私に聞いて来ました。
文香「テレビの事をまだ私達は殆ど無知のままです…危険かもしれません。…止めましょう!」
千枝「うん!」
私達はジュネスに向かいました。
-ジュネス家電品売り場-
陽介「来てくれたのか…!」
文香「…止めに来たんです」
千枝「ねぇ、マジ危ないよやめなって!」
陽介「ああ…でも一度は帰って来たろ?あん時と同じ場所からは入ればまたあのクマに会えるかもしれない。」
文香「そんな保証…ないかもしれないんですよ?」
陽介「けど他の奴らみたいに他人事って顔で盛り上がってらんない。」
千枝「そうだけど!」
陽介「行くのは俺一人だ。大丈夫、なんとかするから。」
花村さんは真面目な顔でそう言いました。でも私は…嫌です。
文香「花村さん…私も連れてってください。」
千枝「ちょっとふみふみ⁉︎何言ってんの!」
陽介「鷺沢…なんで…」
文香「確かに危険かもしれません。怖いこと言ってしまうかもしれませんが…死ぬかもしれません。…でも私は嫌です!せっかく出来た友達をなくすなんて…そんなの出来ません!」
千枝「ふみふみ…」
陽介「鷺沢…。…わかった。でも危険になったらお前だけでもクマの元に行けよ」
文香「…わかりました」
私は花村さんについて行く事にしました。
陽介「さて、道具なんだけどここにロープとゴルフバットがある。鷺沢お前どっちがいい?」
文香「すみません…私も振り回すのはちょっと。クワとか突くようなものはありますか?」
私は花村さんにそう言いました。
陽介「うーん、ちょっと待ってろ。」
花村さんはどこかに行きました。
千枝「ふみふみ、ホントに行く気なの?」
文香「大丈夫ですよ…危険になったら意地でも花村さんを連れて逃げますから。」
千枝「…ならいいんだけど」
陽介「おーい!あったぞ!」
すると花村さんが戻ってきました。
陽介「わりー。クワとかなかったけど作業用のホークあったから持ってきた!」
花村さんは私に農作業用のホークを渡しました。
文香「…ありがとうございます。」
千枝「花村…ふみふみ…」
陽介「心配すんなって、ちゃんと考えはあるんだ。里中はこれ頼む」
そういうと花村さんは千枝さんにロープを渡しました。
陽介「俺らこれ巻いたまま中に入るから、お前端っこ持ってここで待っててくれ。」
千枝「な、なにそれ!命綱って事?ちょ、ちょっと待ってよ…」
文香「千枝さん、私が付いてますから大丈夫ですよ…」
千枝「う、うん。」
陽介「よし…じゃあ行こうぜ。ぐずぐずしててもしょうがないからな。里中、ロープ離すなよ。」
そう言うと私と花村さんはお互いの顔を見て頷きました。そしてテレビの中に入りました。
-マヨナカテレビ-
陽介、文香「うわぁぁぁ!(きゃぁぁぁ!)」
ドスン!
陽介「いってて…」
文香「い、痛いです…」
陽介「さ、鷺沢!大丈夫か?」
花村さんは手を差し伸べてくれました。私は花村さんの手を取りました。
文香「はい…大丈夫ですよ。それよりここは…」
陽介「あぁ、前と同じ場所の様だな。ちゃんと場所と場所が繋がってんだ!」
クマ「キ、キミたち!なんでまた来たクマ!」
すると目の前に前に出会ったクマさんに出会いました。
クマ「わーかった!犯人はチミタチだクマ!」
文香、陽介「⁉︎」
出会って突然犯人扱いされました。
陽介「今なんつった⁉︎犯人⁉︎」
クマ「最近誰かがここに人を放り込んでる気配がするクマ。そのせいでコッチの世界がおかしくなって来てるクマ…」
文香「あ、あの…クマさん?」
クマ「キミたちはココに来れる…他人を無理やり入れた感じじゃないクマ。よって一番怪しいのはキミたちクマァァ‼︎」
クマさんは私達の顔を見ながらそう言いました。
文香「あの…その…」
陽介「なんだそりゃ⁉︎こんなとこ放り込まれたら出れずに死んでしまうかもしれねーだろ⁉︎…っておい待てよ」
文香「?…花村さんどうしました?」
陽介「なぁ鷺沢。今思ったんだが誰かがここに人を入れてるって話…まさか…山野アナや小西先輩の事か⁉︎」
文香「その誰かっていうのが…二人をここに放り込んだという事でしょうか…?」
私達は考えました。
陽介「あぁ、俺もそんな気がする。もしこいつの話がホントなら誰かがハナから殺す気でここに放り込んでる…って事もありえないか?」
文香「…だとしたら」
クマ「ゴチャゴチャうるさいクマねー。キミらは何しに来たクマ⁉︎ここは一歩通行!入ったら出られないの!」
陽介「うるせー!関係ねーだろ!お前の力なんて借りなくてもな、見ろ!今日はちゃんと命綱を…」
文香「は、花村さん…綱みてください、綱!」
陽介「?…って、おぁぁ⁉︎」
命綱が切れてました。きっと千枝さん泣いてますね。戻って来たら謝りましょう。
陽介「テ、テメー調べが終わったらこっから俺たちを出してもらうからな!」
クマ「ムッキー!調べたいのはコッチクマよ!クマずっとこっち住んでるけどこんな騒がしい事今までなかったクマ。証拠あるクマか⁉︎放り込んでるのキミらじゃないって証拠!」
文香「しょ、証拠…ですか」
私達は悩んでしまいました。
クマ「ほーら、やっぱりキミらクマ」
陽介「違うってんだろ!お前に証明してやる義理はねえっての!」
文香「クマさん…私達の世界で人が死んでいます。霧が出るたび死体が上がってるんです」
陽介「知ってること話せ!ぜってーココに何か関係がある筈だ!」
私達はクマさんに聞きました。
クマ「霧が出るたびに死体?そっちで霧が出る日はコッチだと霧が晴れるクマよ。霧が晴れるとシャドウな暴れるから危険クマよ」
文香、陽介「?」
クマ「(キラリーン)はっはーん…そういうことクマか」
陽介「一人で納得すんな!」
文香「霧が晴れると…ここは晴れる…シャドウが暴れる?」
クマ「そうなると危ないから、早く帰れって言ったんだクマ!キミらが犯人なのは分かってるクマ!今すぐやめてもらうクマ!」
陽介「なんて人の話聞かねーんだ!テメーは!」
花村さんが怒るとクマさんは怯えてまた私の後ろに隠れました。
クマ「は…犯人かも…って言ってるだけクマよ」
文香「花村さん…少し落ち着きましょう。話が…進みません」
陽介「フゥフゥ…そ、そうだな」
文香「クマさん…ココでは何かの番組を撮っているのですか?」
クマ「番組?トル?なんのことクマ?」
文香「…え?」
クマ「ココは元々こういう界クマ。誰かがトルとかそんなの無いクマよ」
文香「…それではここにはクマさんとそのシャドウと呼ばれるものしかいないと言うことですか?」
クマ「そうクマよ。」
クマさんは頷きました。
陽介「あのな、こっちにはお前もシャドウだかもどっちも何者かわかんねーんだよ!て言うかお前かそもそも一番怪しいじゃねーか!いい加減正体見せやがれ!」
そう言って花村さんはクマさんの頭を取ろうとしました。
文香「は、花村さん!やめてあげてください!クマさん可哀想じゃありませんか!」
私は花村さんを必死で止めようとしました。しかし一足遅く。
パカッ。
文香、陽介「⁉︎」
開けると中身が何も入っていませんでした!
陽介「な、なんなんだよお前!」
文香「な、中身がありません…」
するとクマさんは自分の頭を持ち被りました。
クマ「クマが犯人だなんて…そんなことするはずないクマ…クマはただここに住んでるだけ…静かに暮らしたいだけ…クマ」
クマさんは涙を流しながら言いました。悪いことをしてしまいましたね。
文香「クマさん…ごめんなさい。言いたい放題言うだけでなく犯人にしようだなんて…」
私はクマさんの頭を撫でであげました。
クマ「グスン…クマのこと信じてくれるクマか?」
文香「はい…私はクマさんを信じますよ。抱きしめてもいいですか?」
クマ「いいクマよ♪」
クマさんはそう言ってくれました。
文香「ではお言葉に甘えて…(ギュッ)…とても優しい気持ちになりますね♪」
陽介「///…コホン。悪かったよクマ。言いすぎた」
花村さんはクマさんに謝ってくれました。これで仲直りですね♪
クマ「キミたちが犯人じゃないって信じていいクマよ。でもその代わり本物の犯人を探し出してこんな事止めさせて欲しいクマ」
文香「犯人を見つける…ですか」
私達は少し悩みました。
クマ「約束してくれないなら…こっちも考えがあるクマ」
陽介「な、なんだよ考えって…」
クマ「ここから出してあ〜げない♪」
文香、陽介「⁉︎」
陽介「テ、テメー!」
クマ「このままじゃ、クマの住むココ滅茶苦茶になっちゃうクマ…そしたらクマは…ヨヨヨヨ…」
クマさんはまた泣いてしまいました。
文香「クマさん…泣かないでください…よしよし」
陽介「あーも、調子狂うぜ…」
私達はクマの犯人突き止めを引き受けました。
陽介「どうする。」
そういえばたしかイゴールさんが…
イゴール「貴方は、これから向かう地にて災いを被り、大きな“謎”を解く事を課せられるようだ」
…解かなければならない謎というのはこの事件の事なのでしょうか…イゴールさんの言っていた“何らかの契約”とは…
クマ「約束…してくれるクマか?」
文香「はい…約束です…」
私はクマさんの頭をまた撫でであげました。
クマ「よ、よかったクマ!」
陽介「くそ…出さないとか足元見やがって…」
花村さんはまだ納得できてないようですね。
陽介「けど、色々知りたくて来たのは間違いない。今んとこ、わかんねーしな。俺たちで犯人探せか…望むところだ。その約束乗ってやるよ」
私達はクマさんの顔を見て頷きました。
陽介「俺は花村陽介だ」
文香「私は…鷺沢文香です」
クマ「よれしくクマ」
陽介「けど犯人探すってどうすりゃいいんだ?」
クマ「それはクマにもわからんクマ…でもこの前入り込んだ人間が入り込んだ場所は分かるクマ。」
文香「それって小西さんの事じゃ…」
陽介「!」
クマ「この前消えた人間クマ。手がかりがあるかもしれないから案内するクマ!あ、そだ!二人ともこれかけるクマ」
そう言ってクマさんは私達に何かを渡しました。これは…メガネでしょうか?
花村さんにはオレンジのメガネ、私には赤いフレームに水色の線が鮮やかに描かれているメガネを頂きました。
文香「何でしょうか…かけて見ましょう。…これは!」
かけると一面に広がった霧が晴れるように見えました。
陽介「うわぁすげー」
クマ「霧の中に進むのに役に立つクマ!クマ戦えないからキミたちで頑張るクマよ」
陽介「何だそりゃ!お前何とかしろよ!」
クマ「ムリムリ。筋肉無いもん」
本当でしょうか…
クマ「?どうしたクマか?」
文香「クマさん…ごめんなさい」
私はクマさんを押しました。すると倒れました。起き上がろうとしても起き上がれないので足尾バタバタしてました。
クマ「や、やめれー」
私はクマさんを起こしました。
陽介「ま、マジか!こいつショボすぎる…」
文香「と、とにかく先に行きましょう…クマさん…案内よろしくお願いします」
クマ「任せるクマ!こっちクマ!」
私達はクマさんの後をつけました。
-?-
陽介「なんだよ…ここって!」
文香「…商店街でしょうか…そっくりです」
クマ「最近おかしな場所が出現したクマよ。色々騒がしくなってクマ困ってるクマ」
陽介「なんでこんなもんがあるんだよ」
クマ「なんでって言われても…ここに居る者にとってはここは現実クマよ」
陽介「よくわかんねーな。でもここが商店街ならすぐ先に小西先輩の…」
私達は先を急ぎました。
-コニシ酒店-
陽介「やっぱり…ここ、小西先輩の酒屋だ。先輩ここで消えたってことか?」
花村さんが中に入ろうとしました。しかしクマさんは。
クマ「ちょ、ちょっと待つクマ!そこにいるクマ!」
文香「いるって何がいるのですか…?」
クマ「シャドウ…やっぱり…襲って来たクマ!」
文香、陽介「⁉︎」
私達は酒屋の入り口を見るとそこから青色の仮面が現れました。そしてそれらは変身して貝のような見た目をしながら中央部に唇が現れ舌を出していました。それらは花村さんに襲いかかろうとしました!
文香「は、花村さん!危ない!」
私は花村さんから頂いた武器でシャドウを突きました!しかし…全く効かないようでした。するとシャドウ達は私の方を見ました。私は急に体が震えて身動きが取れなくなりました。
陽介「さ、鷺沢…」
クマ「ヨ、ヨヨヨ」
二人も恐怖で動けないようでした。
文香「や、やめて…ください…」
私は…ここで死ぬのでしょうか?
友達も守れず死ぬのでしょうか?…
私は…嫌です…
私は…本に埋もれて、光も見えない所で永遠に生きる筈でした…
しかし…皆さんと出会って私は一歩踏み出せたのに…
それなのにこんな所で死ぬなんて…
私は…絶対に“嫌”です‼︎
?(やっと…目を覚ましましたね…)
すると誰かの声がまた頭に響き、また頭が壊れそうになりました。
文香「‼︎う、あぁぁぁぁ!」
陽介「さ、鷺沢!どうしちまったんだよ!」
?(我は汝…)
文香「あ、頭が…痛い…あぁぁ!」
?(汝は我…)
クマ「く、クマー⁉︎」
?(さぁ…共に開きましょう。新たなページを…)
頭の痛みが治りました。すると手にイゴールさんが持っていたタロットカードの一枚がありました。何も書いてありませんね…するとカードが光りました。そして頭に浮かんだ文字を私は立ち上がり…唱えました。
文香「…ぺ」
文香「…ル」
文香「…ソ」
文香「…ナ‼︎」
私はそう唱えると手に持っているカードを掲げ握り潰しました。
文香「…う…うわぁぁぁぁぁぁぁ!」
私は叫び目を瞑ると後ろから武装をした巨人が現れました。
鉄仮面を被り黒い学ランと言うのでしょうか?それを着て。
所々に水色の線が鮮やかに描かれています。そして巨大な槍剣が持たれています。
陽介「な、なんだありゃー⁉︎」
クマ「ク、クマー⁉︎」
シャドウ「…⁉︎」
シャドウ達は私の方を見ました。
?(私は貴方の本[剣]であり栞[盾]である… 鎧。私の名はイザナギ…よろしくお願いします)
イザナギと呼ばれる者は私の頭に直接話して来ました。そういう事ですね。
私はシャドウ達の方を向き、放ちました。
文香「さぁ…ここからは私の物語です!」
つづく。
いかがだったでしょうか。第6話
ペルソナの出し方に悩みました。あとぐだぐだでごめんなさい。
少しでも呼んでくれれば嬉しいです。
次回第7話-影-
陽介「先輩は、そんな人じゃないだろぉ‼︎」
?「ハハハ!いいぜいいぜ!もっと言いな‼︎」
陽介「お前なんか…俺じゃない‼︎」